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進化のポイントは? 「ALIENWARE m15」&「ALIENWARE AURORA」新製品発表会レポート
10月23日、ALIENWARE STORE AKIBAにて、メディア向けのALIENWARE新製品発表会が行われた。今回展示されたのは、すでに10月に発表されているデスクトップパソコン「ALIENWARE AURORA」と、ノートパソコン「ALIENWARE m15」の2製品だ。
発表会には、ALIENWAREグローバルプロダクトマネージャーのエディー・ゴヤネス氏がこの日のために来日。日本のALIENWAREマーケーティングシニアマネージャーの柳澤真吾氏とともに、新ラインナップについて紹介してくれた。ここでは、発表会で判明した「ALIENWARE AURORA」と「ALIENWARE m15」のポイントをあらためて解説しよう。
今回のAURORA最大のトピックは、インテルの第9世代Coreプロセッサーを搭載した点。i9、i9K、i7、i7KといったハイパフォーマンスなCPUを選ぶことができる。i9プロセッサーは最大8コア、16スレッドで、ハイエンドな4K画質のゲーミングやVRゲームなどのニーズにも耐えるという。
外見上はほとんど変更点がないように見えるが、「実は内部も進化を続けています」とエディー氏。CPUクロックやパフォーマンス、ライティングなどをコントロールできるユーティリティソフト「ALIENWARE Command Center」も刷新されている。具体的には、従来は一括制御だったボディサイドのLEDライトを、本モデルではそれぞれ異なる色で光らせることが可能になっている。
そしてゲーミングユーザーにとって嬉しいのは、NVIDIA GeForce RTX 20シリーズがいよいよALIENWARE AURORAに搭載されるということだろう。i9とRTX 20シリーズの組み合わせは他社を見渡してもまだまだ数えるほど。ファクトリーオーバークロックで最大5.0GHzのパフォーマンスを出せる「Turbo Boost Technology 2.0」により、ストリーミングやレコーディングを同時に実行する必要のある動画配信ユーザーにとっても強力な武器になる。16MBのキャッシュ、40PCIeレーンなど、足元のパフォーマンスもしっかり充実している。
これらのCPU、GPUの進化は、ゲーミング用途はもちろん、ビデオ編集/共有などの面でも威力を発揮。Intel Quick Sync Videoによるハードウェアアクセラレーションや、Intel Optaneメモリーがよく使用するアプリを学習し、高速なロードも可能となっている。
肝心の発売日だが、国内では11月20日より、デルオンラインストアにて発売開始の予定。なお、詳細な構成や販売価格は本稿執筆時点では未定だ。
新色のネビュラレッドは、天板部分のみに施された特別なカラー。このカラーが選べるのは、FHD(1920x1080ピクセル) 144Hzのハイリフレッシュレートモニターとの組み合わせ時のみとなる(エピックシルバーは全構成でセレクト可能)。マグネシウム合金製という点は、従来のALIENWAREシリーズと同じ。しっとりした高級感のある手触りは、パームレスト部分と同様に健在だ。
また、15インチモニターを備えながらも、ALIENWAREのノート史上最も薄い2.11cmを実現。幅36.32×奥行き27.43×高さ2.11cmというサイズは、ALIENWARE13にも迫る小型化を実現しており、重量に関してはm15の方が軽量に仕上がっている。他社製ノートパソコンと比べて最薄とは言えないが、エディー氏は「ALIENWAREとして必要なパフォーマンスは妥協せず、かつ最も薄いモデルにした」とコメント。第8世代Intel CoreプロセッサーとNVIDIA GeForce GTX 1060 OC(6GB)およびGTX 1070 Max-Qという組み合わせは、負荷のかかるゲームでも十分にこなせる。
薄型化しながらも従来モデルと同等の冷却機構を備え、長時間のゲーム体験もサポートする。また、オプションの90Whrバッテリー(標準は60Whr)をセレクトすることで、最大17時間というアイドリング時バッテリー寿命を誇る。よりハイスペックなゲームを遊びたい向きには、外部接続GPUシステムの「ALIENWARE Graphics Amplifier」も追加サポートされている。
キーボードについては17インチ未満のALIENWAREノートでは初めてテンキーを搭載し(17インチモデルは従来もテンキーあり)、テンキー上部にはALIENWAREシリーズではおなじみの「マクロキー」も備えている。1.4mmのキーストローク、アンチゴーストキーを採用し、天板パネルのロゴ、モニター下の電源ボタン、キーボードの合計6カ所のユニークゾーンをカスタマイズできる。細部のデザインもさらに洗練度が進んだ印象だ。
従来のALIENWAREシリーズが常に全力を発揮できるパイパワーターボマシンだとすれば、ALIENWARE m15は軽量・小型ながら必要な時には従来モデルに迫るパフォーマンスを発揮できる小型ハイブリッドマシン。ターゲットは、友人の家でバトルロイヤルゲームに参戦したり、外出先でeスポーツやゲーム実況を観戦したいといったゲーマーだという。重量やサイズを問わず常にフルスペックでリッチなゲーム体験を提供する「ALIENWAREシリーズ」に、ライトながらも「ALIENWARE」の名にふさわしいスペックをしっかり備えた新たなラインナップが加わったかたちだ。
ALIENWARE m15は、米国など一部の国と地域で10月25日より発売開始。日本では10月30日より、デルオンラインストアにて発売され、価格は18万4980円〜となっている。
柳澤氏によれば、「すでに本国でスタートしているALIENWARE.TVの日本版」とのこと。MCにはバクステ外神田一丁目の堀内華央理さんに決定。11月7日(水)19:30より、日本公式YouTubeチャンネルにて配信される予定だ。
配信は、ALIENWARE STORE AKIBA × Dell Realsiteより行われるとのこと。ゲーム実況なども含め、本国と連携しながらの配信となる。
なお、ALIENWAREグローバルプロダクトマネージャーのエディー・ゴヤネス氏への単独インタビューも後日公開予定。ALIENWARE黎明期から現在に到るまでの歴史や、ALIENWAREブランドの発展、eスポーツへの取り組みなどについて、じっくりお届けする。
■関連リンク
ALIENWARE
https://www.dell.com/ja-jp/gaming/alienware
発表会には、ALIENWAREグローバルプロダクトマネージャーのエディー・ゴヤネス氏がこの日のために来日。日本のALIENWAREマーケーティングシニアマネージャーの柳澤真吾氏とともに、新ラインナップについて紹介してくれた。ここでは、発表会で判明した「ALIENWARE AURORA」と「ALIENWARE m15」のポイントをあらためて解説しよう。
Core i9+GeForce RTX 20シリーズを搭載した「ALIENWARE AURORA」
まずは、10月11日に発表済みのデスクトップマシン「ALIENWARE AURORA」だ。今回のAURORA最大のトピックは、インテルの第9世代Coreプロセッサーを搭載した点。i9、i9K、i7、i7KといったハイパフォーマンスなCPUを選ぶことができる。i9プロセッサーは最大8コア、16スレッドで、ハイエンドな4K画質のゲーミングやVRゲームなどのニーズにも耐えるという。
外見上はほとんど変更点がないように見えるが、「実は内部も進化を続けています」とエディー氏。CPUクロックやパフォーマンス、ライティングなどをコントロールできるユーティリティソフト「ALIENWARE Command Center」も刷新されている。具体的には、従来は一括制御だったボディサイドのLEDライトを、本モデルではそれぞれ異なる色で光らせることが可能になっている。
そしてゲーミングユーザーにとって嬉しいのは、NVIDIA GeForce RTX 20シリーズがいよいよALIENWARE AURORAに搭載されるということだろう。i9とRTX 20シリーズの組み合わせは他社を見渡してもまだまだ数えるほど。ファクトリーオーバークロックで最大5.0GHzのパフォーマンスを出せる「Turbo Boost Technology 2.0」により、ストリーミングやレコーディングを同時に実行する必要のある動画配信ユーザーにとっても強力な武器になる。16MBのキャッシュ、40PCIeレーンなど、足元のパフォーマンスもしっかり充実している。
これらのCPU、GPUの進化は、ゲーミング用途はもちろん、ビデオ編集/共有などの面でも威力を発揮。Intel Quick Sync Videoによるハードウェアアクセラレーションや、Intel Optaneメモリーがよく使用するアプリを学習し、高速なロードも可能となっている。
肝心の発売日だが、国内では11月20日より、デルオンラインストアにて発売開始の予定。なお、詳細な構成や販売価格は本稿執筆時点では未定だ。
ALIENWARE史上最薄・最軽量ノート「ALIENWARE m15」
続いて、こちらもすでに発表済みのALIENWAREノートの新ラインナップ「ALIENWARE m15」(エムフィフティーン)。今回の発表会ではいち早く実機を触ることができた。新色のネビュラレッドは、天板部分のみに施された特別なカラー。このカラーが選べるのは、FHD(1920x1080ピクセル) 144Hzのハイリフレッシュレートモニターとの組み合わせ時のみとなる(エピックシルバーは全構成でセレクト可能)。マグネシウム合金製という点は、従来のALIENWAREシリーズと同じ。しっとりした高級感のある手触りは、パームレスト部分と同様に健在だ。
また、15インチモニターを備えながらも、ALIENWAREのノート史上最も薄い2.11cmを実現。幅36.32×奥行き27.43×高さ2.11cmというサイズは、ALIENWARE13にも迫る小型化を実現しており、重量に関してはm15の方が軽量に仕上がっている。他社製ノートパソコンと比べて最薄とは言えないが、エディー氏は「ALIENWAREとして必要なパフォーマンスは妥協せず、かつ最も薄いモデルにした」とコメント。第8世代Intel CoreプロセッサーとNVIDIA GeForce GTX 1060 OC(6GB)およびGTX 1070 Max-Qという組み合わせは、負荷のかかるゲームでも十分にこなせる。
薄型化しながらも従来モデルと同等の冷却機構を備え、長時間のゲーム体験もサポートする。また、オプションの90Whrバッテリー(標準は60Whr)をセレクトすることで、最大17時間というアイドリング時バッテリー寿命を誇る。よりハイスペックなゲームを遊びたい向きには、外部接続GPUシステムの「ALIENWARE Graphics Amplifier」も追加サポートされている。
キーボードについては17インチ未満のALIENWAREノートでは初めてテンキーを搭載し(17インチモデルは従来もテンキーあり)、テンキー上部にはALIENWAREシリーズではおなじみの「マクロキー」も備えている。1.4mmのキーストローク、アンチゴーストキーを採用し、天板パネルのロゴ、モニター下の電源ボタン、キーボードの合計6カ所のユニークゾーンをカスタマイズできる。細部のデザインもさらに洗練度が進んだ印象だ。
従来のALIENWAREシリーズが常に全力を発揮できるパイパワーターボマシンだとすれば、ALIENWARE m15は軽量・小型ながら必要な時には従来モデルに迫るパフォーマンスを発揮できる小型ハイブリッドマシン。ターゲットは、友人の家でバトルロイヤルゲームに参戦したり、外出先でeスポーツやゲーム実況を観戦したいといったゲーマーだという。重量やサイズを問わず常にフルスペックでリッチなゲーム体験を提供する「ALIENWAREシリーズ」に、ライトながらも「ALIENWARE」の名にふさわしいスペックをしっかり備えた新たなラインナップが加わったかたちだ。
ALIENWARE m15は、米国など一部の国と地域で10月25日より発売開始。日本では10月30日より、デルオンラインストアにて発売され、価格は18万4980円〜となっている。
ALIENWARE.TV JAPAN、11月7日よりスタート!
今回の発表に合わせてもうひとつ、大きな取り組みが発表された。それが「ALIENWARE.TV JAPAN」の開設だ。柳澤氏によれば、「すでに本国でスタートしているALIENWARE.TVの日本版」とのこと。MCにはバクステ外神田一丁目の堀内華央理さんに決定。11月7日(水)19:30より、日本公式YouTubeチャンネルにて配信される予定だ。
配信は、ALIENWARE STORE AKIBA × Dell Realsiteより行われるとのこと。ゲーム実況なども含め、本国と連携しながらの配信となる。
なお、ALIENWAREグローバルプロダクトマネージャーのエディー・ゴヤネス氏への単独インタビューも後日公開予定。ALIENWARE黎明期から現在に到るまでの歴史や、ALIENWAREブランドの発展、eスポーツへの取り組みなどについて、じっくりお届けする。
■関連リンク
ALIENWARE
https://www.dell.com/ja-jp/gaming/alienware
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