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<後編>『機動戦士ガンダムオンライン』4年半の歴史を振り返る!今からでも新規参入や出戻りプレイは可能なのか?
2012年12月の正式サービス開始からはやくも4年半が経った『機動戦士ガンダムオンライン(以下:ガンダムオンライン)』。ガンダムゲーム史上最大の100人以上同時対戦プレイが可能であり、なかでも52人対52人(うち2名は指揮官)での「大規模戦闘」がウリだ。基本プレイ無料のPC用オンラインゲームである『ガンダムオンライン』は、この4年半の間アップデートにより多くの進化を遂げた。
そんな成熟した『ガンダムオンライン』の魅力とは?今から新規での参入や、出戻りプレイは可能なのか?本ゲームのプロデューサーである佐藤 一哉氏に聞いてみた。
前編では、進化し続ける『ガンダムオンライン』について伺った。後編では、今から始めたいと感じている新規ユーザーたちの楽しみ方について、話していただいた。
佐藤氏:『ガンダムオンライン』は先行ユーザーと新規ユーザーで、大きく差がつきすぎないように意識しています。もちろん多少の差はありますし、違う印象を持たれてる方も多いとは思いますが。『ガンダムオンライン』は他のMMORPGみたいに、長くやれば強くなるというような蓄積の要素や買った瞬間に強くなる「Pay to Win(ペイ・トゥ・ウィン)」ではありません。もちろん、最新の機体を入手していればトレンド上強いことはありますし、機体をカスタマイズする事によってある程度強く立ち回ることはできますが、それぞれできることの限界値が決まっています。機体性能よりプレイヤースキルのほうが重要です。そして、どんな機体でもそれぞれに活躍の道があるように調整しています。ですので、長くやったユーザーさん達との機体の性能差という面では、あまりハンデを感じずにプレイできるのではないかなと。知識面の差はどうしてもありますが。
また、始めたばかりの人に向けた初心者同士でマッチングする簡単な戦場がありますので、まずはそこで練習し、そのあと本格的な大規模戦闘に移行していくという形で進めると、初心者の方でも十分遊べると思います。
イベントやキャンペーンではガチャコンチケットなども配っており、昔よりも格段に良い機体が手に入りやすくなっています。さらに、毎日ログインすることでチケットなどがもらえるボーナスも用意してあります。日々遊んでいただくだけで、強い機体を手に入れるチャンスがあるのです。こういった面でも、以前よりは格段に遊びやすくなっていると思います。
――機体もそうですが、マップもかなり増えていますよね?
佐藤氏:今は25マップぐらいあります。また、サービス開始時は「今週はこのマップ」と固定されていたんですが、現在は「今週はこの6マップからランダムに選択される」というような形でローテーションしています。
出撃するマップは選ぶことは出来ません。しかし、これも昔はできなかったのですが、マップが決まってからのデッキの入れ替えが可能になったので、出撃マップが決まった後の待機画面でも武器などを交換したりできるようになりました。その辺は事前にしっかりデッキを整えなくても問題はなく、より気軽にプレイしていただけると思います。
――サービス開始直後と現在でいちばん大きく変わった点を教えてください
佐藤氏:実はゲームシステム上で大きく変わった点というのは少なくて、2016年の末に追加された「ダウンポイント」システムもゲームバランス的な調整で、トレンドを変化させるという意味のものです。ゲームの本質的な、敵の陣地を攻撃したりして敵軍のゲージを削るという、大規模戦のゲームルール自体はあまり変わっていません。そのなかで一番の変化は、やはり機体が増えたことで『ガンダムオンライン』の世界観が広がったという点ですね。
例えば5月に追加された「機動戦士ガンダムサンダーボルト(以下:サンダーボルト)」の機体などは、現状では他のガンダムゲームなどで動かせるものは少ないと思います。それ以外にも「機動戦士Zガンダム」のボリノーク・サマーンやパラス・アテネのような、他のガンダムゲームにあまり登場しなかったマニアックな機体まで実装しています。「MSV」のルナタンクなどもあります。ルナタンクに乗れるゲームは相当マニアックなんじゃないでしょうか? (笑)
また、それぞれの機体ごとに戦い方に特徴があるというか、先ほど紹介した「サンダーボルト」から追加されたアッガイには“潜入モード”があり、これはレーダーから見えなくなる機能です。アッガイはもともと劇中では偵察機体という設定なので、そういった偵察に使える機能を付けました。また、アトラスガンダムにはサブレッグが付いていますので、劇中同様にそれを足につけての高速移動が可能です。
――サラリーマンなどの平日は時間がない人でも、例えば毎晩1時間だけのプレイなどでも楽しめるものでしょうか?
佐藤氏:1プレイが20分ぐらいかかるので、1日1時間ぐらいのプレイでも2~3戦ほどはプレイできると思います。また、1日1戦だけでも遊ぶとログインボーナスがもらえますので、それだけでも楽しいと思います。
――52対52の大規模戦闘というゲームシステムですが、ゲーム内でクラン等に所属しなくても楽しめますか?
佐藤氏:“部隊”というシステムがあり、部隊に入って他のプレイヤーと交流をとる事はもちろんできます。しかし、クランに入ったほうがゲーム上有利になるというような事は特にやっていません。それが前提になってしまうと遊びにくい点もあると思うので、本当にコミュニティの要素の1つとして入れています。有利になる点としては、敵軍の鹵獲機体を戦闘中1回使えるという点でしょうか。ですが、部隊に入ってなければゲーム上不利かというと、そうではありません。
――初心者や出戻りプレイヤーにオススメの機体などはありますか?
佐藤氏:『ガンダムオンライン』に登場する300体ほどの機体は、強襲・重撃・支援・砲撃・狙撃という5つのタイプに分類されます。なかでも、いちばん多いのが強襲タイプで、これがスピードも速く操作もしやすいので、まずこのなかから1機ほど選んでいただくのが、操作に慣れるという意味でも使いやすいのではないでしょうか?
強襲タイプを使っていて、前に出過ぎてやられちゃったりする人は、重撃タイプがオススメです。これは前線のちょっと後から射撃できるという特徴があります。TPS(サードパーソンシューティング)の射撃的な部分を楽しみたい方にオススメの機体です。
さらに、支援タイプというのがありまして、この機体は味方を回復したり、レーダーを設置することが出来ます。なかなか大規模戦闘に馴染めない、という方はまずこの支援タイプに乗ると、後方支援などでチームの役に立つことができます。昔からある戦略ですが、いまだにレーダーを設置するというのは重要な要素だったりしますので。
最初の頃はデッキにこの3タイプを1機ずつ入れてゲームに慣れ、最後の1機は皆さんの好きな機体を入れるのが遊びやすいと思います。
――戦場での立ち回り方ですが、やはり上手い人について行ったほうがいいんですか?
佐藤氏:初心者の場合は裏取りなどを意識せず、チームのみんなについて行ったほうがいいと思います。そしていざ戦闘が始まれば、前線から少し後ろのあたりで様子を見ながら死なないように立ち回るのがいいと思います。それで経験を積んで操縦やマップの特性を覚えた後に、裏取りなどにも挑戦してみると面白いと思います。
――毎週アップデートされていますが、これにはどういった意味があるのでしょうか?
佐藤氏:イベントを開催したりというのもありますし、バグフィックスもありますし、ゲームバランスの調整という時もあります。オンラインゲームなので、いくらやっても足りない部分があり毎週やっています。定期メンテ+アップデートという感じですね。
確かにこんなに毎週アップデートのあるオンラインゲームは珍しいと思います。サービス開始当初から、お客さんに飽きられないためにもアップデートは毎週やる!という主旨でやってきたのですが、それを気づいたら4年半続けていた、みたいな感じです。
――昨年末のアップデートでは、それまでの強機体だらけの編成という偏りがちなバランスから、すべての機体を生かせるようなバランス調整がなされたとの事ですが?
佐藤氏:2016年11月の新生アップデートでは、ゲームバランスを大きく向上しようという目的がありました。それまでゲーム内での遊び方のトレンドが固定化していまして……この機体でしか活躍できないよ、というのがプレイヤーのなかで固定化してきていたんですね。
その中で52対52の大規模オンラインゲームとしてあるべき方向を目指しました。『ガンダムオンライン』のような大勢で協力して対戦するというゲームは他にないので、この良さをもっと出していこうと。
それまでは1対1で勝てる、個人の力量で完結できる機体が強いというトレンドだったのですが、ある程度みんなで協力して敵を倒せるようにしようと。52対52で遊ぶ、つまり周りの味方と一緒に戦うことが楽しいと思ってもらえるような調整を施しました。しかし、対戦ゲームとしての難しさがありまして、そのアップデートから半年ほど経ち、また色々な問題がある事は運営・開発チームも把握しています。今後はその解決のためのアップデートを夏ごろ検討しています。
――最近のイベント等はどんな感じなのでしょうか?
佐藤氏:直近では、5月27日にLINE LIVEの公式チャンネルで『「機動戦士ガンダムサンダーボルト × 機動戦士ガンダムオンライン」コラボスペシャル』という生放送をしました。「サンダーボルト」のOVAが5月31日にリリースされるタイミングで、『ガンダムオンライン』でもアトラスガンダムを出したい!アッガイを出したい!というのをサンダーボルトのチームと話していたのです。昨年11月より何回か生放送をやっていたこともあり、イオ・フレミング役の中村悠一さんをお呼びして生放送をすることになりました。放送では、ビアンカ・カーライル役の古川由利奈さんも急遽駆けつけてくださいました。
中村さんはリリースから1年ほど、プライベートでコアに『ガンダムオンライン』をプレイされていたと伺っていました。かなりプレイされていたようで、LINE LIVEでは当時のかなりディープな話をしていただき、昔から『ガンダムオンライン』をプレイされているユーザーさんにはすごく受けがよかったです。現在もLINE LIVEで放送のアーカイブ(https://live.line.me/channels/21/broadcast/3238526)が見られるので、まだご覧になっていない方は是非チェックしてみてください。
――今後予定されるイベントはどんなものがあるのでしょうか?
佐藤氏:7月には、夏のキャンペーンを予定しております。いつもよりお得なキャンペーンを予定してますので、ガッツリ遊ぶのには良い機会だと思います。また、新しいルールのイベントも現在予定しています。そしてその7月のサマーキャンペーンが終わったぐらいのタイミングで、また大きなアップデートをしようかなと考えています。
――最後に、この4年半ずっとプレイしている方や、これから『ガンダムオンライン』をプレイしようかな?と思っている方にひと言お願いします。
佐藤氏:『ガンダムンライン』は「機動戦士ガンダム」の宇宙世紀という部分をテーマにしたオンラインゲームです。最近のガンダムゲームではあまり触れてこなかった、戦争観という部分などが、この『ガンダムオンライン』では表現できていると思います。アクションゲームとしても52対52で戦うというのは、なかなか他のゲームでは出来ない体験です。人が大勢いるとこうなるんだな、という現実でもなかなか味わえない体験があり、さらにガンダムの世界観にすごくマッチしています。この興奮が味わえるのは『ガンダムオンライン』だけだと思います。この機会にPCゲームならではのオンラインゲームの楽しさを知っていただければ嬉しいです。
また、日頃遊んでいただいている皆様、本当にありがとうございます。皆様のブログやツイッター、寄せられた意見は毎日目を通しており、日々プロジェクトチームで問題の改善に向けて議論を重ねております。機体・マップ・ゲームシステム・イベント・キャンペーンと対応が広範囲にわたるため対応まで時間を要してしまうことも多くなってしまい申し訳ございません。できる限りご要望に沿えるよう対応を進めてまいりますのでよろしくお願いいたします。
本日はどうもありがとうございました。
■前編はこちらから
<前編>『機動戦士ガンダムオンライン』4年半の歴史を振り返る!今からでも新規参入や出戻りプレイは可能なのか?
■関連リンク
バンダイナムコオンライン
http://www.bandainamco-ol.co.jp/
『機動戦士ガンダムオンライン』
http://msgo.bandainamco-ol.jp/member/
そんな成熟した『ガンダムオンライン』の魅力とは?今から新規での参入や、出戻りプレイは可能なのか?本ゲームのプロデューサーである佐藤 一哉氏に聞いてみた。
前編では、進化し続ける『ガンダムオンライン』について伺った。後編では、今から始めたいと感じている新規ユーザーたちの楽しみ方について、話していただいた。
成熟した『ガンダムオンライン』は初心者に厳しいのか?
――4年半経ったオンラインゲームは初心者には敷居が高いのでは?というイメージがつきまとうのですが、その辺は如何でしょうか?佐藤氏:『ガンダムオンライン』は先行ユーザーと新規ユーザーで、大きく差がつきすぎないように意識しています。もちろん多少の差はありますし、違う印象を持たれてる方も多いとは思いますが。『ガンダムオンライン』は他のMMORPGみたいに、長くやれば強くなるというような蓄積の要素や買った瞬間に強くなる「Pay to Win(ペイ・トゥ・ウィン)」ではありません。もちろん、最新の機体を入手していればトレンド上強いことはありますし、機体をカスタマイズする事によってある程度強く立ち回ることはできますが、それぞれできることの限界値が決まっています。機体性能よりプレイヤースキルのほうが重要です。そして、どんな機体でもそれぞれに活躍の道があるように調整しています。ですので、長くやったユーザーさん達との機体の性能差という面では、あまりハンデを感じずにプレイできるのではないかなと。知識面の差はどうしてもありますが。
また、始めたばかりの人に向けた初心者同士でマッチングする簡単な戦場がありますので、まずはそこで練習し、そのあと本格的な大規模戦闘に移行していくという形で進めると、初心者の方でも十分遊べると思います。
イベントやキャンペーンではガチャコンチケットなども配っており、昔よりも格段に良い機体が手に入りやすくなっています。さらに、毎日ログインすることでチケットなどがもらえるボーナスも用意してあります。日々遊んでいただくだけで、強い機体を手に入れるチャンスがあるのです。こういった面でも、以前よりは格段に遊びやすくなっていると思います。
――機体もそうですが、マップもかなり増えていますよね?
佐藤氏:今は25マップぐらいあります。また、サービス開始時は「今週はこのマップ」と固定されていたんですが、現在は「今週はこの6マップからランダムに選択される」というような形でローテーションしています。
出撃するマップは選ぶことは出来ません。しかし、これも昔はできなかったのですが、マップが決まってからのデッキの入れ替えが可能になったので、出撃マップが決まった後の待機画面でも武器などを交換したりできるようになりました。その辺は事前にしっかりデッキを整えなくても問題はなく、より気軽にプレイしていただけると思います。
――サービス開始直後と現在でいちばん大きく変わった点を教えてください
佐藤氏:実はゲームシステム上で大きく変わった点というのは少なくて、2016年の末に追加された「ダウンポイント」システムもゲームバランス的な調整で、トレンドを変化させるという意味のものです。ゲームの本質的な、敵の陣地を攻撃したりして敵軍のゲージを削るという、大規模戦のゲームルール自体はあまり変わっていません。そのなかで一番の変化は、やはり機体が増えたことで『ガンダムオンライン』の世界観が広がったという点ですね。
例えば5月に追加された「機動戦士ガンダムサンダーボルト(以下:サンダーボルト)」の機体などは、現状では他のガンダムゲームなどで動かせるものは少ないと思います。それ以外にも「機動戦士Zガンダム」のボリノーク・サマーンやパラス・アテネのような、他のガンダムゲームにあまり登場しなかったマニアックな機体まで実装しています。「MSV」のルナタンクなどもあります。ルナタンクに乗れるゲームは相当マニアックなんじゃないでしょうか? (笑)
また、それぞれの機体ごとに戦い方に特徴があるというか、先ほど紹介した「サンダーボルト」から追加されたアッガイには“潜入モード”があり、これはレーダーから見えなくなる機能です。アッガイはもともと劇中では偵察機体という設定なので、そういった偵察に使える機能を付けました。また、アトラスガンダムにはサブレッグが付いていますので、劇中同様にそれを足につけての高速移動が可能です。
――サラリーマンなどの平日は時間がない人でも、例えば毎晩1時間だけのプレイなどでも楽しめるものでしょうか?
佐藤氏:1プレイが20分ぐらいかかるので、1日1時間ぐらいのプレイでも2~3戦ほどはプレイできると思います。また、1日1戦だけでも遊ぶとログインボーナスがもらえますので、それだけでも楽しいと思います。
――52対52の大規模戦闘というゲームシステムですが、ゲーム内でクラン等に所属しなくても楽しめますか?
佐藤氏:“部隊”というシステムがあり、部隊に入って他のプレイヤーと交流をとる事はもちろんできます。しかし、クランに入ったほうがゲーム上有利になるというような事は特にやっていません。それが前提になってしまうと遊びにくい点もあると思うので、本当にコミュニティの要素の1つとして入れています。有利になる点としては、敵軍の鹵獲機体を戦闘中1回使えるという点でしょうか。ですが、部隊に入ってなければゲーム上不利かというと、そうではありません。
――初心者や出戻りプレイヤーにオススメの機体などはありますか?
佐藤氏:『ガンダムオンライン』に登場する300体ほどの機体は、強襲・重撃・支援・砲撃・狙撃という5つのタイプに分類されます。なかでも、いちばん多いのが強襲タイプで、これがスピードも速く操作もしやすいので、まずこのなかから1機ほど選んでいただくのが、操作に慣れるという意味でも使いやすいのではないでしょうか?
強襲タイプを使っていて、前に出過ぎてやられちゃったりする人は、重撃タイプがオススメです。これは前線のちょっと後から射撃できるという特徴があります。TPS(サードパーソンシューティング)の射撃的な部分を楽しみたい方にオススメの機体です。
さらに、支援タイプというのがありまして、この機体は味方を回復したり、レーダーを設置することが出来ます。なかなか大規模戦闘に馴染めない、という方はまずこの支援タイプに乗ると、後方支援などでチームの役に立つことができます。昔からある戦略ですが、いまだにレーダーを設置するというのは重要な要素だったりしますので。
最初の頃はデッキにこの3タイプを1機ずつ入れてゲームに慣れ、最後の1機は皆さんの好きな機体を入れるのが遊びやすいと思います。
――戦場での立ち回り方ですが、やはり上手い人について行ったほうがいいんですか?
佐藤氏:初心者の場合は裏取りなどを意識せず、チームのみんなについて行ったほうがいいと思います。そしていざ戦闘が始まれば、前線から少し後ろのあたりで様子を見ながら死なないように立ち回るのがいいと思います。それで経験を積んで操縦やマップの特性を覚えた後に、裏取りなどにも挑戦してみると面白いと思います。
これまでとこれからのアップデートの方向性とは?
――毎週アップデートされていますが、これにはどういった意味があるのでしょうか?
佐藤氏:イベントを開催したりというのもありますし、バグフィックスもありますし、ゲームバランスの調整という時もあります。オンラインゲームなので、いくらやっても足りない部分があり毎週やっています。定期メンテ+アップデートという感じですね。
確かにこんなに毎週アップデートのあるオンラインゲームは珍しいと思います。サービス開始当初から、お客さんに飽きられないためにもアップデートは毎週やる!という主旨でやってきたのですが、それを気づいたら4年半続けていた、みたいな感じです。
――昨年末のアップデートでは、それまでの強機体だらけの編成という偏りがちなバランスから、すべての機体を生かせるようなバランス調整がなされたとの事ですが?
佐藤氏:2016年11月の新生アップデートでは、ゲームバランスを大きく向上しようという目的がありました。それまでゲーム内での遊び方のトレンドが固定化していまして……この機体でしか活躍できないよ、というのがプレイヤーのなかで固定化してきていたんですね。
その中で52対52の大規模オンラインゲームとしてあるべき方向を目指しました。『ガンダムオンライン』のような大勢で協力して対戦するというゲームは他にないので、この良さをもっと出していこうと。
それまでは1対1で勝てる、個人の力量で完結できる機体が強いというトレンドだったのですが、ある程度みんなで協力して敵を倒せるようにしようと。52対52で遊ぶ、つまり周りの味方と一緒に戦うことが楽しいと思ってもらえるような調整を施しました。しかし、対戦ゲームとしての難しさがありまして、そのアップデートから半年ほど経ち、また色々な問題がある事は運営・開発チームも把握しています。今後はその解決のためのアップデートを夏ごろ検討しています。
――最近のイベント等はどんな感じなのでしょうか?
佐藤氏:直近では、5月27日にLINE LIVEの公式チャンネルで『「機動戦士ガンダムサンダーボルト × 機動戦士ガンダムオンライン」コラボスペシャル』という生放送をしました。「サンダーボルト」のOVAが5月31日にリリースされるタイミングで、『ガンダムオンライン』でもアトラスガンダムを出したい!アッガイを出したい!というのをサンダーボルトのチームと話していたのです。昨年11月より何回か生放送をやっていたこともあり、イオ・フレミング役の中村悠一さんをお呼びして生放送をすることになりました。放送では、ビアンカ・カーライル役の古川由利奈さんも急遽駆けつけてくださいました。
中村さんはリリースから1年ほど、プライベートでコアに『ガンダムオンライン』をプレイされていたと伺っていました。かなりプレイされていたようで、LINE LIVEでは当時のかなりディープな話をしていただき、昔から『ガンダムオンライン』をプレイされているユーザーさんにはすごく受けがよかったです。現在もLINE LIVEで放送のアーカイブ(https://live.line.me/channels/21/broadcast/3238526)が見られるので、まだご覧になっていない方は是非チェックしてみてください。
――今後予定されるイベントはどんなものがあるのでしょうか?
佐藤氏:7月には、夏のキャンペーンを予定しております。いつもよりお得なキャンペーンを予定してますので、ガッツリ遊ぶのには良い機会だと思います。また、新しいルールのイベントも現在予定しています。そしてその7月のサマーキャンペーンが終わったぐらいのタイミングで、また大きなアップデートをしようかなと考えています。
――最後に、この4年半ずっとプレイしている方や、これから『ガンダムオンライン』をプレイしようかな?と思っている方にひと言お願いします。
佐藤氏:『ガンダムンライン』は「機動戦士ガンダム」の宇宙世紀という部分をテーマにしたオンラインゲームです。最近のガンダムゲームではあまり触れてこなかった、戦争観という部分などが、この『ガンダムオンライン』では表現できていると思います。アクションゲームとしても52対52で戦うというのは、なかなか他のゲームでは出来ない体験です。人が大勢いるとこうなるんだな、という現実でもなかなか味わえない体験があり、さらにガンダムの世界観にすごくマッチしています。この興奮が味わえるのは『ガンダムオンライン』だけだと思います。この機会にPCゲームならではのオンラインゲームの楽しさを知っていただければ嬉しいです。
また、日頃遊んでいただいている皆様、本当にありがとうございます。皆様のブログやツイッター、寄せられた意見は毎日目を通しており、日々プロジェクトチームで問題の改善に向けて議論を重ねております。機体・マップ・ゲームシステム・イベント・キャンペーンと対応が広範囲にわたるため対応まで時間を要してしまうことも多くなってしまい申し訳ございません。できる限りご要望に沿えるよう対応を進めてまいりますのでよろしくお願いいたします。
本日はどうもありがとうございました。
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