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【Apex】「BAKEMON」が賞金30万円を獲得!強豪20チームが玉座をかけて火花を散らした「FACE Apex Legends FINAL」観戦レポート

2021年10月29日(金)、株式会社JCG主催による賞金制大会「FACE Apex Legends 」の決勝戦が開催された。本稿ではその試合模様をレポート形式でお届けする。


JCG主催のオープン大会「FACE」とは?

本大会は、バトルロイヤルゲーム『Apex Legends』(Apex)のPC版を使った公式オンライン大会。主催企業はJCGで、「安心かつわかりやすい大会の定期開催」をコンセプトに掲げている。

今回行われた「FACE Apex Legends FINAL」は、そんなFACEシリーズを締めくくる重大イベント。最終予選にはOPEN予選を勝ち抜いた強豪に加え、過去4大会で好成績を収めた上位チーム、さらに公式大会等で活躍中のトップチームを含めた計40チームが集結。決勝戦ではその最終予選を突破した20チームが集まり、優勝賞金300,000円と王座をかけ、視聴者やキャスター陣が見守るなか激戦を繰り広げた。

▲番組MC&実況のabaraさん(中央)、アシスタントMCの史奈さん(左)、ゲストキャスターのすでたきさん(右)

ここからは第3試合及び第4試合にフォーカス。優勝争いに食い込んだ上位チームの奮闘ぶりをはじめ、キャスター陣も声を上げた注目すべきハイライトに迫る。

「FACE Apex Legends FINAL」大会ルール

  • 参加チーム:20チーム
  • ポイント集計:試合終了時の順位やキル数に応じてポイントを加算
  • 最終順位:全4試合後の獲得ポイント数をもとに決定
  • 大会マップ:ワールズエッジ

第4試合(チャンピオン:BAKEMON)

「プロリーグよりも早い段階でファイトが頻発する」と指摘したキャスター陣のコメント通り、直近3試合ともスピーディーなポイントの取り合いに発展した「FACE Apex Legends FINAL」。後半戦に差し掛かった第4試合も例にもれず、上位チームのアグレッシブな立ち回りが目立つ展開となった。開始9分、「C-VA KAGOSHIMA」(CK)が「Apexers」をドームファイトの末に撃破した頃、リング収縮に合わせて参加チームの大半がマップ右側へ移動。開始16分になると残り部隊数が12チームまで絞られた。

▲第4試合の序盤。防衛爆撃が降り注ぐなか、敵陣にプレッシャーをかけるC-VA KAGOSHIMA

事態が急展開を迎えたのは開始17分。ランク上位をひた走る「BAKAGAKI」(BG)を含めた複数チームによる乱戦が発生。さらに1分ほど経つと戦局は一層激しさを増し、開始20分、最終リング付近の集落内に残り5チームが集結した。各チームの攻防が渦巻くなか、開始21分には生存していた3チームが互いの出方をうかがう張り詰めた空気が漂う。

残り3チームのにらみ合いに先手を打ったのは「BAKEMON」(BM)。高所を陣取ったまま他チームに射線を通し、確実にダメージを与えていく。その一方、低所では「Crest Gaming」(Cg)と「TEQWING」(TW)がノーガードで撃ち合いにもつれ込む。TWは何とかCgを落としきってキルポイントを稼いだものの、先にアドバンテージを築いていたBKの介入に為すすべなく全滅。キルポイントを着実に稼ぎつつ、最後まで生き残ったBKが第4試合のチャンピオンに君臨した。


▲第4試合の総合リザルト

第5試合(チャンピオン:BAKEMON)

泣いても笑っても最終順位が確定する第5試合。FACEの最後を飾るラスト試合ということもあってか、各チームとも積極的にキルポイントを狙う動きが見受けられた。その影響ゆえ、これまでよりもさらに試合の流れが早く、序盤からマップのいたるところで乱戦が巻き起こる。

第4試合では最終リングまで生き残っていたTWも、チーム構成の不利を突かれた早めの仕掛けに対応できなかったからか、早々に半壊まで追い込まれた。一方で安全地帯を目指して移動中のチームも戦闘に巻き込まれるシーンが目立ち、開始4分時点で残り16チームにまで減少。開始7分頃に勃発した「FENNEL」(FL)、CK、「Qualia」(QL)、「United Crew」(uC)らの大混戦を踏まえ、開始15分には残り10チームのみが戦場に立っていた。

▲第5試合の中盤。遠方を警戒していた敵チームの裏をかいて銃弾を浴びせたFC Destroy

「キルポイントを少しでも稼ぎたい」といった各チームの思惑は相変わらず、最終リング付近で果敢に撃ち合いを続ける各チーム。1チーム、また1チームと戦場を離れていく最中、最終戦に肩を並べたのはBG、BM、Cgの3チームだった。BGとBMは3名生存のまま臨戦態勢に入っていたものの、満身創痍のCgは2名脱落の状態で戦わねばならない。この弱味をあっと言う間に突かれてしまったからか、両サイドをBGとBMに挟まれる厳しい状況に耐えることができず、一矢報いるまえにCgが全滅。残すはお互いに別ポジションから機会をうかがう2チームのみとなった。

下側を制圧しているBGに対し、高所を陣取ったBM。この均衡状態を先に破ったのはBGで、ジブラルタルの防衛爆撃をすかさず発動し、BKのドームシールドを先に使わせることに成功。そのまま高所へ射線を通しに向かったが、BKも負けじと撃ち返してカウンターを狙う。その間にBK側のアビリティ再使用タイミングが到来。先ほどのお返しと言わんばかりにドームシールドを低所で展開すると、BGの態勢を崩すべくドームファイトへ持ち込む。小細工なしの銃撃戦でダメージを削り合う両チームだったが、BM側が一瞬の隙を突いてBGを撃破。第4試合から引き続き、BMが連続でチャンピオンを勝ち取った。


▲第5試合の総合リザルト

全5試合の終了後、キャスター席の3名より最優秀チームが発表された。栄えあるランキング1位に輝いたチームは「BAKEMON」。合計60Pを獲得したのち、「FACE Apex Legends FINAL」における全20チームの頂点に上り詰めた。

▲「FACE Apex Legends FINAL」の総合リザルト

優勝チームコメント(BAKEMON)

――大会に臨むにあたって意識したポイントは?

Curihara:リング収縮に合わせて安全地帯に入り、接敵した敵チームと撃ち合ってポイントを取る。それだけです!

――攻撃を仕掛けるタイミングや立ち回りに関して誰がオーダー(指示)を出していたのか?

Curihara:オーダーはWokkaGoatさんメインで自分がサブオーダーを出していました。2人でキルログを管理して、奇襲できそうな場面はしっかり仕掛けに行く……みたいな感じでやってましたね。

――WokkaGoat選手が『Apex』の競技シーンに参戦したのはいつ頃から?今回の勝利の秘訣は?

WokkaGoat:最近ですね。カスタムも出たことないし、スクリムや練習もできてなかったです。勝利の秘訣はチームメンバーの2人が強いので、こちらから色々と提案しているうちに勝っていることが多かったと思います。2人は競技シーンの参戦経験があるので、その点も大きかったのではないでしょうか。

上位5チームと獲得ポイント数

  • 1位:BAKEMON(60P)
  • 2位:BAKAGAKI(56P)
  • 3位:Crest Gaming(55P)
  • 4位:FC Destroy(53P)
  • 5位:RIG North(35P)

FACE 公式ページ
https://face.j-cg.com/
FACE 公式Twitter
https://twitter.com/face_apex

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