EVENT ホットなイベント情報をお届けします!
【Apex】SBI e-Sportsが初代チャンピオンに君臨!上位陣のトップ争いでキャスター陣も湧いた「FACE」観戦レポート
2021年3月24日(水)、株式会社JCG主催による賞金制大会「FACE」の決勝戦が開催された。本稿ではその試合模様をレポート形式でお届けする。
決勝戦に先駆けて3月10日・3月17日と予選が行われ、各グループ上位5チームが決勝の舞台へ進出。プロ・アマ問わずに猛者が集結し、優勝賞金と王座をかけてしのぎを削りあった模様だ。
ここからは決勝戦の第3マッチ&第4マッチにフォーカス。ハイライトやキャスター陣が驚いたポイントを交えつつ、参戦チームの試合結果を取り上げる。
しかし大胆に立ち回ってもし全滅してしまうと、ポイントを稼ぐチャンス(チャンピオン達成・プレイヤーキル)そのものを失ってしまう。ゆえにどのチームも慎重なプレイングになりがち……なのだが、開始4分で早くもキーマウが「RAZE e-sports Sirius」(ReS)に勝負を仕掛ける。キーマウを迎え撃つReSだったが、人数不利を被ってしまいあえなく全滅。キルポイントを稼いだキーマウが2位のORFにポイント数で食らいついた。
猛攻を見せるキーマウの一方でキャスター陣を唸らせていたのが「Team Northeption」(Nrt)。マッチ中盤から終盤かけて卓越した連携力を披露した。開始6分、Ace選手(Nrt)がマスティフを構えてORMを熱心に追跡。とっさの奇襲に耐えきれなかったORMを壊滅に追い込む。続いて開始13分、複数チームが入り乱れる乱戦の最中、oziko選手(Nrt)が敵の注意を引き付けつつ、虚を突く形でAce選手がマスティフで見事にキル。結果的にNrtは「地雷オクタン」(JOT)に倒されてしまったものの、乱戦に乗じて合計6キルをマークすることに成功した。
開始20分ごろになると、多数のチームが脱落することで乱戦もひとまず落ち着きを見せ始める。生き残ったのは「ORTHROS Fang」(ORF)、「ORTHROS RAISE」、「AVALON Gaming」(AvA)、「APPEARGAMINGTEAMα」(AGTα)の4チーム。このうちAGTαは単独生存のnetorium選手が屋内で逆転の機会を伺う……俗に言う”ハイド”状態で他チームの寝首をかこうと待機していた。
ところが開始22分、ジブラルタルのアルティメット「防衛爆撃」が周囲に降り注ぎ、戦いの狼煙に紛れた銃弾を受けてnetoriumu選手が沈黙。残った3チームによる最終バトルが勃発すると、ORFとAvAの戦闘地帯へORRが突撃。両チームが意識を自陣へ向けていない瞬間を上手く狙い、残ったAvAチームを全員倒しきってチャンピオン達成。AGTαの退場からわずか40秒近くの出来事であった。
降下直後にあえなく破れた「任天堂switchi勢」(NSZ)をはじめ、JOTやReS、AvAといったチームが早々に脱落。開始7分時点で残り10部隊にまで減少し、上位陣の優勝争いはより混迷を極めることに。そのまま開始11分には5チーム前後が矛を交える大乱戦に発展。試合開始から19分を迎える頃になると、キーマウ、「Truth」、「Aile9」……等々が倒れ、いよいよ残り部隊はSBI、Nrt、ORRの3チームに絞り込まれた。
リング内中央にNrtが陣取り、上方をSBI、そして下方からORRが囲い込む形で突入した最終バトル。ポジション的に有利を築いていたのはSBIだが、どのチームも乱れることなく慎重な立ち回りで敵チームの動向に目を光らせていた。
試合を見守るこちら側も固唾を飲み込んだ開始21分、突如として決戦の火蓋が切って落とされる。先手を打ったのはSBI、Lelia選手がグラビティリフトで天高く舞い上がり、高所からグレネード等を投擲して爆破ダメージを叩き込む。Lelia選手は直後に銃撃を浴びてしまうものの、モバイルリスポーンビーコンを立て代わりにSBI陣営はシールド回復。リング外へ飛び出す狭間を移動してORRを壊滅させると、割り込んできたNrtとの銃撃戦も制して生存に成功。1名を失った序盤の失速を取り返すがごとく、最終的にSBIが第4マッチのチャンピオンに君臨した。
全4マッチ終了後、キャスター席の3名より最優秀チームが発表。その結果、最も多くポイントを獲得したSBIが第4マッチの結果と同様1位にランクイン。第1回大会の玉座に上り詰めたSBIには、優勝賞金ならびに今後予定されている「FACE シーズンファイナル」への出場権が送られた。
優勝に際してLelia選手(SBI)は「直近の公式大会で悔しい思いをしたので、今回の優勝は本当に嬉しい」とコメント。次回以降の「FACE」についても挑戦する意欲を表明した。
FACE 公式ページ
https://face.j-cg.com/competition/Kn3lIXXMwt
予選突破20チームが集った「FACE」決勝戦
本大会はバトルロイヤルゲーム『Apex Legends』(以下『Apex』)のPC版を使った公式オンライン大会。主催のJCGは「安心かつわかりやすい大会の定期開催」をコンセプトに掲げており、4月には「FACE」第2回大会の開催も予定されている。決勝戦に先駆けて3月10日・3月17日と予選が行われ、各グループ上位5チームが決勝の舞台へ進出。プロ・アマ問わずに猛者が集結し、優勝賞金と王座をかけてしのぎを削りあった模様だ。
▲番組MC&実況のabaraさん(中央)、アシスタントMCの史奈さん(左)、ゲストキャスターの大和周平さん(右)
ここからは決勝戦の第3マッチ&第4マッチにフォーカス。ハイライトやキャスター陣が驚いたポイントを交えつつ、参戦チームの試合結果を取り上げる。
大会ルール
- 参加チーム:予選各グループ上位5チーム(合計20チーム)
- ポイント集計:試合終了時の順位やキル数に応じてポイントを加算
- 最終順位:全4試合後の獲得ポイント数をもとに決定
- 大会マップ:キングスキャニオン
第3マッチ(チャンピオン:ORTHROS RAISE)
第1マッチ&第2マッチを通して首位を走っていたのは「SBI e-Sports」(SBI)。その後を追うのが「ORTHROS Magical」(ORM)と「Keyboard and Mouse」(キーマウ)で、他チームも同様にトップを奪わんと牙を剥いている……というのが第4マッチ開始時の状況だ。トップを奪い取る(もしくはトップを死守する)ためにはポイントが必要になる。しかし大胆に立ち回ってもし全滅してしまうと、ポイントを稼ぐチャンス(チャンピオン達成・プレイヤーキル)そのものを失ってしまう。ゆえにどのチームも慎重なプレイングになりがち……なのだが、開始4分で早くもキーマウが「RAZE e-sports Sirius」(ReS)に勝負を仕掛ける。キーマウを迎え撃つReSだったが、人数不利を被ってしまいあえなく全滅。キルポイントを稼いだキーマウが2位のORFにポイント数で食らいついた。
猛攻を見せるキーマウの一方でキャスター陣を唸らせていたのが「Team Northeption」(Nrt)。マッチ中盤から終盤かけて卓越した連携力を披露した。開始6分、Ace選手(Nrt)がマスティフを構えてORMを熱心に追跡。とっさの奇襲に耐えきれなかったORMを壊滅に追い込む。続いて開始13分、複数チームが入り乱れる乱戦の最中、oziko選手(Nrt)が敵の注意を引き付けつつ、虚を突く形でAce選手がマスティフで見事にキル。結果的にNrtは「地雷オクタン」(JOT)に倒されてしまったものの、乱戦に乗じて合計6キルをマークすることに成功した。
▲oziko選手と息のあった連携プレイを披露したAce選手
開始20分ごろになると、多数のチームが脱落することで乱戦もひとまず落ち着きを見せ始める。生き残ったのは「ORTHROS Fang」(ORF)、「ORTHROS RAISE」、「AVALON Gaming」(AvA)、「APPEARGAMINGTEAMα」(AGTα)の4チーム。このうちAGTαは単独生存のnetorium選手が屋内で逆転の機会を伺う……俗に言う”ハイド”状態で他チームの寝首をかこうと待機していた。
ところが開始22分、ジブラルタルのアルティメット「防衛爆撃」が周囲に降り注ぎ、戦いの狼煙に紛れた銃弾を受けてnetoriumu選手が沈黙。残った3チームによる最終バトルが勃発すると、ORFとAvAの戦闘地帯へORRが突撃。両チームが意識を自陣へ向けていない瞬間を上手く狙い、残ったAvAチームを全員倒しきってチャンピオン達成。AGTαの退場からわずか40秒近くの出来事であった。
▲移動できる範囲が限られているなか、残り2チームの意識の外側からキルをかっさらったORTHROS RAISE
▲第3マッチ総合リザルト
第4マッチ(チャンピオン:SBI e-Sports)
泣いても笑っても運命が決定する第4マッチ(最終戦)。依然として1位を独走するSBIを捉えるため、この最終戦ではこれまで以上に上位陣の潰し合いが各所で頻発した。降下直後にあえなく破れた「任天堂switchi勢」(NSZ)をはじめ、JOTやReS、AvAといったチームが早々に脱落。開始7分時点で残り10部隊にまで減少し、上位陣の優勝争いはより混迷を極めることに。そのまま開始11分には5チーム前後が矛を交える大乱戦に発展。試合開始から19分を迎える頃になると、キーマウ、「Truth」、「Aile9」……等々が倒れ、いよいよ残り部隊はSBI、Nrt、ORRの3チームに絞り込まれた。
リング内中央にNrtが陣取り、上方をSBI、そして下方からORRが囲い込む形で突入した最終バトル。ポジション的に有利を築いていたのはSBIだが、どのチームも乱れることなく慎重な立ち回りで敵チームの動向に目を光らせていた。
試合を見守るこちら側も固唾を飲み込んだ開始21分、突如として決戦の火蓋が切って落とされる。先手を打ったのはSBI、Lelia選手がグラビティリフトで天高く舞い上がり、高所からグレネード等を投擲して爆破ダメージを叩き込む。Lelia選手は直後に銃撃を浴びてしまうものの、モバイルリスポーンビーコンを立て代わりにSBI陣営はシールド回復。リング外へ飛び出す狭間を移動してORRを壊滅させると、割り込んできたNrtとの銃撃戦も制して生存に成功。1名を失った序盤の失速を取り返すがごとく、最終的にSBIが第4マッチのチャンピオンに君臨した。
▲ダウンした1名の蘇生に成功し、最後まで人数有利を活かしたSBI e-Sports
▲第4マッチ総合リザルト
全4マッチ終了後、キャスター席の3名より最優秀チームが発表。その結果、最も多くポイントを獲得したSBIが第4マッチの結果と同様1位にランクイン。第1回大会の玉座に上り詰めたSBIには、優勝賞金ならびに今後予定されている「FACE シーズンファイナル」への出場権が送られた。
優勝に際してLelia選手(SBI)は「直近の公式大会で悔しい思いをしたので、今回の優勝は本当に嬉しい」とコメント。次回以降の「FACE」についても挑戦する意欲を表明した。
▲第2回大会はさっそく4月7日から予選がスタートする模様。『Apex』の競技シーンに興味のある方はぜひチェックしてみてはいかがだろうか
上位5チームの獲得ポイント&キル数
- 1位:SBI e-Sports(57P/34Kill)
- 2位:ORTHROS RAISE(39P/13Kill)
- 3位:Keyboard and Mouse(34P/14Kill)
- 4位:Team Northeption(34P/18Kill)
- 5位:AVALON Gaming(34P/13Kill)
FACE 公式ページ
https://face.j-cg.com/competition/Kn3lIXXMwt