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『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020』第1節がTGS2020で配信! ネモオーロラが全勝で首位に【TGS2020】

目次
  1. 第1試合 マゴスカーレット VS フードガイア
  2. 第2試合 ネモオーロラ VS モモチスプラッシュ
  3. 第3試合 ウメハラゴールド VS トキドフレイム

9月25日、東京ゲームショウ2020オンライン内で開催されたeスポーツ競技大会「e-Sports X」のトップバッターとして『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020』(以下、SFL)の第1節が配信され、ネモ選手が率いる「ネモオーロラ」が全勝で首位に立った。

『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020』は『ストリートファイターⅤ チャンピオンエディション』を使用して行われるリーグ戦で、今回が3回目の開催となる。JeSU発行のプロライセンスを持つ6人のプロゲーマー率いるチーム同士が全10節を戦い、上位3チームがグランドファイナルに進出し優勝チームを決める。1チームは4名で構成されており、うち3名が出場し、1名はサポートメンバーに回る。また、BANルールが採用されており、対戦相手のキャラクターをひとり使用禁止にできるようになっている。

第1試合 マゴスカーレット VS フードガイア


第1試合で顔を合わせたのは、豊富な経験と研究力で『ストリートファイターⅤ』シーンをリードし続けるマゴ選手率いるマゴスカーレットと、超反応と爆発力で数々の激闘を制してきたふ~ど選手率いるフードガイアだ。

BANキャラクターに指定されたのは、マゴスカーレットは水派選手のメインキャラであるコーリン。フードガイアはぷげら選手のメインキャラにして、ふ~ど選手のサブキャラでもあるポイズンとなった。

まず先鋒戦に登場したのは、マゴスカーレットの水派選手(是空)とフードガイアはリーダーのふ~ど選手(R・ミカ)。この試合は勝負所でクリティカルアーツを巧みに決めたふ~ど選手が2-0で勝利し幸先の良いスタートを切った。

続く中堅戦でマゴスカーレットからは、もけ選手(ラシード)が参戦。フードガイアからは、ぷげら選手(セス)が出場した。互角の攻防が繰り広げられたが、画面端の駆け引きを制したもけ選手が2-0でぷげら選手を下し、チーム成績を1-1の五分とした。

この試合を制した側が勝者となる大将戦、でマゴスカーレットからはリーダーのマゴ選手(キャミィ)が登場。フードガイアからは、どぐら選手(ベガ)が参戦し、ベテラン同士の争いとなった。手の内を知り尽くした選手同士の激しい打撃戦は互いにラウンドを取り合う展開となったが、勝負所でどぐら選手は緩急をつけた攻めで間合いを保ち、クリティカルアーツを狙うマゴ選手の動きを封じ込め、2-0で勝利しチームの白星を決めた。


勝利チームのリーダー、ふ~ど選手は「ぷげらが負けちゃったんですけど、その分どぐらが勝ってくれて(勝ち点)3点で作戦通り。1点2点を積み重ねて、10節を3位以内で残りたい」と、グランドファイナル進出を目標とした戦略を語っていた。

第2試合 ネモオーロラ VS モモチスプラッシュ


第2試合は前大会で準優勝に輝いたネモ選手率いるネモオーロラと、今回がSFL初参加となるももち選手が率いるモモチスプラッシュとの対戦となった。

BANされたのは、ネモオーロラがキチパ選手のメインキャラであるザンギエフ、モモチスプラッシュは藤村選手のメインキャラ春麗となった。

先鋒戦はネモオーロラからキチパ選手(アビゲイル)、モモチスプラッシュからはジョニィ選手(G)が登場、高い攻撃力を持つキャラクター同士の激しい削り合いが展開された。互いにギリギリのところでラウンドを奪い合う状況となったが、最後はキチパ選手が端に追い詰められながらもかろうじて脱出に成功し、競り合いを制した。

中堅戦はガチくん選手(ラシード)と、藤村選手(豪鬼)が対戦。絶妙な間合いを保ちながらの慎重な戦いで幕を開けたが、ガチくん選手の画面端を利用したラッシュが効果的に決まり、最後はクリティカルアーツで削り切って勝利し、チーム成績を2-0とした。

大将戦はネモ選手(ユリアン)とももち選手(セス)のリーダー対決となった。互いに技量を尽くした攻防が繰り広げられたが、勝負所での競り合いを制し続けたネモ選手が、最後は画面端に追い込んでから丹念に体力を削り切り、第1節の全勝スタートを決めた。


チームも自身も勝利し最高のスタートを切ったネモ選手は「いつも立ち上がり悪いんですけど、今回は良いので、気を引き締めて次も頑張りたいと思います」と笑顔で締めくくった。

第3試合 ウメハラゴールド VS トキドフレイム


この日、最後の試合となった第三試合では、過去の2大会で成績が振るわず雪辱に燃える、ときど選手が率いるトキドフレイムと、今年すでにカプコンプロツアーの最終決戦大会「カプコンカップ 2020」出場を決め好調のウメハラ選手が率いるウメハラゴールドが対戦した。

この試合でBANされたのは、トキドフレイムがときど選手のメインキャラ豪鬼。ウメハラゴールドはウメハラ選手のメインキャラであるガイルとなった。

先鋒戦はメインキャラをBANされた両チームのリーダーが早々に登場する展開に。通常技の間合いで勝るときど選手(ユリアン)は、ウメハラ選手(影ナル者)が繰り出す灼熱波動拳を凌ぎながら有利に試合を展開。画面端に追い込まれても逆に効果的な反撃を繰り出してウメハラ選手を圧倒、2-0で勝利をつかんだ。

中堅戦は板橋ザンギエフ選手(ザンギエフ)と、まちゃぼー選手(ネカリ)の対決。わずかなスキがあれば確実にスクリューパイルドライバーを決めてくる板橋ザンギエフ選手に対し、まちゃぼー選手は起き上がりの暴れや端に追い込んでのラッシュで対抗。激しいラウンドの奪い合いとなったが、まちゃぼー選手が画面端の起き攻めを効果的に決めて2-1で競り勝ち、チーム成績をタイとした。

決着の大将戦はトキドフレイムがりゅうせい選手(ユリアン)、ウメハラゴールドがカワノ選手(コーリン)と若手同士の対決となった。離れた距離で戦おうとするりゅうせい選手と速いテンポで接近戦を挑むカワノ選手による激しい間合いの攻防が行われたが、要所要所でうまく投げを決めたりゅうせい選手が2-1で勝利し、チームの勝利に貢献した。


勝利者コメントを求められたときど選手は、「(戦略的な)狙いは外れちゃったんですけど、大将でりゅうせいがやってくれましたね」と、りゅうせい選手の勝利を讃えていた。


第1節の終了時点の順位は、1位が全勝したネモオーロラ、2位がトキドフレイム、3位が取得ラウンドの差でフードガイアとなった。次回第2節は10月2日(金)の21時から、YouTubeのCapcom Fighters JPチャンネルなどで配信される。


ストリートファイターリーグ
https://sf.esports.capcom.com/
Capcom Fighters JP(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCu2Fxqf37DAZ0ZhIsd1FZwA

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