GAMERS ZONEをご覧のみなさま、どうも！ 広島TEAM iXA所属 ストーム久保です。

2018年11月に“人生のトリガー”を引いてから、毎月連載させていただいている「ストーム久保のプロ格闘ゲーマーのゲンバから」ですが、なんと今回で連載50回目を迎えることができました！ 継続が苦手な私が50カ月も休むことなく続けられたのは、編集の方の協力や読んでくださっている読者のみなさんのおかげです。本当にありがとうございます！

連載50回目を迎えたこのタイミングで、奇遇なことに私も30歳の誕生日を迎えました。横浜のゲームセンターに通い始めたのが15歳の頃だったので、もう15年も格闘ゲーム業界に居続けていることを考えるとなかなかしぶといですね。


Twitterで30歳の報告をしたら「まだ30歳だったの？ 若いね～」みたいなリプライがいくつか送られてきたのですが、もしかして私の中のおじさん判定の認識が世間と違ったりします？ 30歳って若いとは言えなくないですか？

それとも私のTwitterのフォロワーが年上のおじさんしか存在していなくて、年下を見たら反射的に「若いね～」と言ってしまう説なのか。どちらにせよ悲しみしか生まれませんね。

そんなコラム連載50回目と30歳の誕生日という節目が同時にきたので、何か企画をしてコラムに載せようかと思ったのですが、業界にそれどころではない出来事が起きたのでそちらを取り上げていきます。

2023年2月20日にアメリカ・ハリウッドで開催された公式世界決勝大会「CAPCOM CUP IX」（以下、「CCIX」）のTOP8に残った選手の半数以上がなんと若手という、新しい時代の波を感じさせる出来事がありました。


これまで経験豊富なベテラン選手が幅を利かせていた『ストリートファイターV チャンピオンエディション』（以下、『ストV CE』）で、ここまで若手選手が残っている大会は珍しいでしょう。しかも面白いのが、いろんな地域の若手が集結したことです。

今回は特に目立った2人を紹介しつつ、若手が勝利した時になんでも「若さ」で片付ける人たちにちょっと待ったを言わせていただきます。

ちなみに、優勝したのはドミニカの英雄こと、MenaRD選手。

2017年に開催された公式世界決勝大会「CAPCOM CUP 2017」でも優勝しているので、CAPCOM CUPの歴史上初めて2回優勝した選手となりました。17歳で世界王者になった後もやり込み続けた結果、老獪なプレイもできるようになって無敗のまま「CCIX」を制覇しています。


今回は今まで以上に、プレイヤーとキャラの細かな分析を語らせていただきます。ぜひご覧ください。

「若い」ってだけで話を終わらすんじゃねぇぞ

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