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【新連載・今日からはじめる『VALORANT』第1回】『VALORANT』ならではの“基本ルール”を理解しよう!
ライアットゲームズが手掛けるタクティカルシューター『VALORANT』。2020年6月2日より基本プレイ無料で配信の始まった本作は、攻撃と防衛の2チームに分かれて戦う戦略性の高いFPS(ファーストパーソンシューター)作品だ。本連載では「これから『VALORANT』を遊び始めるビギナー」をターゲットに捉え、対人戦の心構えや立ち回り等について解説していく。
第1回目のお題は「基本ルールの理解」。具体的な立ち回りやキャラクターごとの役割について述べる前に、”『VALORANT』をプレイするにあたって最低限おさえたいポイント”を見出しごとに紹介する。初歩段階から説明するので、初心者の方も安心してご覧いただきたい。
注意事項
※下記で言及するポイントは次回以降の連載で掘り下げるため、本文中ではあくまで導入としての解説に留めております。
※各種解説にあたり、”ゲームのインストール”は既に終えているものとして解説を進めます。予めご了承ください。
とはいえ、次のような疑問が出るかもしれない。「圧倒的に上手いプレイヤーがいるなら、1人でも無双できるんじゃないの?」と。しかし、答えはNoだ。確かにずば抜けて優れた技術を持つプレイヤーがいて、なおかつ相手チームメンバーが5人とも素人同然の初心者なら、敵陣へ突っ込むだけで勝てるかもしれない(もしくは虚を突いた裏取り。こちらは作戦として機能するものの、高度な立ち回りを要求される)。だが現実はそう甘くはなく、1人で策も無く突っ込めばあっさり倒されるのがオチ。良くてダブルキルぐらいはできるかもしれないが、それでも残ったチームメンバーの負担を考えると、やはり突出して動くべきではないだろう。
本作は”タクティカルシューター”と銘打たれてはいるものの、ジャンル自体は古典的である。約20年前にリリースされた『Counter-Strike』と、その続編『Counter-Strike: Global Offensive』で採用された”ボムルール”というものがある。本作のゲームシステムはそのボムルールを根幹に据えた(と推測される)もので、ボムを設置する攻撃チームと、ボム設置を食い止める防衛チームに分かれて試合が進む。1つのボムを巡って両陣営が激突するため、必ずしも敵チームの全滅がメイン目標ではない。ゆえに単体で敵を倒しまわるのではなく、チームメンバー個々人が力を合わせ、陣営ごとの目標達成のために行動しなければならないのである。
そして本作では、武器を自ら調達する必要がある。方法は簡単、ラウンド開始前にショップ画面を開き、所持マネーを支払ってお目当ての装備(武器・アーマー・アビリティ)を購入するだけ。マネーを増やす手段は「ラウンドに勝利(敗北しても一定額は貰える」、「敵を倒す」、「スパイク解除」などいくつかあり、所持マネーの分だけ装備を整えることができる……という仕組みだ。
マネーは有限のため、闇雲に性能の高い武器を買っていては金欠必至。勝利を勝ち取るには、”賢いマネーの使い方”を学ぶ必要がでてくる。安価だが性能の低い武器で節約プレーを取るか、多額のマネーと引き換えに強力な武器を早めに揃えるかはプレイヤー次第。またショップを使わず、敵チームが落とした武器を拾って使い回す戦法も非常に有効だ(ただし自分が武器を落とした場合、相手に拾って使われる危険も)。いずれにせよ、”試合は準備フェーズから既に始まっている”のだ。
防衛側:タイムアップまで攻撃チームのスパイク(ボム)設置を阻止/設置されたスパイクを解除
共通:相手チームを殲滅
チームの勝利:全24ラウンドのうち、相手チームより先に13本ラウンドを取得
スパイクラッシュ:4ラウンド先取で終了するカジュアルなモード
コンペティブ:通常ルール/ランク変動あり
デスマッチ:自分以外の敵を倒すFFA(フリーフォーオール)/30キル達成で勝利
そしてエージェントは能力が違うゆえに、得意なシチュエーション(ロール)もはっきりと異なる。最初は外見の好みやアビリティの性能だけで選んでも構わないので、ぜひ自分のプレイスタイルにマッチしたエージェントをピックアップしてもらいたい。
敵チームの視界遮断、および自チームの視界確保など、味方陣営を勝利に導くために戦場を支配するロール。
例:OMEN(オーメン)、BRIMSTONE(ブリムストーン)、VIPER(ヴァイパー)
味方陣営の前衛を努め、敵チームとの接敵時に攻撃を仕掛けるロール。
例:JETT(ジェット)、RAZE(レイズ)、PHOENIX(フェニックス)、REYNA(レイナ)
チームメンバーの回復や拠点防衛など、後衛から自チームのサポートに勤しむロール。
例:SAGE(セージ)、CYPHER(サイファー)、KILLJOY(キルジョイ)
前衛と後衛の中間に入って索敵を行うほか、前線で戦う味方の援護も担う
例:BREACH(ブリーチ)、SOVA(ソーバ)、SKYE(スカイ)
とはいえ、エージェント(キャラクター)固有のアビリティ使用キー(詳細は後述)など、初心者にとっては見慣れない箇所があるのも事実。ぶっつけ本番で挑むのではなく、まずは下記を参考に基本的な動かし方、画面に映った各項目の用途を学ぶところから始めてみよう。その際、射撃練習場やカスタムマッチ(どちらもメインメニューから移行可)にて練習するのがオススメ。もし周りに『VALORANT』をプレイしているフレンドがいるなら、自分の動きや射撃時のブレ等を客観的に見てもらい、問題点を指摘してもらえるとなお良いだろう。
■番号の説明
①ミニマップ:マップ全体図を表しており、自身の現在地も表示
②チームメンバー表示欄:残り人数の表示、ダウンしたプレイヤーのエージェントアイコンが消失
③獲得ラウンド数:ラウンド勝利数の表示
④残り時間:タイムアップ時、強制的にラウンド終了
⑤キルログ:誰が誰をどんな武器で倒したのか、ステータスを簡易表示
⑥レティクル:いわゆる照準、射撃時はレティクルの位置へ弾丸を発射
⑦残り体力:ダメージを受けると数値が減少
⑧エージェントの保有アビリティ:各アビリティはそれぞれのキーに対応
⑨装備武器の残り弾薬
⑩所持マネー
ジャンプ:スペース
しゃがみ:Left Ctrl
視点移動:マウス移動
ショップ画面の起動:B
射撃:左クリック
オルト射撃(エイミング):右クリック
武器切り替え:マウスホイール/1・2キーでも可
武器ドロップ:G
武器を調べる:Y
スパイク設置:4
オブジェクト実行:F
アビリティ使用:Q・E・C・X
指定箇所へピン設置:Z
そんな【今日からはじめる『VALORANT』】第2回のテーマは、「キャラクターコントロールと射撃方法」を予定している。これから本作の世界に飛び込んでみたいと考えている方は、ぜひ参考にしていただけると幸いだ。
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ライアットゲームズ
https://www.riotgames.com/
『VALORANT』
https://playvalorant.com/ja-jp/
第1回目のお題は「基本ルールの理解」。具体的な立ち回りやキャラクターごとの役割について述べる前に、”『VALORANT』をプレイするにあたって最低限おさえたいポイント”を見出しごとに紹介する。初歩段階から説明するので、初心者の方も安心してご覧いただきたい。
注意事項
※下記で言及するポイントは次回以降の連載で掘り下げるため、本文中ではあくまで導入としての解説に留めております。
※各種解説にあたり、”ゲームのインストール”は既に終えているものとして解説を進めます。予めご了承ください。
そもそも『VALORANT』って何ぞや?
そもそも『VALORANT』とは、一体どのようなゲームなのか。端的に表すとチーム戦に主軸を置いたFPS、もっと簡単に言えば、”仲間と精一杯協力して勝利条件を満たすFPS”だ。5人1組のチームで動くため、試合中の身勝手な行動は厳禁。チームメンバーと密に連携し、個より全の勝利を目指して戦うのがセオリーである。フィールドを走り回って発見した敵を倒す『Call of Duty』シリーズ等、”ラン&ガン”タイプのFPSとは毛色が異なる。▲スパイクと呼ばれるボムを中心に攻撃・防衛チームが戦いを繰り広げる
とはいえ、次のような疑問が出るかもしれない。「圧倒的に上手いプレイヤーがいるなら、1人でも無双できるんじゃないの?」と。しかし、答えはNoだ。確かにずば抜けて優れた技術を持つプレイヤーがいて、なおかつ相手チームメンバーが5人とも素人同然の初心者なら、敵陣へ突っ込むだけで勝てるかもしれない(もしくは虚を突いた裏取り。こちらは作戦として機能するものの、高度な立ち回りを要求される)。だが現実はそう甘くはなく、1人で策も無く突っ込めばあっさり倒されるのがオチ。良くてダブルキルぐらいはできるかもしれないが、それでも残ったチームメンバーの負担を考えると、やはり突出して動くべきではないだろう。
▲単独行動を避け、なるべく味方と近い距離を保って戦うのがベスト
本作は”タクティカルシューター”と銘打たれてはいるものの、ジャンル自体は古典的である。約20年前にリリースされた『Counter-Strike』と、その続編『Counter-Strike: Global Offensive』で採用された”ボムルール”というものがある。本作のゲームシステムはそのボムルールを根幹に据えた(と推測される)もので、ボムを設置する攻撃チームと、ボム設置を食い止める防衛チームに分かれて試合が進む。1つのボムを巡って両陣営が激突するため、必ずしも敵チームの全滅がメイン目標ではない。ゆえに単体で敵を倒しまわるのではなく、チームメンバー個々人が力を合わせ、陣営ごとの目標達成のために行動しなければならないのである。
▲ラウンド開始前の購入フェーズ。価格ごとにさまざまな武器種が用意されている
そして本作では、武器を自ら調達する必要がある。方法は簡単、ラウンド開始前にショップ画面を開き、所持マネーを支払ってお目当ての装備(武器・アーマー・アビリティ)を購入するだけ。マネーを増やす手段は「ラウンドに勝利(敗北しても一定額は貰える」、「敵を倒す」、「スパイク解除」などいくつかあり、所持マネーの分だけ装備を整えることができる……という仕組みだ。
マネーは有限のため、闇雲に性能の高い武器を買っていては金欠必至。勝利を勝ち取るには、”賢いマネーの使い方”を学ぶ必要がでてくる。安価だが性能の低い武器で節約プレーを取るか、多額のマネーと引き換えに強力な武器を早めに揃えるかはプレイヤー次第。またショップを使わず、敵チームが落とした武器を拾って使い回す戦法も非常に有効だ(ただし自分が武器を落とした場合、相手に拾って使われる危険も)。いずれにせよ、”試合は準備フェーズから既に始まっている”のだ。
陣営ごとの勝利条件
攻撃側:防衛拠点へスパイクを設置して爆破防衛側:タイムアップまで攻撃チームのスパイク(ボム)設置を阻止/設置されたスパイクを解除
共通:相手チームを殲滅
チームの勝利:全24ラウンドのうち、相手チームより先に13本ラウンドを取得
『VALORANT』のゲームモード
アンレート:通常ルールで行う/ランク変動無しスパイクラッシュ:4ラウンド先取で終了するカジュアルなモード
コンペティブ:通常ルール/ランク変動あり
デスマッチ:自分以外の敵を倒すFFA(フリーフォーオール)/30キル達成で勝利
「エージェント」ごとに役割や能力が違う
チームを構成するメンバーはごく普通の人間……ではなく、各々が際立ったアビリティ(特殊能力)を保持した「エージェント」と呼ばれる存在だ。ある者はマップ内に大掛かりなスモークを展開して視界を遮り、ある者は味方の回復や蘇生を司り、またある者は銃弾を発射するタレットを設置して敵陣営の侵入を阻む。『オーバーウォッチ』や『レインボーシックス シージ』、そして『 Apex Legends』といった能力の異なるキャラクターを選択して戦うFPSと同じく、『VALORANT』もエージェントのアビリティをいかに使いこなすかによって勝敗が決するのは言うまでもない。そしてエージェントは能力が違うゆえに、得意なシチュエーション(ロール)もはっきりと異なる。最初は外見の好みやアビリティの性能だけで選んでも構わないので、ぜひ自分のプレイスタイルにマッチしたエージェントをピックアップしてもらいたい。
コントローラー
▲BRIMSTONEのエージェント紹介画面
敵チームの視界遮断、および自チームの視界確保など、味方陣営を勝利に導くために戦場を支配するロール。
例:OMEN(オーメン)、BRIMSTONE(ブリムストーン)、VIPER(ヴァイパー)
デュエリスト
▲PHOENIXのエージェント紹介画面
味方陣営の前衛を努め、敵チームとの接敵時に攻撃を仕掛けるロール。
例:JETT(ジェット)、RAZE(レイズ)、PHOENIX(フェニックス)、REYNA(レイナ)
センチネル
▲SAGEのエージェント紹介画面
チームメンバーの回復や拠点防衛など、後衛から自チームのサポートに勤しむロール。
例:SAGE(セージ)、CYPHER(サイファー)、KILLJOY(キルジョイ)
イニシエーター
▲SOVAのエージェント紹介画面
前衛と後衛の中間に入って索敵を行うほか、前線で戦う味方の援護も担う
例:BREACH(ブリーチ)、SOVA(ソーバ)、SKYE(スカイ)
画面の見方&基本操作について
次に覚えておきたいのは基本操作と画面の見方。前者はゲームプレイを始める際に必要であり、後者は試合をスムーズに進める上で非常に重要なポイントだ。どちらも多くのFPSタイトルで採用されているものとそう変わりないので、経験者ならそこまで戸惑わずに感覚を掴めるのではないだろうか。▲各種ゲームモードへ挑む前に、射撃練習場やカスタムマッチでじっくりと操作方法を身に着けよう
とはいえ、エージェント(キャラクター)固有のアビリティ使用キー(詳細は後述)など、初心者にとっては見慣れない箇所があるのも事実。ぶっつけ本番で挑むのではなく、まずは下記を参考に基本的な動かし方、画面に映った各項目の用途を学ぶところから始めてみよう。その際、射撃練習場やカスタムマッチ(どちらもメインメニューから移行可)にて練習するのがオススメ。もし周りに『VALORANT』をプレイしているフレンドがいるなら、自分の動きや射撃時のブレ等を客観的に見てもらい、問題点を指摘してもらえるとなお良いだろう。
各番号の解説
▲各番号の説明は以下を参照
■番号の説明
①ミニマップ:マップ全体図を表しており、自身の現在地も表示
②チームメンバー表示欄:残り人数の表示、ダウンしたプレイヤーのエージェントアイコンが消失
③獲得ラウンド数:ラウンド勝利数の表示
④残り時間:タイムアップ時、強制的にラウンド終了
⑤キルログ:誰が誰をどんな武器で倒したのか、ステータスを簡易表示
⑥レティクル:いわゆる照準、射撃時はレティクルの位置へ弾丸を発射
⑦残り体力:ダメージを受けると数値が減少
⑧エージェントの保有アビリティ:各アビリティはそれぞれのキーに対応
⑨装備武器の残り弾薬
⑩所持マネー
最低限押さえておきたい操作方法(デフォルトのキーボード操作)
キャラクター移動(奥・左・手前・右):W・A・S・Dジャンプ:スペース
しゃがみ:Left Ctrl
視点移動:マウス移動
ショップ画面の起動:B
射撃:左クリック
オルト射撃(エイミング):右クリック
武器切り替え:マウスホイール/1・2キーでも可
武器ドロップ:G
武器を調べる:Y
スパイク設置:4
オブジェクト実行:F
アビリティ使用:Q・E・C・X
指定箇所へピン設置:Z
次回予告:キャラクターコントロールと射撃方法を学ぶ!
連載第1発目となる今回は『VALORANT』の基本原理を皮切りとし、基本ルールや試合の流れ、プレイヤーが使用するエージェントについて大まかに紹介した。もちろん上記の解説だけでは物足りないと思うので、詳細な掘り下げは次回以降の記事でパートごとに行う所存だ。そんな【今日からはじめる『VALORANT』】第2回のテーマは、「キャラクターコントロールと射撃方法」を予定している。これから本作の世界に飛び込んでみたいと考えている方は、ぜひ参考にしていただけると幸いだ。
(C)2020 Riot Games, Inc. All rights reserved.
ライアットゲームズ
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『VALORANT』
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