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春夏シーズンの強豪4チームが激突!「レインボーシックス PCジャパンナショナルズ」グランドファイナルday1観戦レポート

2020年8月23日、タクティカルシューターレインボーシックス シージ』(以下『R6S』)の公式大会「R6S PCジャパンナショナルズ」グランドファイナルday1が開催された。


本大会は”国内最高峰”となる『R6S』の賞金付きeスポーツイベント。プロ・アマ問わず、1チーム5人制で誰でも参加できるのが特徴だ。今回取り上げるグランドファイナルday1では、春シーズン(4月~6月)と夏シーズン(6月~8月)の優勝&準優勝チームが集結。9月6日に開催予定のグランドファイナルday2への切符をかけて死闘を演じた。

本稿では、「野良連合 NRG vs Sengoku Gaming」(第1試合)、および「NarraTiveFaisaru vs NORTHEPTION」(第2試合)の観戦レポートをお届けする。グランドファイナルday2に進出したのは果たしてどのチームなのか。リアルタイムで視聴していた方やそうでない方も、ぜひご覧いただけると幸いだ。

第1試合:野良連合 NRG vs Sengoku Gaming

▲「野良連合 NRG」&「Sengoku Gaming」のロースター

第1試合のマッチアップは野良連合 NRG(以下、NAG)対 Sengoku Gaming(以下、SG)。舞台となったのはSGがピックした「オレゴン」だ。本試合のファーストキルはiZURO.NRG選手が計上。後方階段から地下に進行するReyCyil.SG選手に対し、裏を取る形で食い止める。しかしYahooN.SG選手がすかさずカバーに入り、立て続けに2人を落として人数有利を獲得。NRGの敷いた防衛網に入りつつ、アドバンテージを生かしたSGが第1ラウンドを勝ち取った。

▲ほぼ決め撃ちで拠点周りの敵プレイヤーを蹴散らしたWindow.NRG選手

第1ラウンドを取られたNRGは、第2ラウンドより態勢の立て直しを図る。第12ラウンドまでお互いにラウンド数を重ねる中、第13ラウンドにてSGを打ち負かし、7-6でマッチポイントを先取した。そして第14ラウンド残り34秒、Window.NRG選手がYahooN.SG選手を撃破したことで5vs2の有利な状況を形成。続けてA1kyan.SG選手に設置されたボムを解除するべく、Window.NRG選手も2階ベッドルームに突入。見事な決め撃ちで2名のSGメンバーを一蹴し、仕掛けられたボムを解除してオレゴンの戦いを制した。

▲人数不利の状況からSG陣営を一層したVaNiSh.NRG選手

1stマップを収めたNRGの猛攻は、2ndマップ「クラブハウス」でも衰えることはなかったようだ。まずは第1ラウンドのお返しと言わんばかりに第2ラウンドを取り戻すと、第3・第4ラウンドも危うげなく奪取。そこへSGも負けじと食らいつき、試合はシーソーゲームの如く均衡した流れへ。ところが第12ラウンド、先にマッチポイントを握ったNRGに勝利の女神が微笑む。

両陣営ともに1人ずつダウンした残り46秒、iZURO.NRG選手がYahooN.SG選手のMONTAGNEをキル。拠点への進行を務める盾役がいなくなったからか、SGの突破力は大幅にダウン。何とかボム設置にこぎつけるも無理があったのか、VaNiSh.NRG選手がA1kyan.SG選手とCandy.SG選手を撃破。これにより、2マップを勝ち得たNRGのグランドファイナルday2が決定した。

最終結果

  • 1stマップ(オレゴン):NRG 8-6 SG
  • 2ndマップ(クラブハウス):NRG 7-5 SG
  • 勝者:NRG(野良連合 NRG)

第2試合:NarraTiveFaisaru vs NORTHEPTION

▲「NarraTiveFaisaru」&「NORTHEPTION」のロースター

第2試合のマッチアップは「NarraTiveFaisaru」(以下、FS)vs「NORTHEPTION」(以下、NORTH)。先に試合の流れを端的に述べると、こちらは第1試合を上回る接戦が繰り広げられ、最終的に3rdマップまでもつれ込む運びとなった。1stマップは「ヴィラ」。先にファーストキルを叩き出したのはFSだったが、先手を握ったのはNORTH。残り30秒、Kohk.North選手がRenT.Faisaru選手を打ち破って第1ラウンドを獲得する。

▲SpeakEqsy.North選手の見事な揺さぶり→伏せ撃ちに、キャスター陣も思わず唸った

ところがFSも遅れは取っていなかった。第3ラウンド・第4ラウンドを抑えて同点に持ち込むと、第6ラウンドでの勝利を契機にNORTHを3ラウンド分突き放す。しかしNORTHの巻き返しは想像以上のものだった。第9ラウンドを皮切りとし、今度は4ラウンド連続でFSを飲み込む好プレーをマーク。最終ラウンドではSpeakEqsy.North選手の驚くべき頭脳プレーが飛び出し、人数不利を覆す逆転勝利で1stマップをくぐり抜けた。

▲第15ラウンドまで及んだ2ndマップは、コンマ秒数のキル判定にもつれ込む驚きの展開に

続く2ndマップ「カフェ」では、背水の陣に追い込まれたFSの反撃がピカリと光る。第5ラウンド終了時点で1-4のビハインドを追うため、アグレッシブなプレイングでどんどん差を縮めていく。第9ラウンド残り2分6秒、屋内への侵入ルートを探るNORTH陣営を一人、また一人とダウンさせ、単身のfebar.North選手をPerro.Faisaru選手がノックアウト。このパーフェクトラウンドの後に3ラウンド分の延長線を迎えたものの、結果としてFSがカフェを手中に収め、希望を3rdマップに託した。

▲NORTHの勝利を決定づけたCoPaHiPo.North選手のラストキル

いよいよ両チームの進退が決する3rdマップ「クラブハウス」の戦闘。その実態は、序盤からNORTHの優勢が目立つ展開となった。防衛側でスタートしたNORTHはFSの攻撃パターンを臨機応変に対策。第1ラウンドの堅実なラストキルを経て、第4ラウンドまで着実にポイントを重ねていく。FSも攻守交代を機に2ラウンド返すが、4ラウンド分の差が響いたのか、2ndマップのように差を縮めることができない。

NORTHがマッチポイントにたどり着いた第10ラウンド残り58秒、CoPaHiPo.North選手がYINGのカンデラを地下へ投げ込み、勢いよく祭壇へ突入。拠点を守っていたRenT選手を落とし、拠点制圧の嚆矢を放つ。

わずか数秒のうちにfebar.North選手もPerro.Faisaru選手を抑え、2-4の不利を背負ったFS。何とか1キルを巻き返すも、Hinaka.Faisaru選手が凶弾に倒れ、Aokayu.Faisaru選手1人で防衛に徹することに。この人数有利を生かしたいNORTH陣営は、ボム設置を阻止せんと祭壇内へやってきたAokayu.Faisaru選手を捉え、廊下から味方のカバーに回っていたCoPaHiPo.North選手がラストキル。

この瞬間、延長戦込みの大接戦を切り抜けたNORTHのグランドファイナルday2進出が決定。奇しくも春夏シーズンの優勝チームが、共に最終決戦の場で相まみえることとなった。

最終結果

  • 1stマップ(ヴィラ):FS 5-7 NORTH
  • 2ndマップ(カフェ):FS 8-7 NORTH
  • 3rdマップ(クラブハウス):FS 3-7 NORTH
  • 勝者:NORTH(NORTHEPTION)

グランドファイナルは9月6日開催!

▲「R6S PCジャパンナショナルズ」グランドファイナルday1の最終結果

約5ヶ月間に及んだ「R6S PCジャパンナショナルズ」も、いよいよ9月6日開催のグランドファイナルday2を残すのみ。当日のマッチアップは「NRG vs NORTH」となり、BO5形式で試合が執り行われる。両チームは春夏シーズンの頂点に上り詰めた王者ということもあり、相当な激戦が見込めるはずだ。これまでの試合記録、および今後の動向が気になる方は、本大会の公式サイトを忘れずにチェックしておこう。

レインボーシックス シージ
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『レインボーシックス シージ』ジャパンリーグ
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