HARDWARE PC周辺機器情報をいち早くお届けします!
ALIENWARE AREA-51mがゲーミングノートPCを再定義する──デル/ALIENWARE新製品発表会
目次
ALIENWAREの共同創業者であり、現在はDell Inc. ALIENWAREおよび、デル ゲーミングXPS担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるフランク・エイゾール。1月25日、渋谷・TRUNK BY SHOTO GALLERY-1st spaceで開催された「デルおよびALIENWARE新製品発表会」に、エイゾールはプレゼンターとして姿を現した。本邦初公開となる新製品のお披露目ということもあって、PCゲームメディアに加え、一般紙や報道関係者も多く詰め掛けた。
製品の一部は2019年1月上旬に北米で開催された「CES 2019」で発表されていたが、日本国内での実機の公開および国内発売に関するアナウンスがなされたのは今回が初めてだ。
プレゼンターを務めたエイゾールは新製品紹介に先駆けて、「ゲーミングビジネスは大変なビジネスになっている」と世界的に急成長しているゲーミング市場に言及。「昨年は1160億ドルと、前年比10%の成長を見せています。そのなかで、eスポーツとストリーミングの規模は9億ドルに達している」と説明した。
本稿では、初公開となった新たなゲーミングノートPCをラインナップごとにご紹介しつつ、あらためて現在のALIENWAREラインナップを振り返ってみる。詳細なスペックを見なくても特徴がつかめるはずだ。
新たな“LEGEND”デザイン
ALIENWAREは、ゲーミングPCが今ほどの知名度になるはるか前からゲーミングPCをリリースしてきた。LEDなどによるライティングや、冷却効果まで考えられた独自のデザインは、22年の歴史の中でゲーミングPCのデザインに大きな影響を与えてきたと言える。
そんなALIENWAREが今回送り出すフラッグシップモデルが、4つ目のデザインID「ALIENWARE LEGENDS」をまとって登場したノートPC「ALIENWARE AREA-51m」だ。
これまで発売されたどのゲーミングノートPCとも違うデザインを目指したというAREA-51mでは、ALIENWARE自ら過去のデザインIDを破壊し、新たなデザインを創造した。
「ALIENWAREにしかなく、ALIENWAREの将来だけでなくゲーム業界がこうあるべきだというデザイン。それでいて誰も見たことがなく、そしてこれは間違いなくALIENWAREだというものを作りたかった」とエイゾールは語っている。
「AREA-51m」という名前のノートPCは2002年に一度発売されており、今回が2作目にあたる。「絶対的にベストな製品で、業界でも見たことがないという製品にのみつけられる」ブランドだが、それは性能があってこそ。もちろん、ノートPCとして最大のパフォーマンスを発揮することにフォーカスされている。
一言で言えば、デスクトップPCの性能をそのまま実現したゲーミングノートPCだ。
CPUは、デスクトップ向けのオーバークロック対応可能な第9世代インテルCore i9 9900Kプロセッサーを搭載。このCPUコアは自作PCなどと同様に交換も可能な設計だ。GPUには、こちらもオーバークロック可能なNVIDIA GeForce RTXシリーズを採用し、デルオリジナルの交換用グラフィックスモジュールが今後発売される予定とのこと(発売日は未定)。ユーザー自身でのパーツ交換に関しては、ALIENWAREは一貫して交換自体を認めており、AREA-51mが特別というわけではない。
メモリーは最大64GBのDDR4をサポート。ストレージにはPCIe M.2 SSDのダブルスロットのほか、SSHDのスペースも用意されている。ここまで来るともはやノートというよりもモニター内蔵のデスクトップPCという雰囲気だ。
そのモニターは17.3インチの1920x1080ドットで、G-Syncに対応した60Hz IPSパネルのほか、144HzのIPSパネルも選べる。「ALIENWARE 17」などで採用されていた「Tobii Eye Track」も搭載されているが、リリースによれば、ゲームだけでなく動画配信などにも新たな操作性を提供するというから楽しみだ。
その性能を最大限に発揮するための冷却システム「ALIENWARE Cryo-Tech v2.0」は、今後発売される高性能なCPUやGPUへと交換を前提として、冷却性能や電源容量も含めて、あらかじめ余裕のある設計にしてあるという。
キーボードは昨今のゲーミングPCの例にならって、右側にテンキーが備わったフルキーボードを搭載。1分間あたり最大108キーコマンドを扱えるnキーロールオーバーにも対応しており、キーボードの照明はキーごとに設定できる。
eスポーツのプレイの要とも言えるネットワーク拡張性まわりは、イーサネットにはALIENWAREとして初めて、2.5Gbpsの有線LANポートを採用。ワイヤレスLANもKiller 1550 802.11acと盤石の体制だ。ThunderboltのUSB Type-Cが1ポート、USB 3.0のType-Aは3ポートあり、各種ゲーミングデバイスなどをつなげるには十分だ。
ALIENWARE独自のゲーム管理/エフェクト/パフォーマンス設定ソフト「Alienware Command Center」も最新版となった。新バージョンでは、CPUのオーバークロックだけでなくGPUもコントロール可能に。昨年リリースしてからお客様の声を反映して、30以上の改善が施されているという。
さすがにこれだけの機能を備えるとなると、重量もかなりのもの。本体以外に、2本のケーブルで本体と接続するACアダプターもあり、かなりの重量感ではある。しかし約3.87kgという重さの中に、17インチモニター+フルスペックのデスクトップPCがコンパクトに収まっていると考えると、「モバイルできるデスクトップ」としてはかなり小型な部類とも言える。
日本での発売は2月1日で、価格は34万5980円からとなっている。
RTX 20シリーズ搭載でゲーム体験を強化
2018年10月30日に発売されたALIENWARE史上最薄、最軽量ノートPCの「ALIENWARE mシリーズ」に、17インチモニターを搭載した「ALIENWARE m17」が追加され、「ALIENWARE m15」もRTXシリーズを採用して早くもアップデートされた。
ALIENWARE mシリーズは「ALIENWARE史上最薄、最軽量」という点で、よく他社のゲーミングノートPCと引き合いに出されることも多い。単純に“薄型ゲーミングノートPC”としてだけ見ると、それ以上に薄いマシンもあるからだ。
しかし肝心なのは、「ALIENWARE m15/m17」が、プレミアムゲーミングブランドである「ALIENWARE」の名を受け継いでいるという点だ。
ALIENWARE mシリーズは、あくまでゲーミング体験を犠牲にしないレベルの性能を維持するために必要で最低限な機能を盛り込んだモデルだ。上質な素材を盛り込み、排熱機構は上位モデル譲り。安心して長時間のゲームプレイに没頭するためには、「動作する」ではなく「快適に動作する」ことが求められるのは、ゲーミングノートPCを所有したことがある人ならわかるだろう。
また、意外に見落とされているが、内蔵バッテリーで15時間以上動作しながら重量も2.2kgを切るという点にも注目したい(ALIENWARE m15の場合)。当然、負荷の大きいゲームをプレイすれば動作時間は短くなるが、ゲーム以外の用途もパワフルにこなす、独立したGPU搭載ノートPCとして見れば、ALIENWAREシリーズの中ではいま最もバランスのいいモデルなのだ。
6コアのIntel Core i9を搭載し、RTX 2070/2080のいずれのGPUも選べるALIENWARE m17と、RTX構成が選べるようになったALIENWARE m15は、ともに2月1日から発売予定。m17は23万2980円から、RTX搭載構成のm15は21万2980円からだ。
着実な進化を遂げた入門機
ALIENWAREは過去22年、世界で最も認められ、有名なプレミアムゲームブランドだ。一方で、すべてのゲーマーをフォローするには、プレミアムゆえの価格がネックになってしまっていた。
そんなこともあり、数年前にゲーマーから「よりPCゲームに参入しやすいようにより安価なゲーミングPCを作ってほしい」という声が上がった。そういったゲーマーのニーズに対応するために作られたのが、デルブランドを冠した「Dell Gシリーズ」というラインナップだ。
エイゾール自身が「アップデート」と語ったが、この「Dell G5 15」は一から作った新しいノートPC。最大の特徴は、デルのPCの特徴ともなっているスリムベゼルと、144Hzのリフレッシュレートを持つモニター、6コアのIntel Core i5/i7、そして最新のNVIDIA GeForce RTX 2060を搭載する。
見た目の変化はもちろんのこと、「G5シリーズ」として初めて4ゾーンRGBバックライトキーボードを搭載し、パーソナライズできる機能が追加された(RTX搭載モデルのみ)。また、特別なホワイトボディの「Dell G5 15 スペシャルエディション」には、底面の一部がクリアパネルとなっており、内部のファンなどの動作が見える特別仕様になっている。
昨今のPCゲームは、GPUの要求性能が非常に高い。その点からすれば、デルブランドとはいえRTXを採用したG5シリーズは、普段使いのPCとしても違和感なく溶け込めるうえに、いざとなればゲーミングPCとしても高い性能を発揮できる。144Hzモニター、RTXシリーズ、バックライトキーボードなど、デルG5シリーズとしての魅力は格段に上がったと言える。
Dell G5 15は2月1日から発売。価格は13万9980円からで、スペシャルエディションは14万1980円からとなっている。
有機ELがノートPCに新採用
ノートPCの新製品以外にも、うれしい発表があった。
ひとつは、3年前に初めてALIENWARE 13で実現した有機ELディスプレイが、ALIENWARE 15、デルGシリーズの15インチモデルに搭載されるというものだ。有機ELモニターはその美しさから根強いファンを持っていたが、今回15インチにラインナップが広がったことは、ファンにとってもうれしいだろう。
もうひとつは、新たに55インチ、4K、リフレッシュレート120HzのALIENWAREゲーミングモニターを、AREA-51mと同様の“レジェンドデザイン”に基づいて今後発表するというもの。発表会ではイメージカットのみだったが、現状のALIENWAREゲーミングモニターシリーズとはデザインが一新されており楽しみな話題だ。
特にモニターについては、有機ELのメリットをフルに享受できるようになり、レスポンスタイム、カラーコーディネーション、より広い色域が表示できるだけでなく、120Hzという高いリフレッシュレートを実現しているところが魅力。エイゾールも「これまでに経験できなかったようなビジュアルを経験してもらえると思います」と自信を持って答えていたのが印象的だった。
■関連リンク
NEW ALIENWARE AREA-51m
https://www.dell.com/ja-jp/shop/cty/pdp/spd/alienware-17-area51m-laptop
NEW ALIENWARE m17
https://www.dell.com/ja-jp/shop/cty/pdp/spd/alienware-m17-laptop
NEW ALIENWARE m15 NVIDIA® GeForce® RTX 搭載構成
https://www.dell.com/ja-jp/shop/cty/pdp/spd/alienware-m15-laptop
New Dell G5 15
https://www.dell.com/ja-jp/shop/cty/pdp/spd/g-series-15-5590-laptop
New Dell G5 15 スペシャルエディション
https://www.dell.com/ja-jp/shop/cty/pdp/spd/g-series-15-5590-se-laptop
ALIENWARE新製品
https://www.dell.com/ja-jp/shop/deals/gamer-deals/new-gaming-product-deals
ALIENWAREノート
https://www.dell.com/ja-jp/shop/deals/gamer-deals/alienware-deal-1
Dell G/Inspiron ゲーミング
https://www.dell.com/ja-jp/shop/deals/gamer-deals/special-deals
製品の一部は2019年1月上旬に北米で開催された「CES 2019」で発表されていたが、日本国内での実機の公開および国内発売に関するアナウンスがなされたのは今回が初めてだ。
プレゼンターを務めたエイゾールは新製品紹介に先駆けて、「ゲーミングビジネスは大変なビジネスになっている」と世界的に急成長しているゲーミング市場に言及。「昨年は1160億ドルと、前年比10%の成長を見せています。そのなかで、eスポーツとストリーミングの規模は9億ドルに達している」と説明した。
本稿では、初公開となった新たなゲーミングノートPCをラインナップごとにご紹介しつつ、あらためて現在のALIENWAREラインナップを振り返ってみる。詳細なスペックを見なくても特徴がつかめるはずだ。
▲ALIENWARE AREA-51mを持つDell Inc. ALIENWARE、デル ゲーミング&XPS担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのフランク・エイゾール氏(右)と、ALIENWARE m17を手にするデル株式会社 ALIENWAREマーケティングシニアマネージャーの柳澤真吾氏(左)
新たな“LEGEND”デザイン
「ALIENWARE AREA-51m」
ALIENWAREは、ゲーミングPCが今ほどの知名度になるはるか前からゲーミングPCをリリースしてきた。LEDなどによるライティングや、冷却効果まで考えられた独自のデザインは、22年の歴史の中でゲーミングPCのデザインに大きな影響を与えてきたと言える。そんなALIENWAREが今回送り出すフラッグシップモデルが、4つ目のデザインID「ALIENWARE LEGENDS」をまとって登場したノートPC「ALIENWARE AREA-51m」だ。
▲ALIENWARE AREA-51m
これまで発売されたどのゲーミングノートPCとも違うデザインを目指したというAREA-51mでは、ALIENWARE自ら過去のデザインIDを破壊し、新たなデザインを創造した。
「ALIENWAREにしかなく、ALIENWAREの将来だけでなくゲーム業界がこうあるべきだというデザイン。それでいて誰も見たことがなく、そしてこれは間違いなくALIENWAREだというものを作りたかった」とエイゾールは語っている。
▲ALIENWAREにとって4つ目のデザインID「ALIENWARE LEGEND」は「従来のALIENWAREを自ら撃ち壊すもの」とエイゾール
「AREA-51m」という名前のノートPCは2002年に一度発売されており、今回が2作目にあたる。「絶対的にベストな製品で、業界でも見たことがないという製品にのみつけられる」ブランドだが、それは性能があってこそ。もちろん、ノートPCとして最大のパフォーマンスを発揮することにフォーカスされている。
一言で言えば、デスクトップPCの性能をそのまま実現したゲーミングノートPCだ。
CPUは、デスクトップ向けのオーバークロック対応可能な第9世代インテルCore i9 9900Kプロセッサーを搭載。このCPUコアは自作PCなどと同様に交換も可能な設計だ。GPUには、こちらもオーバークロック可能なNVIDIA GeForce RTXシリーズを採用し、デルオリジナルの交換用グラフィックスモジュールが今後発売される予定とのこと(発売日は未定)。ユーザー自身でのパーツ交換に関しては、ALIENWAREは一貫して交換自体を認めており、AREA-51mが特別というわけではない。
メモリーは最大64GBのDDR4をサポート。ストレージにはPCIe M.2 SSDのダブルスロットのほか、SSHDのスペースも用意されている。ここまで来るともはやノートというよりもモニター内蔵のデスクトップPCという雰囲気だ。
そのモニターは17.3インチの1920x1080ドットで、G-Syncに対応した60Hz IPSパネルのほか、144HzのIPSパネルも選べる。「ALIENWARE 17」などで採用されていた「Tobii Eye Track」も搭載されているが、リリースによれば、ゲームだけでなく動画配信などにも新たな操作性を提供するというから楽しみだ。
その性能を最大限に発揮するための冷却システム「ALIENWARE Cryo-Tech v2.0」は、今後発売される高性能なCPUやGPUへと交換を前提として、冷却性能や電源容量も含めて、あらかじめ余裕のある設計にしてあるという。
▲ALIENWARE AREA-51mの分解モデル。中央がメインロジックボード。左下がグラフィックスモジュール。右下がM2.SSD。背面パネルを開けるだけですぐにアクセスできる
キーボードは昨今のゲーミングPCの例にならって、右側にテンキーが備わったフルキーボードを搭載。1分間あたり最大108キーコマンドを扱えるnキーロールオーバーにも対応しており、キーボードの照明はキーごとに設定できる。
eスポーツのプレイの要とも言えるネットワーク拡張性まわりは、イーサネットにはALIENWAREとして初めて、2.5Gbpsの有線LANポートを採用。ワイヤレスLANもKiller 1550 802.11acと盤石の体制だ。ThunderboltのUSB Type-Cが1ポート、USB 3.0のType-Aは3ポートあり、各種ゲーミングデバイスなどをつなげるには十分だ。
ALIENWARE独自のゲーム管理/エフェクト/パフォーマンス設定ソフト「Alienware Command Center」も最新版となった。新バージョンでは、CPUのオーバークロックだけでなくGPUもコントロール可能に。昨年リリースしてからお客様の声を反映して、30以上の改善が施されているという。
さすがにこれだけの機能を備えるとなると、重量もかなりのもの。本体以外に、2本のケーブルで本体と接続するACアダプターもあり、かなりの重量感ではある。しかし約3.87kgという重さの中に、17インチモニター+フルスペックのデスクトップPCがコンパクトに収まっていると考えると、「モバイルできるデスクトップ」としてはかなり小型な部類とも言える。
日本での発売は2月1日で、価格は34万5980円からとなっている。
▲ALIENWARE AREA-51m
RTX 20シリーズ搭載でゲーム体験を強化
「ALIENWARE m15/m17」
2018年10月30日に発売されたALIENWARE史上最薄、最軽量ノートPCの「ALIENWARE mシリーズ」に、17インチモニターを搭載した「ALIENWARE m17」が追加され、「ALIENWARE m15」もRTXシリーズを採用して早くもアップデートされた。ALIENWARE mシリーズは「ALIENWARE史上最薄、最軽量」という点で、よく他社のゲーミングノートPCと引き合いに出されることも多い。単純に“薄型ゲーミングノートPC”としてだけ見ると、それ以上に薄いマシンもあるからだ。
しかし肝心なのは、「ALIENWARE m15/m17」が、プレミアムゲーミングブランドである「ALIENWARE」の名を受け継いでいるという点だ。
▲NEW ALIENWARE m15
ALIENWARE mシリーズは、あくまでゲーミング体験を犠牲にしないレベルの性能を維持するために必要で最低限な機能を盛り込んだモデルだ。上質な素材を盛り込み、排熱機構は上位モデル譲り。安心して長時間のゲームプレイに没頭するためには、「動作する」ではなく「快適に動作する」ことが求められるのは、ゲーミングノートPCを所有したことがある人ならわかるだろう。
また、意外に見落とされているが、内蔵バッテリーで15時間以上動作しながら重量も2.2kgを切るという点にも注目したい(ALIENWARE m15の場合)。当然、負荷の大きいゲームをプレイすれば動作時間は短くなるが、ゲーム以外の用途もパワフルにこなす、独立したGPU搭載ノートPCとして見れば、ALIENWAREシリーズの中ではいま最もバランスのいいモデルなのだ。
6コアのIntel Core i9を搭載し、RTX 2070/2080のいずれのGPUも選べるALIENWARE m17と、RTX構成が選べるようになったALIENWARE m15は、ともに2月1日から発売予定。m17は23万2980円から、RTX搭載構成のm15は21万2980円からだ。
着実な進化を遂げた入門機
「Dell Gシリーズ」
ALIENWAREは過去22年、世界で最も認められ、有名なプレミアムゲームブランドだ。一方で、すべてのゲーマーをフォローするには、プレミアムゆえの価格がネックになってしまっていた。そんなこともあり、数年前にゲーマーから「よりPCゲームに参入しやすいようにより安価なゲーミングPCを作ってほしい」という声が上がった。そういったゲーマーのニーズに対応するために作られたのが、デルブランドを冠した「Dell Gシリーズ」というラインナップだ。
エイゾール自身が「アップデート」と語ったが、この「Dell G5 15」は一から作った新しいノートPC。最大の特徴は、デルのPCの特徴ともなっているスリムベゼルと、144Hzのリフレッシュレートを持つモニター、6コアのIntel Core i5/i7、そして最新のNVIDIA GeForce RTX 2060を搭載する。
▲Dell G5 15 スペシャルエディション
▲Dell G5 15 スペシャルエディション裏面の透明パネル
見た目の変化はもちろんのこと、「G5シリーズ」として初めて4ゾーンRGBバックライトキーボードを搭載し、パーソナライズできる機能が追加された(RTX搭載モデルのみ)。また、特別なホワイトボディの「Dell G5 15 スペシャルエディション」には、底面の一部がクリアパネルとなっており、内部のファンなどの動作が見える特別仕様になっている。
昨今のPCゲームは、GPUの要求性能が非常に高い。その点からすれば、デルブランドとはいえRTXを採用したG5シリーズは、普段使いのPCとしても違和感なく溶け込めるうえに、いざとなればゲーミングPCとしても高い性能を発揮できる。144Hzモニター、RTXシリーズ、バックライトキーボードなど、デルG5シリーズとしての魅力は格段に上がったと言える。
Dell G5 15は2月1日から発売。価格は13万9980円からで、スペシャルエディションは14万1980円からとなっている。
有機ELがノートPCに新採用
&新製品も登場予定
ノートPCの新製品以外にも、うれしい発表があった。ひとつは、3年前に初めてALIENWARE 13で実現した有機ELディスプレイが、ALIENWARE 15、デルGシリーズの15インチモデルに搭載されるというものだ。有機ELモニターはその美しさから根強いファンを持っていたが、今回15インチにラインナップが広がったことは、ファンにとってもうれしいだろう。
もうひとつは、新たに55インチ、4K、リフレッシュレート120HzのALIENWAREゲーミングモニターを、AREA-51mと同様の“レジェンドデザイン”に基づいて今後発表するというもの。発表会ではイメージカットのみだったが、現状のALIENWAREゲーミングモニターシリーズとはデザインが一新されており楽しみな話題だ。
▲55インチモニターのイメージ
特にモニターについては、有機ELのメリットをフルに享受できるようになり、レスポンスタイム、カラーコーディネーション、より広い色域が表示できるだけでなく、120Hzという高いリフレッシュレートを実現しているところが魅力。エイゾールも「これまでに経験できなかったようなビジュアルを経験してもらえると思います」と自信を持って答えていたのが印象的だった。
■関連リンク
NEW ALIENWARE AREA-51m
https://www.dell.com/ja-jp/shop/cty/pdp/spd/alienware-17-area51m-laptop
NEW ALIENWARE m17
https://www.dell.com/ja-jp/shop/cty/pdp/spd/alienware-m17-laptop
NEW ALIENWARE m15 NVIDIA® GeForce® RTX 搭載構成
https://www.dell.com/ja-jp/shop/cty/pdp/spd/alienware-m15-laptop
New Dell G5 15
https://www.dell.com/ja-jp/shop/cty/pdp/spd/g-series-15-5590-laptop
New Dell G5 15 スペシャルエディション
https://www.dell.com/ja-jp/shop/cty/pdp/spd/g-series-15-5590-se-laptop
ALIENWARE新製品
https://www.dell.com/ja-jp/shop/deals/gamer-deals/new-gaming-product-deals
ALIENWAREノート
https://www.dell.com/ja-jp/shop/deals/gamer-deals/alienware-deal-1
Dell G/Inspiron ゲーミング
https://www.dell.com/ja-jp/shop/deals/gamer-deals/special-deals
KEYWORD
MEMBERS ONLY 独自視点の記事やお得なキャンペーン記事など配信
HARDWARE RANKING ハードウェアの人気記事ランキング!
-
PS5で全ゲーム対応!ゲーミングコンバーター「Besavior DS50MAX」発売
-
自由なプレイスタイルを提供するホリのAndroid専用ワイヤレスコントローラー
-
ゲーミングPCの起動ディスクをHDDからM.2 SSDに移行しよう【Alienwareマニアックス Vol.2】
-
ゲーミングPCにWindows 11をインストールしてみた。ゲーマーにとってのメリット・デメリットとアップデートすべきタイミングは?【Alienwareマニアックス第4回】
-
「Alienware Command Center」でAlienwareの隠されたパフォーマンスを引き出そう!【Alienwareマニアックス Vol.3】