EVENT ホットなイベント情報をお届けします!
デル、「ALIENWARE」の旗艦店「ALIENWARE STORE AKIBA」を公開
デルは、12月10日(土)にオープンを予定している「ALIENWARE」の旗艦店「ALIENWARE STORE AKIBA」(東京 秋葉原)の報道向け内覧会を実施した。この様子をリポートする。
ALIENWARE STORE AKIBAは、国内で初となるALIENWAREの旗艦店で、ALIENWAREシリーズPCの展示や販売、PCゲームの試遊、イベントなどが行える施設となっている。店内は「ALIENWARE15/17」「Aurora」「Area-51」など最新のALIENWAREシリーズPCが展示されているほか、全国のデル リアルサイトから選抜されたALIENWAREシリーズ専任のスタッフからのアドバイスを受けることができる。また、店内にはネット配信設備やHTCのVRヘッドマウントディスプレー「VIVE」を使用した体験設備も備わっている。
グローバルコンシューマおよびスモールビジネス担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー フィル・ブライアント氏(左)とデル株式会社ALIENWARE マーケティングマネージャー 柳澤真吾氏(右)によるオープニングのテープカット
冒頭で挨拶に立ったDell グローバルコンシューマおよびスモールビジネス担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー フィル・ブライアント(Phil Bryant)氏は、ALIENWARE STORE AKIBAについて次のように述べた。
「ALIENWARE STORE AKIBAの開店に併せて来日できて、とても嬉しく思います。私は以前、東京に居たこともありますが、このタイミングで戻ってこられて嬉しいです。秋葉原という街は世界的に見てもなかなか類を見ない魅力の詰まった場所だと思います。この秋葉原においてショップの開店を祝うことができてとても嬉しく思います。
ALIENWAREは、高級路線のゲーミングPCということで世界的に高い評価を頂いている勢いのあるブランドです。ALIENWAREは2016年で20周年を迎えました。そして日本では8年前に上陸しております。それ以来、ALIENWAREは着実に日本へ浸透してきています。ここにある製品を見て頂いても、その素晴らしさをご理解頂けるものだと確信しております。本ストアのオープンを皮切りにさらに日本におけるALIENWARE、そして日本のゲーム市場を盛り上げていければと思っています。」
また同氏はALIENWAREブランドとゲーミングPCの市場ついても以下のように解説を行った。
「ALIENWAREブランドは皆さまに支えられて20周年を迎えることができました。ALIENWAREというブランドは大きく分けて4つのコンセプトがあります。1つめは他に類を見ない“プレミアムクオリティ”を提供するということ、2つめは“ハイパフォーマンス”、求められるレスポンスがすぐに出せるのが重要です。3つめは“イノベーション(革新性)”、4つめは“魅力的でかつ個性的なデザイン”を提供するということです。ALIENWAREブランドは、今まで若いブランドでしたが、これからは人間であれば大人に差し掛かってくる非常に勢いのある時期を迎えると言えます。
ALIENWAREブランドの歴史
世界的に見ますと、PCのゲーム市場は非常に伸びており、追い風が吹いている状況です。特にそのけん引要素となっているのが、VR(仮想現実)とAR(拡張現実)です。この2つは、非常にホットな話題ですがまだまだ伸びしろがあります。これからさらに発展して当たり前の時代になってくるでしょう。
さらに、eスポーツもこれからさらに伸びていきます。2019年には市場規模として11億ドルになると予想されています。いま、まさに煌びやかなプロゲーマーのスターが誕生してきています。この3年間でさらに競技としてのeスポーツが加速していくでしょう。
ゲーミングPCのマーケット規模
『なぜそんなにPCゲームが伸びしろがあるのか?』という質問を受けます。また『PC業界自体はあまり成長していない、フラットな状態か縮小傾向にあるのではないか?』と言う人がいます。ただ、日本市場を見てみますと、確かにPC全体のマーケット規模は落ち込んでしまっていますが、その中でゲーミングPCだけは年率でプラス成長、破竹の勢いで伸びています。
そうは言ってもアメリカや中国など、PCゲーム大国と比べると日本のPCゲーム市場はまだまだ小さいものです。しかし、これから伸びていくと考えています。市場規模が小さいということは、まだまだ伸びしろがあるということです。
VRやARが伸びているという話しをいたしましたが、ALIENWAREでも他社に先駆けていち早くVRに対応しております。4つのALIENWAREのプラットフォームでVRに対応しており、現段階で“VR Ready”とロゴが付いたVR対応のPCのなかの3分の2は、ALIENWAREが占めていると思われます。今後もデルはVRやAR対応PCのリーダーとして多くの機種でこれらをサポートしていきたいと思います。
日本でのゲーミングPCのビジネスチャンス
コンソールだけでプレイする、PCだけでプレイする、スマホだけでプレイするといったプラットフォームに縛られるゲームの仕方というのはこれから無くなっていく思われます。クロスプラットフォームということでプラットフォームを越えたゲームのしかたが浸透してきています。これにより、今まで無かったプレイのしかたが楽しめるでしょう。ゲーマーの立場から言っても、今まで出来なかったことも沢山のプラットフォームを使いこなすことにより出来るようになっていきます。コンソールだけでプレイしていたゲーマーは、PCを使うことでPCならではのゲームの楽しみ方を得られます。
このようにゲームとPCゲーム市場に大きな追い風が吹いています。沢山の要素がいまゲーミングPCを後押ししています。日本や世界でALIENWAREはさらに伸びていくポテンシャルがあると考えています。
私はALIENWAREを沢山の方に触って頂きたいと思い、このショップをオープンさせました。ALIENWARE STORE AKIBAは世界で129番目のストアです。日本においては、ALIENWAREの輝かしい未来が待っていると確信しております。」
続けて日本国内でALIENWAREのマーケティングを担当するデル株式会社ALIENWARE マーケティングマネージャー 柳澤真吾氏はALIENWARE STORE AKIBAのコンセプトを次のように解説した。
「我々は、東京ゲームショウの週(2016年9月半ば)から新しいALIENWAREのロゴや新しいイメージビジュアル化を進めてきました。従来の“宇宙最強”をうたっていたものから、プレミアムなラインを見せるようにしております。それと同時に世界的に『WE'RE GAME.』というコンセプトを掲げ、今後はよりゲーマーのために進めていくということを考えています。ゲームを真剣に愛して、ゲームに情熱を燃やす方々にALIENWAREは最後までサポートをし続けるということを約束したいという想いがあります。
これに受けて、日本でも3つのことを掲げて戦略を進めていきます。1つめは『ユーザーエクスペリエンスの充実』です。日本におけるALIENWAREについて調査をすると、デザインにフォーカスが当たっています。しかしながら、デザインは、ALIENWAREの一番の優先事項ではありません。一番の優先事項は『ゲーマーの方々にプレミアムなクオリティを提供する』ということです。このためにゲーマーの方によりALIENWAREに触れて頂く機会を増やしたいと考えています。
ALIENWAREの日本でのマーケティングコンセプト
2つめは『コミュニティサポートの促進』として、ゲーマーの方々やパートナーの方々にALIENWAREに触れて頂くことを通じてゲーム業界の発展にも寄与していきたいと考えております。
3つめは『パートナーシップの強化』として、ゲーマーやゲームメーカー、イベントの運営などゲームを盛り上げる活動をしている団体の皆さますべてと協力することで、ゲームやゲーム業界の発展に寄与していきたいと思います。ALIENWARE STORE AKIBAは、上記3つの内容を体感できる場所、ゲーマーとパートナーのための場所という位置付けとなっています。
本ストアは、ALIENWARE STOREの理念を体感できる、試遊台などの設備があります。また、ゲームへの想いを発信できるネット配信の設備も備わっています。この場からゲーマーやメーカー、イベント企画をする方々など、あらゆる人のゲームへの想いを発信することができます。
本ストアでALIENWAREを触って体験し、それを皆さまに発信して頂くことを通じて、皆さまの想いや考え、声を我々は取り入れていくことができます。これを今後の日本におけるALIENWAREの戦略において重要なものと捉えて、反映させていきたいと思います。これがALIENWARE STORE AKIBAの位置付けです。
ALIENWARE STORE AKIBAの位置付け
ALIENWARE STORE AKIBAの設備をご案内します。『ミニイベントスペース』は、ネット配信が可能なエリアです。配信時に使えるコントロール設備ももちろん備わっています。このスペースは、VRの体験スペースも兼ねており、現在『HTC VIVE』のトラッキングを行うベースステーションも設置されています。また『Oculus Rift』の体験もできる予定です。
ALIENWARE STORE AKIBAの設備
VR体験やイベントのネット配信ができるミニイベントスペース
ゲームの試遊スペースは、最大で10ゲームが同時にプレイできるようになっています。特にオープン時は多岐にわたったジャンルのゲームをプレイできるようにして、ゲームの楽しさを様々な角度で知って頂きたいと思っています。さらに、3連モニターを使ったワイドな試遊台も備えています。ここに来ることで自宅では味わえないようなゲーム体験ができます。試遊台のプレイの様子は配信することもできます。1階の入口にも43インチのモニターがあり、1階にも音も含めて配信が可能です。
また、色々なメーカーさんのゲームデバイスも置いてあり、販売はしておりませんが、試遊できるようになっています。
3連モニターを使ったワイドな試遊台
相談カウンターの上には色々なメーカーのゲーミングデバイスのパッケージを展示
我々の想いを伝えられるように、スタッフはALIENWAREの“販売に強い”“意識を持っている”“愛している”といった人間を選りすぐって集めています。店長の中村はじめスタッフ一同で皆さまに対するゲームへの想いを伝えていき、皆さまからの声をお伺いしていきたいと思います。」
店長の中村匡善氏(一番右)をはじめとするストアスタッフ
オープン日の12月10日(土)には、プロゲーマー「ネモ選手」に『ストリートファイターV』の対戦を挑戦できるイベントなどを14時より開催する。なお、定員オーバーの場合には入場制限が行われる場合がある。詳細はこちらの記事『デル、「ALIENWARE STORE AKIBA」でネモ選手にストVでチャレンジできるオープニングイベント』を参照して欲しい。
12月9日の取材時点で試遊が可能なのは『ウオッチドックス2』『攻殻機動隊S.A.C. ONLINE』『ストリートファイターV』『エルダー・スクロールズ・オンライン』『虫姫さま』『怒首領蜂大復活ブラックレーベル』などとなっている。
試遊台は壁に面した5席ずつ10席ある
『ストリートファイターV』はMad Catzのアーケードコントローラー「Street Fighter V Arcade FightStick Tournament Edition 2+」を使って試遊できる
『怒首領蜂大復活ブラックレーベル』は、HORIのアーケードコントローラー「リアルアーケードPro.V サイレントHAYABUSA」で試遊可能。縦スクロールシューティングならではのディスプレーを縦にした展示
『攻殻機動隊S.A.C. ONLINE』は、ROCCATのゲーミングマウス「Kone XTD」でプレイできる
また「ALIENWARE13/15/17」「Aurora」「Area-51」といった各PCも、同じシリーズでスペックが異なる仕様のものが展示されているため、スペックの差を体感することもできる。
「Area-51」(左)と「Aurora」(右)の展示
ALIENWAREのノートPC。各サイズを展示している
ALIENWAREのノートPCにフルレングス・ダブル幅のデスクトップグラフィックスカードを使用できるようにするユニット「Alienware Graphics Amplifier」も展示
「ALIENWARE STORE AKIBA」店内の様子
ALIENWARE STORE AKIBAの入口外観
【ALIENWARE STORE AKIBA】
オープン日:2016年12月10日(土)
営業時間:11:00〜21:00
電話番号:03-3253-0093(営業時間のみ受付)
住所:東京都千代田区外神田 1-14-7 秋葉原野村ビル 2 階 第201号室
■関連リンク
デル株式会社
http://www.dell.co.jp/
「ALIENWARE」のページ
http://alienware.jp/