EVENT ホットなイベント情報をお届けします!
我祝福林真紅隊!「ストリートファイターリーグ: Pro-JP operated by RAGE」グランドファイナルレポート
2019年10月よりOPENREC.tvおよびabemaTVで放送された『ストリートファイターV アーケードエディション』(以下『ストVAE』)の3on3によるプロリーグ戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP operated by RAGE」。JeSuライセンスを持つプロゲーマーや様々な試練を乗り越えてドラフトにかかった選手たちによる全10節のリーグ戦を終え、上位3チームが優勝を賭けて争うプレーオフ大会が2019年12月1日にクラブex(東京・品川区)にて行われた。キャラクターBANルールなど、新たな試みも盛り込まれた本大会の結末をレポートする。
今回のセミファイナル及びグランドファイナルのルールは、
・3対3の星取戦を連続して行い、先に6ポイント先取したチームの勝利(大将は2ポイント)
・各対戦は2本先取
・最初に行うキャラクターBANは決着するまで継続
・セミファイナルでは、アドバンテージとして2位のチームは1ポイント獲得した状態で開始
・決勝戦ではアドバンテージなし
という形式で行われた。
結果は、2度の大将戦を制したリーダーのネモ選手の活躍もあり「NEMO AURORA」の勝利。グランドファイナルに進出し、決勝は奇しくも前回の『ストリートファイターリーグ powered by RAGE』でのセミファイナルと同じカードとなった。
最初の先鋒戦、ここまでもノンプロながらトッププロ選手と遜色ない活躍を見せていた東大生ゲーマー・ユージ選手がキチパーム選手を相手に勝利。続く中堅戦も、BANされながらもサブキャラの豪鬼でリーグ戦全勝のまちゃぼー選手が竹内ジョン選手を圧倒的な地上戦で下した。
そして大将戦、ここまで大将戦ほぼ負け無しのネモ選手をマゴ選手が破り、「MAGO SCARLET」が4-0と一気に「NEMO AURORA」を追い詰める。次の先鋒戦も同じ組み合わせとなり、やはりBANが響いたキチパーム選手が1本先取するも逆転を許し、5-0と「MAGO SCARLET」が王手をかける。
再びまちゃぼー選手対竹内ジョン選手となった中堅戦では、追い詰められた竹内ジョン選手がついにまちゃぼー豪鬼に土をつけ、何とか踏みとどまった。
2回目の大将戦ではネモ選手が圧倒的な攻撃力で苦手とするキャミィを下し、追い詰められながらも3周目へ繋ぐ。3周目、どこかで1勝すればいいだけの「MAGO SCARLET」は先鋒にリーダーのマゴ選手を自ら投入。「NEMO AURORA」は竹内ジョン選手で迎え撃つが、マゴ選手がフルセットフルラウンドの末に最後はパーフェクトで自ら優勝を決めた。
また今回、キャラクターBANシステムが採用されたことでも話題となった本リーグ戦。『リーグ・オブ・レジェンド』や『レインボーシックス シージ』ではお馴染みだが、1対1の対戦となる格闘ゲームでは、「このキャラクターを使っているからこの選手を応援している」というファンも多いため物議を醸した。
しかしこのシステムによって、チームごとに独自の戦略が生み出されたり、ドラフトの査定基準なども普段と違ったものになり別の面白さが生まれたのも事実だ。チーム戦であることも含め、普段のCPT等の大会とはまた別のエンターテイメント性として機能していた印象もある。
またグランドファイナルの会場では、3~4割ほどは女性ファンだったりと、自身が格闘ゲーマーでなくとも応援に来ている人も多く見られ、eスポーツという娯楽として一歩進んだイベントだったように感じられた。
ともあれ、優勝した「MAGO SCARLET」、おめでとうございます! 筆者も個人的に改めて「ゲームが強い奴、カッコいい」と思わされた。
■関連リンク
「ストリートファイターリーグ powered by RAGE」公式サイト
https://streetfighterleague.capcom-s.com/
『ストリートファイターV アーケードエディション』
http://www.capcom.co.jp/sfv/AE/
OPENREC.tv
https://www.openrec.tv/
全方位格ゲーファンに囲まれての決勝大会
本大会に進出したのは、1位通過のマゴ選手率いる「MAGO SCARLET(マゴ選手、まちゃぼー選手、ユージ選手)」、2位通過のネモ選手率いる「NEMO AURORA(ネモ選手、キチパーム選手、竹内ジョン選手)」、3位通過のふ〜ど選手率いる「FUUDO GAIA(ふ〜ど選手、ボンちゃん選手、Shuto選手)」の3チーム。その激戦を目撃しようと、数多くの格ゲーファンが会場に駆けつけた。▲前説&ゲストインタビュアーとして、スト2ものまねでお馴染みのNOモーションが登場
▲進行は(写真左から)eスポーツアナウンサーの平岩康佑さん、テレビ朝日アナウンサーの並木真里菜さん、ゴールデンボンバーの歌広場淳さんという豪華メンバー
▲実況席には大和氏(写真左)、ハメコ氏(写真中央)の黄金コンビ。「歌にい」こと歌広場さんもゲスト解説として盛り上げる
▲会場はセンターステージを観客席がぐるりと取り囲むレイアウト。選手たちの激闘や豪華MC陣を間近で観戦できる
▲舞台のあるホールの外には野試合台も設置され、会場前には多くのゲーマーで賑わっていた他、インターバルではNOモーションの二人と対戦できる企画も
▲同じくホールの外では物販も行われ、CAPCOMオフィシャルグッズやRAGE限定グッズが購入可能
今回のセミファイナル及びグランドファイナルのルールは、
・3対3の星取戦を連続して行い、先に6ポイント先取したチームの勝利(大将は2ポイント)
・各対戦は2本先取
・最初に行うキャラクターBANは決着するまで継続
・セミファイナルでは、アドバンテージとして2位のチームは1ポイント獲得した状態で開始
・決勝戦ではアドバンテージなし
という形式で行われた。
セミファイナル「NEMO AURORA」vs「FUUDO GAIA」
第一試合は、絶対的リーダーとして君臨するネモ選手が大将戦でポイントを稼いできた「NEMO AURORA」に対し、全員がサブキャラクターの練度も高く総合力の高い「FUUDO GAIA」という組み合わせ。キャラクターBANは「NEMO AURORA」はザンギエフ、「FUUDO GAIA」はバーディが禁止された。結果は、2度の大将戦を制したリーダーのネモ選手の活躍もあり「NEMO AURORA」の勝利。グランドファイナルに進出し、決勝は奇しくも前回の『ストリートファイターリーグ powered by RAGE』でのセミファイナルと同じカードとなった。
▲CPTでも2キャラを操り結果を残しているボンちゃん選手(写真左)とふ〜ど選手(写真中央)。ユリアン使いのShuto選手(写真右)のベガも練度が高く、BANに強い構成の「FUUDO GAIA」
▲絶対的リーダー・ネモ選手(写真中央)を中心に、同じゲーミングチーム・TEAM LIQUIDに所属する竹内ジョン選手(写真右)とネモ選手が「当たりたくない」ザンギ使い・キチパーム選手(写真左)で勝ち上がってきた「NEMO AURORA」
▲試合の合間には各チーム作戦タイムへ。リーグ戦でもよく見られた、ザンギエフをBANされた上での戦略を練る「NEMO AURORA」
▲作戦ブースも会場のステージ横に設置されており、その様子は観客席から見ることができる
▲2周とも同じ順番の組み合わせになったこのカード、先鋒戦はキチパーム選手対Shuto選手。ウメハラ選手をして「こんな奴見たことない」と言わしめた反応速度を持つキチパーム選手だが、やはりBANに苦しめられShuto選手が2回とも勝利し古巣「NEMO AURORA」を追い詰める
▲1周目は竹内ジョン選手が勝利した中堅戦。リーグでは不調のボンちゃん選手だったが、2周目ではCPTポイント世界2位の意地を見せる
▲CPTにおいて、ユリアンではふ〜ど選手のミカが辛すぎるためコーリンの練習を始めたと言っていたこともあるネモ選手だが、ふ〜ど選手との2度の大将戦にいずれもユリアンで勝利していた
グランドファイナル「MAGO SCARLET」vs「NEMO AURORA」
決勝戦は、マゴ選手の元リーグで圧倒的な勝率を誇ったまちゃぼー選手&ユージ選手擁する「MAGO SCARLET」対「NEMO AURORA」。リーダー同士も何かと因縁のある組み合わせだけに、会場も大いに盛り上がった。キャラクターBANは「MAGO SCARLET」はザンギエフ、「NEMO AURORA」はネカリを選択。最初の先鋒戦、ここまでもノンプロながらトッププロ選手と遜色ない活躍を見せていた東大生ゲーマー・ユージ選手がキチパーム選手を相手に勝利。続く中堅戦も、BANされながらもサブキャラの豪鬼でリーグ戦全勝のまちゃぼー選手が竹内ジョン選手を圧倒的な地上戦で下した。
そして大将戦、ここまで大将戦ほぼ負け無しのネモ選手をマゴ選手が破り、「MAGO SCARLET」が4-0と一気に「NEMO AURORA」を追い詰める。次の先鋒戦も同じ組み合わせとなり、やはりBANが響いたキチパーム選手が1本先取するも逆転を許し、5-0と「MAGO SCARLET」が王手をかける。
再びまちゃぼー選手対竹内ジョン選手となった中堅戦では、追い詰められた竹内ジョン選手がついにまちゃぼー豪鬼に土をつけ、何とか踏みとどまった。
2回目の大将戦ではネモ選手が圧倒的な攻撃力で苦手とするキャミィを下し、追い詰められながらも3周目へ繋ぐ。3周目、どこかで1勝すればいいだけの「MAGO SCARLET」は先鋒にリーダーのマゴ選手を自ら投入。「NEMO AURORA」は竹内ジョン選手で迎え撃つが、マゴ選手がフルセットフルラウンドの末に最後はパーフェクトで自ら優勝を決めた。
▲数字では表せないリーダーシップを発揮するマゴ選手(写真中央)を中心に、サブキャラで圧倒的な成績を残したまちゃぼー選手(写真左)、ノンプロながらトッププロと遜色ない活躍を見せたユージ選手(写真右)からなる「MAGO SCARLET」
▲キチパーム選手はここでもザンギエフを使えず。BANを引き受けるのも重要なポジションだが……
▲作戦タイムではマゴ選手のあまりにも通る声が会場中に響いている(ヘッドホンを着用しているので相手チームには伝わらず)
▲春麗という今や若干レアなキャラクターを使い、盤石の立ち回りで圧倒していた東大生ゲーマー・ユージ選手
▲ドラフト時点ではサブキャラをコーリンと言っていたが、いざリーグが始まってからは豪鬼で上手すぎる地上戦を見せつけていたまちゃぼー選手
▲崖っぷちの「NEMO AURORA」に、ネモ選手が咄嗟の対空エイジスから強デンジャラスヘッドバットで拾ってKOまで持っていくスーパープレイも飛び出す
▲しかし最後はマゴ選手自ら若手の壁として竹内ジョン選手に立ちはだかり、自らの手で優勝を決めるのだった!
今回のリーグ戦を終えて
「MAGO SCARLET」の優勝で幕を閉じた、今回の「ストリートファイターリーグ: Pro-JP operated by RAGE」。上位入賞した「MAGO SCARLET」と「NEMO AURORA」は、2019年12月13日からアメリカ・ロサンゼルスで行われる「CAPCOM CUP2019」内で、アメリカのリーグ上位2チームとの日米決戦に出場する。「NEMO AURORA」は全選手「CAPCOM CUP」本戦出場を決めているが、大学選抜からドラフトにかかった「MAGO SCARLET」のユージ選手が国際大会に出場するという意義も大きいものになっただろう。また今回、キャラクターBANシステムが採用されたことでも話題となった本リーグ戦。『リーグ・オブ・レジェンド』や『レインボーシックス シージ』ではお馴染みだが、1対1の対戦となる格闘ゲームでは、「このキャラクターを使っているからこの選手を応援している」というファンも多いため物議を醸した。
しかしこのシステムによって、チームごとに独自の戦略が生み出されたり、ドラフトの査定基準なども普段と違ったものになり別の面白さが生まれたのも事実だ。チーム戦であることも含め、普段のCPT等の大会とはまた別のエンターテイメント性として機能していた印象もある。
またグランドファイナルの会場では、3~4割ほどは女性ファンだったりと、自身が格闘ゲーマーでなくとも応援に来ている人も多く見られ、eスポーツという娯楽として一歩進んだイベントだったように感じられた。
ともあれ、優勝した「MAGO SCARLET」、おめでとうございます! 筆者も個人的に改めて「ゲームが強い奴、カッコいい」と思わされた。
▲大会終了後、抽選で選ばれたプレイヤーが優勝チームの好きな相手と、残りのメンバーのアドバイスを貰いながら対戦できるというイベントも
■関連リンク
「ストリートファイターリーグ powered by RAGE」公式サイト
https://streetfighterleague.capcom-s.com/
『ストリートファイターV アーケードエディション』
http://www.capcom.co.jp/sfv/AE/
OPENREC.tv
https://www.openrec.tv/