『INMOST』が挑んだ「ハッピーエンドの呪い」からの脱却【インディーゲームレビュー 第81回】
プレイヤーに対するご褒美として、ゲームには「ハッピーエンドの呪い」がかけられている。リトアニアのインディーゲームクリエイターが開発した『INMOST』は、この制約からの脱却に挑んだ一作だ。
プレイヤーに対するご褒美として、ゲームには「ハッピーエンドの呪い」がかけられている。リトアニアのインディーゲームクリエイターが開発した『INMOST』は、この制約からの脱却に挑んだ一作だ。
アラスカの原住民・イヌピアットの伝承をベースとしたアクションゲーム『Never Alone(Kisima Ingitchuna)』は、ゲームという形式を用いた優れたドキュメンタリー作品である。
フィンランドの学生が作ったパズルゲーム『Baba Is You』がインディーシーンを席巻している。シンプルなメカニクスで多様なダイナミクスを生み出すという、ゲームデザインの原点に立ち返った良作だ。
ミニマルでフラットなアートデザインがかわいらしいパズルアドベンチャー『Pikuniku(ピクニック)』。パズルを解きながらストーリーを進めていく本作には、ゲームと物語の抜きがたい関係性が秘められている。
錬金術がテーマのインディーゲーム『Opus Magnum』は、あえて本編の制約を緩くすることで遊びの本質を浮かび上がらせている。人はなぜ遊ぶのかを思い出させてくれる良質パズルゲームだ。
世界中で開発されるようになったゲーム。南アフリカのインディーゲームディベロッパー、Nyamakopのデビュー作『Semblance』もそれを象徴するタイトルの一つ。幻想的なグラフィックと優れたパズル性のユニークな作品だ。
「日本ゲーム大賞2018」ゲームデザイナーズ大賞を受賞したインディーゲーム『Gorogoa』。日本の有名ゲームデザイナーを一様に唸らせた至高のパズルゲームは、なぜ多くの人に衝撃をもたらしたのか。
TGS2018「センスオブワンダーナイト」で注目を浴びたインディーゲーム『The Gardens Between』は、スマホゲーム会社ならではの知見が光る挑戦的なタイトルだった。
ゲームデザインの基本は「どのようなペルソナに、ゲームプレイを通して、どのような感情を想起させるか」を考えること。学生作品がベースで協力プレイが楽しいインディーゲーム『DYO』も、この基本に忠実なアクションパズルである。
ミスはプレイヤーがゲームを離脱する最大のポイントだ。では、ゲームオーバーをゲームのメカニクスに組み込めないだろうか。『Life Goes On: Done to Death』はこの課題に意欲的に取り組んだパズルゲームだ。
「センスオブワンダーナイト2014」のファイナリスト作品『Expand(イクスパンド)』。ゲームの基本に忠実な作りの本作が見せた“センスオブワンダー”とは。
『LIMBO』で一世を風靡したデンマークのインディー、Playdeadの新作が『INSIDE』だ。モノトーンで描かれたディストピアを、少年はただひたすら逃走していく。その先に待ち受けるものとは……。