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『レインボーシックス シージ』Y7S1「Demon Veil」開幕! 日本人オペレーター「Azami」や、待望のチームデスマッチが登場、その他多数のオペレーター調整も

ユービーアイソフトは3月15日、5v5タクティカルシューターレインボーシックス シージ』の新シーズン「Demon Veil」を各プラットフォームへ配信した。イヤー7の幕開けとなるシーズン1では、ゲームのメタを大きく変える「Azami」の追加ほか、チームデスマッチの実装やオペレーターの調整が行われる。

新オペレーター「Azami」

Azamiこと藤原“Azami”加奈は、白バイ隊員から民間セクターのボディガードまで、多彩な経歴を持つ、京都出身の日本人オペレーターだ。日本人のファッションセンスとしてのマスクを取り入れたという、華やかなマスクや個性的かつクールな衣服にも注目だ。


Azamiはスピード2・アーマー2は防衛オペレーターであり、武器には、Kapkanと同じSMG「9x19VSN」(等倍サイトのみ)、GIS(Alibiなど)と同じショットガン「ACD12」(1.5倍サイト・等倍サイト)、サイドアームに「D-50(デザートイーグル)」を所持している。サブガジェットはインパクトグレネード・有刺鉄線から選択できる。


なお、オペレーターが各シーズンに1人ずつ追加されるようになってから防衛側が連続で追加されるのは初である。

Azamiが持つ固有ガジェット「Kibaバリアー」は、壁や床などに粘着し、防弾性のバリアーを生成するガスを放出する投擲デバイスだ。ざっくりいうと、クナイ型のガジェットは刺した場所から小さな壁のようなバリアーが生成される。補強壁をハードブリーチされた場所を塞ぐほか、一方的に射線を覆うことで、防衛側の安全な場所を増やすことができる。

破壊には3回のメレー攻撃、またはソフトブリーチ等で可能。YingのカンデラやFuzeのクラスターチャージの設置も可能であり、生成されたバリアーの大きさによってはブリーチングチャージの設置も可能だ。


具体的には、これまでロングの射線でロックをされていた場所、とりわけ山荘の高台や、クラブハウスの監視室窓などの射線を咄嗟に防ぐことができる。ディフューザー解除時の射線を防いでしまえば、解除のチャンスが産まれることもあるかもしれない。

ハードブリーチされた場所を塞ぐこともできるが、筆者の所感では、自身の周りに設置して、安全圏を増やす使い方がおすすめだ。「Kibaバリアー」はリチャージ式ながら最大5つ所持しており、簡単な要塞を作ることだってできる。タイトな射線を複数作ることで、自身が優位に立ち回ることができるだろう。


設置のポイントとしては、「攻撃側が近接攻撃しにくい場所」をひとつの指標にすると良い。すぐ破壊されることを防ぐだけでなく、射線を攻撃側に使われてしまうリスクも軽減できる。

ここまで挙げてきただけでも、様々な使い方が見られるが、ライブサーバーへ実装された暁には、アッと驚く使い方や射線がコミュニティから生まれてくることは間違いない。マップとガジェットを研究すればするほど、その強さを増していく仕様ゆえ、「Kibaバリアー」は『レインボーシックス シージ』らしいガジェットを言えるかもしれない。

これまで、Miraのブラックミラーや展開型シールドを除けば、防衛側が壁を作ることはなく、ガジェット的観点で言えば、防衛側は受け身にならざるを得ないゲームデザインであった。「Kibaバリアー」はそんな状況を覆す、本作にとって大きな転換となることが予想できる。

待望のチームデスマッチ

Y7S1のもう一つの目玉は、チームデスマッチの実装だ。これは攻防関わらず盾を除く全てのオペレーターが使用できる、5対5のチームデスマッチだ。片方のチームが75キルに到達、または5分間の制限時間に達したら終了となる。当然オペレーターの重複も可能で、固有アビリティの使用はできない。

これまで訓練場(旧:テロハント)しかなかったウォーミングアップの場が、これまで以上に、楽しく手軽になった形だ。


マップは、ファベーラとテーマパーク、ヴィラの3つであるが、Y7S2にはチームデスマッチ専用のマップも実装されるという。

アタッカーリピックの実装

以前から構想として提示されてきた「アタッカーリピック」が遂に実装に至った。これは攻撃側が準備フェーズ中にオペレーターやロードアウトを変更できるというもの。これに伴い、攻撃側のインターフェースも刷新され、味方がどのようなガジェットを持っているかわかりやすくなった。


準備フェーズ中は拠点の位置だけ探って、エントリー場所に置きドローンなどをすることも多いが、誰か一人は拠点の固め方を偵察する必要があるだろう。競技シーンにおいては、6Pickが撤廃されてアタッカーリピックが導入されるとのこと。

その他の調整

その他、QoLやオペレーターの調整が入る。その中でも注目度の高い一部を抜粋して紹介する。特にGoyoの刷新は競技シーンでの使われ方に注目したい。Y7S1 プレシーズンデザイナーノートはこちら

・全ての武器がそれぞれに対応する倍率のサイトを全て装着可能

これは、全ての等倍サイトが解放されたことを意味する。本作の等倍サイトはスペツナズ固有のものなど、無数に存在していたが、これらが平等にほぼ全ての武器に与えられることとなった。同様に、2.5倍サイトが装備可能な武器には、いわゆるACOGだけでなく、スペツナズのAK-12などに配備された2.5倍サイトも装備できるようになった。


・GOYOの再調整

ボルカンシールドを、展開型シールドなしのボルカンキャニスターに変更
ボルカンキャニスターの爆発ダメージと破壊力を低減

ボルカンシールドが生まれ変わる。床や壁に設置可能になり、赤い部分を射撃することで燃焼し、かつ時間が20秒と大幅に伸びた。4つという所持数も合わせ、攻撃の進行を遅延させる大きな一打となることは間違いない。防弾ガジェットメタの再来を予感するのは筆者だけではないだろう。


・MELUSI

開閉の時間を2秒から0.75秒に短縮

バンシーソニックディフェンスの弱体化が入ることになった。これにより、バンシーは攻撃の進行を阻害する意味合いが弱まり、Elaのギズモッドマインのような、敵の進行を察知するガジェットとして見られるだろう。

・THUNDERBIRD

コーナステーションが、体力100%未満のプレイヤーのみを治療する仕様に変更。

・KALI

CSRX 300から移動スピードのペナルティを排除。


競技シーンに「Thorn」が登場

競技シーンではThornがいよいよ解禁される。感知式のグレネード「レイザーブルームシェル」がどのように活用されるのか、期待したい。


また、マッププールも大きく変化する。マップ枠が7つから9つに拡張され、「海岸性」が削除、新たに「テーマパーク」、「国境」、「高層ビル」が追加されることになった。


APAC NORTHは3月16日より開幕だ。新生FNATICや、新たに参戦するREJECTの活躍に注目したい。


以上がY7S1で実装される主な内容だ。ゲームを大きく変える「Kibaバリアー」や、手軽に遊べるチームデスマッチなどを楽しもう。ミッドシーズンには新マップ「エメラルドプレーンズ」の導入も予定されているだけでなく、S2には射撃練習場、S3にはランクマッチの刷新なども予定されている。


イヤー7は『レインボーシックス シージ』にとって発展の年であり、勝負の年になりそうだ。

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レインボーシックス シージ
https://www.ubisoft.com/ja-jp/game/rainbow-six/siege

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