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野良連合とCYCLOPS athlete gamingが大健闘!『R6S』プロリーグ シーズン9 APACファイナル」観戦レポート

目次
  1. 準々決勝:野良連合 vs AGELESS
  2. 準々決勝:CYCLOPS athlete gaming vs FNATIC
  3. 準決勝:野良連合 vs XAVIRE ESPORTS
  4. 決勝:野良連合 vs FNATIC
  5. 野良連合は準優勝でシーズン9 ファイナルに進出
ユービーアイソフトは2019年4月13〜14日、オーストラリアのシドニーにて「レインボーシックス シージ プロリーグシーズン9 APACファイナル」を2日間にわたり開催した。期間中は、日本・オーストラリア・東南アジア・韓国から計8チームが集結。5月にイタリア・ミラノで開催されるプロリーグ シーズン9 ファイナルへの出場権をめぐって激闘を繰り広げた。

本稿では、日本での予選を終えてAPACファイナルに出場した「野良連合」と「CYCLOPS athlete gaming」(以下「CAG」)の試合に焦点をあてたレポートをお届けする。閉幕から時間こそ経過したが、開催前から激戦が予想されたAPACリージョンの戦いを今一度チェックしてみてほしい。

準々決勝:野良連合 vs AGELESS

野良連合が初戦で矛……もとい銃を交えた相手は「AGELESS」。1stマップの領事館ではラウンドを連取され後がなくなった野良連合だったが、AGELESS側が得意とする戦術に対応することで流れを取り戻す。後半ではPapiliq選手のトリプルキルも飛び出し、怒涛の6ラウンド連取で逆転勝利を収めた。

▲優れた読みでガレージ防衛を成功させたPapiliq選手

2ndマップの海岸線でも勢いそのままに、野良連合は序盤の攻撃からフッカー部屋を強気に攻める姿勢を見せてラウンドを獲得。試合の中でスピーディーな立ち回りを見せ、最終ラウンドはRayCyil選手の放ったニトロセルによってAGELESSのメンバーを3人まとめてダウンに追い込み拠点防衛に成功。一部で相手にアドバンテージを取られる場面こそあったものの、2マップ先取で初戦を突破した。

▲試合の勝敗を決したRayCyil選手のトリプルキル

準々決勝:CYCLOPS athlete gaming vs FNATIC

国際戦に初挑戦となったCAGの対戦相手はオーストラリアの強豪「FNATIC」。2月に行われた「Six Invitational 2019」(以下「SI 2019」)でプレイオフに進出したこともあり、世界規模で見ても高い実力を備えたチームである。公式戦で両チームが対戦するのは初ということで、試合が始まる前から大きな注目を集めた。

そうした期待どおり、1stマップの海岸線は第1ラウンドから接戦にもつれ込む。FNATICがボム拠点へ強引にエントリーを試みる一方、Anitun選手を始めCAGメンバーもハードピークで相手プレイヤーをキル。後半まで互いにラウンドを取り合う場面が続いたが、FNATICが海岸線を制した。

▲通路をしっかりピークして確実なキルを導いたAnitun選手

しかし、CAGも決して遅れを取っていたわけではない。FNATICと経験数の違いこそあれど、1vs1の撃ち合いでキルを計上し人数差のアドバンテージを効果的に作り出すシーンも見られた。また第6ラウンドから第10ラウンドまで、4ラウンドにわたり攻撃と防衛に成功。各メンバーは試合中に笑顔でコミュニケーションを取り、2ndマップの領事館においても大胆なプレイングを披露した。

結果的にCAGは敗退となったが、闘志を絶やさず不利な状況でも諦めない勇姿を見せてくれたのは間違いない。

▲まるで見えていたかのような壁抜きでボム解除を止めたAcez選手

準決勝:野良連合 vs XAVIRE ESPORTS

シーズン9 ファイナルへの出場がかかった準決勝戦で、野良連合は同じく第1試合を勝ち抜いたXAVIRE ESPORTSと対決。各メンバーが素早く連携を取り、短時間で拠点へ攻めるプレイスタイルを磨き上げた相手に対し、丁寧に射線を管理して確実に1キルを狙った野良連合が序盤からラウンドを獲得。7-3で国境の戦いをくぐり抜けた。

▲2階武器庫をフラグキルで制圧したJJ選手

相手に合わせて立ち回りを変えるというより、自分たちが真価を発揮できる作戦で突破を狙ったXAVIRE ESPORTS。2ndマップのオレゴンでもこの傾向は顕著で、タワー2階へダイレクトに突入し、間髪入れずダブルキルを叩き出す。

だが野良連合も事前に対策していたのか、戦いを通して屋内へのエントリールートを一つずつブロック。国境に引き続き着実に勝利ラウンドを重ねて勝利。決勝進出と同時に、シーズン9 ファイナルへの出場権を手中に収めた。

▲ほぼ180度に位置した2名のプレイヤーを一瞬でキルしたRamu選手

決勝:野良連合 vs FNATIC

APACリージョン最強の座が決定する決勝戦。数々の試合で強豪を下し優勝決定戦に上り詰めたのは、野良連合とFNATICだった。両チームは1stマップの領事館から押しも押されもしない攻防を展開したが、ここでもFNATICの後に引かないラッシュがさく裂。試合開始から攻撃側で立て続けに3ラウンドを先取すると、防衛側でもショットガンを装備したELAを操るMagnet選手のダブルキルを絡めたパワープレイが飛び出す。7ラウンドを獲得し、FNATICが領事館を制圧。

とは言え野良連合も負けてはおらず、第1試合と第2試合で見せた堅実な立ち回り、そして試合の中でプレイスタイルを変化させる成長性を掲げて2ndマップの国境に臨む。

▲ショットガンを駆使した連続キルで侵入を防いだMagnet選手

1stマップの領事館の激闘は、そのまま国境へ持ち越されることに。大まかな試合の流れは変わらず、FNATICは突破力を武器に大胆に立ち回り、野良連合も人数差を覆してボム設置を阻止する粘り強さで盛り返しを狙う。第10ラウンドではFNATICの攻撃を食い止め、時間切れで勝利に導く場面も。

しかし最後は採用する手札(戦術やプレイスタイル)の多さゆえか、1階の税関を攻め落とし、最終ラウンドを抑えたFNATICに勝利の女神がほほ笑む結果となった。

▲突き上げキルで上階のプレイヤーを翻弄したRamu選手

野良連合は準優勝でシーズン9 ファイナルに進出

準優勝に輝いた野良連合は、2019年5月のシーズン9 ファイナルに進出し、リージョンをまたいだ世界戦に挑戦する。開催までの期間の中で、今回の試合内容を踏まえてどのように修正を施すのか、またEUリージョンを始めとする猛者にどう立ち向かうのか、今後の動向にさらなる注目が集まりそうだ。

栄光の杯を手にするのはどのチームなのか、気になる方は2019年5月18日〜19日にイタリア・ミラノで開催されるシーズン9 ファイナルの大会の情報をチェックして、開催を心待ちにしよう。

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■関連リンク
レインボーシックス シージ
https://www.ubisoft.co.jp/r6s/
ユービーアイソフト
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レインボーシックス シージ プロリーグ
https://play.eslgaming.com/rainbowsix/asia-pc/
野良連合
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http://cyclops-osaka.jp/

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