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【R6S】CYCLOPS athlete gamingが世界の猛者に底力を見せつけた!「Six Mexico Major 2021」グループステージ観戦レポート

8月16日から8月22日まで、タクティカルシューターレインボーシックス シージ』(以下、R6S)の公式大会「Six Mexico Major 2021」(以下、SI 2021)がメキシコにて開催されている(無観客)。期間中はNA(北米)・EU(欧州)・APAC(アジア太平洋)・LATAM(南米)の4大リージョンから合計15チーム(オーストラリアKnightsは新型コロナウイルスの影響を鑑みて不参加)が参戦。1位賞金200,000ドル(約2,190万円)と王者の座をかけて競い合っている。

結果は出ている通り、残念ながら日本のCYCLOPS athlete gaming(以下、CAG)はグループステージを突破することができなかったが、本稿では改めてCAGの足跡をレポート形式でお届けする。今一度、彼らの戦いぶりや今大会の模様を振り返っていただければ幸いだ。

▲CYCLOPS athlete gamingが振り分けられたグループA

Six Mexico Major 2021 出場チーム

  • NA:Spacestation Gaming/TSM/Susquehanna Soniqs/DarkZero Esports
  • EU:Team Empire/G2 Esports/Natus Vincere/BDS Esport
  • APAC:CYCLOPS athlete gaming/DWG KIA/Invictus Gaming International
  • LATAM:Ninjas in Pyjamas/Team oNe eSports/Team Liquid/FURIA Esports

Six Mexico Major 2021 大会フォーマット

  • グループステージ中、各チームは2戦ずつ合計6試合に挑む
  • BO1ダブルラウンドロビン方式
  • 勝利で3ポイント、延長戦での勝利は2ポイント、それ以外での敗北は0ポイント(ただし延長線の敗北は1ポイント)
  • 各グループでポイントの多い上位2チーム(計8チーム)が準決勝へと進出

【DAY1】堅調な滑り出しを見せたCAG

予選終了時の結果によってグループAへと振り分けられたCAG。NA、EU、LATAMの強豪が名を連ねるなか、その立ち上がりは堅調だったと言える。初戦で戦った「BDS Esport」(以下、BDS)には負けてしまったものの、続く第2試合の相手「Susquehanna Soniqs」(以下、Soniqs)には事前の対策がしっかりと機能したようだ。舞台となった「山荘」はSoniqsの得意マップとして知られていたが、遅れを取ることなく、序盤を同点(3-3)で折り返す。その後、攻守交代を挟んでからスピーディーな立ち回りを演じ、3ラウンド差をつけて危うげなく勝利。1勝1敗でDAY1を戦い抜いた。

▲Six Mexico Major 2021 グループステージ Day1

【ハイライト】キャスター陣も思わず唸った”盾タクティクス”

対Soniqs戦の第5ラウンド、CAGのAnitun選手(Clash)が巧みな防衛を披露する。山荘の地下に迫りくるSoniqs陣営を迎え撃つため、CCE(固有ガジェット)を構えたまま階段を進むAnitun選手。その背後をgatorada(Mira)がしっかりとカバーし、ウォークインクローゼットを警戒していkanzen選手(Lion)に接近。CCEの電撃で怯ませつつ、gatoradaが銃弾を叩き込んで見事に1キルを計上した。


DAY1 最終結果

  • 対 BDS Esport(クラブハウス):BDS 7-3 CAG
  • 対 Susquehanna Soniqs(山荘):Soniqs 4-7 CAG

【DAY2】連勝でグループステージ突破目前

1勝1敗で迎えたDAY2において、CAGはさらなる躍進をなしとげた。同グループに所属する「Team oNe eSports」(以下、oNe)は、競技シーンの猛者が集うLATAMからやって来た強豪チーム。そんな彼らに対してもCAGは怖気付くことなく、オレゴンで早々にラウンド差を広げることに成功。7-2でオレゴンを制すると、続くSoniqs戦もDAY1同様に山荘の盤面をコントロールしていく。攻守交代後にやや不安なシーンもあったが、それでも反撃を許すことなく、7-4でSoniqsを撃破。DAY1と合わせて3勝を積み上げ、グループステージ突破に意欲を示した。

▲Six Mexico Major 2021 グループステージ Day2

【ハイライト】素早い”尋問ムーブ”でoNe陣営を丸裸に

対oNe戦の第2ラウンド。オレゴンを縦横無尽に駆け回るgatorada選手(Caveira)の”尋問”がoNe陣営に恐怖を与えた。餌食となったのはLevy選手(Maverick)。タワー2階の補強壁近くを警戒していたところへ、足音を立てずにgatorada選手が忍び寄る。そのままサプレッサー付きのルイソンでダウン状態に追い込むと、ナイフを突き立てて尋問を実行。鮮やかな手法にキャスター席も「インテロゲーション!」と掛け声を送った。


DAY2 最終結果

  • 対 Team oNe(オレゴン):oNe 2-7 CAG
  • 対 Susquehanna Soniqs(マップ名):Soniqs 4-7 CAG

【DAY3】力強く粘るもプレーオフ進出ならず

DAY1、DAY2と着実に勝利を積み重ねてきたCAGだったが、DAY3で最大の試練が立ちはだかる。と言うのも、DAY3第1試合でBDSに破れたこと、同グループのoNeがSoniqsに勝利したことで、CAGとoNeの”グループA突破をかけた一騎打ち”へ発展したからだ。その模様は既報の通りで、勝利の女神はoNeに微笑んだ。領事館を7-2、山荘は7-4……と両マップ通してCAGに食らいつかれることなく試合を制した。


前日ではoNeに勝利していただけにCAGの敗北は悔やまれるが、それでも彼らが日本勢を代表し、世界の強者と真っ向から戦って健闘したのは紛れもない事実。「Rainbow Six Japan League」を無傷で制覇し、「APACリーグ 2021」のステージ2を悠々と勝ち抜いたCAGの活躍に今後も期待したい。


「Six Mexico Major 2021」は8月21日にプレーオフ、そして8月22日にいよいよファイナルが開催される。『R6S』の競技シーンに興味がある方は、その結末を忘れずにチェックしてもらいたい。

DAY3 最終結果

  • 対 BDS Esport(カフェ):BDS 8-6 CAG
  • 対 Team oNe(領事館):oNe 7-2 CAG
  • 対 Team oNe(山荘):oNe 7-4 CAG

レインボーシックス シージ
https://www.ubisoft.co.jp/r6s/
レインボーシックス シージ ダウンロードサイト(UBI STORE)
https://store.ubi.com/jp/rainbow-six-all-games
SIX MEXICO MAJOR 2021イベントガイド
https://www.ubisoft.com/ja-jp/esports/rainbow-six/siege/news-updates/4gThMTWLERYjD2cCwZ33Tj/six-mexico-major-2021

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