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独占インタビューも掲載!ネモ選手祝勝会「Victory Celebration Party」をリポート!!
世界で活躍しているプレイヤーを招待して行われた、『ストリートファイターV』全世界トップクラスの大会「Red Bull Kumite 2017」で見事優勝を果たしたネモ選手。それを祝して、2017年6月4日に東京の秋葉原にある「ALIENWARE STORE AKIBA」にて祝勝記念イベント「Victory Celebration Party」が行われた。
イベントの進行はメインMCに織永さわさん、ゲストMCは格闘ゲーマーにはおなじみ、ゴジライン所属のコイチさんで行われた。
最初にデル株式会社・柳澤真吾氏が挨拶をし、ネモ選手の活躍を褒め称えた後、Red Bullで乾杯。イベントがスタートした。まずは、「Red Bull Kumite 2017」を振り返り、各試合の感想を述べた。その中でも、「ALIENWARE STORE AKIBA」でのイベントでも戦ったボンちゃん選手との戦いにかけた、熱い思いがあったようだ。
ボンちゃん選手はガードが上手く、それが強みと語っていたが、1回戦でユリアンを使うRB選手と戦ったボンちゃん選手の行動を見て、EXバイオレンスニードロップのあとにバックステップをするという守りの手癖を短時間で見つけたという。その手癖に、リターンの大きいしゃがみ強パンチを当てていったことや、先日公開した【ALIENWARE ZONE×GOZILINE】ネモに聞く、プロゲーマーの「攻略法」で掲載していた“対策の対策”をしたため、勝利へと繋がったと語っていた。
また、1回目の「Red Bull Kumite」でボンちゃん選手に負けていたこと、『ウルトラストリートファイターIV』ではほとんどの大会で負けていたこともあって、今回の大会でリベンジできたのは非常にうれしかったとネモ選手は語ってくれた。
続いて、唯一黒星をつけられルーザーズに落とされた、ラシード使いのガチくん選手との試合はなぜ負けてしまったのかを語ってくれた。
普段からガチくん選手とは対戦をしており、いつもはほとんど負けることがないが、なんと大会前にユリアン対策を教えてしまったことをネモ選手が暴露。その対策とは、飛び道具が届かない距離で撃つとユリアンにVスキルをされてしまうため、飛び道具を減らして間合いを詰めて戦うこと、有利な間合いを維持して戦うこと。それをガチくん選手がちゃんと実行してきて負けてしまったという。一度は負けてしまったものの、次に当たったときはどういう動きをしてくるかわかったため、グランドファイナルでは絶対に勝つ自信があったことも語ってくれた。
その後は、地元イギリスの招待枠であったInfexious選手との試合の感想へ。日本勢は完全にノーマークだったものの、トッププレイヤーで知られているときど選手が野試合からその強さを実感し、ネモ選手に「Infexious選手は強い」と何度も忠告してくれていたとのこと。しかしネモ選手は、ネカリ戦は慣れているから負けることはないと豪語していたらしく、自信満々で臨んだ試合だった。
実際に戦ったあとは、ほかのネカリとは違って大技を狙うのではなく、しゃがみ弱パンチを的確に使ってくる今までにないタイプのネカリだった、とネモ選手。その立ち回りに圧倒され、フルセットまでもつれ込むほど苦戦した相手で、あまりの強さに「ときどさんごめんなさい」とネモ選手が冗談混じりに語り、会場を沸かせていた。
最後にネモ選手に、大会で優勝した感想をコイチさんが聞くと、「この大会は世界王者を名乗ってもいい大会なので、うれしい」と語ってくれた。同日行われていた大会で優勝し、他にもさまざまな大会で好成績を残しているPunk選手と戦ったらどっちが強いのか気になるとコイチさんが続いて質問すると、「以前ダイレクトメールがきて、いつ対戦できるのかと聞かれたので、次のEVOで戦おうと伝えた」とのこと。今勢いに乗っている2人の選手のバトルが見れる日はそう遠くはなさそうだ。
試合を振り返り語るイベントのあとは、なんとサプライズでネモ選手の顔入りケーキがプレゼントされた。会場に来ていた人たちで祝福をしていたところにネモ選手と犬猿の仲(?)と呼ばれているあのザンギエフ使いのプレイヤーも乱入。会場は大盛り上がりだった。
そのままサイン会に移り、大勢のファンが色紙だけでなく、自分の使っているアーケードスティックやコントローラーにサインをしてもらっているのが印象的だった。ネモ選手と記念撮影をしてもらっている方も多く、ファンには大満足のサイン会となった。
その後は、抽選で選ばれた10名のファンとの対戦イベント「ALIENWARE STORE Kumite 2017」。初心者から上級者(上級者は2先で行われた)まで集まったが、ネモ選手は1ラウンドも落とすことなく全勝。最後に、先ほど現れたザンギエフ使いが対戦に参加。1ラウンド取られたものの、圧倒的な強さで2連取して勝利。今後の活躍に期待できる強さに、ファンの期待が益々高まる試合内容だった。
最終試合勝利後に握手を求めるネモ選手。しかしそれを拒否する某サンギエフ使いに会場からは笑い声が絶えなかった
最後に行われたALIENWAREのグッズがもらえるじゃんけん大会でネモ選手の祝勝会は幕を閉じた。生放送が行われておらず全貌をお見せすることはできなかったが、ネモ選手と親密になれるだけでなく、その場にいたファン同士で対戦したり、情報を交換したりするなど、交流の場へと発展していた。ここまで会場のファンが一体となってワイワイと盛り上がれるイベントは、生放送がないからこそ。次にこのようなイベントが開かれるときは、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
最後にネモ選手が自分の似顔絵ケーキを食べるファンサービスも!
――まずは「Red Bull Kumite 2017」優勝おめでとうございます。
ネモ選手(以下:ネモ): ありがとうございます。
――さっそく本題に入らせていただきます。大会で当たりたくない選手はいましたか?
ネモ:ウメハラ選手、ときど選手です。
――海外の選手はとくに気にしていなかったのでしょうか?
ネモ:海外勢にはユリアン対策をされていなかったので、対策されている日本勢を意識していました。
――ウメハラ選手は最近の大会では結果を残せていませんが、今大会では4位入賞と、かなり強かったですもんね。
ネモ:今、野試合ではほとんど勝てなくなっているプレイヤーが多いくらい強いです。
――セミファイルナルでは一度ガチくん選手に負けてしまいましたが、グランドファイナルで勝つための秘策はあったのでしょうか?
ネモ:あのとき負けたのは自分が受けに回りすぎたからですね。試合中に対応しようとしましたが、対応できずに一方的な試合になってしまいました。イベントでも語りましたが、何故負けたのかわかっていたので、次は動きを変えて臨めば勝てるだろうと思っていました。
――グランドファイナルは開幕に1試合取られていたものの、もの凄い勢いがありましたよね。どの辺で勝ちを確信しましたか?
ネモ:2試合先に取ってリードしたときにこれはもう負けないだろうと確信しました。そのままの流れで6試合連取して優勝できました。
――あの勢いはすごかったですね。たしか日本時間で4時半くらいだったと思います。それなのに多くのファンが見ていましたよね。
ネモ:そうですね。4時半だったのですが、会社の人から「おめでとう」ってメールがきたのが嬉しかったです。でも帰国してすぐ仕事だったので体調を崩してしまったんですけどね(笑)
――かなりのヘビースケジュールでしたもんね。何か優勝したときに自分へのご褒美は用意したんでしょうか。
ネモ:優勝した自分へのご褒美は、体調は崩して辛かったですが、その週の金曜日にお寿司を食べました。
――Twitterでお寿司の画像をアップしていましたよね。あと今後気になるのが大規模な大会への出場だと思います。社会人で仕事をしながらの出場で大変かと思いますが、大会参加の予定をお聞かせください。
ネモ:予選に参加していたため、わかっている人も多いと思いますが、6月10日に「RAGE ストリートファイターV」に出場します。
――ファンの皆さんは「CAPCOM CUP」の動向も気になっていると思います。予選への参加予定はございますか?
ネモ:まずは「CAPCOM CUP」のプレミア大会でもある「EVO 2017」の優勝を目指します。その後はオンライン大会には出場する予定です。ほかは現状予定が合わないので多くの大会の参加は厳しいですが、少ないチャンスをものにしたいと思っています。
――今の勢いだと「EVO 2017」も優勝するのでは…と皆さん感じていると思います。優勝の自信はございますか?
ネモ:今は自信はありますが、シーズン2.1になり、バランス調整や新キャラクターのエドが加わりどうなるかわからないので、油断せずにいきます。
――『ストリートファイターV』では若手選手が急成長しているので、その辺も脅威になると思います。いま注目している若手選手はいますか?
ネモ:ガチくん選手も最近どんどん強くなっていますが、竹内ジョン選手と立川選手が一番勢いがあると思いますので注目選手です。
――シーズン2.1になってライバルになりそうなプレイヤーはいますか?
ネモ:シーズン2.1になって豪鬼の体力が上がったのと、昇龍拳が対空に使いやすくなったことから、ときど選手が活躍してくると思うのでライバルになりそうですね。あとは先ほど挙げた竹内ジョン選手です。彼は実力以上にいい成績を残しているので。
――竹内ジョン選手の思い切りのいい動きはすごいですね。若さゆえに緊張しないプレイヤーなのでしょうか?
ネモ:緊張しないですね。会場の雰囲気にも飲まれないのが彼の強さの秘密なのかもしれません。
――最後にシーズン2.1についてお聞かせください。前バージョンではガイルが最強候補と言われていましたが、どうでしょうか?
ネモ:ガイルのVトリガーゲージが2本から3本になった影響力は大きいと思います。ゲージが溜まりにくくなったので、画面端に追い詰められてもVトリガーを使って逆に画面端に追い詰める、という状況は減りました。なので今シーズン一番弱体化されたキャラクターだと思います。ですが、元々の性能が高いため、まだ強いキャラクターであるのは変わりません。
――続いて使用キャラクターのユリアンはいかがでしょうか?
ネモ:EXチャリオットタックルの増加など少し弱体化されていますが、ジャンプ弱キックのめくり判定の強化があるので、強くなっている部分もあります。上方向に入れてグラップ(通称:ジャングラ)がなくなったので、投げの攻防が変わってくると思います。ユリアンは、投げを読んで後ろに下がって強化されたジャンプ弱キックが、めくりで当たるようになり、そこからクリティカルアーツまで行けるようになったのが、強化された点だと感じています。あと、ユリアンはジャングラの代わりにデンジャラスヘッドバットを出せばいいのも強みですね。硬直の増加で立ち回り自体は弱体化されていますが、後ろ投げからの起き攻めが変わっていないので、まだメインでユリアンを使う予定です。
――ユリアン使いには非常に参考になると思います! 本日はありがとうございました。
■関連リンク
Red Bull Kumite 2017
http://www.redbullkumite.com/
ネモ選手のTwitter
https://twitter.com/good_nemo
デル株式会社
http://www.dell.co.jp/
「ALIENWARE」のページ
http://alienware.jp/
ALIENWARE STORE AKIBAのTwitter
https://twitter.com/AWS_AKIBA
イベントの進行はメインMCに織永さわさん、ゲストMCは格闘ゲーマーにはおなじみ、ゴジライン所属のコイチさんで行われた。
最初にデル株式会社・柳澤真吾氏が挨拶をし、ネモ選手の活躍を褒め称えた後、Red Bullで乾杯。イベントがスタートした。まずは、「Red Bull Kumite 2017」を振り返り、各試合の感想を述べた。その中でも、「ALIENWARE STORE AKIBA」でのイベントでも戦ったボンちゃん選手との戦いにかけた、熱い思いがあったようだ。
「Red Bull Kumite 2017」を振り返る
ボンちゃん選手はガードが上手く、それが強みと語っていたが、1回戦でユリアンを使うRB選手と戦ったボンちゃん選手の行動を見て、EXバイオレンスニードロップのあとにバックステップをするという守りの手癖を短時間で見つけたという。その手癖に、リターンの大きいしゃがみ強パンチを当てていったことや、先日公開した【ALIENWARE ZONE×GOZILINE】ネモに聞く、プロゲーマーの「攻略法」で掲載していた“対策の対策”をしたため、勝利へと繋がったと語っていた。
また、1回目の「Red Bull Kumite」でボンちゃん選手に負けていたこと、『ウルトラストリートファイターIV』ではほとんどの大会で負けていたこともあって、今回の大会でリベンジできたのは非常にうれしかったとネモ選手は語ってくれた。
続いて、唯一黒星をつけられルーザーズに落とされた、ラシード使いのガチくん選手との試合はなぜ負けてしまったのかを語ってくれた。
普段からガチくん選手とは対戦をしており、いつもはほとんど負けることがないが、なんと大会前にユリアン対策を教えてしまったことをネモ選手が暴露。その対策とは、飛び道具が届かない距離で撃つとユリアンにVスキルをされてしまうため、飛び道具を減らして間合いを詰めて戦うこと、有利な間合いを維持して戦うこと。それをガチくん選手がちゃんと実行してきて負けてしまったという。一度は負けてしまったものの、次に当たったときはどういう動きをしてくるかわかったため、グランドファイナルでは絶対に勝つ自信があったことも語ってくれた。
その後は、地元イギリスの招待枠であったInfexious選手との試合の感想へ。日本勢は完全にノーマークだったものの、トッププレイヤーで知られているときど選手が野試合からその強さを実感し、ネモ選手に「Infexious選手は強い」と何度も忠告してくれていたとのこと。しかしネモ選手は、ネカリ戦は慣れているから負けることはないと豪語していたらしく、自信満々で臨んだ試合だった。
実際に戦ったあとは、ほかのネカリとは違って大技を狙うのではなく、しゃがみ弱パンチを的確に使ってくる今までにないタイプのネカリだった、とネモ選手。その立ち回りに圧倒され、フルセットまでもつれ込むほど苦戦した相手で、あまりの強さに「ときどさんごめんなさい」とネモ選手が冗談混じりに語り、会場を沸かせていた。
最後にネモ選手に、大会で優勝した感想をコイチさんが聞くと、「この大会は世界王者を名乗ってもいい大会なので、うれしい」と語ってくれた。同日行われていた大会で優勝し、他にもさまざまな大会で好成績を残しているPunk選手と戦ったらどっちが強いのか気になるとコイチさんが続いて質問すると、「以前ダイレクトメールがきて、いつ対戦できるのかと聞かれたので、次のEVOで戦おうと伝えた」とのこと。今勢いに乗っている2人の選手のバトルが見れる日はそう遠くはなさそうだ。
試合を振り返り語るイベントのあとは、なんとサプライズでネモ選手の顔入りケーキがプレゼントされた。会場に来ていた人たちで祝福をしていたところにネモ選手と犬猿の仲(?)と呼ばれているあのザンギエフ使いのプレイヤーも乱入。会場は大盛り上がりだった。
サイン会のあとは希望者との対戦ができる「ALIENWARE STORE Kumite 2017」
そのままサイン会に移り、大勢のファンが色紙だけでなく、自分の使っているアーケードスティックやコントローラーにサインをしてもらっているのが印象的だった。ネモ選手と記念撮影をしてもらっている方も多く、ファンには大満足のサイン会となった。
その後は、抽選で選ばれた10名のファンとの対戦イベント「ALIENWARE STORE Kumite 2017」。初心者から上級者(上級者は2先で行われた)まで集まったが、ネモ選手は1ラウンドも落とすことなく全勝。最後に、先ほど現れたザンギエフ使いが対戦に参加。1ラウンド取られたものの、圧倒的な強さで2連取して勝利。今後の活躍に期待できる強さに、ファンの期待が益々高まる試合内容だった。
最終試合勝利後に握手を求めるネモ選手。しかしそれを拒否する某サンギエフ使いに会場からは笑い声が絶えなかった
最後に行われたALIENWAREのグッズがもらえるじゃんけん大会でネモ選手の祝勝会は幕を閉じた。生放送が行われておらず全貌をお見せすることはできなかったが、ネモ選手と親密になれるだけでなく、その場にいたファン同士で対戦したり、情報を交換したりするなど、交流の場へと発展していた。ここまで会場のファンが一体となってワイワイと盛り上がれるイベントは、生放送がないからこそ。次にこのようなイベントが開かれるときは、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
最後にネモ選手が自分の似顔絵ケーキを食べるファンサービスも!
ここからは、ALIENWARE ZONE独占インタビューを掲載
――まずは「Red Bull Kumite 2017」優勝おめでとうございます。
ネモ選手(以下:ネモ): ありがとうございます。
――さっそく本題に入らせていただきます。大会で当たりたくない選手はいましたか?
ネモ:ウメハラ選手、ときど選手です。
――海外の選手はとくに気にしていなかったのでしょうか?
ネモ:海外勢にはユリアン対策をされていなかったので、対策されている日本勢を意識していました。
――ウメハラ選手は最近の大会では結果を残せていませんが、今大会では4位入賞と、かなり強かったですもんね。
ネモ:今、野試合ではほとんど勝てなくなっているプレイヤーが多いくらい強いです。
――セミファイルナルでは一度ガチくん選手に負けてしまいましたが、グランドファイナルで勝つための秘策はあったのでしょうか?
ネモ:あのとき負けたのは自分が受けに回りすぎたからですね。試合中に対応しようとしましたが、対応できずに一方的な試合になってしまいました。イベントでも語りましたが、何故負けたのかわかっていたので、次は動きを変えて臨めば勝てるだろうと思っていました。
――グランドファイナルは開幕に1試合取られていたものの、もの凄い勢いがありましたよね。どの辺で勝ちを確信しましたか?
ネモ:2試合先に取ってリードしたときにこれはもう負けないだろうと確信しました。そのままの流れで6試合連取して優勝できました。
――あの勢いはすごかったですね。たしか日本時間で4時半くらいだったと思います。それなのに多くのファンが見ていましたよね。
ネモ:そうですね。4時半だったのですが、会社の人から「おめでとう」ってメールがきたのが嬉しかったです。でも帰国してすぐ仕事だったので体調を崩してしまったんですけどね(笑)
――かなりのヘビースケジュールでしたもんね。何か優勝したときに自分へのご褒美は用意したんでしょうか。
ネモ:優勝した自分へのご褒美は、体調は崩して辛かったですが、その週の金曜日にお寿司を食べました。
――Twitterでお寿司の画像をアップしていましたよね。あと今後気になるのが大規模な大会への出場だと思います。社会人で仕事をしながらの出場で大変かと思いますが、大会参加の予定をお聞かせください。
ネモ:予選に参加していたため、わかっている人も多いと思いますが、6月10日に「RAGE ストリートファイターV」に出場します。
――ファンの皆さんは「CAPCOM CUP」の動向も気になっていると思います。予選への参加予定はございますか?
ネモ:まずは「CAPCOM CUP」のプレミア大会でもある「EVO 2017」の優勝を目指します。その後はオンライン大会には出場する予定です。ほかは現状予定が合わないので多くの大会の参加は厳しいですが、少ないチャンスをものにしたいと思っています。
――今の勢いだと「EVO 2017」も優勝するのでは…と皆さん感じていると思います。優勝の自信はございますか?
ネモ:今は自信はありますが、シーズン2.1になり、バランス調整や新キャラクターのエドが加わりどうなるかわからないので、油断せずにいきます。
――『ストリートファイターV』では若手選手が急成長しているので、その辺も脅威になると思います。いま注目している若手選手はいますか?
ネモ:ガチくん選手も最近どんどん強くなっていますが、竹内ジョン選手と立川選手が一番勢いがあると思いますので注目選手です。
――シーズン2.1になってライバルになりそうなプレイヤーはいますか?
ネモ:シーズン2.1になって豪鬼の体力が上がったのと、昇龍拳が対空に使いやすくなったことから、ときど選手が活躍してくると思うのでライバルになりそうですね。あとは先ほど挙げた竹内ジョン選手です。彼は実力以上にいい成績を残しているので。
――竹内ジョン選手の思い切りのいい動きはすごいですね。若さゆえに緊張しないプレイヤーなのでしょうか?
ネモ:緊張しないですね。会場の雰囲気にも飲まれないのが彼の強さの秘密なのかもしれません。
――最後にシーズン2.1についてお聞かせください。前バージョンではガイルが最強候補と言われていましたが、どうでしょうか?
ネモ:ガイルのVトリガーゲージが2本から3本になった影響力は大きいと思います。ゲージが溜まりにくくなったので、画面端に追い詰められてもVトリガーを使って逆に画面端に追い詰める、という状況は減りました。なので今シーズン一番弱体化されたキャラクターだと思います。ですが、元々の性能が高いため、まだ強いキャラクターであるのは変わりません。
――続いて使用キャラクターのユリアンはいかがでしょうか?
ネモ:EXチャリオットタックルの増加など少し弱体化されていますが、ジャンプ弱キックのめくり判定の強化があるので、強くなっている部分もあります。上方向に入れてグラップ(通称:ジャングラ)がなくなったので、投げの攻防が変わってくると思います。ユリアンは、投げを読んで後ろに下がって強化されたジャンプ弱キックが、めくりで当たるようになり、そこからクリティカルアーツまで行けるようになったのが、強化された点だと感じています。あと、ユリアンはジャングラの代わりにデンジャラスヘッドバットを出せばいいのも強みですね。硬直の増加で立ち回り自体は弱体化されていますが、後ろ投げからの起き攻めが変わっていないので、まだメインでユリアンを使う予定です。
――ユリアン使いには非常に参考になると思います! 本日はありがとうございました。
■関連リンク
Red Bull Kumite 2017
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