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【ストリートファイターリーグ】プレイオフを勝ち抜いたのはMildom Beastとv6プラス FAV Rohto Z! Good 8 Squadとの頂上決戦へ!【プレイオフ】

2022年1月8日、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021」のプレイオフが行われ、リーグ3位通過のMildom Beastと2位通過の v6プラス FAV Rohto Z! が勝ち上がり、首位Good 8 Squadが待つグランドファイナルへと駒を進めた。


「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021」プレイオフは、リーグ本節2位から5位までのチームによる、グランドファイナル進出をかけたトーナメントマッチだ。

先鋒戦、中堅戦、大将戦を一巡として、先鋒戦と中堅戦は勝利したチームに勝ち点1ポイント。大将戦は勝ち点2ポイントが与えられ、先に5ポイント獲得したチームが勝ち抜けとなる。また、巡目ごとにホームとアウェイが入れ替えられる。

この日のMATCH1では本節2位のv6プラス FAV Rohto Z!と3位のMildom Beastが対戦し、勝利チームはグランドファイナルへの進出が確定する。MATCH2では本節4位の忍ism Gamingと5位の魚群が対戦し、勝利したチームがMATCH3への挑戦権を獲得。MATCH3はMATCH1の敗戦チームとMATCH2の勝利チームが対戦し、勝者がグランドファイナルへ進出する形式だ。

出場選手の情報は以下の記事を参照してほしい。
■「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021」ドラフト会議を経て全チームの出場選手が決定!


●MATCH1 v6プラス FAV Rohto Z! VS Mildom Beast


この日、最初の試合となったMATCH1ではv6プラス FAV Rohto Z!とMildom Beastが激突。ベテラン勢の活躍が目立つ戦いとなった。

一巡目の先鋒戦で相まみえたのはFAVがsako(メナト)、Mildomがウメハラ(ガイル)と、対戦格闘ゲーム業界を長くけん引し続けるベテラン勢となった。互いの手の内を知り尽くした者同士、通常の動きの中に未来予知レベルの読みが当たり前のように織り込まれる異次元の戦いとなったが、ほんの少しだけウメハラの側に天秤が傾き、接戦の連続ながら4ラウンドを連取。まずはMildom側が先制する。

中堅戦はときど(ユリアン)とYHC-餅(ダルシム)が激突。第1バトルはYHC-餅が取るもののときどが巻き返し、2-1でときどが勝利。チーム成績を五分に戻す。

大将戦はボンちゃん(かりん)とふ~ど(ポイズン)が対戦。接近戦を挑もうとするボンちゃんに対し、遠近双方で戦えるふ~どは遠距離では削り近距離では積極的に前に出る展開に持ち込む。ふ~どが連続でバトルを制し0-2とマッチポイントを迎えるが、ここからボンちゃんが怒涛の反撃。なんと3バトルを連続で制して3-2と逆転。一巡目はv6プラス FAV Rohto Z!が3-1とリードした形で終了した。


しかし二巡目、追い詰められたMildom Beastの底力が炸裂する。

先鋒戦では大舞台で緊張が見えるりゅうせい(ユリアン)のミスに付け込んだウメハラが、堅実かつ豪快な戦いぶりを見せて勝利し反撃ののろしを上げる。

中堅戦はsakoとYHC-餅の大ベテラン勢対決。プライベートな大会ではよく一緒にチームを組む両者の戦いだったが、ダルシムの間合いに対しメナトが苦しむ展開となった。sakoも技巧の限りを尽くし反撃を試みるが大勢は覆せず、2-1でYHC-餅が勝利。チーム成績は3-3となり、残る大将戦に勝利した側がグランドファイナルへと進出する状況となった。

そして迎えた大将戦はときどとふ~どが激突。第1バトルはときどが勝利するがここからふ~どが驚異の強さを見せる。立て続けにバトルを奪い1-2とすると、第4バトルもラウンドを奪いマッチポイント。最後はときどが繰り出したEXチャリオットタックルを完全に読み切りバックジャンプからのコンボを決め、見事チームのグランドファイナル進出を手繰り寄せた。


勝利の立役者となったふ~どは、「すごく楽しく参加できているのが印象的です。最初きつかったときもありましたが、今ここに来れたので(グランドファイナルへ進出できて)感無量でございます」と語った。

●MATCH3 v6プラス FAV Rohto Z! VS 魚群

最後のグランドファイナル進出チームを決める大一番となったMATCH3は、MATCH1で敗北したv6プラス FAV Rohto Z!とMATCH2で忍ism Gamingを下した魚群の対決となった。

一巡目の先鋒戦はv6プラス FAV Rohto Z!のsako(ルーク)が、新キャラルークを引っ提げ参戦。魚群はもけ(ラシード)が登場した。互いにバトルを取り合い迎えた第3バトル、サンドブラストの間合いに入ろうとするもけとsakoは冷静に迎撃。勝負所での対空や中足払いからのコンボを決めて圧倒し、まずはFAVがリードを奪う。

中堅戦はときど(ユリアン)がまちゃぼー(キャミィ)を撃破しFAVの2-0で迎えた大将戦、魚群のリーダー・マゴはボンちゃんとの激闘を制してチーム成績を2-2に引き戻すことに成功。完全に互角の状況で二巡目を迎えた。


二巡目に入り、さらに戦いは激化。先鋒戦はときどがもけを制しFAVがリード。しかし中堅戦は魚群まちゃぼーがsakoを撃破しチーム成績は3-3。大将戦は勝利した側がグランドファイナル最後の切符をつかむ、文字通りの最終決戦となった。

迎えた大将戦は、一巡目と同じボンちゃんとマゴのマッチアップ。大舞台を何度も経験している両者が小さなミスを何度も繰り返すほどの極限の緊張に見舞われた戦いは、互いにバトルを奪い合う激戦また激戦の展開に。

互いに2バトルを奪い合い、2-2で迎えた最終バトル、第1ラウンドは序盤大きく体力を奪われたマゴが中足払いからのスパイラルアローで流れを奪い返し、そのまま押し切ってマッチポイント。しかし第2ラウンドは体力リードを奪われながらも守りを固めてねばり、残り時間0秒でEX烈殱波を決めたボンちゃんに軍配。最終第3ラウンドに突入した。

まずはマゴが中足スパイラルアローでリードを奪うが、ボンちゃんは焦らず守りを固める。マゴにトリガーゲージとEXゲージが溜まり有利な状況が訪れるが、ボンちゃんはEXゲージを駆使して強力なコンボを決めて互角の状況に。追い詰められたマゴはクリティカルアーツを用いて緊急回避を行いトリガーを発動。しかしボンちゃんは残ったEXゲージを使い切ってダメージを奪うと、最後は冷静に対処し、マゴを撃破。ギリギリの熱闘を制し、チームをグランドファイナルへと導いた。


激戦を制したボンちゃんは「マゴ攻略はすごく得意だと思ってるんですが、マゴと負けられない戦いで当たっていなかったので……。魚群チームを(何度も)救ってきただけはありますね」と、長年切磋琢磨してきた盟友・マゴの強さを素直に褒めたたえていた。

グランドファイナルは1月29日(土)の13時から開催される。会場への入場券はすでに完売しており、WEBでの先行視聴チケットが販売されている。価格はチケット代3000円+手数料352円で3352円となっている。最高峰の戦いが終幕する時が来た。

ZAIKO グランドファイナル先行視聴チケット
https://sfljp2021ps.zaiko.io/_item/345090

●勝敗表

▼MATCH1
●v6プラス FAV Rohto Z!  3-5 Mildom Beast○
・一巡目
sako(メナト) 0-2 ウメハラ(ガイル)
ときど(ユリアン) 2-1 YHC-餅(ダルシム)
ボンちゃん(かりん) 1-2 ふ~ど(ポイズン)

・二巡目
りゅうせい(ユリアン) 0-2 ウメハラ(ガイル)
sako(メナト) 1-2 YHC-餅(ダルシム)
ときど(ユリアン)1-2 ふ~ど(ポイズン)

▼MATCH2
●忍ism Gaming 2-6 魚群○
・一巡目
ひぐち(ガイル)1-2  もけ(ラシード)
藤村(春麗)2-1 まちゃぼー(キャミィ)
ももち(ルーク) 1-3 マゴ(キャミィ)

・二巡目
ひぐち(ガイル) 2-0 まちゃぼー(キャミィ)
藤村(キャミィ) 1-2 水派(コーリン)
ももち(ルーク) 1-3 マゴ(キャミィ)

▼MATCH3
○v6プラス FAV Rohto Z! 5-3 魚群●

一巡目
sako(ルーク) 2-1 もけ(ラシード)
ときど(ユリアン) 2-0 まちゃぼー(キャミィ)
ボンちゃん(かりん) 2-3 マゴ(キャミィ)

・二巡目
ときど(ユリアン) 2-0 もけ(ラシード)
sako(ルーク) 0-2 まちゃぼー(キャミィ)
ボンちゃん(かりん) 3-2 マゴ(キャミィ)

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