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ASTRO Gamingヘッドセット2機種が9月20日より発売! 国内ローンチ発表・体験会レポ
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ロジクールは、東京都内のピザスライス2にて家庭用ゲーム向けハイエンドヘッドセット「ASTRO Gaming」の国内ローンチイベントを開催した。高カスタマイズと高耐久性を備えるゲーマー注目のヘッドセットの発表会の内容をお伝えしよう。
ASTRO Gamingとは
檀上に上がったのはLogitechとASTRO GamingのDirector of Community Marketingのタデアス・クーパー氏。同氏が説明するところによると、ASTRO Gamingはプロゲーマーとコアゲーマー向けにゲーミングデバイスを提供する会社で、元々はデザイン会社であったASTRO Studioから独立した会社という。
社史を少し説明すると、2006年の独立より2年にわたるプロトタイプの検証が終わった後の2008年には、プロゲームリーグ「MLG」(Major League Gaming)公式のパートナーとなって以降、プロシーンにおけるゲーミングオーディオのパイオニアになっている(例えば「CoD World League」や「Dreamhack」、そして「eUnited」のオフィシャルパートナーだ)。さらに大会シーンにあるべきヘッドセットの究極形としてA40+MixAmpの組み合わせが最適とも説明した。
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ブランドの特長としては、(テクノロジー+ライフスタイル)×デザインという式から、ゲーマーにとっての自己表現としてヘッドセットを自分仕様にカスタマイズできることを挙げた。またASTRO Gamingは、Logicool Gファミリーの一員となり「プレイを通じた自己表現」という分野でゲーマーにアプローチするようだ。
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ここで9月20日より発売されるPC/Xbox One/PS4/Nintendo Switch対応のゲーミングヘッドセット「A40 TRゲーミングヘッドセット」(参考価格: 税抜き18,880円)と「A10 ゲーミングヘッドセット」(参考価格: 税抜き8,750円)を披露した。
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A40の特徴は高いカスタマイズ性を持ち合わせていることで、ヘッドバンドのみならずマイク、イヤークッション、色などを様々なキットから変更できることだ(大会シーンに合わせて、より遮音性の高い合皮製のイヤークッションに交換できるなど)。さらに、MixAmpを組み合わせることで、サラウンドやイコライザー設定の切り替え機能や、ローカルでのボイスチャット機能、そしてゲーム音とマイク音声バランス調整用のつまみなどの多彩な機能を活用できる。
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A10はもともと海外で2017年に発売されたもので、1万円以下の販売価格で高い耐久性を持つモデルだ。ここでクーパー氏は実際にA10のヘッドレスト部などを捻じ曲げ、部位の白化や破断が起こらないほどの耐久性を報道陣に見せて驚かせた。
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日本におけるASTRO Gamingの戦略
製品紹介の後、ロジクールのクラスターカテゴリーマネージャーの榊山大蔵氏が登壇し、日本におけるASTRO Gamingの戦略紹介を行った。日本では、PCでの人気が盛り上がってきているもののコンソール機の方が大きな可能性があるのではということから、プロシーンとメインストリームの両方からゲーミングライフエクスペリエンスを届けると説明。
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具体的な内容として、第1にDetonatioN GamingやUnsold Stuff GamingのeSports分野へのスポンサード、第2にYouTuberなどのストリーマーへの支援、第3に直接的なコミュニティーへの参画、第4に海外での事例だがパートナーシップであると解説した。
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他にも9月20日から9月23日まで幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2018のカプコンブースにて、最高のゲームエクスペリエンスを最高の環境で届けるために、A40+MixAmpを体験できるように提供すると発表した。
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「A40+MixAmp」の魅力――耐久性の高さとカスタマイズの豊富さ
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これらの発表の後、来場者向けに体験会を実施。主にA40+MixAmpと接続した『モンスターハンターワールド』と『鉄拳7』、『Call of Duty: WW2』、『Fortnite』の4タイトルがプレイアブルだった。
実際にヘッドセットを手に取ってみると、ヘッドバンドとスライダーの細さから程よい大きさでかさばらない印象を受けた。さらに実際に装着してみると大きさや重さを意識しすぎることがない369gという重量が心地良く、左右両耳への圧力も高くないため長時間の使用にも耐えられそうだ。またマイクは左右の接続穴からどちらからでも取り付けられる脱着式で、マイクの角度もフレキシブルに動かすことが可能だ。
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カスタマイズを試せるMod Kitsの展示はなかったものの、取り外せる部位は磁石で固定されているため、少しの力を加えれば容易に脱着可能。一般的に摩耗が激しいとされるイヤーパッド部も取替できるため、経年劣化を含め破損したときにはイヤーパッド部のMod Kitsを購入し長く使い続けられることも大きなポイントとなる。
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またMixAmpの存在も忘れてはいけない。MixAmpは文字通りアナログ的にヘッドセットの音量を変更するほかにも、マイクとゲーム音のバランスを調整できる機能や、Dolby Digitalサラウンドサウンド機能のオン/オフ(対応タイトルなら切り替えることができる)、イコライザーのプリセット切り替え機能(4種類)が備わっている。特にゲーム/マイク音の音量バランス調整機能は、ストリーマーの放送やゲームプレイ時でのボイスチャットで、アナログ的に好みの大きさに微調整できることが大きな強みだ。
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実際に使ってみて、直感的にいち早く操作できるのがストレスなく気持ち良い。特にコンソール機での使用では、音量設定画面へ戻らずに各種音を調整できるのは、ストリーマーだけでなく多くのプレイヤーにも訴求できる点だろう。入力には光デジタル端子/USBマイクロb端子/AUX端子/デイジーチェーン端子が、出力には配信用音声端子(3.5mmステレオミニプラグ)/ヘッドセット用端子(3.5mmステレオミニプラグ)/デイジーチェーン端子が備わっている。なおデイジーチェーン端子とは、MixAmp同士を数珠つなぎに直接接続することで、ローカルにおける低ラグのボイスチャットを実現するものだ。ロジクールの担当者に話を聞いたところ、この機能があることでeSportsにおける大会などでもボイスチャットトラブルを少なくすることができると語った。
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「ロジクールG Astro A40 TRゲーミングヘッドセット」の参考価格は18,880円(税抜き)、「ロジクールG Astro A10ゲーミングヘッドセット」の参考価格は8,750円、「ロジクールG Astro MixAmp Pro TR」の参考価格は18,750円(税抜き)でいずれも9月20日に発売予定。また、ヘッドセットとアンプのセットの「ロジクールG Astro A40 TR + MixAmp Pro TR」が参考価格31,250円(税抜き)、Mod Kitの「ロジクールG Astro A40 TR Mod Kit」も参考価格7,750円(税抜き)で同日に発売予定だ。
■関連リンク
ASTRO Gamingサイト(Logicool G内)
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/microsite/13168
Logicool G公式サイト
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp
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