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「PUBG 東京VS上海対抗戦」レポート! シーンを代表するチームが協力し合う白熱の団体戦
バトルロイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(以下『PUBG』)の日本(東京)と中国(上海)のトップチームによる国際大会「PUBG 東京VS上海対抗戦」が、2018年4月21日(土)に開催された。
本大会は4人1組のスクアッドチームが10組ずつ出場し、計20チームの総勢40人対40人という日本ではあまり類を見ない団体戦。全3試合を通じて、順位によるポイントを別途計算し、その総合得点に応じて勝敗を決めるという形式のルールを採用している。
また、日本・中国ともに「本国のeSports施設に集まってオフラインプレイすること」が決められており、日本では4月15日にオープンしたばかりのLFS池袋 esports Arenaが会場となった。
日本からの出場チームは以下のとおり。
■人気ストリーマーチーム
Nigongo氏、Rapiacta氏、CiNVe氏、ブンブン丸氏
■「PJS αリーグ Phase 2」上位3チーム
USG_Hyster1cJam、SunSister Suicider's、JUPITER NOVA
■コミュニティ大会からの招待チーム
PUBGRU Redcell、Astro9、世界の名作劇場
■「Special DONCUP」成績優秀チーム
Nsp、AGM Japan Gaming W!NPS、HANAGUMI STRELITZIA
中国チームからも同じようにプロチームが3組、アマチュアチームが6組、ストリーマーチームが1組出場している。なお、ゲーム中では敵チームとの混同や味方の誤殺を防ぐため、日本チームが白シャツ、中国チームが赤シャツをキャラクターに着用させることになった。
はたして日本チームは中国チームから「ドン勝」を取ることはできたのだろうか? 全3試合をプレイバック形式でお届けしよう。
やむなく下山せざるを得ない局面を迎えた日本チームは山の斜面へと追い込まれる形となったのだが、この時点で中国チーム側の生存人数に差をつけられており、一気に押し込まれたことによって日本チームは無念の一敗となった。
試合後のインタビューに答えたUSG_Hyster1cJam のClockbox選手は、「4vs4のいつもの感覚ではなく、40vs40のボイスチャットだと声を張ってもチームメイトに聞こえていないことも多く難しかった。対象的に中国チームはガッと集まっていたので、慣れている感じがしました。次の試合は各チームのリーダーとよく話し合って決めたい」と話し、Shobosuke氏とabara氏も「中国チームのほうが家を多く抑えることができていた。一箇所に集中しすぎてしまうと移動を運に任せる戦い方になってしまうので、各チームの作戦会議が大事」と解説を述べた。
空路は北西のZharkiから、Mylta Powerのある最東端までたどっていくルート進行で、日本チームはZharki やGeorgopolといった西側の街や北端にあるSevernyへと降下。対する中国チームはYasnaya Polyana、Pochinki、そしてMyltaとマップ中央から東にかけて広く陣取っていく。
さらに北側が安全地帯となった終盤戦では、日本チームが建物を積極的に陣取るという作戦を見事にこなし、生存人数の多さで優位に立つ。道を隔てた小屋に集合する中国チームだが、それを察知した日本チームが大挙で攻め込み、ブンブン丸氏のキルによって見事に勝利を収めた。
ブンブン丸氏は「(最後を決めることができて)気持ちよかったです」とコメントし、日本チームにてドン勝を取ったHANAGUMI STRELITZIAのKatzValgeL選手は「やりました! この調子でもう一回、ドン勝がんばっていきます」と喜びを噛み締めていた。
空路は北西のZharkiからマップ中腹にあるPochinkiを通り、Sosnovka Military BaseとNovorepnoyeがある南東へと抜けるルートに。安全地帯の収縮は南側に寄るのではないかという可能性も見えてきたが、これまでの2試合と同じく、日本チームと中国チームが東西に分かれて降下。これまでは日本チーム側に有利なパルスの寄り方だったが、今回はマップ中央からやや東に収縮し、やや中国チーム側が有利に見える展開に。
Pochinkiの南東にある山を中心にパルスが収縮した中盤戦では、周辺にある民家の多くを日本チームが占拠していることから、会場内から作戦勝ちを確信したかのように大きな歓声が湧いた。一方の中国チームも東側の海岸沿いから攻め込むが、HANAGUMI STRELITZIAが先回って防衛ラインを敷いていたため見事に防御。
日本チームにまたとない追い風が吹いたのは、USG_Hyster1cJam、SunSister Suicider's、Astro9、PUBGRU Redcellというオールスターチームが防衛していた南部の海岸が安全地帯となったことだ。JUPITER NOVAも砂浜で車とボートを使った防衛ラインを築いたことにより、海中からの上陸作戦を仕掛けようとする中国チームを一網打尽にしていく。
日本チームの生存人数が31人であるに対し、中国チームはただひとりが崖下で耐えていたものの、無念のキルをとられてしまい、日本チームの圧勝という形で終幕。最後まで日本チームで生き残ったふたりでステゴロをさせてドン勝させるというユニークな構成が組まれていたが、PUBGRU Redcellのrelto選手が見事に制した。
ボイスチャットでのやりとりだけではなく「あの方角にいます!」「ダウンとられました、ごめんなさい!」と大きな声を出しながら連携を取りあい、パルスの安全地帯が近ければ歓声をあげ、負けた悔しさと勝った喜びを共感しあうことができるのは、大人数による団体戦をオフラインで行う魅力といえるだろう。
今後もこうした団体戦を採用した大会や、国内チーム協力型の国際試合が開催されることによって『PUBG』のコミュニティとシーンがより盛り上がっていくことに期待したい。なお、本大会のアーカイブはLFS池袋のTwitchから見ることができる。
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■関連リンク
『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』
http://playbattlegrounds.com/main.pu?locale=ja
DMM GAMES『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』のページ
http://pubg.dmm.com/
Steam『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』のページ
http://store.steampowered.com/app/578080/PLAYERUNKNOWNS_BATTLEGROUNDS/
LFS池袋 esports Arena
https://www.lfs-esportsarena.jp/
LFS池袋 esports Arena公式Twitter
https://twitter.com/lfs_ikebukuro
LFS池袋 esports Arena Twitchページ
https://www.twitch.tv/lfs_ikebukuro
本大会は4人1組のスクアッドチームが10組ずつ出場し、計20チームの総勢40人対40人という日本ではあまり類を見ない団体戦。全3試合を通じて、順位によるポイントを別途計算し、その総合得点に応じて勝敗を決めるという形式のルールを採用している。
また、日本・中国ともに「本国のeSports施設に集まってオフラインプレイすること」が決められており、日本では4月15日にオープンしたばかりのLFS池袋 esports Arenaが会場となった。
日本からの出場チームは以下のとおり。
■人気ストリーマーチーム
Nigongo氏、Rapiacta氏、CiNVe氏、ブンブン丸氏
■「PJS αリーグ Phase 2」上位3チーム
USG_Hyster1cJam、SunSister Suicider's、JUPITER NOVA
■コミュニティ大会からの招待チーム
PUBGRU Redcell、Astro9、世界の名作劇場
■「Special DONCUP」成績優秀チーム
Nsp、AGM Japan Gaming W!NPS、HANAGUMI STRELITZIA
中国チームからも同じようにプロチームが3組、アマチュアチームが6組、ストリーマーチームが1組出場している。なお、ゲーム中では敵チームとの混同や味方の誤殺を防ぐため、日本チームが白シャツ、中国チームが赤シャツをキャラクターに着用させることになった。
▲本サイトで「PUBG TODAY」を連載中のブンブン丸氏。今回はストリーマーチームの一員として参加!
▲進行と実況を務めるのは日本国内における『PUBG』のコミュニティリーダーであり、「DONCUP」の実行委員を務めるshobosuke氏(写真左)。解説はALIENWARE ZONEで『PUBG』の攻略コラムを寄稿したこともあるabara氏(写真右)が担当
▲同国の選手が一堂に会するオフラインイベントということで、試合前には各チームのリーダーがマップを見ながら「どこに降下するか」「どの方角から攻めるのか」といった作戦会議も実施。「PJS αリーグ」や「DONCUP」ではライバルだったプレイヤーたちが、チーム内で各アイテムの取り合いを防ぐことや、パルスの縮小位置に応じた動きを取れるようにミーティングし合う光景は協力戦ならではのひと幕だ
はたして日本チームは中国チームから「ドン勝」を取ることはできたのだろうか? 全3試合をプレイバック形式でお届けしよう。
第1試合 全員で連携を取りながら攻めていくも……
日本チームは東に、中国チームは西にそれぞれ別れた形で幕を開けた第1戦。パルスの初回収縮は日本チームが多く降下していたGeorgePoolやGatkaを中心とする西側で起きたため、東にあるYasnayaを探索していた中国チームはパルス内の東側にあるRozhokやPochinkiへと駒を進めていく。中盤に差し迫ったころ、USG_Hyster1cJamが山の頂上を陣取って索敵を開始すると同時に、ストリーマーチームも橋と家屋で待機する中国チームをぐるっと囲んで様子を窺う。この作戦が功を奏したのか、パルスの安全地帯はUSG_Hyster1cJamが陣取った山が中心となり、会場からも「よっしゃ!」と、安堵の声が漏れる。
ここで中国チームが見誤って味方の車両をパンクさせてしまうというアクシデントが発生するなか、試合はいよいよ終盤。麓にあるコンテナ街になだれ込んでくる中国チームを山頂から見回す日本チームが終始有利かと思われたが、パルスの収縮は山の斜面とコンテナ街を半分ずつ囲んだことにより状況は一変。
やむなく下山せざるを得ない局面を迎えた日本チームは山の斜面へと追い込まれる形となったのだが、この時点で中国チーム側の生存人数に差をつけられており、一気に押し込まれたことによって日本チームは無念の一敗となった。
試合後のインタビューに答えたUSG_Hyster1cJam のClockbox選手は、「4vs4のいつもの感覚ではなく、40vs40のボイスチャットだと声を張ってもチームメイトに聞こえていないことも多く難しかった。対象的に中国チームはガッと集まっていたので、慣れている感じがしました。次の試合は各チームのリーダーとよく話し合って決めたい」と話し、Shobosuke氏とabara氏も「中国チームのほうが家を多く抑えることができていた。一箇所に集中しすぎてしまうと移動を運に任せる戦い方になってしまうので、各チームの作戦会議が大事」と解説を述べた。
第2試合 日本は個別に動く作戦に変更
より気合を入れた作戦会議の結果、第1試合での反省点を活かしながら「降りる場所は変えず、建物を先取し、最終局面はプロチームやストリーマーチームからなる各チームのリーダーに指示を任せる」という、攻めの姿勢を見せていく方向に。空路は北西のZharkiから、Mylta Powerのある最東端までたどっていくルート進行で、日本チームはZharki やGeorgopolといった西側の街や北端にあるSevernyへと降下。対する中国チームはYasnaya Polyana、Pochinki、そしてMyltaとマップ中央から東にかけて広く陣取っていく。
その後、中国チームはマップ北部にあるShooting Rangeを陣取り、高さのある小高い丘に続々と集結しながら周囲を索敵する。しかし、当初から西寄りに降下していた日本チームにとっては全方位から囲みやすい形となった。
さらに北側が安全地帯となった終盤戦では、日本チームが建物を積極的に陣取るという作戦を見事にこなし、生存人数の多さで優位に立つ。道を隔てた小屋に集合する中国チームだが、それを察知した日本チームが大挙で攻め込み、ブンブン丸氏のキルによって見事に勝利を収めた。
ブンブン丸氏は「(最後を決めることができて)気持ちよかったです」とコメントし、日本チームにてドン勝を取ったHANAGUMI STRELITZIAのKatzValgeL選手は「やりました! この調子でもう一回、ドン勝がんばっていきます」と喜びを噛み締めていた。
第3試合 ついに勝敗が決定。その結果は圧倒的な差で……!
第2試合を勝利した安堵感と、慣れない団体戦への緊張感もほぐれてきた日本チーム。1勝1敗という戦果で迎えた最終ラウンドも勝利を手にしたいところだ。空路は北西のZharkiからマップ中腹にあるPochinkiを通り、Sosnovka Military BaseとNovorepnoyeがある南東へと抜けるルートに。安全地帯の収縮は南側に寄るのではないかという可能性も見えてきたが、これまでの2試合と同じく、日本チームと中国チームが東西に分かれて降下。これまでは日本チーム側に有利なパルスの寄り方だったが、今回はマップ中央からやや東に収縮し、やや中国チーム側が有利に見える展開に。
Pochinkiの南東にある山を中心にパルスが収縮した中盤戦では、周辺にある民家の多くを日本チームが占拠していることから、会場内から作戦勝ちを確信したかのように大きな歓声が湧いた。一方の中国チームも東側の海岸沿いから攻め込むが、HANAGUMI STRELITZIAが先回って防衛ラインを敷いていたため見事に防御。
日本チームにまたとない追い風が吹いたのは、USG_Hyster1cJam、SunSister Suicider's、Astro9、PUBGRU Redcellというオールスターチームが防衛していた南部の海岸が安全地帯となったことだ。JUPITER NOVAも砂浜で車とボートを使った防衛ラインを築いたことにより、海中からの上陸作戦を仕掛けようとする中国チームを一網打尽にしていく。
日本チームの生存人数が31人であるに対し、中国チームはただひとりが崖下で耐えていたものの、無念のキルをとられてしまい、日本チームの圧勝という形で終幕。最後まで日本チームで生き残ったふたりでステゴロをさせてドン勝させるというユニークな構成が組まれていたが、PUBGRU Redcellのrelto選手が見事に制した。
試合後のインタビューで、JUPITER NOVAのメンバーたちは「第三試合目は日本側の勝利に貢献したかったので、強いポジションを取れるように動きました」とコメントし、Astro9のメンバーからは「いままでやったことがない40vs40は楽しかったです。2試合目からは自分たちの行動範囲が安全地帯になったことで、流れが変わったのが良かったです」と延べた。
▲会場内には軽食のケータリングも用意されており、選手たちは休憩時間に歓談しながら小腹を満たしていた。ピリピリとした緊張感ではなく、和気あいあいとしたラフさは交流戦ならではといえるだろう
ボイスチャットでのやりとりだけではなく「あの方角にいます!」「ダウンとられました、ごめんなさい!」と大きな声を出しながら連携を取りあい、パルスの安全地帯が近ければ歓声をあげ、負けた悔しさと勝った喜びを共感しあうことができるのは、大人数による団体戦をオフラインで行う魅力といえるだろう。
今後もこうした団体戦を採用した大会や、国内チーム協力型の国際試合が開催されることによって『PUBG』のコミュニティとシーンがより盛り上がっていくことに期待したい。なお、本大会のアーカイブはLFS池袋のTwitchから見ることができる。
©DMM GAMES. | ©PUBG Corporation. All rights reserved.
■関連リンク
『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』
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http://pubg.dmm.com/
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