Amazonは、有料会員のAmazon Prime会員向けの特典として、カードを使って敵をせん滅するハック＆スラッシュゲーム『Book of Demons（ブック オブ デーモンズ）』と、パズルアクションゲーム『Peaky Blinders: Mastermind（ピーキー・ブラインダーズ:マスターマインド）』を配信中だ。
無料配信期間は3月23日〜4月26日まで。

『Book of Demons』

『Book of Demons』は、クエストの長さをプレイヤー自身で決められるハック＆スラッシュゲーム。地獄から現れた魔物たちの手に落ちた故郷を取り戻すため、旅から戻った英雄が旧大聖堂の地下にあるダンジョンで闇の軍勢を倒す、という物語が記された「Book of Demons」を読み進めることで物語が進行する。


日本語化はされていないが、クオータービューのダンジョン内は決められた道をマウスで移動し、敵に近づくとオートアタックが基本なので、特に操作方法を知らなくても簡単にプレイできる。多数の敵がいる場所では左クリックで対象指定も可能だ。下記のようなチュートリアルでハイライトされたキーを押すだけで、たいていの操作方法は理解できるだろう。


ダンジョンの階層は選ぶ難易度により異なり、入るたびにレイアウトなどが変わるハクスラ要素がある。登場するモンスターなども徐々に判明していき、階層が深くなるほどに多様なモンスターが現れる。左端にあるゲージがダンジョンの深さを示しており、最終的に最下層にいる魔物を倒すことが英雄に課せられた使命だ。


英雄の強化は、敵を倒した経験値により体力かマナを増やせるほか、時折入手できるカードを装備させることで各種能力が解放されたりやパワーアップさせることが可能。ただし装備できるのは魔法カード（青）、アイテムカード（赤）、装備カード（緑）の3種類のみ。デッキを構築して戦況に応じて使い分けることもできる。


フロアのボスを倒すと街に戻ることができ、住人からダンジョンの新しい情報やモンスターの情報を聞いたり、入手したアイテムやゴールドによる売買、アイテムやカードのパワーアップなども行える。


『ディアブロ』シリーズ風の見た目ながら、移動ルートが決められているので迷うことなくプレイできる。それでいて単調というわけではなく、階層が深くなるほどに強力なモンスターが登場し、英雄を強化しながら探索を進めていくというハクスラ要素が重要にもなってくる。

1フロアあたりの戦闘も非常に短くサクッと遊べるが、難易度設定によっては奥が深い。標準的なシナリオ（ゲーム開始時に選ぶ「Book of Demons」）以外にも多数の「本」がリリース予定だ。

『Peaky Blinders: Mastermind』

BBCとNetflixで放送・配信され数々の賞を受賞した同名のTVシリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」を原作とするパズルアクションゲーム。ドラマは2023年3月現在でシーズン6まで制作されており、すべて日本語吹き替えで配信中だ。


「マスターマインド」とは、脳内で複雑なシナリオを企てる犯罪組織シェルビー一家“トミー”が持つ能力のこと。この能力を駆使してシェルビー一家の主要メンバーを操作し、時間差を利用しながら犯罪を犯したり邪悪な陰謀を華麗に暴くパズルゲームとなっている。

ゲームでは10のステージが用意されており、それぞれにタイムが設定され、クリアするごとに次のシナリオが解放されていく。


最初のステージは「シャンパンで祝賀」。街に戻ってきたピーキー・ブラインダーズを祝うためにパーティーを開くことにしたが、肝心のシャンパンは彼らのシマでは扱っていない。そういえば、ギルロイズがシャンパンを扱っていたという情報を得て、協力者たちの支援を仰ぎ、トミーは“ちょっくら”シャンパンを入手することになった。なあに、トミーとブラインダーズにかかれば3本のシャンパンをくすねるなんて造作もないことだ。


トミーの操作はWASDによる移動とカーソルキーによる少し広めの視点操作が基本。ミッションは左上に表示されており、人物との会話などは「space」キーで行う。目的地は常に「◇」で表示されるので行先は迷うことはない。人物の近くにいることで、ヒントになる会話や人物について盗み聞きすることもできる。


プレイ中は常に画面下にタイムラインが表示されており、「Q」で過去に、「E」で未来に時間を移動し、「ctrl」でトミーを操作できるようになる。

例えば、ドアに鍵がかかって通れない場面では、鉄格子越しに協力者に話しかけることで一時的にプレイヤーが協力者を動かせるようになる。その協力者を操作してドアを開ける操作を行ったのち、「Q」で時間を巻き戻す。すると、協力者がドアを開けている操作が記録され、その間にトミーを操作してドアを通り抜けられるようになる。基本は協力者に行動させた上で、時間を巻き戻してトミーで突破するという流れだ。協力者とトミーの切り替えは「tab」や「shift」で行える。


ステージ1の後半では、仲間のエイダが見張りの気を引いている間にシャンパンをゲットしてクルマに積み込む。ここはリアルタイムに盗む操作と、協力者を操って時間差で乗り越える複合的なパズルになっている。


ステージが進むと、同時に複数の協力者や仲間を操作しながら最適解を探していく必要が出てくるが、「R」キーを押すことで、ステージ内でクリアしてきたポイントに戻ることができ、やり直すことも可能だ。

最初は難解に思えるが、操作に慣れて流れるような連係プレイでライバルの鼻を明かす動きができた時の爽快感は半端ない。原作ドラマもクライムサスペンスとして、小さな犯罪が巨大な陰謀へと発展していくさまが高く評価されており、原作、ゲームともに日本語化も完璧だ。

無料配信されているこの機会に、ドラマとゲーム、両方を楽しんでみてほしい。

アマプラ会員向け無料ゲームは「Prime Gaming」アプリ経由で入手可能

「Prime Gaming」特典はアマプラ会員なら誰もが入手でき、無料配信期間中に一度取得したゲームなら、会員である間は永久にプレイ可能だ（外部サービスと連携している場合は外部サービスの規約に準拠する）。

無料配信ゲームは、「Amazon Prime Gaming」のウェブサイトから専用アプリ経由でダウンロードできる。詳細な使い方は以下の記事を参照してほしい。

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