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【TGS2021】幕張メッセの盛り上がりは……? Alienware Zone的「東京ゲームショウ2021」イベントレポート

今年の「東京ゲームショウ2021」(TGS2021)は、オンラインイベントをメインとしつつ、幕張メッセ ホール8でのオフラインイベントをプレスやインフルエンサー向けに用意するという2本立ての開催となった。

無観客開催となったことは残念だが、それは主催者、出展者も同じ思いだろう。それでも、我々プレス向けにさまざまな催しを準備してくれた出展者もいた。


そこで今年も、Alienware Zone編集部が注目した出展内容をご紹介したい。

イケア


北欧の家具の巨人イケアがブースを出展し、機能性・デザイン性・低価格を叶えるゲーミング用家具とアクセサリーを展示していた。中でも特に話題となったのが、数万円するのが当たり前のゲーミングチェアの世界に、4999円のモデル「HUVUDSPELARE/フーヴドスペラレ」を投入したことだ。ゲーミングチェアに興味はあるが購入に踏み切れない層に対するエントリーモデルとして、非常に魅力的な選択肢が提示されたと言えるだろう。

詳しくは別途レポート記事をアップする予定なので、そちらをチェックしてほしい。

モンスターエナジー


東京ゲームショウオフィシャルドリンクとして7年目を迎えるモンスターエナジーのブースでは、恒例の無料配布が行われていた。Twitter公式アカウントの固定ツイートをリツイートすると、モンスターエナジーが1本と『Apex Legends』オクタン”柄のコラボ缶サンプリング、限定コラボステッカーが必ずもらえるのに加え、参加賞としてストラップやTシャツなどのモンスターグッズがプレゼントされていた。

『Apex』とのコラボは他にもあり、10月1日(金)~11月30日(火)にて開催する「モンスターを買ってエーペックスレジェンズの限定インゲームアイテムをアンロックしろ!」キャンペーンで入手できるアイテムを使った試遊を生配信していた。試遊台では、限定アイテムを装備したキャラクターを使ったプレイも可能で、しばしば夢中になってプレイしている人の姿が見られた。


Amazon

AmazonもTGSにブースを出展していた企業の1つだ。Amazonは東京ゲームショウ25周年を記念して、あらゆる時代を彩ってきた名曲たちをフルオーケストラやビッグバンドなど、TGSでしか聴けない"TGS"史上初のゲーム音楽コンサートをオンライン上で開催。そのため、Amazonブースに置かれたamazon Echoにて「アレクサ、東京ゲームショウのプレイリストをかけて」とリクエストすると、コンサートのためにセレクトされた楽曲の演奏が始まるようにセッティングされていた。

また、TGSオンライン会場をVRで体験できるコーナーもあり、人気を博していた。


KONAMI

今回の会場で唯一コンパニオンが常駐していたKONAMIブース。PC(Steam)向けも発売されるタイトルとしては、『eFootball 2022』と『遊戯王マスターデュエル』(いずれもPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/iOS/Android/PC)が出展。また11月25日発売予定のNintendo Switch用ソフト『パワプロクンポケットR』は4人用と1人用の試遊台が設置。4人用の試遊ではプレイヤーひとりに対しコンパニオン3人が一緒にプレイすることも可能で、プレスやインフルエンサーがひっきりなしに訪れていた。


また、『遊戯王マスターデュエル』の「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)」のカード型着ぐるみも存在感を発揮しており、「おい! デュエルしろよ!」と書かれたフキダシ型看板を持ちながら会場中を練り歩く姿も。


セガ/アトラス

複数タイトルの試遊台が置かれていたセガ/アトラスブース。発売されたばかりの『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One)や『真・女神転生V』(Switch)が出展される中、PC版もリリースされるタイトルとしては、アニプレックスより販売される格闘アクションゲーム『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC)がこちらのブースで出展。試遊レポートは別途お届けする。


SNK

会場で存在感を発揮していたブースのひとつが、2022年2月17日発売予定の対戦格闘シリーズ最新作『THE KING OF FIGHTERS XV』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/PC)を前面に押し出していたSNKだ。

試遊台も多数設置されており、プレスやインフルエンサーが撮影を行いながらプレイしている光景が常に見られた。使えるキャラクターは限られていたが、プレイ感としてはコマンド技の入力や通常技のキャンセルのタイミングなどは過去作の感覚に近く、かつて『KOF』シリーズを遊んでいたプレイヤーにとってはなじみやすいものだった。また、キャラクターの作り込みに非常に力が入っており、とくに麻宮アテナの造形に関しては執念を感じる出来栄えだった。発売が待ち遠しいタイトルと言えるだろう。


インフォレンズ

『Apex Legends』や『マインクラフト』の公式グッズ輸入代理店であるインフォレンズもブースを出展していた。『Apex Legends』のイースターエッグとして登場するネッシーのぬいぐるみや武器類が各所に置かれており、強い存在感を放っていた。



TGSファッションエリア

プーマとコラボしたTGSオリジナルのTシャツが販売されており、オンラインでも購入が可能となっていた。


カプコン

カプコンブースではSteam版『モンスターハンターライズ』の試遊を実施。こちらは別途レポート記事をお送りする。人目を引いていたのが、ブースに設置された『モンスターハンターライズ』のオトモガルクだ。人が乗れるようになっているため、上に乗って撮影してもらっている光景がしばしば見られた。


また、10月5日から12月9日までの長期にわたって、毎週月・火・木の20時から開催される「ストリートファイターリーグ Pro-JP 2021」の告知ムービーも放送されていた。eスポーツ関連の情報が少ない中、貴重な展示となっていた。


コーエーテクモゲームス

コーエーテクモゲームスのブースには、シブサワ・コウ氏クリエイター活動40周年を記念したエリアがあり、フォトスポットとして注目を集めていた。シブサワ氏は経済産業大臣賞も受賞している。


また、10月21日にガストブランドで発売予定の『BLUE REFLECTION TIE/帝』(PS4/Switch/PC)や、12月23日に発売される『真・三國無双8 Empires』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Switch/PC)、『零 ~濡鴉ノ巫女~』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Switch/PC)の試遊台を設置。いずれもPC版がリリース予定のあるタイトルばかりだ。ブース中央にはソファーも置かれており、ゆったりとしたプレイができる仕様となっていた。また『ライザのアトリエ』のライザなどアトリエシリーズのキャラクターたちの等身大アクリルスタンドが設置されており、注目を集めていた。


バンダイナムコエンターテインメント

バンダイナムコエンターテインメントは10月14日発売の『アイドルマスター スターリットシーズン』(PS4/PC)、10月28日発売予定の『スーパーロボット大戦30』(PS4/Switch/PC)など期待の新作の試遊台はつねに盛況で、多くのプレスやインフルエンサーがプレイに興じていた。

また、恐怖に満たされた世界からの脱出を図るアドベンチャーゲーム『リトルナイトメア』と続編の『リトルナイトメア2』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Switch/PC)の展示に最も力が入っており、試遊台が置かれており、登場キャラクターの「シックス」と「モノ」の寸劇なども披露され、多くの人を魅了していた。


Koch Media

ヨーロッパに本社を持つゲームのディベロッパー&パブリッシャーであるKOCH MEDIA(コチ・メディア)は、試遊ブースを設置。同社が手掛ける『ホットウィール アンリーシュド』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Switch/PC)、『ダイスレガシー』(Switch/PC)、『エンケースト』(PC)、『クリッド・ザ・スネイル』(PS4/PC)、『キングズバウンティ2』(PS4/Xbox One/Switch/PC)など多くのタイトルが遊べるようになっていた。

また試遊した場合は抽選でゲームのプレゼントが行われ、パッケージを手にして大喜びする方の姿もあり。2022年発売タイトルとして、オープンワールドクライムアクション『セインツ・ロウ』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC)や『ガングレイヴ・ゴア』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC)が控えており、今後ますます注目が集まるだろう。


Lightning Games

Lightning gamesは『アノー: ミューテーショネム』(PS4/PC)、『荒野のハーク(HAAK)』(PC)、『Tale of Immortal』(PC)の3作品を出展していた。

Thinking Starsが開発した『アノー: ミューテーショネム』は、サイバーパンク世界を舞台にドット絵の2Dキャラクターが3Dのフィールドで動き戦うハイブリッドなアクションゲーム。すでにPS4で発売されており、PC版も2021年内の発売が予定されている。ダークな世界観を浴びるほどに楽しみたい方は是非プレイしてみることをお勧めする。

『荒野のハーク(HAAK)』はBlingameによる横スクロール探索型アクションゲームだ。主人公は壁につかまったりワイヤーアクションで移動をするなど自由な動き方が可能となっており、アクション性は非常に高い。すでにPC版が発売されているので興味がある方は触ってみてはどうだろうか。

『Tale of Immortal』は鬼谷工作室が開発を手掛けたオープンワールドローグライクRPG。中国神話を舞台とした魅力ある作品だが、現状では中国語と英語のみ対応となっている。日本語版の発売が待たれるところだ。


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昨年は中止の憂き目を見たTGSオフラインイベントだが、今年は小規模ながら開催に至った。関係者の努力と奮闘に改めて敬意を表したい。

ただ願わくば、来年は以前のように海浜幕張駅を出た瞬間にチラシやプライズを持った方々が待ち構え、幕張メッセまで延々と人の列が続くような、熱気あふれるイベントが開催され、今年より多くの方々がオフラインで楽しめるものになることを願ってやまない。


東京ゲームショウ2021オンライン
https://tgs.nikkeibp.co.jp/tgs/2021/

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