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有明コロシアムで行われた第一回『PSO2』アークスバトルトーナメント決勝大会リポート

去る2017年8月12日、東京の有明コロシアムで開催された"ファンタシースター感謝祭"において、「アークスバトルトーナメント」決勝戦が行われた。そのリポートをお届けしよう。

“ファンタシースター感謝祭”は、ゲーム『ファンタシースター』シリーズのファン向けオフラインイベントとして開催されており、『ファンタシースターオンライン2』(以下:PSO2)のサービス開始から昨年までは、同ゲーム内に実装されているタイムアタッククエストのクリアタイムを競う「アークスグランプリ」が同時開催されていた。

このイベントが、今年は新コンテンツのバトルアリーナを使った「アークスバトルトーナメント」に変更。6月10日の幕張メッセで行われたファンタシースター感謝祭2017 東京会場を皮切りに札幌、福岡、名古屋、大阪の会場で地区予選が実施され、勝ち残った計10チームが東京で行われた同イベントの決勝大会で激突することとなった。

『PSO2』では初となる対人コンテンツによる大会は、どのような盛り上がりを見せただろうか。


▲ステージでは、声優の諏訪彩花さんと、お笑い芸人のなすなかにしさんがMCを務めるニコニコ生放送の「PSO2 STATION!」や、コスプレコンテストなどが実施された


▲会場内には、『PSO2』に登場するエンペ・ラッピーやヴォル・ドラゴン、ファルス・アームが等身大で出現! また、貴重な設定画や台本などが公開されているコーナーなどもあり、どのエリアも参加者で大賑わいであった




▲イベントは『ファンタシースター』シリーズのコスプレでも参加可能。自分のキャラクターやNPCなど、思い思いのキャラクターになりきったコスプレイヤーが会場に華を添えていた

地区予選と同じ森林エリアで行われた1回戦から準々決勝

「アークスバトルトーナメント」は、ナレーターのモアイ岩下さんの実況と声優で落語家でもある会一太郎さん、『PSO2』開発陣の木村裕也氏、濱崎大輝氏によって解説が行われた。第一部では、各会場の予選を勝ち抜いた10チームが激突、4チームが勝ち残り準決勝へと駒を進めた。同試合の結果は下記のとおり。


◎東京会場 予選通過チーム
優勝:Realize
(メンバー:凛花/マホー使い/ドラスト/orutana)
準優勝:G-zass company
(メンバー:社長/黒いのぅ/ジーザス/レックス)

◎札幌会場 予選通過チーム
優勝:モアイユニオン
(メンバー:リョウビ/チャーシュー/Re:y/ナオマサ)
準優勝:気がついたら東京会場!!??
(メンバー名:Ken/式/Yukiya/らいすけーききゃっと)

◎福岡会場 予選通過チーム
優勝:Period
(メンバー:秋雨/梅/名前思いつかんどうしよーw/りびっく)
準優勝:Bream
(メンバー:くろだい/ミルン/ティア/NNN)

◎名古屋会場 予選通過チーム
優勝:quell
(メンバー名:xecus/eita/エリック・ニコラス/ふぃる)
準優勝:ZodiacSign
(メンバー名:アストレア/しるしる/Keyta/NINJA)

◎大阪会 予選通過チーム
優勝:台パンダ
メンバー:亜依/玖楼/ミラ/ちゃむ
準優勝:BOSS
メンバー名:ちるちる24/ひなー/みうちん/in

■試合結果
・第一戦
【負】BOSS vs 【勝】ZodiacSign
【勝】Bream vs 【負】気がついたら東京会場!!??
※“気がついたら東京会場!!??”の不参加による不戦敗

・準々決勝
【負】G-zass company vs 【勝】quell
【負】台パンダ vs 【勝】Period
【負】Realize vs 【勝】Bream
【負】モアイユニオン vs 【勝】ZodiacSign

優勝候補同士の戦いとなった準決勝と決勝試合

地区予選でも圧倒的な強さを見せ、優勝候補と言われていた4チームが準決勝に進出。準決勝の第一試合は、前大会の「アークスグランプリ」未出場のメンバーで構成されたBreamと、『PSO2』のスーパープレイを見せるエリック・ニコラス氏率いるquellが対決。一方的ではないものの、始終優位な形で戦いを進めるquellがそのまま勝ちを決めた。

二試合目となるZodiacSignとPeriodは、ともに「アークスグランプリ」強豪チームのメンバーを含む。こちらの戦いも熱戦ではあったが、全大会の優勝チーム“sonne”のリーダーであるアストレア氏とメンバーのKeyta氏、準優勝チームの“幻想熟女いぬじる☆ミツコ”のリーダーであった、しるしる氏を含むZodiacSignが勝利し決勝に進出となった。

試合結果
・準決勝
【負】Bream vs 【勝】quell
【勝】ZodiacSign vs 【負】Period

名古屋予選の再戦ともいえるquellとZodiacSignの戦い。終盤まではquellの一方的な展開になり、ZodiacSignは防戦するのが精いっぱいの展開となる。だが、ゲージも2:1から3:1程度の差をつけられ、残り時間もわずかとなったところで、ZodiacSignの追い上げが開始。虹色エンブレムの獲得や敵チームメンバーの撃破をこなしゲージ差をゆっくりとだが確実に詰め、残り数秒を残して逆転することに成功。そのまま試合終了時間まで持ち込み大会の優勝チームの座を獲得した。

試合結果
・決勝
【優勝】ZodiacSign vs 【準優勝】quell
▲勝敗が決した瞬間。チームメンバー全員で抱き合って喜ぶZodiacSignと茫然自失となるquellが対照的であった。ZodiacSignは東京会場での予選敗退と名古屋会場での準優勝の雪辱を果たした勝利でもあるため、とりわけ喜びも大きかったのであろう

タイムアタックから対人チーム戦へと変更になった『PSO2』の全国大会。参加者のなかには、これまでと同じ顔ぶれも多く見られたが、初参加のチームも活躍しており新たな風を感じさせてくれた。とはいえ、多くのイベント参加者の前でゲームをプレイするということは並々ならぬ緊張感があり、それに慣れてきた歴戦の参加者たちに一歩有利なところがあったかもしれない。
今後、「アークスバトルトーナメント」が続いていけば、大会慣れした新たな参加者たちが「アークスグランプリ」の猛者を下す日がやってくるだろう。ともあれ、今回はZodiacSignのメンバーに称賛をお送りしたいと思う。おめでとう、ZodiacSign!

▲第一回「アークスバトルトーナメント」優勝チーム“ZodiacSign”

▲第一回「アークスバトルトーナメント」準優勝チーム“quell”

(C)SEGA

■関連リンク
セガゲームス
http://sega-games.co.jp/
ファンタシースターオンライン 2
http://pso2.jp/

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