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【Apex】ORTHROS Fangが20チームの頂点に立つ!「JCG Apex Legends~Honor of Tournaments #2」観戦レポート
2021年2月3日(水)、株式会社JCG主催による賞金制大会「JCG Apex Legends~Honor of Tournaments #2」(以下、JCG Apex HoT#2)の決勝戦が開催された。本稿ではその試合模様をレポート形式でお届けする。
ここからは決勝戦の第3マッチ及び第4マッチにフォーカス。ハイライトやキャスター陣が驚いたポイントを交えつつ、参戦チームの奮闘模様を取り上げる。
その最中で出鼻をくじかれたのは「ORTHROS Fang」。首位争いを独走していた彼らだったが、「のむしい連合」と交戦の末にあえなく全滅。トップをひた走る強者が脱落したことにより、後を続くチームの猛攻がかえって目立つようになった。
開始10分時点で見事な立ち回りを披露したのは「SBI e-Sports」。小サイズの建造物で巻き起こった戦闘を交戦距離の外から観察していたかと思えば、レイスを操るHaRuLuuuuuN選手がさっそうと現場へダッシュ。こちらの位置がバレる前に銃撃を浴びせてキルを獲得すると、反撃をもらわずノーリスクで戦線離脱に成功する。物資が潤沢に揃っているなら正面突破が選択肢の1つとして考えられるが、混戦の場合はこうしたスマートな奇襲が功を奏するケースも多い。結果的にこの戦闘で「RayRoad Gaming」が全滅。開始13分時点で部隊数は残り10チームまで減少した。
安全地帯の周辺で展開していた各チームも、残り時間が少なくなると次第に意図的な潰し合いへ転じる。開始17分、遮蔽物の少ない平野で交戦を試みた3チームだったが、エリア収縮の影響に耐えきれず共倒れ。やや距離の離れた場所でにらみ合あっていた「Karune029」と「ORTHROS Magical」の戦いにキャスター陣の注目が集まった。
勝負がついたのは開始19分。両チームとも小高い丘を挟んで正面から撃ち合っていたが、「ORTHROS Magical」が「Karune029」に対してクロスファイアを形成。巧みに射線を敷いて相手のポジションを崩した後、最後は距離を詰め寄った上での近距離戦を制した「ORTHROS Magical」がチャンピオンに輝いた。
そんな生存組のなかで一際勢いの強いチームがいた。「Way Myriad」だ。彼らは「SBI e-Sports」を含む数チームを巻き込んだ戦闘に参加。その過程でメンバーが2人ダウンするも、単身残ったWM_Mayzel_Vtuber選手の活躍もあって見事に生還を果たした。混戦の末に3パーティーを捌いた後はさらに力をつけるべく、他チームのせん滅へ意気揚々と身を乗り出す。エリア外からやって来るチームを待ち構える・仕分け工場で発生した戦闘に紛れ込んで敵プレイヤーを倒す・エリア外に飛び出してドームファイトに持ち込む……等々、その戦いぶりはとにかく勇猛果敢の言葉がピッタリ。試合終盤では、第3マッチのチャンピオン「ORTHROS Magical」と生死を分けた戦いに挑み、ダウンを覚悟した上での接近戦を演じた。
これで勝敗が決するかと思われた開始22分。建築物の屋上で繰り広げられる”死合”に牙をむいたのは、第3マッチで早々に戦場を退いた「ORTHROS Fang」だ。同じ建物の下階にいた彼らは、屋上が騒がしいタイミングを見計らって防衛爆撃(ジブラルタルのアルティメット)を発動。3名生存のまま、頭上で戦っていたチームをまとめて蹴散らした。続けざまと言わんばかりに1階屋内から屋外へ射線を敷きつつ、遮蔽物に隠れて敵弾をブロック。同じく3名生存の「CAFETERIA」から圧力をかけられるも、クロスファイアを意識したマスティフ(ショットガン)の連射で次々と敵チームメンバーを撃破。第3マッチの雪辱を晴らすようにチャンピオンを取り返した。
全4マッチ終了後、キャスター席のabara氏より最優秀チームの発表が行われた。その結果、最も多くの獲得ポイント&チームキル数を叩き出した「ORTHROS Fang」が1位にランクイン。チームメンバーのDavinCi選手は今回の結果に対し、「1試合目からチャンピオンを取れて良い感じになった。3試合目は序盤からコケてしまったけど、4試合目でしっかりとキルログ管理をしつつチャンピオンを取れたので良かったです」とコメント。また試合を勝ち抜くことができた理由として、「意識したのは落ち着くこと。やれることをやって落ち着こうと事前に話し合っていました」と意見を述べた。
JCG Apex Legends~Honor of Tournaments公式サイト
https://apexlegends.j-cg.com/
約7ヶ月ぶりの開催となった「JCG Apex HoT」
本大会はバトルロイヤルゲーム『Apex Legends』(以下Apex)のPC版を使った公式オンライン大会。初回がJCG主導のもと2020年7月に行われ、今回は約7ヶ月ぶりの第2回目となる。事前予選には79チームが参加し、決勝戦に進出できる20チームの枠をかけてしのぎを削りあった模様。そして決勝戦に進んだそれぞれのチームは、実況を務めるabara氏と解説役のobo氏が見守るなか、優勝賞金と第2回王者の座を巡ってし烈な争いを繰り広げた。▲キャスターのabara氏(左)、解説のobo氏(右)
ここからは決勝戦の第3マッチ及び第4マッチにフォーカス。ハイライトやキャスター陣が驚いたポイントを交えつつ、参戦チームの奮闘模様を取り上げる。
大会ルール
- 参加チーム:予選各グループ上位5チーム(合計20チーム)
- ポイント集計:試合終了時の順位やキル数に応じてポイントを加算
- 最終順位:全4試合後の獲得ポイント数をもとに決定
- 大会マップ:ワールズエッジ
第3試合(チャンピオン:ORTHROS Magical)
本大会はルール上、最終順位だけでなくプレイヤーキル数も獲得ポイントとして計上される。ゆえに本大会は第1マッチから第2マッチ、さらに第3マッチへと進むにつれて「攻撃的なチーム編成」が目立っていた。ガストラップによる籠城戦が得意なコースティックはだんだんと鳴りを潜め、代わりにブラッドハウンドやホライゾンを組み込んだチームが続々と登場。試合開始から数分も経たないうちに、順位を上げようと息巻くチーム間で初動争いが勃発する。その最中で出鼻をくじかれたのは「ORTHROS Fang」。首位争いを独走していた彼らだったが、「のむしい連合」と交戦の末にあえなく全滅。トップをひた走る強者が脱落したことにより、後を続くチームの猛攻がかえって目立つようになった。
▲屋外を逃走中のプレイヤーへ正確無比な射撃ダメージを与えたHaRuLuuuuuN選手
開始10分時点で見事な立ち回りを披露したのは「SBI e-Sports」。小サイズの建造物で巻き起こった戦闘を交戦距離の外から観察していたかと思えば、レイスを操るHaRuLuuuuuN選手がさっそうと現場へダッシュ。こちらの位置がバレる前に銃撃を浴びせてキルを獲得すると、反撃をもらわずノーリスクで戦線離脱に成功する。物資が潤沢に揃っているなら正面突破が選択肢の1つとして考えられるが、混戦の場合はこうしたスマートな奇襲が功を奏するケースも多い。結果的にこの戦闘で「RayRoad Gaming」が全滅。開始13分時点で部隊数は残り10チームまで減少した。
安全地帯の周辺で展開していた各チームも、残り時間が少なくなると次第に意図的な潰し合いへ転じる。開始17分、遮蔽物の少ない平野で交戦を試みた3チームだったが、エリア収縮の影響に耐えきれず共倒れ。やや距離の離れた場所でにらみ合あっていた「Karune029」と「ORTHROS Magical」の戦いにキャスター陣の注目が集まった。
勝負がついたのは開始19分。両チームとも小高い丘を挟んで正面から撃ち合っていたが、「ORTHROS Magical」が「Karune029」に対してクロスファイアを形成。巧みに射線を敷いて相手のポジションを崩した後、最後は距離を詰め寄った上での近距離戦を制した「ORTHROS Magical」がチャンピオンに輝いた。
▲マスティフに持ち替えた零距離戦を戦い抜いた「ORTHROS Magical」のメンバー
第4試合(チャンピオン:ORTHROS Fang)
いよいよ決勝戦ラストとなった第4試マッチ。前回から引き続きコースティックのピック率が下がっているのは共通だが、今まで以上に序盤から銃撃戦が目立った試合でもあった。開始2分が経過するころには、初動の戦いでチームメンバーを失った「SkyHigh Luna」、並びに「Serpens」の手痛い反撃をくらった「RAZE Sirius」が全滅。「NORTHEPTION」にジワジワと被害を与えていた「ENTER FORCE.27」も、物資を漁ろうとした瞬間に介入してきた「ReA Herja」に壊滅させられる。開始5分も経たずに5チームが脱落し、残り15チームが次なるエリア収縮に備えていた。そんな生存組のなかで一際勢いの強いチームがいた。「Way Myriad」だ。彼らは「SBI e-Sports」を含む数チームを巻き込んだ戦闘に参加。その過程でメンバーが2人ダウンするも、単身残ったWM_Mayzel_Vtuber選手の活躍もあって見事に生還を果たした。混戦の末に3パーティーを捌いた後はさらに力をつけるべく、他チームのせん滅へ意気揚々と身を乗り出す。エリア外からやって来るチームを待ち構える・仕分け工場で発生した戦闘に紛れ込んで敵プレイヤーを倒す・エリア外に飛び出してドームファイトに持ち込む……等々、その戦いぶりはとにかく勇猛果敢の言葉がピッタリ。試合終盤では、第3マッチのチャンピオン「ORTHROS Magical」と生死を分けた戦いに挑み、ダウンを覚悟した上での接近戦を演じた。
▲たった1人で味方のピンチを救い、なおかつ大量のキルポイントを稼いだWM_Mayzel_Vtuber選手
これで勝敗が決するかと思われた開始22分。建築物の屋上で繰り広げられる”死合”に牙をむいたのは、第3マッチで早々に戦場を退いた「ORTHROS Fang」だ。同じ建物の下階にいた彼らは、屋上が騒がしいタイミングを見計らって防衛爆撃(ジブラルタルのアルティメット)を発動。3名生存のまま、頭上で戦っていたチームをまとめて蹴散らした。続けざまと言わんばかりに1階屋内から屋外へ射線を敷きつつ、遮蔽物に隠れて敵弾をブロック。同じく3名生存の「CAFETERIA」から圧力をかけられるも、クロスファイアを意識したマスティフ(ショットガン)の連射で次々と敵チームメンバーを撃破。第3マッチの雪辱を晴らすようにチャンピオンを取り返した。
▲盛者必衰の理を視聴者へ見せつけるがごとく、主導権を握るチームを一瞬で崩壊させた「ORTHROS Fang」
全4マッチ終了後、キャスター席のabara氏より最優秀チームの発表が行われた。その結果、最も多くの獲得ポイント&チームキル数を叩き出した「ORTHROS Fang」が1位にランクイン。チームメンバーのDavinCi選手は今回の結果に対し、「1試合目からチャンピオンを取れて良い感じになった。3試合目は序盤からコケてしまったけど、4試合目でしっかりとキルログ管理をしつつチャンピオンを取れたので良かったです」とコメント。また試合を勝ち抜くことができた理由として、「意識したのは落ち着くこと。やれることをやって落ち着こうと事前に話し合っていました」と意見を述べた。
▲今後も定期的な実施がアナウンスされている「JCG Apex HoT」。強者が集うからこそ垣間見えるハイレベルなプレーにこれからも期待しよう
上位5チームの獲得ポイント&キル数
- 1位:ORTHROS Fang(53P/25Kill)
- 2位:Serpens(46P/20Kill)
- 3位:ORTHROS Magical(40P/22Kill)
- 4位:CAFETERIA(37P/21Kill)
- 5位:irHa of Madness(33P/17Kill)
JCG Apex Legends~Honor of Tournaments公式サイト
https://apexlegends.j-cg.com/