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刷新された第2世代「ALIENWARE m15/m17」の魅力に迫る!【ALIENWARE新製品発表会レポート】
デル株式会社は6月28日、新製品発表会を開催し、「ALIENWARE m15」「ALIENWARE m17」などを国内で初めて発表した。すでに台湾の「Computex 2019」で発表されていたが、国内で本体および国内販売モデルの仕様が公開されたのは今回が初だ。
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デル、「NEW ALIENWARE m15 / 17」、「New Dell G7 17」、「New XPS 15」を販売開始
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本項では、発表会の場で語られたこれらのニューモデルの進化のポイントを、ご紹介しよう。
田尻氏によれば、ALIENWAREは2ケタ成長という好調を続けているという。その理由として田尻氏は、3つの成功要因「製品力」「ブランド力」「顧客体験」を挙げた。
製品力は、ALIENWARE Area-51mから新たなデザイン言語「レジェンドデザイン」を導入し、従来のゲーミングPCのイメージを覆す製品を投入した点だ。特にArea-51mは、デスクトップスペックの交換可能なCPUや今後登場するGPUなど、フラッグシップノートPCとして突出した性能を誇る。スペックゆえに高額でありながらも、世界中で好調なセールスを続けているという。
ブランド力については、『リーグ・オブ・レジェンド』や『レインボーシックス シージ』などへのスポンサード、CYCLOPS athlete gamingなどのeスポーツチームへの協賛などで、パートナーシップを強化している。
そして、顧客体験としては、量販店パートナーと一緒に展示やイベントなどを強力に推し進めてきた。近いところでは、全国のヤマダ電機の店頭で行う『鉄拳7』の全国大会を行ったりもしている。
もちろん、現在だけでなく今後も、「こうした取り組みによって、ゲーミング業界の発展に我々としても強力していきたい」と田尻氏。今回発表された薄型高性能ゲーミングノートPC「ALIENWARE m」シリーズでさらに推し進められることになるだろう。
「ALIENWARE」シリーズを凌駕した
続いて、ALIENWAREグローバルプロダクトマーケティングマネージャーのエディー・ゴヤネス氏から、新モデルの特徴が発表された。ゴヤネス氏は昨年、ALIENWARE mシリーズがローンチされた際に、ALIENWARE STORE AKIBAで行われた発表会でも来日し、ALIENWARE ZONEとしてもインタビューさせていただいている。
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宇宙人の英知を結集したのが「ALIENWARE」 ──本国ALIENWARE エディー・ゴヤネス氏インタビュー
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ALIENWAREのゲーミングノートPCは、少し前までは「ALIENWARE」シリーズ(モニターサイズなどによって13/15/17)のみだった。当時はこのモデルだけでゲーミングノートPCをカバーし続けていたのだ。昨年、薄型の「ALIENWARE m」シリーズが投入され、さらにフラッグシップの「ALIENWARE Area-51m」が登場。しばらくは「ALIENWARE」シリーズも併売されていた(現在は販売が終了している)。
もともと「ALIENWARE m」シリーズは、「ALIENWARE」シリーズと併売されるかたちで薄型・軽量モデルという位置付けでデビューした。そのため、ヘビーゲーマーにとってはスペック的にはやや不満な面があったことも否めなかった。
しかし、今回登場した第2世代の「NEW ALIENWARE m15」「同m17」は、名称こそ第1世代と同じ「m」を冠しているが、デザイン、性能ともに圧倒的な進化を遂げた、まったく新しいモデルと考えていい。「ALIENWARE」シリーズに置き換わるモデルとして、広く多くのゲーマーが求める性能を詰め込んだ製品に仕上がっている。
一例として、プレイヤーの視線をゲーム配信中の画面に入れ込むことが可能になった点が挙げられる。つまり、FPSやMOBAなどのプレイ中に、ストリーマーがどんな場所を見ているかを、視聴者に伝えることが可能になったのだ。FPSで言えば敵の補足や周辺情報のチェック、MOBAならマップ上のどこに注目しているか、さらに対戦格闘ゲームなら敵と自分、ゲージのどこを見ているかがわかる。
Tobii Tracking自体はセキュリティなどさまざまな用途があるが、ゲーミングという分野で今後どのように活用されていくかはぜひ注目したいポイントだ。もし「ALIENWARE m15/m17」を購入しようと考えているならば、今後を見越して近未来的なこのアイテムをぜひ導入しておきたい。
▲Tobii Trackingを使ってFPSゲームの視線を公開している動画のデモ。専用制御ソフトウェアも刷新されている
性能面では、第9世代Intel CoreプロセッサーやNVIDIA GeForceシリーズといった部分は、今やどのゲーミングノートPCでも搭載しており、これだけでは差別化にならない。ALIENWAREが取り組んだのは、いかに長時間、その高い性能を維持し続けられるかという点だ。
CPUやGPUの長時間の使用においては、熱との戦いとなる。それを解決するために今回ALIENWARE m15/m17では、CPUに6フェーズ、GPUに8フェーズの電圧レギュレーターを搭載し、電力供給能力を向上させている(GTX 1660 Ti以上のGPU搭載モデルのみ)。ALIENWAREではこれらの機能を「Hyper Efficient Voltage Regulation」と呼んでいる。
もうひとつ、その温度管理の機能に関してもアップデートされている。「ALIENWARE Cryo-Tech Cooling technology v3.0」と呼ばれる冷却フローでは、CPU/GPUファンの直径を拡大して風量を向上させているほか、熱伝導に優れる銅と亜鉛アルミの複合材ヒートパイプによって効率的に熱を排出。吸気はモニターとキーボードの間にあるスリットと底面のスリットから行い、排気は背面と側面から行う仕組みだ。冷えた空気を多く吸い込み、効率よく排出するこの仕組みは、ALIENWAREのゲーミングノートPCが長年追求してきた技術でもある。
市場を見渡せば、薄型で高性能なCPUやGPUを搭載したゲーミングノートPCは数多く見かける。驚くほど安価に販売されている製品もある。ただ高性能なパーツを搭載するだけならば、現在のPC製造技術をもってすれば簡単なことだ。
しかし、ゲーマーにとって重要なのは、いかに性能をスポイルさせずにゲームを楽しんだり、強くなるためのプレイを続けることができるかどうかだ。
「ALIENWARE m」というシリーズのイメージとしては、薄型のエントリーモデルというイメージを持っていた読者も多いかもしれない。しかし第2世代「ALIENWARE m」シリーズは、Area-51mの技術を盛り込むことで確実にひとつ上にステップアップを果たしたと言える。
▲New Dell G7 17
従来のDell Gシリーズもゲーミングエントリーマシンとしての性能はしっかり確保していたが、新モデルではCPUのクロック管理やライティングなどを設定できる「ALIENWARE Command Center」を、デルの名を冠するモデルながら初めて搭載している。いわば、ALIENWAREで培われた技術が降りてきたようなかたちだ。
とはいえ、144Hzの高リフレッシュレートを誇るモニターを搭載したり、冷却システムにもテコ入れされるなど、その性能は着実にアップしている。価格性能比から言っても非常にお買い得なモデルと言えるだろう。
最近では、独立したGPUを搭載するノートマシンを画像動画編集などにハードに使うユーザーも増えている。オフィスやビジネスシーンで使用するマシンとしても、オンボードGPUのモデルより高性能なグラフィック性能を持つノートPCが欲しい、という方にとっては、コストパフォーマンスも含めて最適なマシンになったと言える。
しかし、ゲーミングノートPCというサイズの制約が課されたモデルにおいては、そのスペックだけで選ぶ時代は終わっている。なぜならば、それらの性能だけで横並びにすれば、残る選択肢は「価格」だけになってしまうからだ。
ALIENWAREがALIENWAREというブランドを常に維持し続けていられる理由は、先駆者としてのブランドだけでは決してない。あくまでゲーマーのプレイ体験を常に考え続けた結果としてALIENWAREという製品が体現されているのであり、妥協の産物ではないのだ。
その性能が気になる方は、7月13〜15日にALIENWARE STORE AKIBAで開催される発売記念イベントで、ぜひいち早くトライタッチをしてみてほしい。
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デル、「NEW ALIENWARE m15 / 17」、「New Dell G7 17」、「New XPS 15」を販売開始
https://alienwarezone.jp/post/1843
本項では、発表会の場で語られたこれらのニューモデルの進化のポイントを、ご紹介しよう。
ALIENWAREが2ケタ成長を続ける3つの要因
まず、ゲーミングPCであるALIENWAREの事業について、デル株式会社 コンシューマービジネスマーケティング統括本部本部長の田尻祥一氏が説明を行った。田尻氏によれば、ALIENWAREは2ケタ成長という好調を続けているという。その理由として田尻氏は、3つの成功要因「製品力」「ブランド力」「顧客体験」を挙げた。
製品力は、ALIENWARE Area-51mから新たなデザイン言語「レジェンドデザイン」を導入し、従来のゲーミングPCのイメージを覆す製品を投入した点だ。特にArea-51mは、デスクトップスペックの交換可能なCPUや今後登場するGPUなど、フラッグシップノートPCとして突出した性能を誇る。スペックゆえに高額でありながらも、世界中で好調なセールスを続けているという。
ブランド力については、『リーグ・オブ・レジェンド』や『レインボーシックス シージ』などへのスポンサード、CYCLOPS athlete gamingなどのeスポーツチームへの協賛などで、パートナーシップを強化している。
そして、顧客体験としては、量販店パートナーと一緒に展示やイベントなどを強力に推し進めてきた。近いところでは、全国のヤマダ電機の店頭で行う『鉄拳7』の全国大会を行ったりもしている。
もちろん、現在だけでなく今後も、「こうした取り組みによって、ゲーミング業界の発展に我々としても強力していきたい」と田尻氏。今回発表された薄型高性能ゲーミングノートPC「ALIENWARE m」シリーズでさらに推し進められることになるだろう。
「ALIENWARE」シリーズを凌駕した
第2世代「ALIENWARE m」シリーズ
続いて、ALIENWAREグローバルプロダクトマーケティングマネージャーのエディー・ゴヤネス氏から、新モデルの特徴が発表された。ゴヤネス氏は昨年、ALIENWARE mシリーズがローンチされた際に、ALIENWARE STORE AKIBAで行われた発表会でも来日し、ALIENWARE ZONEとしてもインタビューさせていただいている。■関連記事
宇宙人の英知を結集したのが「ALIENWARE」 ──本国ALIENWARE エディー・ゴヤネス氏インタビュー
https://alienwarezone.jp/post/1307
ALIENWAREのゲーミングノートPCは、少し前までは「ALIENWARE」シリーズ(モニターサイズなどによって13/15/17)のみだった。当時はこのモデルだけでゲーミングノートPCをカバーし続けていたのだ。昨年、薄型の「ALIENWARE m」シリーズが投入され、さらにフラッグシップの「ALIENWARE Area-51m」が登場。しばらくは「ALIENWARE」シリーズも併売されていた(現在は販売が終了している)。
もともと「ALIENWARE m」シリーズは、「ALIENWARE」シリーズと併売されるかたちで薄型・軽量モデルという位置付けでデビューした。そのため、ヘビーゲーマーにとってはスペック的にはやや不満な面があったことも否めなかった。
しかし、今回登場した第2世代の「NEW ALIENWARE m15」「同m17」は、名称こそ第1世代と同じ「m」を冠しているが、デザイン、性能ともに圧倒的な進化を遂げた、まったく新しいモデルと考えていい。「ALIENWARE」シリーズに置き換わるモデルとして、広く多くのゲーマーが求める性能を詰め込んだ製品に仕上がっている。
「エピックデザイン」から「レジェンドデザイン」へ
まず、デザインがArea-51m由来の「レジェンドデザイン」ベースに生まれ変わった。具体的には、モニターヒンジ部から後ろに飛び出た部分が「Area-51m」を彷彿とさせるデザインになっている背面の黒い部分。全体の大きさはそれほど変わらないのだが、ベゼル部分も狭小化され、第1世代よりも薄い20.5mmに仕上がっていることで、サイズ的には小ささを感じられるはずだ。ALIENWARE伝統のこだわりゲーミングキーボードが復活
機能面での最大の違いは、Nキーロールオーバー対応と1.7mmのキーストロークを持つキーボード、そしてキーごとのイルミネーション設定が可能になった点。いわゆる「ゲーミングノートPC」としてゲーマーがこだわる部分と言い換えてもいいだろう。Tobii Trackingがストリーミングを変える
さらに、m15、m17ともTobii Trackingに対応したことも大きい。15インチサイズのノートPCとして搭載したのはこのm15が初めてとのことだが17インチは「ALIENWARE 17」で実装済み、実はこの機能自体もソフトウェアのアップデートにより進化している。一例として、プレイヤーの視線をゲーム配信中の画面に入れ込むことが可能になった点が挙げられる。つまり、FPSやMOBAなどのプレイ中に、ストリーマーがどんな場所を見ているかを、視聴者に伝えることが可能になったのだ。FPSで言えば敵の補足や周辺情報のチェック、MOBAならマップ上のどこに注目しているか、さらに対戦格闘ゲームなら敵と自分、ゲージのどこを見ているかがわかる。
Tobii Tracking自体はセキュリティなどさまざまな用途があるが、ゲーミングという分野で今後どのように活用されていくかはぜひ注目したいポイントだ。もし「ALIENWARE m15/m17」を購入しようと考えているならば、今後を見越して近未来的なこのアイテムをぜひ導入しておきたい。
▲Tobii Trackingを使ってFPSゲームの視線を公開している動画のデモ。専用制御ソフトウェアも刷新されている
長時間、安定稼働を実現する機能向上
性能面では、第9世代Intel CoreプロセッサーやNVIDIA GeForceシリーズといった部分は、今やどのゲーミングノートPCでも搭載しており、これだけでは差別化にならない。ALIENWAREが取り組んだのは、いかに長時間、その高い性能を維持し続けられるかという点だ。CPUやGPUの長時間の使用においては、熱との戦いとなる。それを解決するために今回ALIENWARE m15/m17では、CPUに6フェーズ、GPUに8フェーズの電圧レギュレーターを搭載し、電力供給能力を向上させている(GTX 1660 Ti以上のGPU搭載モデルのみ)。ALIENWAREではこれらの機能を「Hyper Efficient Voltage Regulation」と呼んでいる。
もうひとつ、その温度管理の機能に関してもアップデートされている。「ALIENWARE Cryo-Tech Cooling technology v3.0」と呼ばれる冷却フローでは、CPU/GPUファンの直径を拡大して風量を向上させているほか、熱伝導に優れる銅と亜鉛アルミの複合材ヒートパイプによって効率的に熱を排出。吸気はモニターとキーボードの間にあるスリットと底面のスリットから行い、排気は背面と側面から行う仕組みだ。冷えた空気を多く吸い込み、効率よく排出するこの仕組みは、ALIENWAREのゲーミングノートPCが長年追求してきた技術でもある。
市場を見渡せば、薄型で高性能なCPUやGPUを搭載したゲーミングノートPCは数多く見かける。驚くほど安価に販売されている製品もある。ただ高性能なパーツを搭載するだけならば、現在のPC製造技術をもってすれば簡単なことだ。
しかし、ゲーマーにとって重要なのは、いかに性能をスポイルさせずにゲームを楽しんだり、強くなるためのプレイを続けることができるかどうかだ。
「ALIENWARE m」というシリーズのイメージとしては、薄型のエントリーモデルというイメージを持っていた読者も多いかもしれない。しかし第2世代「ALIENWARE m」シリーズは、Area-51mの技術を盛り込むことで確実にひとつ上にステップアップを果たしたと言える。
ゲーミングエントリーモデルとしての「Dell G3」「Dell G7」
今回、ALIENWARE mシリーズの性能が底上げされたことで、その穴を埋める形になったのが、「Dell G」シリーズだ。▲New Dell G7 17
従来のDell Gシリーズもゲーミングエントリーマシンとしての性能はしっかり確保していたが、新モデルではCPUのクロック管理やライティングなどを設定できる「ALIENWARE Command Center」を、デルの名を冠するモデルながら初めて搭載している。いわば、ALIENWAREで培われた技術が降りてきたようなかたちだ。
とはいえ、144Hzの高リフレッシュレートを誇るモニターを搭載したり、冷却システムにもテコ入れされるなど、その性能は着実にアップしている。価格性能比から言っても非常にお買い得なモデルと言えるだろう。
最近では、独立したGPUを搭載するノートマシンを画像動画編集などにハードに使うユーザーも増えている。オフィスやビジネスシーンで使用するマシンとしても、オンボードGPUのモデルより高性能なグラフィック性能を持つノートPCが欲しい、という方にとっては、コストパフォーマンスも含めて最適なマシンになったと言える。
CPU、GPUでゲーミングPCを選ぶ時代は終わった
PCゲームをプレイするためのスペックとして最も重要なのは、今も昔もCPUとGPUだ。そして、いずれも年々進化を遂げており、常に最新のものが最高のスペックを引き出せること自体は異論はないだろう。しかし、ゲーミングノートPCというサイズの制約が課されたモデルにおいては、そのスペックだけで選ぶ時代は終わっている。なぜならば、それらの性能だけで横並びにすれば、残る選択肢は「価格」だけになってしまうからだ。
ALIENWAREがALIENWAREというブランドを常に維持し続けていられる理由は、先駆者としてのブランドだけでは決してない。あくまでゲーマーのプレイ体験を常に考え続けた結果としてALIENWAREという製品が体現されているのであり、妥協の産物ではないのだ。
その性能が気になる方は、7月13〜15日にALIENWARE STORE AKIBAで開催される発売記念イベントで、ぜひいち早くトライタッチをしてみてほしい。
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