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【TGS 2017】「ガルパン」声優陣の『World of Tanks』の腕前は?スペシャルステージレポ


千葉の幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2017。一般日1日目(2017年9月23日)のウォーゲーミングジャパンブースで、『World of Tanks Meets ガールズ&パンツァー』スペシャルステージが開催された。このステージは例年『World of Tanks』とのコラボが続き、現在最終章が制作されているアニメ「ガールズ&パンツァー」とのステージとなるステージの中身をお伝えしよう。なおこのステージでの写真撮影が禁止だったため、画像はニコニコ生放送で映されたものをキャプチャーした。

このステージでは司会にブリドカットセーラ恵美氏を迎え、「ガルパン」にて主人公の西住みほ役を演じた声優の渕上舞さんと、五十鈴華役の尾崎真実さん、河嶋桃役の植田佳奈さん、そして「ガールズ&パンツァー」プロデューサーの杉山潔氏が登壇した。各登壇者から自己紹介が行われた後、12月9日に公開予定の「ガールズ&パンツァー 最終章」へ話題に移った。

左から尾崎真実さん、渕上舞さん、植田佳奈さん

渕上さんは、「ガールズ&パンツァー 最終章」の一報を初めて聞いたことについて、続くという喜びがあったものの「最終章」という終わってしまうという部分が引っかかり、喜びと寂しさが入り混じる複雑な思いがあったと言う。しかしキャラクターが成長した姿を見られる嬉しさもあることから、寂しさも今はほぼないと語った。また「最終章」は全部で第6章まで存在し、最近第1章を収録したのみであるからあと数年は終わらないだろうという気持ちもあるようだ。

尾崎さんは、「最終章」ということで終わってしまうんだなという気持ちもあったものの、全6章のうちの第1章か収録していないことから、終わりに向かっているんだなという実感はなかったようだ。 「劇場版」を観返した際に再び面白さを感じたことから、面白いシリーズの新作が見られるというワクワク感も強いと言う。

植田さんは、「最終章」に関して逆にほっとしたという。OVAの最後に生徒会が役員交代という結末に終わったため、次は出番がないのかなということもあり、アフレコが終わり生徒会がちゃんとでていたことにホッとしたと話した。


プロデューサーの杉山氏は、元々テレビシリーズで全て終わることを想定していたため、まさかOVAと劇場版までやることや、また新作を作りファンへ届けられることも考えていなかったことと、長く続いたという気持ちもあるようだ。まだ始まったばかりなので、とにかく息切れしないように面白いものを作りたいとスタッフ一同気を引き締めて制作していると述べた。

活躍が期待されるキャラクターに関して尾崎さんは、新しくなった生徒会がどのように活躍しているのかを注目しているようだ。渕上さんは、「劇場版」にある過去に戦ったキャラクター達が主人公のもとに集結する展開に心を打たれたようで、6章の内の何処かに、再び姉のまほと共闘する展開がみたいようだ。植田さんは、会長となった五十鈴華が会長としての責任をどう果たしていくかに注目しているようで、前会長が自由奔放であったことから、前任を尊重するのかそれとも新しい生徒会を作っているのかに注目していると語った。

杉山氏は、新キャラクターについて予告に登場したものだけではなく、 続々と登場する予定で、第1話で全てのキャラクターが出てくると言う。また華の生徒会長は凄いようだ。

また「ガールズ&パンツァー」は2017年で5年目を迎える作品であり、その間の気持ちの変化についての質問があった。植田さん演じる桃は、はじめこそ気持ちだけが先行して結果が出せていないキャラクターであったが話が進むごとに成長し、会長がいない時でも何かしら行動できていて少しずつ成長が見えるため、演じている自身も成長していけているようだと話した。

尾崎さんが演じた華は、出世したキャラクターであり、初めの印象ではマイペースを持っているキャラクターだとは知らず、物語が進むにつれて華の持つ器の大きさなどを知っていったようだ。またこれからどのように変化するのに期待しているという。

渕上舞さん演じる主人公の西住みほも、最初に比べると心も戦車の技術も強くなったことから大きな成長を感じたようだ。また無茶ぶりや期待に対する対応力や、 仲間との居場所を感じ取れていることがその成長に繋がっていると言う。


杉山氏は、最終章に向けてイギリスにあるボービントン戦車博物館へ取材を行った様子を映した映像を公開。資料撮影では、今回360度撮影できるカメラを導入し戦車内部を撮影してきたようだ。他にもM4シャーマンのバリエーションを数多く撮影してきたと語っており、イギリスに供与された前方固定機関銃搭載の鋳鋼一体型ボディのタイプが設置されていたため頬釣りしてきたようだ。また360度カメラでセンチュリオンMk2の車内を撮ってきたと語った。


前半のトークショーが終わると、声優らによる『World of Tanks』のミッションチャレンジが行われた。また杉山氏は解説側に回り、ミッション内容を引くことになった。第一のミッションは「3分間一人でも生き残ること 」で、出演者の選ぶ戦車は自由に選択可能なものの、杉山氏は何度もM4シャーマン系列の戦車を勧めていた。


このゲームプレイでは尾崎さんが3号戦車を、渕上さんと植田さんはヘッツァーを選択。ゲームプレイに慣れていないことから操作に戸惑いが見受けられ、初めに尾崎さんが、次に植田さんが、 まもなくして渕上さんも倒されてしまったが、3分間1人でも生き残ることができたためミッションは成功となった 。次のミッションは「1両撃破」となり、再び杉山氏の勧めから渕上さんはM4シャーマンで出撃することになった。また植田さんは三式中戦車チヌを、尾崎さんは4号戦車H型を選択した。徐々に操作に慣れてきたと思った矢先、尾崎さんと渕上さん、そして植田さんも撃破されてしまった。


最後となる指令は「相手のフラッグまでたどり着く」だ。 最後のマップは「砂の川」になり、構成はM4シャーマンが2輌、T-34が1輌となった。目標がフラグへの到着であるため比較的早く目標が達成されるも、多少M4シャーマンで戦闘とダメージを与えることが出来たものの最終的には倒されてしまった。これによって3つのミッションのうち2つを達成したので、ミッションチャレンジは結果的に成功した。このステージの最後には、ブースの最後のステージイベントとしてプレミアム大抽選会が行われることになっている。このブースからは、「ガールズ&パンツァー」ステージに登壇した3名の声優によるサイン入りパーカーが贈られることになり、ステージ上でサインが書かれた。

最後に杉山氏は、『World of Tanks』と「ガールズ&パンツァー」のコラボも5年目へと入ったことを語り、極初期からの関係があった事と、12月9日より「ガールズ&パンツァー 最終章」が公開されることを伝え、引き続き応援して欲しいと述べた。植田さんは、前述の杉山氏と同内容の「最終章」が公開されることと、「ガルパン」で戦車に興味をもったファンは『World of Tanks』も是非遊んで欲しいことを話した。


尾崎さんは、技術が追いついていないものの『World of Tanks』を楽しんだことと、「ガルパン」のディスクなどを楽しみながら「最終章」を待っていて欲しいと語った。渕上さんは、以前にもユーザーと混じりプレイする企画を行った経験や、アニメをやっていくなかで戦車について少し知識が付いたこと、12月に「最終章」が公開されることを話した。また加えて杉山氏は、「ガールズ&パンツァー 劇場版 シネマティック・コンサート」のブルーレイが11月14日に発売されることと、11月13日にあんこう祭りが開催されることを告知し、「Panzer Vor!」の掛け声と共にステージを終えた。

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