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【TGS2019】FAV vs CAGの豪華な戦いに大勢の観客が釘付け!「『レインボーシックス シージ ALIENWARE JAPAN LEAGUE』春夏王者決定戦」レポート
2019年9月14日、幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2019にて、「『レインボーシックス シージ ALIENWARE JAPAN LEAGUE』春夏王者決定戦」が行われた。そこで本稿では試合の模様をレポート形式でお届けする。記事の最後には大会に出場したFAV gamingとCYCLOPS athlete gaming両チームへのショートインタビューも掲載しているので、ぜひ最後まで目を通してもらいたい。
防衛と攻撃がチェンジする後半戦。劣勢の状況から何とか巻き返しを図りたいFAVは、この流れでプレイ中の立ち回りをフレキシブルに変化させる。ラウンド9では2階防衛を選択した上で3人の遊撃手が地下~1階に潜伏。この戦術が功を奏したのか、攻撃側のCAGは動きを把握できず惑わされることに。しかし前半戦で空いた獲得ラウンド数の差を埋めることは叶わず、結果的に1stマップはCAGが勝利を収めた。
ところが第8ラウンドにて、BLITZを操るShokei選手が孤軍奮闘するChloroForM選手に接近。最後はハンドガンで致命傷を与え、2マップを勝ち取ったCAGが『レインボーシックス シージ ALIENWARE JAPAN LEAGUE』の春夏王者に輝いた。
――長時間の試合お疲れ様でした。まずは本日の全体的な感想をお聞かせください。
ShiN:今回は結果的に3戦敗退(エキシビジョンマッチ含む)という凄く悔しい結果でした。原因を分析してみたんですが、立ち回りやガジェットの使用タイミングなど、”細かい情報が共有できていなかった”と思います。
――情報の共有不足と伺いましたが、何か具体的な反省点などはありますか?
ShiN:具体的にはコミュニケーション不足ですね。人数有利の状況もあったのですが、位置関係など分かっていないこともあって。2nマップだと、少人数時における相互間の連携が甘かったと思います。3rdマップに関しては、最後の詰めのプランが共有されていないのに加え、敵の位置を追えていませんでした。
――ではコーチの方から何か指摘点はありますか?
OdeNMiso:オフライン環境ゆえに「ボイスチャットが聞き取りにくい」というのもそうですが……。相手に連続でラウンドを取られたときに声かけや提案が減ってしまいました。あと、チームスポーツのクオリティはコミュニケーションに起因すると思います。あとは経験ですね。
――いよいよ9月18日よりプロリーグシーズン10の後半戦がスタートします。今の意気込みをお聞かせください。
ShiN:初戦の相手がCAG、2戦目がLamy Wonderland、3戦目がGUTS Gaming……と、たぶん残っているプロリーグチームで一番キツい状況だと思います。とは言えコミュニケーションの問題は直せるものなので、3チーム全体で修正しPL後半に挑みたいです!
――長時間の試合お疲れ様でした。まずは本日の全体的な感想をお聞かせください
XQQ:何と言っても勝てて良かったです。TGS2019のブース内、つまりオフライン試合という環境ではありましたが、試合中のコミュニケーションを絶やすことなく、お互いの位置を把握して動けていたと思います。
――勝利に繋がった最大の要因は何でしょうか?
XQQ:最大の要因と言うより、試合中の相手が見せた動きや戦略の”クセ”が何となく掴めていたんです。試合中にフレキシブルな立ち回りで仕掛けてくるのがFAV gaming側の特徴だと思いますが、今回の対戦相手であるFAV gamingはこれまでに何度も対戦していることもあり、こちらがその変化に気づいていち早く動けたのが勝因の一つだと思います。
――CAGさんは試合終了後にファンミーティングを行っていましたが、ファンの皆さんと触れ合ってみてどうでしたか?
Shokei:実際にこうしてファンの方々と触れ合えることができるのは本当にありがたいです。年齢の若い方だけでなく、自分たちよりも上の世代の方からも応援頂いてます。
gatorada:会場ではいろいろと励ましの声を頂いたのですが……。やはり「いつも応援しています」というシンプルな言葉がもの凄く心に響きました。また機会があれば、ファンミーティングのようなイベントは積極的に参加したいです。
――9月18日からプロリーグシーズン10の後半戦がスタートします。
Shokei:プロリーグで戦うチームに勝つのはもちろん、まずはAPAC地域のトップを獲るのが目標です。この気持ちを大事にしたうえで、日ごろから応援してくれているファンの皆さんの期待に応えられるよう、頑張っていくつもりです。
※インタビューは両チームとも2019年9月14日に実施しています。
■関連リンク
CYCLOPS athlete gaming
https://twitter.com/CYCLOPS_OSAKA
FAV gaming
https://twitter.com/fav_gaming
▲イベント開始前から既に観客が詰め寄せていたが、試合が始まるとブース外へ人が溢れんばかりの大盛況となった
真の強者を決めるべく国内トップレベルの2チームが激突
本イベントは、ALIENWAREとユービーアイソフト株式会社の共催で開かれた「レインボーシックス シージ ALIENWARE JAPAN LEAGUE」の春季チャンピオンと夏季チャンピオンが激突するエキシビジョンマッチ。今回参戦を果たしたのはスプリングシーズンを制したFAV gaming、そして続くサマーシーズンの王者に上り詰めたCYCLOPS athlete gamingの2チームだ。▲試合前に整列して登壇するFAV gaming(左)とCYCLOPS athlete gaming(右)のメンバー
▲実況のともぞう氏(左)、解説のふり~だ氏(右)
大会レギュレーション
- ゲームモード:5on5 TDM 爆弾
- ラウンド設定:最大12ラウンド(7ラウンド先取)・6ラウンド交代
- マップ勝敗ルール:5ラウンド毎に攻守交代(延長戦あり)
- 禁止オペレータ:NOKK、WARDEN、GOYO、AMARU
1stマップ「領事館」での戦い
1stマップ「領事館」で最初にラウンドを獲得したのはCAG。アクションフェーズの序盤からラッシュ気味に侵攻を試みたFAVを捌き、本格的な開戦ののろしを上げる。2ラウンド連取されるFAVだったが、防衛側のリソース分配が甘い部分へ丁寧な攻撃を試み、体制を立て直しながら応戦。前半戦はCAG優勢の4-2で折り返した。▲追跡者に気づいた後、すぐさまメインウェポンからリボルバーに切り替えて処理するShokei選手
防衛と攻撃がチェンジする後半戦。劣勢の状況から何とか巻き返しを図りたいFAVは、この流れでプレイ中の立ち回りをフレキシブルに変化させる。ラウンド9では2階防衛を選択した上で3人の遊撃手が地下~1階に潜伏。この戦術が功を奏したのか、攻撃側のCAGは動きを把握できず惑わされることに。しかし前半戦で空いた獲得ラウンド数の差を埋めることは叶わず、結果的に1stマップはCAGが勝利を収めた。
▲ガスグレネードでダメージソースを稼ぎ、ショットガンで正確に仕留めたChloroForM選手
2ndマップ「国境」での戦い
ラウンド数を重ねて勢いが増したのか、2ndマップに選ばれた「国境」においてもCAGの猛撃は続く。立ち回りの転換を余儀なくされる攻守交替を含め、マッチポイントまでラウンドを奪取。対するFAVも相手の牙城を崩すべく果敢に立ち向かう。ところが第8ラウンドにて、BLITZを操るShokei選手が孤軍奮闘するChloroForM選手に接近。最後はハンドガンで致命傷を与え、2マップを勝ち取ったCAGが『レインボーシックス シージ ALIENWARE JAPAN LEAGUE』の春夏王者に輝いた。
▲Shokei選手の投げたニトロセルを華麗に撃ち落とすFAV陣営。卓越した技術で実況陣をも大きく唸らせた
▲スモークで射線をカットされるも、ニトロセルでダブルキルに成功したgatorada選手
▲勝利を収めたCYCLOPS athlete gamingには、賞金として300,000円が与えられた
FAV gaming ショートインタビュー
▲上段左からOdeNMiso、ShiN、ChloroForM。下段左からAfro、shu、Taipon(敬称略)
――長時間の試合お疲れ様でした。まずは本日の全体的な感想をお聞かせください。
ShiN:今回は結果的に3戦敗退(エキシビジョンマッチ含む)という凄く悔しい結果でした。原因を分析してみたんですが、立ち回りやガジェットの使用タイミングなど、”細かい情報が共有できていなかった”と思います。
――情報の共有不足と伺いましたが、何か具体的な反省点などはありますか?
ShiN:具体的にはコミュニケーション不足ですね。人数有利の状況もあったのですが、位置関係など分かっていないこともあって。2nマップだと、少人数時における相互間の連携が甘かったと思います。3rdマップに関しては、最後の詰めのプランが共有されていないのに加え、敵の位置を追えていませんでした。
――ではコーチの方から何か指摘点はありますか?
OdeNMiso:オフライン環境ゆえに「ボイスチャットが聞き取りにくい」というのもそうですが……。相手に連続でラウンドを取られたときに声かけや提案が減ってしまいました。あと、チームスポーツのクオリティはコミュニケーションに起因すると思います。あとは経験ですね。
――いよいよ9月18日よりプロリーグシーズン10の後半戦がスタートします。今の意気込みをお聞かせください。
ShiN:初戦の相手がCAG、2戦目がLamy Wonderland、3戦目がGUTS Gaming……と、たぶん残っているプロリーグチームで一番キツい状況だと思います。とは言えコミュニケーションの問題は直せるものなので、3チーム全体で修正しPL後半に挑みたいです!
CYCLOPS athlete gaming ショートインタビュー
▲上段左からSuzuC、gatorada、Shokei、のりお。下段左からXQQ、BlackRay、あにつん(敬称略)
――長時間の試合お疲れ様でした。まずは本日の全体的な感想をお聞かせください
XQQ:何と言っても勝てて良かったです。TGS2019のブース内、つまりオフライン試合という環境ではありましたが、試合中のコミュニケーションを絶やすことなく、お互いの位置を把握して動けていたと思います。
――勝利に繋がった最大の要因は何でしょうか?
XQQ:最大の要因と言うより、試合中の相手が見せた動きや戦略の”クセ”が何となく掴めていたんです。試合中にフレキシブルな立ち回りで仕掛けてくるのがFAV gaming側の特徴だと思いますが、今回の対戦相手であるFAV gamingはこれまでに何度も対戦していることもあり、こちらがその変化に気づいていち早く動けたのが勝因の一つだと思います。
――CAGさんは試合終了後にファンミーティングを行っていましたが、ファンの皆さんと触れ合ってみてどうでしたか?
Shokei:実際にこうしてファンの方々と触れ合えることができるのは本当にありがたいです。年齢の若い方だけでなく、自分たちよりも上の世代の方からも応援頂いてます。
gatorada:会場ではいろいろと励ましの声を頂いたのですが……。やはり「いつも応援しています」というシンプルな言葉がもの凄く心に響きました。また機会があれば、ファンミーティングのようなイベントは積極的に参加したいです。
――9月18日からプロリーグシーズン10の後半戦がスタートします。
Shokei:プロリーグで戦うチームに勝つのはもちろん、まずはAPAC地域のトップを獲るのが目標です。この気持ちを大事にしたうえで、日ごろから応援してくれているファンの皆さんの期待に応えられるよう、頑張っていくつもりです。
※インタビューは両チームとも2019年9月14日に実施しています。
■関連リンク
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