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【PDXCON 2019】Paradox Interactiveの新作発表&試遊たっぷりなファンイベントがベルリンで開催!
Paradox Interactiveは2019年5月18日~20日、ドイツのベルリンにあるファンクハウス・ベルリンにて、ファン向けイベント「PDXCON 2019」を開催した。スウェーデンに本社を置くパブリッシャーParadox Interactiveは、『Hearts of Iron』シリーズや『Crusader Kings』シリーズ、『Stellaris』など数々の人気ストラテジーゲームを発売し、欧州では確固たる人気を築いている。
今回、こちらのイベントをDMM GAMESとParadox Interactiveの協力のもと取材することができたので、会場の様子などを紹介しよう。
ファンクハウス・ベルリンの1階と2階のスペースを活用して行われた本イベント、1階中央にドーンと大きなステージ+客席があり、その周りに各ゲームのブースを設置、といった作りになっていた。ファンは思い思いに好きなゲームのブースへ行ったり、中央のステージイベントをかぶりつくように見たりと、本イベントをじっくりと堪能している様子だった。
前述のとおりイベント開催期間は18~20日の3日間だったのだが、このうち18日はプレス向け&枚数限定エンペラーチケット(500ユーロ=約6万円が5分で完売)を購入したファンのみが参加。Paradox Interactiveのゲームは、その多くが骨太なストラテジー/シミュレーションということもあり、欧州在住の熱心なファンがたくさん集まった印象だ。ドイツで開催されたこともあるが、アジア人の姿はほぼナシ。日本人ファンの姿もチラリと見かけたが、筆者が確認できた範囲では数名だった。
Paradox Interactiveが得意とするストラテジーゲームは、日本においてはまだそこまで大きなムーブメントにはなっていないが、この熱量を目の当たりにすると逆に「何で日本では流行らないんだろう」と感じた。どうしても難易度高めに感じてしまったり、正式な日本語版がリリースされていないものが多いため、日本語化MODに頼る必要がある壁もあるが、一度ハマると抜け出せない楽しさがあるのも事実だ。
SteamやEpic Gameストアのセールなどで安く購入できるタイミングで、ぜひこのジャンルを試してみてほしい。
さて、ここからは出展されていたおもなタイトルを紹介する。
2020年発売なので今回のPDXCON 2019ではプレイすることができず、シアター形式ではあったものの、来年に向けて注目の1本となりそうだ。Epic GamesストアとSteamで2020年発売予定(国内のPlayStation 4版はDMM GAMESより発売)。
本イベントで発表されるや、会場が多いに沸いたのがこの『Crusader Kings III』だ。十字軍を題材にした歴史ストラテジーシリーズで、ヨーロッパで一族の繁栄を目指す当主となり、戦争・交易などを行っていく、というもの。2020年発売予定。
こちらも試遊はできず、スタッフの操作によるシアター形式で会場のファンに見せていたが、説明中もひっきりなしにファンから質問が飛び交い、それに答える形で進行していた。
なお、『~III』の発表を記念して『~ II』が無料ゲームになった(ただし各種DLCは有料のまま)。
2016年に発売された人気SLストラテジー『Stellaris』の拡張パック『Federations』が発表。巨大な基地要塞Juggernaut、評議員会、起源などが加わり、さらに奥深いシステムで遊べるようになる。2020年後半に発売予定。
もうひとつのDLC『Lithoids』も発表され、こちらはミニ拡張で全身が石でできている種族Lithoidsが追加される。こちらは2019年10月25日より発売予定。
会場では試遊パソコンを設置、多くのファンが新しい要素を楽しんでいたようだ。
ターン制シミュレーションゲーム『BATTLETECH』の新しいDLC『Heavy Metal』が発表された。新しいメックが8種(新メック1、クラシックメック7)、新しい武器が8種、新しいストーリーが追加される。会場では最新DLC入りで試遊できるパソコンがズラリと並んでいた。2019年11月21日発売予定。
『Empire of Sin』は1920年から1933年まで施行されていた禁酒法時代のアメリカ・シカゴを舞台に、マフィアをテーマにしたシミュレーションゲーム。アル・カポネやダイオン・オバニオンといった実在したボスが登場するのも大きな特徴だ。「PDXCON 2019」ではクローズドのスペースに試遊台を設置、予約してプレイするという形を取っていた。
ターン制のSFストラテジーゲーム『Age of Wonders: Planetfall』初のDLC『Revelations』が、2019年11月19日にリリース。新しいキャンペーン、ロケーション、シークレットテックなどが追加される。
刑務所経営シミュレーションゲーム『Prison Architect』のパワーアップ版。「Psych Ward」とは精神科のこと。2019年11月21日発売予定。
2018年に発売された『Surviving Mars』の続編に当たる作品で、この『Surviving Aftermath』では核戦争後の地球でいかに生き残っていくかサバイバルするゲームとなっている。現在アーリーアクセス版が発売中で、正式な製品のリリースは2020年後半を予定している。
■関連リンク
Paradox Interactive
https://www.paradoxplaza.com/
PDXCON 2109
https://pdxcon.paradoxplaza.com/
▲会場となったドイツ・ベルリンにあるファンクハウス・ベルリン
▲ステージイベントの様子
▲会場内のパソコンはALIENWARE AURORAが多く使われていた。ALIENWAREは本イベントの協賛をしている
今回、こちらのイベントをDMM GAMESとParadox Interactiveの協力のもと取材することができたので、会場の様子などを紹介しよう。
大きな会場を使って新作、新DLCを出展!
ファンクハウス・ベルリンの1階と2階のスペースを活用して行われた本イベント、1階中央にドーンと大きなステージ+客席があり、その周りに各ゲームのブースを設置、といった作りになっていた。ファンは思い思いに好きなゲームのブースへ行ったり、中央のステージイベントをかぶりつくように見たりと、本イベントをじっくりと堪能している様子だった。
前述のとおりイベント開催期間は18~20日の3日間だったのだが、このうち18日はプレス向け&枚数限定エンペラーチケット(500ユーロ=約6万円が5分で完売)を購入したファンのみが参加。Paradox Interactiveのゲームは、その多くが骨太なストラテジー/シミュレーションということもあり、欧州在住の熱心なファンがたくさん集まった印象だ。ドイツで開催されたこともあるが、アジア人の姿はほぼナシ。日本人ファンの姿もチラリと見かけたが、筆者が確認できた範囲では数名だった。
Paradox Interactiveが得意とするストラテジーゲームは、日本においてはまだそこまで大きなムーブメントにはなっていないが、この熱量を目の当たりにすると逆に「何で日本では流行らないんだろう」と感じた。どうしても難易度高めに感じてしまったり、正式な日本語版がリリースされていないものが多いため、日本語化MODに頼る必要がある壁もあるが、一度ハマると抜け出せない楽しさがあるのも事実だ。
SteamやEpic Gameストアのセールなどで安く購入できるタイミングで、ぜひこのジャンルを試してみてほしい。
▲物販コーナー。一般日は1時間以上の行列となっていた
▲Paradox Interactiveから発売されている多くのゲームは、ボードゲーム化もされている。本イベントではそれらを試遊するスペースもあった
さて、ここからは出展されていたおもなタイトルを紹介する。
■Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2
2004年に発売された『Vampire: The Masquerade - Bloodlines』の続編が15年振りに登場。テーブルトークRPGを題材したアクションRPGで、前作は骨太でハードなストーリーが多くのファンを魅了しており、続編はまさに待望の! というわけだ。現代のシアトルを舞台に、吸血鬼たちの派閥が覇権を争って戦うという内容で、成長とともに吸血鬼のさまざまな能力を取得して物語を進めていく。2020年発売なので今回のPDXCON 2019ではプレイすることができず、シアター形式ではあったものの、来年に向けて注目の1本となりそうだ。Epic GamesストアとSteamで2020年発売予定(国内のPlayStation 4版はDMM GAMESより発売)。
■Crusader Kings III
本イベントで発表されるや、会場が多いに沸いたのがこの『Crusader Kings III』だ。十字軍を題材にした歴史ストラテジーシリーズで、ヨーロッパで一族の繁栄を目指す当主となり、戦争・交易などを行っていく、というもの。2020年発売予定。こちらも試遊はできず、スタッフの操作によるシアター形式で会場のファンに見せていたが、説明中もひっきりなしにファンから質問が飛び交い、それに答える形で進行していた。
なお、『~III』の発表を記念して『~ II』が無料ゲームになった(ただし各種DLCは有料のまま)。
■Stellaris: Federations(DLC)
2016年に発売された人気SLストラテジー『Stellaris』の拡張パック『Federations』が発表。巨大な基地要塞Juggernaut、評議員会、起源などが加わり、さらに奥深いシステムで遊べるようになる。2020年後半に発売予定。もうひとつのDLC『Lithoids』も発表され、こちらはミニ拡張で全身が石でできている種族Lithoidsが追加される。こちらは2019年10月25日より発売予定。
会場では試遊パソコンを設置、多くのファンが新しい要素を楽しんでいたようだ。
■BATTLETECH: Heavy Metal(DLC)
ターン制シミュレーションゲーム『BATTLETECH』の新しいDLC『Heavy Metal』が発表された。新しいメックが8種(新メック1、クラシックメック7)、新しい武器が8種、新しいストーリーが追加される。会場では最新DLC入りで試遊できるパソコンがズラリと並んでいた。2019年11月21日発売予定。
■Empire of Sin
『Empire of Sin』は1920年から1933年まで施行されていた禁酒法時代のアメリカ・シカゴを舞台に、マフィアをテーマにしたシミュレーションゲーム。アル・カポネやダイオン・オバニオンといった実在したボスが登場するのも大きな特徴だ。「PDXCON 2019」ではクローズドのスペースに試遊台を設置、予約してプレイするという形を取っていた。
■Age of Wonders: Planetfall - Revelations(DLC)
ターン制のSFストラテジーゲーム『Age of Wonders: Planetfall』初のDLC『Revelations』が、2019年11月19日にリリース。新しいキャンペーン、ロケーション、シークレットテックなどが追加される。
■Prison Architect Psych Ward: Warden's Edition
刑務所経営シミュレーションゲーム『Prison Architect』のパワーアップ版。「Psych Ward」とは精神科のこと。2019年11月21日発売予定。
■Surviving the Aftermath
2018年に発売された『Surviving Mars』の続編に当たる作品で、この『Surviving Aftermath』では核戦争後の地球でいかに生き残っていくかサバイバルするゲームとなっている。現在アーリーアクセス版が発売中で、正式な製品のリリースは2020年後半を予定している。■関連リンク
Paradox Interactive
https://www.paradoxplaza.com/
PDXCON 2109
https://pdxcon.paradoxplaza.com/