HARDWARE PC周辺機器情報をいち早くお届けします!
ゲーミングモニター「AW3418DW」をレビュー 『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』プレイ時にどのような恩恵をもたらすのか
発売から何かと話題となっているALIENWAREのウルトラワイドモニター「AW3418DW」は、一般的なモニターのアスペクト比16:9と違い、大きく横に長い21:9となっている。これがゲームにどのような恩恵があるのか、数週間試用する機会を得たので、その使い心地をレビューしてみたいと思う。
【TGS2017】デル、ゲーミングPCの新製品を発表。Dell VisorやCore Xシリーズ搭載のArea-51など登場
「AW3418DW」の目玉機能として、リフレッシュレートは最大120Hzであり、NVIDIA®のG-SYNC™機能に対応していること。この機能は、ゲームプレイ時に画面が歪むティアリングをなくすだけでなく、GPUのフレームレート出力に合わせてディスプレイのリフレッシュレートを動的に調整する。これによってゲームプレイ時にフレームレートが落ちてもスムーズな映像を映し出すことができる。
また、高リフレッシュレートに対応しているので、標準のリフレッシュレート100Hzなら最大で1秒間に100回リフレッシュするということになり、この数字の分だけフレームレートが出せる。ゲームプレイ時にはよりスムーズな映像を映し出してくれるのだ。
※参考:デル ALIENWARE シリーズ AW3418DW 34インチ曲面モニタ 製品紹介ページはコチラ
まずは21:9のアスペクト比は映画館のスクリーンに近いシネマスコープサイズと言われており、映画の鑑賞または迫力のあるゲーム映像を映すのに最適と言われている。狭いベゼルと相まって非常に没入感が高くなるのもポイントだ。『ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター』(以下、『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』)なら現行発売されているオンラインゲームの中でも最高峰のグラフィックなので、1900Rの湾曲によって、現行のモニターの中で最も大迫力かつ、没入感の高い映像を映し出してくれると言っても過言ではない。『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』でよくスクリーンショットや風景を楽しんでいるという人にはこれだけでオススメできるモニターとなっている。
迫力の映像が楽しめるだけでなく、シネマスコープサイズをオススメしたい理由はほかにもある。『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』は、アスペクト比によって表示領域に差があるのだ。その違いは下記の写真で説明しよう。
解像度をいくら上げても視野までは広がらないため、アスペクト比21:9にするだけでここまでの恩恵が得られる。
視野が広がることにより、『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』の高難度コンテンツのクリアに大きな影響がある。たとえば画面の四方から攻撃してくる敵も多く、当たってしまうと即戦闘不能に陥る技もあるのだが、視野が広がることでどこから攻撃がくるのかわかりやすくなり、攻撃をかわしやすくなる。
なお、アンチエイリアスやSSAO、グレアなどをオフにするくらいで最大リフレッシュレートである120Hzでも遊べた。フレームレートが高いとマウスの動きだけでもわかるほどの違いがあり、段違いに映像が滑らかになるので、最大限のモニター性能を引き出すには少し設定を下げてでもプレイすることをオススメする。
▲どんなにスペックが高くても、ゲームの性質上人の多い場所ではフレームレートが下がってしまう。G-SYNC™機能のおかげでフレームレートが60より低くなっても滑らかになる。映像はゲーム画面を直接カメラで収めた。機材の関係で動画自体はフレームレート30になっているが、これでも引っかかりのない滑らかな映像が確認できる。街中でカクつくのが嫌という人にうれしい機能だろう
34インチのウルトラワイドモニターは他社からも発売されているが、上記で紹介した機能すべてを網羅しているのは現在「AW3418DW」だけとなっている。実勢価格15万円前後と少々値は張るものの、最高のゲームプレイ環境が得られるモニターは現時点で「AW3418DW」だけなので、宇宙最強のモニターを探している方、より迫力ある映像でゲームを楽しみたい方は、モニター選びの参考にしてほしい。
■「AW3418DW」オススメポイント
・G-SYNC™対応で、リフレッシュレートが低下しやすいオンラインゲームに最適
・IPSパネルなので視野角が広く、映像が綺麗
・1900Rとアスペクト比21:9で迫力のある映像が楽しめる
・34インチと画面が大きい
・ベゼルが狭いので没入感が高い
・ゲーム内の視野が広がるため、敵や味方の位置を確認しやすい
・付属スタンドは高さ調整や上下左右の角度調整だけでなく、ケーブル束とライト機能も備えて見た目もリッチ
Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
■関連リンク
デル株式会社
http://www.dell.co.jp/
「ALIENWARE」のページ
http://alienware.jp/
「AW3418DW」製品紹介ページ
http://accessories.apj.dell.com/sna/productdetail.aspx?c=jp&cs=jpdhs1&l=ja&sku=210-ANPF
【TGS2017】デル、ゲーミングPCの新製品を発表。Dell VisorやCore Xシリーズ搭載のArea-51など登場
現行最高峰のスペックを持ったウルトラワイドモニター
まずは「AW3418DW」のスペックから見ていこう。「AW3418DW」の目玉機能として、リフレッシュレートは最大120Hzであり、NVIDIA®のG-SYNC™機能に対応していること。この機能は、ゲームプレイ時に画面が歪むティアリングをなくすだけでなく、GPUのフレームレート出力に合わせてディスプレイのリフレッシュレートを動的に調整する。これによってゲームプレイ時にフレームレートが落ちてもスムーズな映像を映し出すことができる。
また、高リフレッシュレートに対応しているので、標準のリフレッシュレート100Hzなら最大で1秒間に100回リフレッシュするということになり、この数字の分だけフレームレートが出せる。ゲームプレイ時にはよりスムーズな映像を映し出してくれるのだ。
解像度:3440x1440
リフレッシュレート:100Hz(オーバークロック時120Hz)
NVIDIAの機能:NVIDIA® G-SYNC™ テクノロジー対応
アスペクト比:21:9
ピクセルピッチ:0.234 mm x 0.234 mm
ピクセル/インチ(PPI):109
輝度(標準):300 cd/m2
色域(標準):sRGB色カバー率99%
表示色数:1,677万色
コントラスト比(標準):1,000:1
パネル表面:非光沢および3Hハードコーティング処理
視野角(横/縦):178度(垂直)/178度(水平)
応答時間(標準):4ms(GTG)
使用パネル:IPS パネル
バックライト:LEDエッジライトシステム
湾曲度:1900R
▲入力端子は下記の通り。入力端子は少ないが、USBポートを多く備えている。
1. 電源ケーブルコネクタ | 2. ライン出力ポート | 3. 充電機能付きUSBポート | 4. ヘッドフォンジャック | 5. USB 3.0ポート | 6. USBアップストリームポート | 7. USB 3.0ポート x 2 | 8. HDMIポート | 9. DisplayPort
▲前面のデザインはシンプルかつALIENWAREのロゴがカッコイイ
▲スタンドはライト機能を備えるほか、モニタの左右高さ調整が可能。ケーブル束にもなり、配線をスッキリさせてくれる。(※スタンド表面のALIENWAREロゴは保護シートです)
▲一般的な湾曲モニターは1800Rが多いため、「AW3418DW」はかなり湾曲しているように見える。湾曲度が高いことにより、迫力のある映像が楽しめるため、映画やグラフィックが綺麗なRPGなどに最適なモニターと言えるだろう。また、IPSパネルを採用しているので視野角が広いのも特徴。ゲーム内の視野も広く、見ている側も綺麗な映像が見られる欠点のないモニターとなっている
▲オンスクリーンディスプレイ(OSD)ではプリセットが選べ、ゲームに合わせた色味調整を行ってくれる。もちろん自分好みにカスタマイズが可能
▲OSDからオーバークロックを行える。これをオンにすると5Hzごとにリフレッシュレートを変更可能。最大で120Hzまで変更できた
▲OSDからスタンドなどに備わるライトカラーの変更が可能。ALIENWAREの宇宙人マークも自分の好きなカラーに設定できる。また、ランダムで色を変える機能も備えているだけでなく、PC本体とUSBで接続すれば、PC上から設定変更可能になる
▲ベゼルは左右9.77mm、上部10.45mm、下部18.43mmととても狭いため、没入感が非常に増す
※参考:デル ALIENWARE シリーズ AW3418DW 34インチ曲面モニタ 製品紹介ページはコチラ
「AW3418DW」を使って『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』をプレイ
機能的な説明はここまでで、実際に「AW3418DW」を使ってゲームをプレイしてみよう。まずは21:9のアスペクト比は映画館のスクリーンに近いシネマスコープサイズと言われており、映画の鑑賞または迫力のあるゲーム映像を映すのに最適と言われている。狭いベゼルと相まって非常に没入感が高くなるのもポイントだ。『ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター』(以下、『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』)なら現行発売されているオンラインゲームの中でも最高峰のグラフィックなので、1900Rの湾曲によって、現行のモニターの中で最も大迫力かつ、没入感の高い映像を映し出してくれると言っても過言ではない。『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』でよくスクリーンショットや風景を楽しんでいるという人にはこれだけでオススメできるモニターとなっている。
迫力の映像が楽しめるだけでなく、シネマスコープサイズをオススメしたい理由はほかにもある。『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』は、アスペクト比によって表示領域に差があるのだ。その違いは下記の写真で説明しよう。
▲上の写真が16:9。下の写真が21:9。左右まで視野が広がり、隅々まで見られるようになる。FPSなどでも視野が広がると敵を発見しやすいので、さまざまなゲームで役立つだろう
解像度をいくら上げても視野までは広がらないため、アスペクト比21:9にするだけでここまでの恩恵が得られる。
視野が広がることにより、『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』の高難度コンテンツのクリアに大きな影響がある。たとえば画面の四方から攻撃してくる敵も多く、当たってしまうと即戦闘不能に陥る技もあるのだが、視野が広がることでどこから攻撃がくるのかわかりやすくなり、攻撃をかわしやすくなる。
▲パッチ4.1から追加された極神龍討滅戦。画面の四隅から突進攻撃をしかけてくるのだが、ウルトラワイドモニターならこのような感じで位置を確認しやすい。さらに、高難度コンテンツではパーティメンバーの位置の把握も必要になる。視野が広がることによってもたらされる恩恵は『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』ではかなり大きい
ゲーム内の動作も確認
アスペクト比が21:9になることにより、解像度2560×1440のWQHDモニターより左右の解像度が若干高くなる。そのためPCのスペックはある程度高い物が要求される。筆者は「GeForce® GTX 980 Ti」を使ってプレイしており、人の多い場面ではフレームレートが60を割ってしまったが、コンテンツ中は60fps以上をキープできた。フルHD環境で『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』最高設定でのベンチマークスコアが15000程度のPCなら問題ないだろう。なお、アンチエイリアスやSSAO、グレアなどをオフにするくらいで最大リフレッシュレートである120Hzでも遊べた。フレームレートが高いとマウスの動きだけでもわかるほどの違いがあり、段違いに映像が滑らかになるので、最大限のモニター性能を引き出すには少し設定を下げてでもプレイすることをオススメする。
▲設定を少し落とすだけでコンテンツ内のフレームレートはしっかり100以上をキープできる
▲どんなにスペックが高くても、ゲームの性質上人の多い場所ではフレームレートが下がってしまう。G-SYNC™機能のおかげでフレームレートが60より低くなっても滑らかになる。映像はゲーム画面を直接カメラで収めた。機材の関係で動画自体はフレームレート30になっているが、これでも引っかかりのない滑らかな映像が確認できる。街中でカクつくのが嫌という人にうれしい機能だろう
「AW3418DW」総評
『FFXIV: 紅蓮のリベレーター』を使ってのプレイはとにかく快適で、高リフレッシュレート+シネマスコープサイズと家庭用ゲーム機では味わえないリッチな映像で、いままでにないゲーム体験ができることを保証する。とくにG-SYNC™とアスペクト比21:9の相性はバツグンで、迫力のある映像を滑らかに映し出してくれる「AW3418DW」に圧巻のひと言。34インチのウルトラワイドモニターは他社からも発売されているが、上記で紹介した機能すべてを網羅しているのは現在「AW3418DW」だけとなっている。実勢価格15万円前後と少々値は張るものの、最高のゲームプレイ環境が得られるモニターは現時点で「AW3418DW」だけなので、宇宙最強のモニターを探している方、より迫力ある映像でゲームを楽しみたい方は、モニター選びの参考にしてほしい。
■「AW3418DW」オススメポイント
・G-SYNC™対応で、リフレッシュレートが低下しやすいオンラインゲームに最適
・IPSパネルなので視野角が広く、映像が綺麗
・1900Rとアスペクト比21:9で迫力のある映像が楽しめる
・34インチと画面が大きい
・ベゼルが狭いので没入感が高い
・ゲーム内の視野が広がるため、敵や味方の位置を確認しやすい
・付属スタンドは高さ調整や上下左右の角度調整だけでなく、ケーブル束とライト機能も備えて見た目もリッチ
Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
■関連リンク
デル株式会社
http://www.dell.co.jp/
「ALIENWARE」のページ
http://alienware.jp/
「AW3418DW」製品紹介ページ
http://accessories.apj.dell.com/sna/productdetail.aspx?c=jp&cs=jpdhs1&l=ja&sku=210-ANPF
MEMBERS ONLY 独自視点の記事やお得なキャンペーン記事など配信
HARDWARE RANKING ハードウェアの人気記事ランキング!
-
PS5で全ゲーム対応!ゲーミングコンバーター「Besavior DS50MAX」発売
-
ゲーミングPCにWindows 11をインストールしてみた。ゲーマーにとってのメリット・デメリットとアップデートすべきタイミングは?【Alienwareマニアックス第4回】
-
「Alienware Command Center」でAlienwareの隠されたパフォーマンスを引き出そう!【Alienwareマニアックス Vol.3】
-
ゲーミングPCの起動ディスクをHDDからM.2 SSDに移行しよう【Alienwareマニアックス Vol.2】
-
ゲーミングPCをコントローラーで遊び尽くそう!【Alienwareマニアックス vol.5】