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CAG無敗優勝の決め手はAyagatorの1v3クラッチ!「Rainbow Six Japan League 2021」最終節レポート

2021年9月25日〜26日にかけて、『レインボーシックス シージ』の国内リーグ「Rainbow Six Japan League 2021」(RJL 2021)最終節がオフラインで行われた。


約半年にわたって繰り広げられた戦いの終止符が打たれるこの日、選手のボイスチャットを聞くことができる裏配信や、インフルエンサーによるミラー配信も同時に開催され、大きな盛り上がりを見せた。10月に行われる「JAPAN CHAMPIONSHIP 2021」(RJC 2021)との対戦カード決定へ向けた戦いや、1位CYCLOPS athlete gaming(CAG)と2位Sengoku Gaming(SG)の直接対決など、見どころ満載の最終節の模様をお届けする。


【DAY1】入れ替え戦へ勢いを見せるCGLと、
最高の仕上がりで圧勝したFAV



第一試合:Crest Gaming Lst vs EVA:e


MAP1:オレゴン Crest Gaming Lst 7-2 EVA:e
MAP2:クラブハウスCrest Gaming Lst 7-4 EVA:e

●MAP1:オレゴン
Crest Gaming Lst (CGL)の巧みな遊撃にリソース管理を悩むEVA:e (EVA)。決定打ともいえるクラッチを見せたのは、EVAが堅実に枚数を削ったラウンド4。1v4という絶望的な状況ながら、突き上げの斜線でプランターを倒しラウンドをもぎ取ったEclair選手。この試合では素早い判断と撃ち合いの強さでEVAをかき乱し、7-2と大差をつけてCGLの勝利。


●MAP2:クラブハウス
EVA、先手を取るようなピークで2ラウンド連取。しかしCGLは枚数不利を背負った中での割り切った攻撃への切り替えで上手く往なす。Maavi選手が撃ち合いの強さでクラッチをを見せるも、CGLのスポーンピークに近い戦い方と勢いは止まらず、7-4で勝利を決めた。


入れ替え戦が確定している両者にとって勢いを付けたい一戦は、CGLが勝利という結果に。印象的だったのが、コーチから選手に転向したOkOmEsH選手だ。音割れ上等の声掛けでチーム全体の雰囲気づくりと同時に、EVAへ流れを渡さない威圧は、勝利へ大きく貢献しただろう。CGLはこの勝利によって3連勝という結果となり、RJCへの勢いは十分だ。

一方のEVA:eは、チーム結成から1年を迎えた。昨年のRJCでは4位と好成績を収め、CAGから1マップ勝ち取るなど躍進が期待されるも、低迷が続いていることは否めない。随所で光る個々の撃ち合いや、それを活かしたスピード感は確かなものである。ピンチに覚醒する“エヴァ”の暴走に期待したい。

第二試合:FAV gaming vs NORTHEPTION



MAP1:オレゴン FAV gaming 7-0 NORTHEPTION
MAP2:クラブハウスFAV gaming 7-1 NORTHEPTION

●MAP1:クラブハウス
この日はFAV gaming (FAV)による個々の撃ち合いの強さ、撃ち合うタイミングの嗅覚が光る場面が多く見られた。NORTHEPTION(NTH)も持ち前のスピード感で対応を見せるも、鉄壁のカバーラインを崩すことは叶わず、7-0でFAVの勝利。完璧とも言えるガンファイトとエリアコントロールでNTHを圧倒した。FAVはAPAC NORTH Stage3に合わせて加入したLuugator選手がFAVとしては初のオフライン出場となったが、それを思わせない落ち着いた動きと表情に注目だ。


●MAP2:ヴィラ
ラウンド1、スピード感を持ったFAVのエントリーを堅実に食い止めるNTHは、パーフェクトラウンドでファーストラウンドを勝ち取る。しかし流れを掴ませないのがFAV。時間もエリアコントロールではNTHが有利と思われるラウンドも、終盤の撃ち合いを制する展開が多く見られた。ラッシュ採用による緩急のついた試合運びで勝利を重ね、7-1でFAVの勝利。解説のCrazyPapiyoN氏による「取れるのかこのラウンドが!」が何度も飛び出したこの試合は、Luugator選手を含めたチーム全体の連携力が仕上がってきたことを感じる。


この勝利によってFAVの3位が決定した。試合後の公式インタビューShiN選手は「リーグ中盤、チームのバランスや共通認識のすり合わせに苦労した。」と述べた。APAC NORTH含め、リーグの中盤では不調が見られたが、最終節では素晴らしいコミュニケーションで勝利を掴み取った。昨年のRJCでは惜しくも優勝を逃し2位となったFAV、今年はトロフィーを掲げることができるだろうか。

一方のNTH、公式インタビューでSpeakEqsy選手は「大変不甲斐ない結果となって申し訳ない。チームが不安定な状況で、また一から作り直していこうという場面。」と述べ、その後自身のSNSで一時の休養を発表した。意気消沈するチームに対しキャスターのともぞう氏は、「謝らないで欲しい、シーズン通して一番魅せてくれたチームだと思う。プロチームにとって勝つことは至上命題だが、魅せて勝つというもの大切であり、それを体現していたのがNORTHEPTIONだ。昇格戦で勝って戻ってきて欲しい」と力強いエールを送った。NTHはチャレンジャー的ポジションと言われながらも、リーグの序盤はスピードスターと揶揄されるほどの華々しいスタートを切ったことは記憶に新しい。今後の立て直しに期待したい。

【DAY2】RJCへの布石を残したGUTSと、無敗優勝を遂げたCAG



第一試合:GUTS Gaming vs REJECT


MAP1:山荘 GUTS Gaming 7-5 REJECT
MAP2:カフェ GUTS Gaming 7-2 REJECT

●MAP1:山荘
エントリーでの撃ち合いをあえて誘発する動きや、ヘイトコントロールを利用したスムースなプラントなど、攻撃スタートのGUTS Gaming (GUTS)がペースを掴み、4-2で折り返す。REJECT (RC)も負けじとtadaNiki選手のクアッドキルによるパーフェクトラウンドで食らいつく。シーソーゲームを予感させるも、GUTSのエリアコントロールと時間稼ぎによる粘り強い防衛で、RCのピックマップながら7-5でGUTSの勝利。


●MAP2:カフェ・ドストエフスキー
RCがエントリーでの勝負や撃ち合いを制するも、個の破壊力でGUTSが5ラウンド連取し、流れを手繰り寄せる。RCによる決死のラッシュも、あえてエリアを取らせて囲い込む見事な取り返しで往なし、最終的には7連続勝利により、7-2でGUTSの勝利。


最終節まで順位の変動があるのがこの試合であった。勝てばRJC決勝トーナメントへのシード権を手にすることができるという、互いにとって負けられない戦いはGUTSが勝利を収めた。GUTSは数日前に行われたAPAC NORTHにおいて、日本王者CAGに対し7-0で完封した記憶も新しく、戦略の手札の切り方や完成度の高さなど、チームとしての仕上がりが光った。

一方のRCは、解説のOkayama氏いわく「RJLで一番成長したチーム」と評されるほど、リーグを通して戦略、粘り強さ、連携において強さが増したように感じる。結果としてAPAC NORTHへの入れ替え戦の出場権を、SGと共に獲得している。日本チームの躍進に期待したい。

第二試合:Sengoku Gaming vs CYCLOPS athlete gaming


MAP1:カフェ Sengoku Gaming 4-7 CYCLOPS athlete gaming
MAP2:銀行 Sengoku Gaming 8-7 CYCLOPS athlete gaming
MAP2:海岸線 Sengoku Gaming 4-7 CYCLOPS athlete gaming

●MAP1:カフェ・ドストエフスキー
このマップはCAGがこれまで世界大会でBDS EsportやTeam Empireを追い詰めてきた場所だ。防衛スタートのSGはエントリーでの勝負勘や、エントリー後のCAGのスピード感に合わせた動きで、CAGへの理解度の高さを存分に発揮する。プレイヤーの動きが互いにスピーディで、まるで別のゲームを見ているような熱を持っていた。防衛に転じたCAGは流れを奪い、7-4で勝利。世界に通用するカフェを見せつけた。


●MAP2:銀行
今シーズンにはマップの一部にリファインが入り、競技シーンにカムバックした銀行をピックしたのはSG。遊撃のRamu選手が上手く作用し、3-1まで引き離すも、CAGはJACKALの採用や素早い囲い込みで対処。4-2でSGがリードして攻守交代を迎える。交代後もシーソーゲームが続き延長線へ突入。6-7で迎えた絶体絶命のSGだが、命をつないだReyCyil選手のクラッチや、最終ラウンドでのプラント敢行によって底力と意地見せ、決着は第三マップへともつれ込む。


●MAP3:海岸線
序盤、CAGの冷静なロックとエリアコントロール、熱いラッシュを組み合わせた戦術の組み合わせでSGを翻弄。SGも負けじとAMARUの採用など奇をてらった戦術を差し込むも、CAGには刺さらない。CAGは自身の持ち味である、個々が自由勝手に動き回るように見えつつも、実際は互いの距離感やカバーラインを把握できている整合性の取れた動きを存分に発揮していた。最終ラウンドとなった11ラウンドでは、Ayagator選手の見事な1v3クラッチでCAGの無敗優勝を確かなものにした。


絶対王者に君臨したCAG
個人賞MVPはAyagator選手


CAGの絶対王者が決定した。14試合連続勝利という、とてつもない記録を打ち立てた。ラテン地域のような激しいガンファイトや意地のぶつかり合いはとても見応えがあるものであったが、SIX INVITATIONAL 2021やSIX MEXICO MAJOR 2021といった世界大会を経験したCAGを倒すことは叶わなかった。gatörada選手は試合後のインタビューで「僕らを倒すチームの出現を願っている」と述べ、日本王者の風格を見せる。CAGと互角に渡り合ったSGは、既にAPAC NORTH入れ替え戦への機会を手にしている。ここから世界戦への進出はもちろんだが、まずはRJC2021での活躍に期待したい。

個人賞
視聴者投票MVP No2.選手
最優秀ファン獲得賞 Ayagator選手
最優秀KPR賞 Ramu選手
最優秀Head Shot賞 Kohk1選手
最優秀PLANT賞 wh1skey選手

MVP Ayagator選手

最終結果

約半年にわたって行われてきた国内競技シーン最大のリーグ戦が幕を閉じたが、10月には国内チームの頂点を決める「R6 JAPAN CHAMPIONSHIP 2021」が行われる。こちらは6日間のオンライン予選と4日間のオフライン大会。詳細は公式サイトをぜひチェックしよう。

CAGが頂点を極めるか、RJLチームが逆襲を見せるのか、ダークホースが現れるのか、その結末を見届けてほしい。

レインボーシックス シージ
https://www.ubisoft.co.jp/r6s/
X-MOMENT
https://x-moment.docomo.ne.jp/r6s/rjl/
R6 JAPAN CHAMPIONSHIP 2021
https://x-moment.docomo.ne.jp/r6s/rjc2021/

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