『Loretta』絵画が与えたインスピレーションとゲームへの翻案【インディーゲームレビュー 第131回】
ロシアのゲーム開発者による、ヒッチコックのスリラーを思わせるビジュアルノベル『Loretta(ロレッタ)』をレビュー。原案となった一枚の絵画と、ゲームに込められた開発者の意図とは?
「ゲーム批評」編集長などを経て、2000年からフリーランス。「ゲーム教育ジャーナリスト」「コミュニティサポーター」「ゲーム教育者」という3つの分野で活動している。主な役職にNPO法人ゲーム開発者協会名誉理事・事務局長、ゲームライターコミュニティ代表、日本ゲームシナリオライター協会監事、東京国際工科専門職大学講師など。主な著書・編著に『ゲームクリエイターが知る97のこと(2)』(オライリージャパン)などがある。
ロシアのゲーム開発者による、ヒッチコックのスリラーを思わせるビジュアルノベル『Loretta(ロレッタ)』をレビュー。原案となった一枚の絵画と、ゲームに込められた開発者の意図とは?
難易度の自動調整機能を備えた縦スクロールSTG『Mecha Ritz: Steel Rondo』のレビューをお届け。ゲームのサブスクリプションモデルが広がる中、個別最適化されたゲーム体験の提供がもたらす未来とは?
『Her Story』を製作したサム・バーローによる最新作『IMMORTALITY』のレビューをお届け。3作の未公開映画から主演女優の謎をときあかしていく本作は、産業の枠を越えた新しい可能性を提示している。
ローファイ3Dのアートスタイルを採用するインディゲームが増加している。サバイバルホラー黄金期のタイトル群に影響を受けた『SIGNALIS』もその一つで、アートスタイルとゲーム内容が良くマッチした秀作だ。
ロシアのウクライナに対する軍事侵攻を市民の視点で追体験する『Ukraine War Stories』が注目を集めている。ウクライナのプロパガンダとしての性格を併せ持つ本作が意味するものとは何か。
オランダの4人組インディーゲーム開発者集団、Sokpop Collectiveによる村づくりカードシム『Stacklands』が好評だ。コミュニティーに支援されたゲーム開発の新しいかたちとは?
絵本が原作の迷路アドベンチャー『迷路探偵ピエール:ラビリンス・シティ』をレビュー。絵本版とビデオゲーム版の違いから、コンテンツの変換について考えます。
テナガザルを操作して自由にジャングルを飛び回る2Dアクション『Gibbon: Beyond the Trees(ギボン: ジャングルを超えて)』をレビュー。アクションの操作性が特徴的なタイトルとなっている。
冥界のコールセンターで、彷徨う幽霊たちを正しく導いていくゲーム『1f y0u're a gh0st ca11 me here!』をレビュー。アクションゲームとノベルゲームを組み合わせたユニークな作品となっている。
大学生の個人ゲーム開発者が制作したオートバトラーゲーム『ボクロボ ~Boxed Cell Robot Armies~』のレビューをお届けする。インディーゲーム制作における「間口の広さ奥の深さ」の正解とは。
孤高の侍として黄泉の世界を旅をする時代劇ゲーム『Trek to Yomi』をレビュー。黒澤映画に影響を受けたモノクロの画面と絵作り、そして海外製作者ならではの細かいズレが存在感を放つタイトルだ。
70年代を舞台にしたリズムゲーム『A Musical Story』をレビュー。グラフィックデザインと操作性からユニークな存在感を示している本作にみるゲームデザインの意味とは。
ゲーム実況で大ヒットしている『Vampire Survivors』をレビュー。コントローラーによって操作感が異なる本作に見る、ゲームの歴史的文脈とは?
米ロサンゼルス在住のイラストレーター、アーティストによるJRPG『OMORI』をレビュー。「RPGツクールMV」によって作られた死と再生の物語は、ゲームによる物語表現の可能性をさらに推し進める一作となった。
成長する都市で道路を作り、スムーズな交通網を設計していくストラテジーゲーム『Mini Motorways』をレビュー。道路を敷いていくシンプルな操作性ながらSteamで好評な理由とは?