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世界の強豪が誇りを胸に挑んだ戦場に密着「レインボーシックス シージ プロリーグ10ファイナル」Day1取材レポート
愛知県・常滑市のAichi Sky Expoにて、11月9日〜10日の2日間に渡り「レインボーシックス シージ プロリーグ シーズン10ファイナル」が開催された。そこで本稿では、準々決勝が行われたDay1にフォーカスした取材レポートをお届け。実際に現地を訪れた方やそうでない方も、この機会に日本で開かれた世界大会の余韻を味わってもらえれば、と思う。
なお、準決勝及び決勝戦が執り行われたDay2の模様については、こちらで詳しく記載しているので、合わせてチェックしてほしい。
本大会は、タクティカルシューター『レインボーシックス シージ』(以下『R6S』)のプロリーグ地域予選を勝ち抜いた計8チームによる世界規模のトーナメント戦。アジア、ヨーロッパ、南米、北米から強者が一同に介し、優勝トロフィーと最大級の名誉をかけて激戦を繰り広げた。
会場となったAichi Sky ExpoのホールBには、朝早くから大勢のシージファンが来場。性別や年齢、国籍を問わず多種多様な人々がプログラム開始を首を長くしながら待っていた。
イベント開始時刻の午前10時に催されたオープニングセレモニーでは、野良連合のオーナーを務めるkizoku氏が登場。歌舞伎メイクを施した独特の顔芸、そして観客のハートをグッと掴む話術で一気に会場のボルテージを引き上げてくれた。
続いて登壇したのは、『R6S』の大会進行に欠かせない名司会者Matt Andrews氏。脳天からつま先まで突き抜けるかのような声量で開会宣言を披露し、「プロリーグ シーズン10ファイナル」の幕開けを担った。
ここからは、Day1で行われた準々決勝の模様を大まかに振り返りたいと思う。試合終了時の最終スコアと勝利チームのコメントを掲載してあるので、ぜひ最後までご覧いただきたい。
準々決勝第1試合
最初に衝突したのは、南米予選を2位で通過した「FaZe Clan」(FaZe)と、北米予選を1位で突破した「DarkZero Esports」(DarkZero)。解説を務める日本&海外のキャスター陣、現地の中継をモニター越しに見守る観戦勢、プロの試合をこの目に焼き付けんと注視する会場の観客が見守る中、記念すべき第1試合の火蓋が切って落とされた。
開始前のBanフェーズで”日本産オペレーターが全て排除される”という珍事が発生したものの、1stマップはDarkZero優勢で進行する。一方のFaZeはアグレッシブなプレイングで対抗。2ndマップの領事館では立体的な構造を巧みに利用してキルを量産。ところがDarkZeroの猛攻はとどまるところを知らず、最後はパーフェクトラウンドで準決勝へと勝ち上がった。
準々決勝第2試合
初戦を経て会場の空気も温まったきた頃、続く第2試合の対戦カード「Natus Vincere」(Navi)対「Wildcard Gaming」(WC)戦が始まった。ヨーロッパのチャレンジャーリーグを実力で勝ち上がってきた前者、そしてAPAC予選で日本の「CYCLOPS athlete gaming」を下した後者の戦いに、勝敗の行く末を見守る観客の顔つきも一気に引き締まる。
開戦と同時にアドバンテージを得たのはWC。攻撃側のNaviを前に怯むこと無く、立て続けに4ラウンドを連取し1stマップを取得する。しかし王手をかけられたNaviは動じていなかった。海岸線でneLo選手が叩き込んだスーパークラッチを皮切りに勢いを取り戻すと、そのまま2ndマップを獲得。希望を託した3rdマップのクラブハウスではフルラウンドに及ぶ接戦を耐え抜き、8-7でWCに引導を渡した。
準々決勝第3試合
第2試合の興奮冷めやらぬまま行われた「Giants Gaming」(GIG)対「Aerowolf」(Aero)戦。ヨーロッパ予選2位の実力を持つ前者は、今大会中においてもとくに有力視されている強豪チーム。一方のAeroは日本と同じAPAC地域に属する古参チームで、今回が初のプロリーグファイナル進出となった。
試合を観戦した後の感想だが、ここは「間違いなく『R6S』史上に残る激戦」だったと述べておく。1stマップのカフェから3rdマップの海岸線にいたるまで、交互にラウンドを取り合うシーソーゲームにもつれ込んだほか、会場から両チームの選手が華麗なキルを成功させる度に、明らかに今までとは次元の違う歓声が巻き起こったからだ。結果はプロリーグファイナルの壇上に初めて上ったAeroが下馬評を覆す勝利で終わり、実況を努めたOkayama氏も「こんな”ジャイアント・キリング”はないですよ!」と思わず感嘆をもらした。
準々決勝第4試合
Day1最後となる第4試合は「Ninjas in Pyjamas」(Nip)対「Team Reciprocity」(Reciprocity)。通常スケジュールより大幅に時間が押しているにも関わらず、会場には両チームの応援を見届ける観客の姿が。この日ラストの試合は24時近くまで及んだが、それまでの3試合と変わらず、各選手の好プレーに対して声援が上がっていたのが印象的だった。
Nipは諸事情により当初の参加選手が不在という状況で試合に臨んだ。相対するReciprocityもこの影響を考慮し、事前に講じていた作戦を幾らか変更した模様だ。結果は防衛力に長けたNipを1stマップ、2ndマップともに抑えたReciprocityの勝利で終わった。一方のチームが最大限の力を発揮できる状況でなかったとは言え、イベント開始から10時間以上も待機してから戦いを演じた両チームの真剣な眼差しは、この先忘れることはないだろう。
なお、準決勝及び決勝戦が執り行われたDay2の模様については、こちらの記事を参照してほしい。
©2018 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Tom Clancy’s, Rainbow Six, The Soldier Icon, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.
■関連リンク
レインボーシックス シージ
https://www.ubisoft.co.jp/r6s/
レインボーシックス シージ ESPORTS(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UC67gYd3-k37yrn5nISYxZzg
ユービーアイソフト
https://www.ubisoft.co.jp/
レインボーシックス シージ ダウンロードサイト(UBI STORE)
https://store.ubi.com/jp/rainbow-six-all-games
なお、準決勝及び決勝戦が執り行われたDay2の模様については、こちらで詳しく記載しているので、合わせてチェックしてほしい。
本大会は、タクティカルシューター『レインボーシックス シージ』(以下『R6S』)のプロリーグ地域予選を勝ち抜いた計8チームによる世界規模のトーナメント戦。アジア、ヨーロッパ、南米、北米から強者が一同に介し、優勝トロフィーと最大級の名誉をかけて激戦を繰り広げた。
会場となったAichi Sky ExpoのホールBには、朝早くから大勢のシージファンが来場。性別や年齢、国籍を問わず多種多様な人々がプログラム開始を首を長くしながら待っていた。
▲モニターに映し出される海外キャスター陣の姿は、”常滑が世界大会の舞台である”と筆者に強く実感させた
▲会場の入り口付近に置かれていた特設パネル。この前で記念撮影に興じるファンも多く見られた
イベント開始時刻の午前10時に催されたオープニングセレモニーでは、野良連合のオーナーを務めるkizoku氏が登場。歌舞伎メイクを施した独特の顔芸、そして観客のハートをグッと掴む話術で一気に会場のボルテージを引き上げてくれた。
続いて登壇したのは、『R6S』の大会進行に欠かせない名司会者Matt Andrews氏。脳天からつま先まで突き抜けるかのような声量で開会宣言を披露し、「プロリーグ シーズン10ファイナル」の幕開けを担った。
▲突然の登場で会場を沸かせたkizoku氏。大胆な歌舞伎メイクが特徴的だ
▲貴族氏の呼び込みを受けて登場した「Matt Andrews」氏は、2日間を通して大会を盛り上げたキーマン
▲1戦目と3戦目の実況解説を担当した、ふり~だ氏とOkayama氏
▲2戦目と4戦目を担当したのは、ともぞう氏とShiN氏
ここからは、Day1で行われた準々決勝の模様を大まかに振り返りたいと思う。試合終了時の最終スコアと勝利チームのコメントを掲載してあるので、ぜひ最後までご覧いただきたい。
準々決勝第1試合
FaZe Clan vs DarkZero Esports
最初に衝突したのは、南米予選を2位で通過した「FaZe Clan」(FaZe)と、北米予選を1位で突破した「DarkZero Esports」(DarkZero)。解説を務める日本&海外のキャスター陣、現地の中継をモニター越しに見守る観戦勢、プロの試合をこの目に焼き付けんと注視する会場の観客が見守る中、記念すべき第1試合の火蓋が切って落とされた。開始前のBanフェーズで”日本産オペレーターが全て排除される”という珍事が発生したものの、1stマップはDarkZero優勢で進行する。一方のFaZeはアグレッシブなプレイングで対抗。2ndマップの領事館では立体的な構造を巧みに利用してキルを量産。ところがDarkZeroの猛攻はとどまるところを知らず、最後はパーフェクトラウンドで準決勝へと勝ち上がった。
▲領事館のピアノ部屋に侵入してきたプレイヤーを手早く仕留めたBC選手
最終結果
- 1stマップ(銀行):7-5でDarkZero Esportsが勝利
- 2ndマップ(領事館):7-4でDarkZero Esportsが勝利
- 勝利者:DarkZero Esports
DarkZero Esports 代表者コメント
「初戦ということもあったのですが、銀行におけるFaze Clanの立ち回りには苦戦させられました。自分たちが目指すべきプレイを止められたので、まずは防御を崩すのに頭を使いました。相手の意図を読むのに時間はかかりましたが、最終的にドローンを活かした情報収集が勝利に繋がったと感じています」準々決勝第2試合
Natus Vincere vs Wildcard Gaming
初戦を経て会場の空気も温まったきた頃、続く第2試合の対戦カード「Natus Vincere」(Navi)対「Wildcard Gaming」(WC)戦が始まった。ヨーロッパのチャレンジャーリーグを実力で勝ち上がってきた前者、そしてAPAC予選で日本の「CYCLOPS athlete gaming」を下した後者の戦いに、勝敗の行く末を見守る観客の顔つきも一気に引き締まる。開戦と同時にアドバンテージを得たのはWC。攻撃側のNaviを前に怯むこと無く、立て続けに4ラウンドを連取し1stマップを取得する。しかし王手をかけられたNaviは動じていなかった。海岸線でneLo選手が叩き込んだスーパークラッチを皮切りに勢いを取り戻すと、そのまま2ndマップを獲得。希望を託した3rdマップのクラブハウスではフルラウンドに及ぶ接戦を耐え抜き、8-7でWCに引導を渡した。
▲人数差で押し負けそうな状況をトリプルキルで強引に跳ね除けたneLo選手
最終結果
- 1stマップ(カフェ):4-7でWildcard Gamingが勝利
- 2ndマップ(海岸線):7-1でNatus Vincereが勝利
- 3rdマップ(クラブハウス):8-7でNatus Vincereが勝利
- 勝利者:Natus Vincere
Natus Vincere 代表者コメント
「大変な試合になるとは思っていましたが、ここまでの接戦に発展するとは予想できなかったです!(相手に)1stマップを取られて後が無くなったわけですが、この結果が逆に僕たちをポジティブな気持ちにさせてくれました。それと、チーム全員が力を合わせて冷静にプレイできたことが最大の勝因だと思います」準々決勝第3試合
Aerowolf vs Giants Gaming
第2試合の興奮冷めやらぬまま行われた「Giants Gaming」(GIG)対「Aerowolf」(Aero)戦。ヨーロッパ予選2位の実力を持つ前者は、今大会中においてもとくに有力視されている強豪チーム。一方のAeroは日本と同じAPAC地域に属する古参チームで、今回が初のプロリーグファイナル進出となった。試合を観戦した後の感想だが、ここは「間違いなく『R6S』史上に残る激戦」だったと述べておく。1stマップのカフェから3rdマップの海岸線にいたるまで、交互にラウンドを取り合うシーソーゲームにもつれ込んだほか、会場から両チームの選手が華麗なキルを成功させる度に、明らかに今までとは次元の違う歓声が巻き起こったからだ。結果はプロリーグファイナルの壇上に初めて上ったAeroが下馬評を覆す勝利で終わり、実況を努めたOkayama氏も「こんな”ジャイアント・キリング”はないですよ!」と思わず感嘆をもらした。
▲拠点内を徘徊するGIGの選手を確実に倒し、最後は堅実な伏せ撃ちで勝利したSpeakEasy選手
最終結果
- 1stマップ(カフェ):8-6でGiants Gamingが勝利
- 2ndマップ(ヴィラ):7-8でAerowolfが勝利
- 3rdマップ(海岸線):5-7でAerowolfが勝利
- 勝利者:Aerowolf
Aerowolf 代表者コメント
「当初の予想通り、3rdマップまでもつれ込む激戦となりました。海岸線での戦いでは今までの集大成が詰め込まれたかのような戦いもできたし、GIGと戦えたことは光栄に思います。あと……日本の皆さんにたくさん声援をおくってもらいました! 会場に来るまで規模感とかわからなかったのですが、多くの声援をいただいて本当に感謝しています」準々決勝第4試合
Ninjas in Pyjamas vs Team Reciprocity
Day1最後となる第4試合は「Ninjas in Pyjamas」(Nip)対「Team Reciprocity」(Reciprocity)。通常スケジュールより大幅に時間が押しているにも関わらず、会場には両チームの応援を見届ける観客の姿が。この日ラストの試合は24時近くまで及んだが、それまでの3試合と変わらず、各選手の好プレーに対して声援が上がっていたのが印象的だった。Nipは諸事情により当初の参加選手が不在という状況で試合に臨んだ。相対するReciprocityもこの影響を考慮し、事前に講じていた作戦を幾らか変更した模様だ。結果は防衛力に長けたNipを1stマップ、2ndマップともに抑えたReciprocityの勝利で終わった。一方のチームが最大限の力を発揮できる状況でなかったとは言え、イベント開始から10時間以上も待機してから戦いを演じた両チームの真剣な眼差しは、この先忘れることはないだろう。
▲後塵を拝することになったNipだったが、守りを重視した戦いでReciprocityに善戦した
最終結果
- 1stマップ(海岸線):3-7でTeam Reciprocityが勝利
- 2ndマップ(領事館):6-8でTeam Reciprocityが勝利
- 勝利者:Team Reciprocity
Team Reciprocity 代表者コメント
「イベント開始から十数時間後の戦いだったので、体力的にもつらい試合でした。加えて、対戦したNinjas in Pyjamasの参加選手が急きょ変更になったこともあり、我々も事前の対策にテコ入れが必要となりました。次回はお互いにベストコンディションで戦いたいです」なお、準決勝及び決勝戦が執り行われたDay2の模様については、こちらの記事を参照してほしい。
©2018 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Tom Clancy’s, Rainbow Six, The Soldier Icon, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.
■関連リンク
レインボーシックス シージ
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レインボーシックス シージ ESPORTS(YouTubeチャンネル)
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レインボーシックス シージ ダウンロードサイト(UBI STORE)
https://store.ubi.com/jp/rainbow-six-all-games