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DetonatioN FocusMe、4シーズンぶりの「Worlds 2018」へ!【LJL 2018 Summer Split FINALレポート】

DetonatioN FocusMe(DFM)が悲願の「LJL」優勝を手にした。彼らが最後に優勝したのは2016年。かつて優勝常連の常勝チームだったDFMは、2年間4シーズンにわたって優勝を逃してきた。その彼らが、ついに王座に戻ってきたのだ。

初優勝を狙うUSG、2年ぶりの優勝を目指すDFM

2018年9月15日、東京・中野のゲーミングスペースRed Bull Gaming Sphere Tokyoでライアットゲームズが主催する『リーグ・オブ・レジェンド』の国内プロリーグ「LJL 2018 Summer Split」決勝戦が行われた。

この決勝戦の舞台でDFMの対戦相手を務めたのは、プレイオフに4度挑戦し、今回初めて決勝出場を果たしたUnsold Stuff Gaming(USG)だ。

昨シーズンまで強力なADCのGango選手を主軸としたゲームメイクをしていたが、今シーズンはメタの激変もあってGango選手が試合に影響力を出せず、なかなか調子が出ない期間が続いた。シーズン序盤、USGの姿を見て「今シーズンはダメかもしれない」と思っていたファンもいただろう。

しかし、シーズン折り返しのラウンド5、リーグ首位のDFMを破ったUSGには、MIDにGariaru選手、BOTにGango選手というダブルキャリーの姿があった。チームをけん引してきたGango選手が活躍しづらいというUSGにとっては不遇なメタが、逆にチームに変化の機会を与えたと言えるかもしれない。そうしてシーズン後半、調子を取り戻したUSGは、DFMが待つこの決勝の舞台にたどり着いたのだ。


しかし、ワンシーズンを通して成長を遂げ、勢いづいたUSGでも、チームとして徹底的に完成度を上げてきたDFMには一歩及ばなかった。

DFMはBAN&PICKから持ち前のチャンピオンプールの広さで柔軟に構成を整え、試合中には状況に応じた引き出しの多さを披露。決勝前に韓国でブートキャンプを行った成果か、チーム内でのコミュニケーションにもほとんど齟齬がなく、貫禄のある安定した試合運びをみせてくれた。

そして、試合の結果は3-1。勝利の女神は久しぶりにDFMに微笑んだ。

会場に集まった熱量あふれるファンたち

「決勝戦の観戦レポートを書いてほしい」と編集部から依頼を受けた筆者は、試合が始まる1時間前には上段の文章を完成させて、会場に向かった。あとは試合の流れを書き起こし、試合後の選手からコメントをもらえば原稿は完成――という予定だったが、会場に到着してその予定は変更せざるをえなくなった。

e-sports SQUARE、ベルサール秋葉原、代々木競技場第二体育館、グランドプリンスホテル新高輪 飛天の間、東京ビッグサイト、幕張メッセ 幕張イベントホール。都合がつかず行くことができなかったシーズンもあったが、過去さまざまな会場で行われてきた「LJLの決勝戦」を筆者は見てきた。だが、今回初めて見るRed Bull Gaming Sphere Tokyoでの決勝戦は、観客たちの雰囲気に圧倒されてしまった。

キャパシティ数千人の会場で決勝戦を行っていた2017年と比べれば動員数ははるかに下回るはずだが、筆者がこれまでeスポーツの大会で感じたことのない熱気が会場にあった。それほどに会場に集まっているファンたちの熱量はすさまじかった。


それもそのはず、定員100人を切る入場チケットは配布開始直後には即刻品切れになる。配布開始日時に予約サイトの画面をにらみ、高い倍率チケットを手に入れた猛者たちがこの会場には集まっているのだ。そして、観客の多くは、ただ「日本トップレベルの試合」を見に来ているわけではない。試合を見たいのであれば、席数が限られ、スタンディングでの観戦になる可能性もある会場観戦より、ライブ配信での観戦のほうがよっぽど快適だし、チケット競争に疲弊する必要もなく、交通費だってかからない。

この会場にいるのは、わざわざそんなコストを割いてでも出場チームを見たい、出場選手たちに会いたいという、熱烈なファンたちなのだ。そんなファン集団たちが一堂に会する場というのは、当人たちにすればきっと快適だろう。趣味を楽しむのに一番重要なことは、自分に制限をかけないこと。ユニフォームを着て、応援グッズを掲げて、好きなチームや好きな選手の名前を力いっぱい叫んでもはばかられない。好きなものを好きだと気兼ねなく表現できて、周囲と共有できる場というのは得がたいものだ。

そんな熱狂的なファンたちに囲まれて行われた今回の決勝戦。勝利チームDFMのインタビューでは、感極まったCeros選手が涙をこぼした。そしてその数メートル先には、その様子をじっと見守りながら、同じく涙するファンの姿があった。


今年4月、ALIENWAREZONEがライアットゲームズへ行ったインタビュー(https://alienwarezone.jp/post/806)の中で、今年の「LJL」の運営目標は「選手とファンの距離感を縮めること」だと紹介されていた。「LJL」が抱える多くのファンたちと選手の距離はまだまだ遠い。しかし、この決勝戦の会場内では、その目標は達成されていたと言っていいかもしれない。少なくとも、目標達成の糸口は見えてきたように思う。

LJL優勝、そして世界大会へ

最後に、LJL優勝時のDFMの選手たちのコメントを紹介しよう。

Ceros選手「優勝したことは正直めちゃくちゃ嬉しいんですけど、僕たちの元々の目標はWorldsなので、この結果に満足せずに貪欲に世界を狙っていきたい」

viviD選手「2016年に日本にきて、”Worldsに行く”という道を決めました。今日はその決めた道が間違っていなかったと思いました」

Steal選手「今は優勝できて、ただただ嬉しいです」

Yutapon選手「負けなくて良かったな、という気持ちです。(Worldsでも)自分たちの得意なことをやればチャンスはあると思うので、得意なプレイを相手に押し付けていけたらと思います」

Evi選手「前のシーズンで僕がチームに入ったとき、このチームを勝たせるつもりで入ったので、本当に僕は悔しい思いをしてきました。今回勝てて本当にめちゃめちゃめちゃめちゃ嬉しいです」


10月1日から、DFMは「Worlds 2018」(世界大会)へ出場する。

ようやく手にした世界への切符を握りしめ、彼らは再びその舞台へ立つ。

DFMの挑戦をぜひ最後まで見届けてほしい。


■関連リンク
「Worlds 2018」現地インタビュー
Ceros選手
https://t.co/8usc8W6EHR
viviD選手
https://t.co/m8NWLKiVG2
Steal選手
https://t.co/R8TH4ajPt9
Yutapon選手
https://t.co/7v4rwFXec3
Evi選手
https://t.co/kZah7djDyN
League of Legends Japan League(LJL)
https://jp.lolesports.com/
リーグ・オブ・レジェンド
https://jp.leagueoflegends.com/ja/
ライアットゲームス ジャパン公式チャンネル(Twitch
https://www.twitch.tv/riotgamesjp
ライアットゲームス ジャパン公式チャンネル(OPENREC.tv
https://www.openrec.tv/user/riotgames_jp

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