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e-sports SQUARE AKIHABARA 5代目店長就任イベントレポート──「皆様の思いを叶えられる場所であり続けたい」
eSportsのイベント企画や大会の配信を手がける株式会社RIZeST(ライゼスト)が運営する専用施設「e-sports SQUARE AKIHABARA」の新店長就任パーティーが、6月8日に行われた。
eSports文化を日本でも定着させるべく、2011年11月に千葉県市川市から運営が始まった「e-sports SQUARE」は、2014年1月に秋葉原へと場所を移し「e-sports SQUARE AKIHABARA」としてリニューアル。今回5代目に就任したのは、26歳という若さあふれる疋田力也氏だ。
兵庫県に生まれ、関西で育った疋田氏は小学5年生のときに『Counter-Strike 1.6』にて初めてeSportsに触れたという。それまでゲームは友達と集まって一緒に遊ぶものだったが、インターネットを通じて20~30人という多人数でプレイすることに緊張感や新しい世界の追体験を実感。これまでのゲームに対する価値観が覆ったことから、以降はeSportsにのめり込み、現在では『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(PUBG)を中心にプレイしていると話す。なお、『LoL』においては、Season 7で最高レートの「Challenger」まで達した腕前を持っており、文字通りのゲーマーであることが窺える。
4代目の店長を勤めた高橋晃平氏も引き継ぎ役として登壇。イベント終了後に応じていただいたインタビューでは「店長というのはいろんなお客様と会って会話する機会がとても多いです。その中で一番大事にしなければいけないのは、eSportsを体現し、そのすべてを語れるようにするということです。私はそれが店長に求められていることだと思って働いていましたので、5代目の疋田にもeSportsを正しく伝え、お客さんに愛していただく店長になってほしいと思います。彼は生粋のゲーマーなので、オリジナリティを活かしつつ、ゲーマーに響くイベントを作ってくれることを期待しています」とエールを贈った。
「eSportsをメジャーな文化にしたい」という願いを持つ疋田氏。「e-sports SQUARE AKIHABARA」といえば、さまざまなゲームコミュニティによるイベントや大会を支援する「イベント制作支援プロジェクト」の取り組みが広く知られているが、疋田氏は「コミュニティは成長する」ということと、日本におけるeSportsが明るい未来であり続けるためには「コミュニティを守っていく」ことが重要であることを現場で実感したという。この経験を基に、これからも競技人口を増加させるべく、コミュニティには支援を続けていきたいと話す。
コミュニティリーダーとして、毎週水曜日に行われている『ストリートファイターV』の対戦会「Fighter’s Crossover」の主催者であるかげっち氏も登壇。立地的にも恵まれており、飲酒も可能である点や、充実した設備、フレンドリーな接客対応には満足していると話す。一方で、20~30人の中小コミュニティにとっては利用料が高いという問題や、観戦だけでも来やすい環境として「e-sportsアリーナ」を作ってほしいという要望をオーダー。コミュニティを守りたいと話した疋田氏に対し、「具体的に何をしてくれるのか期待している」と、手厚いサポートを求める一面も。
また、飲食メニューの提供について、手が空かないゲーマーや観戦客を配慮し、お皿ではなく片手で持てるようなものを主とした新メニューを追加。さらに価格の見直しも行われ、フードについては平均200円、ドリンクについても平均70円の値下げを実施したという。
最後にRIZeSTとしての取り組みとして、ゲーマーやタレント、表舞台には出てこないプロデューサーなどを紹介するオリジナルイベント「THE GAMER TALK」を実施すると発表。シーンで活躍する人々にスポットライトを当てて、プレゼンショーのような構成を予定しているというが、開催時期や詳細については公式サイトで改めて発表されるとのことだ。
──26歳という若さで店長に就任された思いはいかがでしょうか?
疋田:RIZeSTの社員は平均年齢が若く、だいたい30代前半なんですが、店長となると責任が重いですね(笑)。ただ、私もeSportsに対する思いだけは熱い自信があるので、このチャンスを逃す手はないということで頑張らせていただきます。
──今後「e-sports SQUARE AKIHABARA」を盛り上げていくために、ご自身で立てられている具体的な目標をお教えください。
疋田:すごい自己中心的になってしまうかもしれませんが、本当にeSportsが大好きで、ものすごい遊んでいるので、これだけ日本にeSportsのブームの予兆みたいなものが来ている機会を逃さず、この波に乗って盛り上げていきたいと思います。テンセントの時価総額が世界5位になったり、メディアさんもプロゲーマーを中心に注目しているなど、盛り上がっていくための条件は揃っているので、これらをすべて巻き取って活かしたいなと考えています。eSportsでご飯を食べさせていただけるのって素晴らしいことだと思っているので、今はすべてのイベントに対して“ありがとうございます”と感じるようになりました。そのことに気づいてからは、どのタイトルをというわけではなく、すべてのタイトルを盛り上げていきたいなと考えています。
──コミュニティとの接し方や、「e-sports SQUARE AKIHABARA」の利用者を誘致するためのアイデアについてお聞かせください。
疋田:社会経験が短いという若さから、いままで以上に素直にやっていきたいなと思います。怒られることもあるかと思いますが、今後の糧にしたいです。新規のお客様を増やすためにも、平日をすべてコミュニティイベントで埋め尽くしたいですね。こちらから楽しい情報をいっぱい発信することで、一般の方も来やすい方になる場所になってほしいと思います。
最後の挨拶では「e-sports SQUARE AKIHABARAは、皆様の思いを叶えられる場所であり続けたい」と締めくくった疋田氏。これまでのeSportsシーンにおける大きな役割を担っている場所だけに、コミュニティの参入や会場としての躍進にも期待したい。
■関連リンク
e-sports SQUARE AKIHABARA
https://e-sports-square.com/
e-sports SQUARE AKIHABARA 公式Twitter
https://twitter.com/e_sports_square
株式会社RIZeST
http://www.rizestinc.com/
5代目店長は26歳の実力派ゲーマー!
eSports文化を日本でも定着させるべく、2011年11月に千葉県市川市から運営が始まった「e-sports SQUARE」は、2014年1月に秋葉原へと場所を移し「e-sports SQUARE AKIHABARA」としてリニューアル。今回5代目に就任したのは、26歳という若さあふれる疋田力也氏だ。
▲壇上には株式会社RIZeSTの代表を務める古澤明仁氏(上)と、親会社である株式会社SANKOの鈴木文雄氏(下)も登場。「e-sports SQUARE AKIHABARAをeスポーツ博物館にする」という意気込みで乾杯の音頭を取っていた
兵庫県に生まれ、関西で育った疋田氏は小学5年生のときに『Counter-Strike 1.6』にて初めてeSportsに触れたという。それまでゲームは友達と集まって一緒に遊ぶものだったが、インターネットを通じて20~30人という多人数でプレイすることに緊張感や新しい世界の追体験を実感。これまでのゲームに対する価値観が覆ったことから、以降はeSportsにのめり込み、現在では『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(PUBG)を中心にプレイしていると話す。なお、『LoL』においては、Season 7で最高レートの「Challenger」まで達した腕前を持っており、文字通りのゲーマーであることが窺える。
4代目の店長を勤めた高橋晃平氏も引き継ぎ役として登壇。イベント終了後に応じていただいたインタビューでは「店長というのはいろんなお客様と会って会話する機会がとても多いです。その中で一番大事にしなければいけないのは、eSportsを体現し、そのすべてを語れるようにするということです。私はそれが店長に求められていることだと思って働いていましたので、5代目の疋田にもeSportsを正しく伝え、お客さんに愛していただく店長になってほしいと思います。彼は生粋のゲーマーなので、オリジナリティを活かしつつ、ゲーマーに響くイベントを作ってくれることを期待しています」とエールを贈った。
店長就任の意気込み、コミュニティへの思い
「eSportsをメジャーな文化にしたい」という願いを持つ疋田氏。「e-sports SQUARE AKIHABARA」といえば、さまざまなゲームコミュニティによるイベントや大会を支援する「イベント制作支援プロジェクト」の取り組みが広く知られているが、疋田氏は「コミュニティは成長する」ということと、日本におけるeSportsが明るい未来であり続けるためには「コミュニティを守っていく」ことが重要であることを現場で実感したという。この経験を基に、これからも競技人口を増加させるべく、コミュニティには支援を続けていきたいと話す。
コミュニティリーダーとして、毎週水曜日に行われている『ストリートファイターV』の対戦会「Fighter’s Crossover」の主催者であるかげっち氏も登壇。立地的にも恵まれており、飲酒も可能である点や、充実した設備、フレンドリーな接客対応には満足していると話す。一方で、20~30人の中小コミュニティにとっては利用料が高いという問題や、観戦だけでも来やすい環境として「e-sportsアリーナ」を作ってほしいという要望をオーダー。コミュニティを守りたいと話した疋田氏に対し、「具体的に何をしてくれるのか期待している」と、手厚いサポートを求める一面も。
また、飲食メニューの提供について、手が空かないゲーマーや観戦客を配慮し、お皿ではなく片手で持てるようなものを主とした新メニューを追加。さらに価格の見直しも行われ、フードについては平均200円、ドリンクについても平均70円の値下げを実施したという。
▲参加者にふるまわれたのはホットドッグやブリトーといった、ゲームの合間でもパクッと食べられる手軽さがウリの新メニューたち。2種のチーズが乗ったポテトフライは味付けが濃く、お酒がついつい進んでしまいそうな一品だ
最後にRIZeSTとしての取り組みとして、ゲーマーやタレント、表舞台には出てこないプロデューサーなどを紹介するオリジナルイベント「THE GAMER TALK」を実施すると発表。シーンで活躍する人々にスポットライトを当てて、プレゼンショーのような構成を予定しているというが、開催時期や詳細については公式サイトで改めて発表されるとのことだ。
▲レクリエーションの一環として『ボンバーマン'94』の対戦イベントも行われ、エキシビションマッチには「e-sports SQUARE」の歴代店長が集結。プレイを通して疋田氏に熱いエールを送っていた
「平日をコミュニティイベントで埋め尽くしたい」
店長となったプレッシャーや、eSportsを愛してやまない思いを運営面でどのようにフィードバックしていくのか。最後に、イベント終了後に応じていただいたインタビューの内容をご紹介しよう。──26歳という若さで店長に就任された思いはいかがでしょうか?
疋田:RIZeSTの社員は平均年齢が若く、だいたい30代前半なんですが、店長となると責任が重いですね(笑)。ただ、私もeSportsに対する思いだけは熱い自信があるので、このチャンスを逃す手はないということで頑張らせていただきます。
──今後「e-sports SQUARE AKIHABARA」を盛り上げていくために、ご自身で立てられている具体的な目標をお教えください。
疋田:すごい自己中心的になってしまうかもしれませんが、本当にeSportsが大好きで、ものすごい遊んでいるので、これだけ日本にeSportsのブームの予兆みたいなものが来ている機会を逃さず、この波に乗って盛り上げていきたいと思います。テンセントの時価総額が世界5位になったり、メディアさんもプロゲーマーを中心に注目しているなど、盛り上がっていくための条件は揃っているので、これらをすべて巻き取って活かしたいなと考えています。eSportsでご飯を食べさせていただけるのって素晴らしいことだと思っているので、今はすべてのイベントに対して“ありがとうございます”と感じるようになりました。そのことに気づいてからは、どのタイトルをというわけではなく、すべてのタイトルを盛り上げていきたいなと考えています。
──コミュニティとの接し方や、「e-sports SQUARE AKIHABARA」の利用者を誘致するためのアイデアについてお聞かせください。
疋田:社会経験が短いという若さから、いままで以上に素直にやっていきたいなと思います。怒られることもあるかと思いますが、今後の糧にしたいです。新規のお客様を増やすためにも、平日をすべてコミュニティイベントで埋め尽くしたいですね。こちらから楽しい情報をいっぱい発信することで、一般の方も来やすい方になる場所になってほしいと思います。
最後の挨拶では「e-sports SQUARE AKIHABARAは、皆様の思いを叶えられる場所であり続けたい」と締めくくった疋田氏。これまでのeSportsシーンにおける大きな役割を担っている場所だけに、コミュニティの参入や会場としての躍進にも期待したい。
■関連リンク
e-sports SQUARE AKIHABARA
https://e-sports-square.com/
e-sports SQUARE AKIHABARA 公式Twitter
https://twitter.com/e_sports_square
株式会社RIZeST
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