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PUBG JAPAN SERIES αリーグPhase2 Day6レポート。最強チームを決めるための第二幕、ついに最終決戦!

PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(以下、『PUBG』)のプロリーグ設立を目指して、DMMGAMESの主催で開催されたリーグ形式の大会「PUBG JAPAN SERIESPJS)αリーグ」。闘会議2018での開幕戦を皮切りに、ラウンドや順位入れ替え戦を重ね、3月から開始されたPhase2も2018年3月31日で最終戦を迎えた。
この春、4月15日からオープンするeSpots施設「LFS 池袋 esports Arena」を舞台に繰り広げられた、最後のバトルロイヤルレポートをお届けしよう。


Phase1、そしてPhase2 Round1~6までの上位10チームは以下のとおり。

1位 USG_Hyster1cJam(USG)
2位 JUPITER NOVA(JUN)
3位 Zoo Gaming/Penguin(ZOO)
4位 V3 FOX(V3)
5位 DetonatioN Gaming(DNG)
6位 Rascal Jester(RJ)
7位 CYCLOPS athlete gaming(CAG)
8位 SunSister Suicider's(SSS)
9位 THE SHABLES(SBL)
10位 野良連合 白虎組(nWT)

Phase1の王者であり、3月22日~25日にルーマニアで行われた「PGL PUBG Spring Invitational」にも出場したSunSister Suicider'sへの期待も集まるなか、USG_Hyster1cJam、JUPITER NOVA、Zoo Gaming/Penguinの上位3チームが順位をキープするためにポイント差を広げることができるのか、そして下位チームがどれだけ追いつくことができるのか、一瞬たりとも見逃すことができない緊迫したムードが漂うなかラウンドスタートの火ぶたが切って落とされた。

【Round7】川を挟んだ中盤の攻防を制し、SunSister Suicider'sがドン勝!



スタートから7分過ぎ、麦畑を舞台にZaphkiel Gaming(ZAP)とCYCLOPS athlete gaming(CAG)による銃撃戦が開始。両チームとも様子を窺いながら負傷した味方を蘇生しつつ、発砲やグレネード投下でけん制し合うが、この状況をZAPが制す。


安全地帯がメインフィールドと南にある離島をぐるりと囲んだ形で迎えた中盤戦は、車で橋を通るか、海を渡るかでチームの動きが分かれる。

そんな中、野良連合 白虎隊は橋上で「検問」のため待ち伏せするが、正面にはZoo Gaming/Penguin、後ろにはDetonatioN Gamingがいるという板挟みの状況に。しかし、Sengoku Gaming DestroyやSunSister Suicider'sに囲まれたDetonatioN Gamingがあえなくダウン。


パルスが縮小し、林の中で迎えた終盤戦。白虎隊 野良連合とSunSister Suicider'sがそれぞれで建物を陣取り、その周りをUSG_Hyster1cJamが包囲していたが、最後までチーム全員が生存したSunSister Suicider'sがドン勝を収めた。



試合後のインタビューにて。
「Day5(Round4~6)ではセーフティに動いている場面が多かったので、リスクを背負ってでも強気にドン勝を目指すスタイルにしたことと、基本的なことを各々で伝えることができたチーム内のコミュニケーションが勝因だったと思います。最後は残り人数や敵の位置も把握していたので“やりたい放題”でした。ルーマニア大会での結果がいまいちだったので、PJS最終日に結果を残せてよかったです」

【Round8】水際の攻防を、崖上に陣取ったUSG_Hyster1cJamが制す




SunSister Suicider'sとRascal Jester、そしてV3 FOXによる三つ巴の攻防が続き、その一方では建物内への籠城ではなく地形の起伏と自動車・バイクでの陣取りを得意とするCrest Gaming WindfallがJUPITER NOVAとにらみ合うといった展開を見せた中盤戦。



またしても海辺が安全地帯となった終盤、バナナマンが陣取っていた建物をRascal Jesterが制圧し、車両と岩でポジションを形成したUSG_Hyster1cJamが発砲とグレネードの投下を続けたことによって逆転。一方、砂浜と崖上でも攻防戦が勃発する。

これまでの「αリーグ」でも何度か見られた陸上と水面での「生け捕り」が巻き起こったが、最後まで海中であがいていたZaphkiel GamingのFaily選手をUSG_Hyster1cJamの司令塔・clockboxがキルし、Round8をドン勝。


試合後のインタビューにて。
「clockboxの的確なオーダーが勝因でした。トップ10入りを安定させるにはチームで4人とも生き残らせるの当たり前ですが、その過程で”索敵”が大事だと思っているので、各方面を見ようとチームに指示しました」

【Round9】時間ギリギリで決死のダイブも届かず! Crest Gaming Windfallがドン勝 




αリーグ Phase2の全9戦中、最も劇的な一戦といっても過言ではなかったのがRound9。試合開始から20分を過ぎた最終局面、大きな道路が特徴的な「Mylta」の街中が舞台となり、ほとんどの建物に誰かしらが陣取っているという状況下だ。


SunSister Suicider'sからgabha選手、JUPITER NOVAからsRNbk選手と、ひとりしか残っていない戦況で、強気なのはJapanNo.1選手、MrYoppy選手、ooF-seiei選手と3名を残したCrest Gaming Windfallだ。gabha選手が立てこもる建物へ一丸となって向かうCrest Gaming Windfallに向けてsRNbk選手が発砲するが惜しくもダウン。


攻め込まれたことに気づいたgabha選手は屋上から決死のダイブでCrest Gaming Windfallを一掃しようとするが、三人に挟み込まれる形で残念ながらキルを取られるという結末となった。

この白熱したラストバトルには実況を務めたOooDa氏と解説のSHAKA氏も大盛り上がりで声を張り上げ、OPENREC.tvやYouTubeLiveでのチャット欄も大いに沸いた。


試合後のインタビューにて。
「家と車を残しつつ、終盤まで安全地帯にいることができたのが勝因でした。今週はあまり活動ができていなかったんですが、最終戦でドン勝を取れてよかったです。予選突破や降格もギリギリだった日もあるし、ポイント計算も大変でしたが、βリーグからは安定感を持ったチームになりたいです」

全9戦に及んだ「PUBG JAPAN SERIES αリーグ」を優勝したUSG_Hyster1cJamからは、「αリーグでのミスをなくしてβリーグでは完璧な1位をとりたい」と、次期リーグへの意気込みも十分に伝わってきた。

PUBG JAPAN SERIES αリーグ Phase2 DAY6結果

世界各国でも大会は盛んに行われているが、日本の『PUBG』シーンも開催されるイベント・大会ともに徐々に規模を増している。そうした中で「PUBG JAPAN SERIES」もαリーグをPhase1・2と行ったことで、シーンにおける確固たる存在になったといえるだろう。これからもまだ見ぬチームの参入や、オフラインで観戦できる大会の開催などにも期待したい。

なお、βリーグの開催日時については「PUBG JAPAN SERIES」の公式サイトで追って発表されるとのことなので、こちらも引き続き注目してみてほしい。

■関連リンク
PUBG JAPAN SERIES
https://pubgleague.dmm.com/
DMM GAMES『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』のページ
http://pubg.dmm.com/

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