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『LoL』中国1部リーグ「LPL 2019 Summer」、全16チーム新ロースター情報まとめ

目次
  1. 春季1位:Invictus Gaming(iG)
  2. 春季2位:JD Gaming(JDG)
  3. 春季3位:FunPlus Phoenix(FPX)
  4. 春季4位:Top Esports(TES)
  5. 春季5位:Royal Never Give Up(RNG)
  6. 春季6位:Dominus Esports(DMO)
  7. 春季7位:Team WE(WE)
  8. 春季8位:EDward Gaming(EDG)
  9. 春季9位:Bilibili Gaming(BLG)
  10. 春季10位:Suning(SN)
  11. 春季11位:LGD Gaming(LGD)
  12. 春季12位:LNG Esports(LNG)
  13. 春季13位:Victory Five(V5)
  14. 春季14位:Oh My God(OMG)
  15. 春季15位:Rogue Warriors(RW)
  16. 春季16位:Vici Gaming(VG)
  17. LPL 2019 Summer Season 試合日程&配信情報
「Mid-Season Invitational(MSI)」の興奮も冷めやらぬ中、中国地域の1部リーグ「LoL Pro League(LPL)」のSummer Seasonが、世界に先駆けて6月1日よりいよいよ開幕する。

春夏間の国際大会「Mid-Season Invitational(MSI)」では、LPL代表のInvictus Gamingが準決勝で敗れるという残念な結果に終わった。7月4日から開催される地域間対抗戦「Rift Rivals」、そして世界大会「World Championship(WCS)」でのリベンジに燃えているチームは少なくないだろう。

画像出典:https://lpl.qq.com/es/team.shtml

さて、各リージョンでSummer Seasonの開幕が迫る中、LPLも例に漏れることなく、移籍や引退の発表が相次いだ。本記事では、出場16チームのSpring Seasonの順位順に、新ロースター・主な変更点を紹介するとともに、個人的な期待度を5段階評価で添えている。観戦の参考にしていただければ幸いだ。

春季1位:Invictus Gaming(iG)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:TheShy / Duke
ジャングル:Ning
ミッド:Rookie
ボット:JackeyLove / West
サポート:Baolan / Lucas

【主な変更点】
・アカデミーチームからLucas選手が昇格

【期待度:★★★★】
「MSI 2019」での敗北は、彼らにとってもいい刺激になったことだろう。依然として優勝候補ではあるものの、その力が絶対的ではないことを自覚した今、他チームからのマークをどこまで振り払えるかが楽しみだ。

Spring Seasonでは、トップレーナーの起用がTheShy選手に偏っていたが、昨年のようなバランスよく併用する形に戻すということも考えられる。

春季2位:JD Gaming(JDG)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Zoom
ジャングル:Flawless / Kanavi
ミッド:Yagao
ボット:imp
サポート:LvMao / Teeen

【主な変更点】
・Griffin(韓国)からKanavi選手が加入
・Levi選手、Bvoy選手が脱退

【期待度:★★★★★】
Kanavi選手は、韓国サーバーにおいて今季最高1330LP、勝率63%(5/30 執筆時点)を記録している18歳だ。公式戦での出場はないものの、フィジカルモンスターであることは疑いようがない。

JDGには、Flawless選手・imp選手・Hommeヘッドコーチと、中国における活動歴の長い韓国人が3名いるため、コミュニケーション面での不安も少ない。自分たちのスタイルを崩さない強気なドラフトが持ち味なので、世界大会で輝ける素質を備えたチームの筆頭として期待している。

春季3位:FunPlus Phoenix(FPX)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Gimgoon
ジャングル:Tian / Xinyi
ミッド:Doinb
ボット:Lwx
サポート:Crisp

【主な変更点】
選手及びコーチングスタッフに変更はない。

【期待度:★★★★】
チームとしての完成度は折り紙付きだが、Spring Seasonはメタに愛されすぎた部分があったのも事実だ。スムーズなローテーションを武器としているチームなので、メンバーチェンジがなかったのは喜ばしい。

夏になると調子が落ちると言われがちなDoinb選手は、プレーオフで勝ちきれない呪いを打ち破り、Worldsハネムーンチャレンジを成功させることができるのだろうか。

春季4位:Top Esports(TES)

※旧名Topsports Gaming

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:369 / Moyu
ジャングル:Xx / AKi
ミッド:Knight9
ボット:LokeN
サポート:Ben / QiuQiu

【主な変更点】
・QiuQiu選手がサポートにポジション転向
・アカデミーチームからAKi選手が昇格
・Cat選手が脱退

【期待度:★★★★】
メインロースターに変更はないと見ていいだろう。Spring Seasonよりいい結果を残すためには、Knight9選手中心のチームカラーをほどよく薄めることができるかどうかにかかっている。

シーズン中の「Rift Rivals」への出場が、吉(経験)と出るか凶(疲労)と出るかも、気になるところではある。

春季5位:Royal Never Give Up(RNG)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Langx(旧名XiaoAL)/ AmazingJ / LoveZrr(旧名ZZZ)
ジャングル:Karsa
ミッド:Xiaohu
ボット:Uzi / Wink
サポート:Ming

【主な変更点】
・Rogue WarriorsからSteak氏がヘッドコーチとして加入
・SuningからLangx選手が加入
・Mammoth Academy(オセアニア2部)からLoveZrr選手が加入
・休養中だったLetme選手が引退

【期待度:★★★★★】
引退を発表したLetme選手の後釜として、実績と安定感のあるLangx選手を獲得した。また、2017年のFlash Wolves・2018年のRogue Warriorsで好成績を収めたSteak氏を、ヘッドコーチとして迎え入れた(Spring Seasonは15位だったが、主力選手がほとんど抜けたことを考慮すれば、度外視しても問題ないだろう)。

早い段階でチームがまとまれば、iGに匹敵するチームへと化ける可能性も秘めている。

春季6位:Dominus Esports(DMO)

※旧名SinoDragon Gaming

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Changhong
ジャングル:Xiaopeng
ミッド:Twila
ボット:GALA
サポート:Mark / Mitsuki

【主な変更点】
・Aqua氏がコーチとして加入
・コーチのBai氏がヘッドコーチに就任
・ヘッドコーチのSaroo氏が脱退

【期待度:★★★】
ロースターの変更はなかったが、コーチングスタッフが1名入れ替わった。サイオンとレイトキャリーを積極的に採用した集団戦構成を得意とし、LPL昇格直後のシーズンで6位という結果は、大方の予想をいい意味で裏切った。

上位チームからも、「気の抜けない相手」として認識されたことはまず間違いない。重要となるのは、ジャングルのXiaopeng選手が調子を維持できるかだろう。

春季7位:Team WE(WE)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Poss / 957 / Clever9
ジャングル:beishang
ミッド:xiye
ボット:Mystic / JiuMeng
サポート:Missing

【主な変更点】
・アカデミーチームからClever9選手が昇格
・LinGan e-Sports(中国2部)からJiuMeng選手が加入
・Victory FiveからDog8氏がコーチとして加入
・ヘッドコーチのWeiXiao氏が休養

【期待度:★★★】
オフの間に、韓国でGriffinと合同トレーニングを行ったWE。Spring Seasonは、ジャングルをbeishang選手に固定したWeek5以降、11戦9勝と絶好調だった。

レギュラーシーズンは全日程をホームスタジアムで行うことができる反面、慣れない環境で行うことが予想されるプレーオフなどの舞台でも、普段通りのパフォーマンスを発揮できるかが鍵を握る。

春季8位:EDward Gaming(EDG)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Jinoo / Sleepy
ジャングル:Clearlove / JieJie
ミッド:Scout
ボット:iBoy / Hope / BBD
サポート:Meiko

【主な変更点】
・Victory FiveからJinoo選手が加入
・アカデミーチームからSleepy選手、JieJie選手、BBD選手が昇格
・Ray選手が休養
・Haro選手が脱退

【期待度:★★★】
休養に入るRay選手の穴埋め役として、キャリータイプのチャンピオンが得意なJinoo選手を獲得した。アカデミーチームから昇格したジャングルのJieJie選手は、アグレッシブなプレースタイルを売りとしているが、まだ粗削りであることは否めない。

「WCS」に5年連続出場中のEDG、古豪の底力を見せつけることはできるのだろうか。

春季9位:Bilibili Gaming(BLG)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:ADD
ジャングル:Meteor
ミッド:Kuro
ボット:Jinjiao
サポート:XinMo / Kine

【主な変更点】
・EDGアカデミーからXinMo選手を獲得
・Mni選手が引退

【期待度:★★★★】
視界管理に重きを置いた堅実なゲーム展開が好印象を残したBLGだが、時間をかけすぎて逆転を許す試合も少なくなかった。

ただ、課題自体は明確であり、バロンベイトなどのちょっとした工夫を組み込むだけで、上を狙えるチームだと感じた。新加入のXinMo選手は、「MSI 2019」後に行われた「NEST(中国の小規模大会)」からすでに先発として出場している。

春季10位:Suning(SN)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Biubiu
ジャングル:H4cker / WeiWei
ミッド:Maple / Angel
ボット:Smlz / Babi9
サポート:SwordArT

【主な変更点】
・Langx(XiaoAL)選手が脱退
・元Flash WolvesのFluidwind氏がヘッドコーチとして加入
・ヘッドコーチのComet氏が脱退

【期待度:★★】
2年半にわたってSNのトップを支えてきたLangx選手が、RNGへと移籍した。彼が抜けた穴は決して小さくなく、Biubiu選手には荷が重いだろう。

ヘッドコーチとして加入したFluidwind氏は、2年半ぶりの復帰となっている。現時点でプラスと判断できる要素は少なく、コーチと選手の相性次第と言わざるを得ない。

春季11位:LGD Gaming(LGD)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:DoRun / Lies
ジャングル:Condi
ミッド:Yuuki
ボット:Kramer
サポート:Pyl / RD

【主な変更点】
・元GC Busan Rising Star(韓国2部)のDoRun選手が加入
・Ian選手が脱退

【期待度:★★】
ミッドレーンで併用していたYuuki選手とIan選手に大きな差が見られなかったことから、インポートスロットを消費するIan選手を放出し、新たに韓国2部でプレーしていたDoRun選手を獲得する運びとなった。

シーズン通して安定しなかったサポートに補強を施さなかった点は、気掛かりでならない。

春季12位:LNG Esports(LNG)

※旧名Snake Esports

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Flandre
ジャングル:SofM
ミッド:Plex / Fenfen
ボット:Asura
サポート:Maestro / Duan

【主な変更点】
・Griffinの練習生であったPlex選手が加入
・Vici GamingからDuan選手が加入

【期待度:★】
Plex選手は、韓国サーバーで今季最高1124LPを記録している17歳で、IeSF(国際eスポーツ連盟)が主催する国際大会や、KeSPA Cup(韓国でオフシーズンに開催される大会)の出場経験がある。しかし、LNGはSpringにも新加入の韓国人ミッドレーナーとコミュニケーションが立ち行かず、結局シーズン途中にFenfen選手を獲得している。将来有望なルーキーが、同じような結果にならないことを祈るばかりだ。

春季13位:Victory Five(V5)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Aliez
ジャングル:Ben4
ミッド:Mole / Windy(旧名XC)
ボット:y4
サポート:Max(旧名Y1TT)

【主な変更点】
・EDward GamingからMole選手が加入
・アカデミーチームからAliez選手、Windy選手、Max選手が加入
・Jinoo選手、Dog8ヘッドコーチを含む7名が脱退

【期待度:★】
選手及びコーチングスタッフが大量に抜け、もはや別チームといっても過言ではない。y4選手が残ったのは不幸中の幸いだが、厳しい戦いを強いられることは想像に難くない。

春季14位:Oh My God(OMG)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Curse
ジャングル:Penguin
ミッド:icon / Guoguo
ボット:kRYST4L / Kane
サポート:Hudie / Chelly

【主な変更点】
・Snake EsportsからkRYST4L選手、Hudie選手が加入
・Young Miracles(中国2部)からKane選手が加入
・アカデミーチームからCurse選手、Guoguo選手、Pandaヘッドコーチが昇格
・Chelly選手がサポートにポジション転向

【期待度:★★】
Spring Seasonの結果を踏まえたうえで、ダメージ不足が顕著だったボットレーンと、チャンピオンプールが狭かったトップレーンに手を加えたことは評価に値する。kRYST4L選手はプロ5年目のベテランで、チームの精神的支柱としても期待されているだろう。

アカデミー上がりのCurse選手はファイター系を得意としており、昨年の「NEST」でJDG Zoom選手に勝利を収めている。

春季15位:Rogue Warriors(RW)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Holder
ジャングル:Haro / WeiYan
ミッド:HuaTian / HwQ(旧名XPZ)
ボット:ZWuji
サポート:Killua / Hanggai

【主な変更点】
・EDward GamingからHaro選手が加入
・アカデミーチームからHolder選手が再昇格、WeiYan選手が昇格
・Royal Never Give UpからKezman氏がゼネラルマネージャーとして加入

【期待度:★★★】
新たに4名の選手を迎え入れたRW。Holder選手とHaro選手が加入したことで、チームとしてのバランスは整ったように見える。今シーズンすぐに結果を求めるのは酷だが、Kezman氏の手腕にも関心が集まる。

選手の中では、Spring Seasonで高い潜在能力を証明したZWuji選手に注目してほしい。

春季16位:Vici Gaming(VG)

画像出典:https://lol.qq.com/news/detail.shtml?type=1&docid=12275980809825211399

【ロースター】
トップ:Chelizi / Aodi / Cube
ジャングル:Aix / Youdang
ミッド:Ian / Jay
ボット:Puff / Snow
サポート:Southwind

【主な変更点】
・LGD GamingからIan選手が加入
・Loong氏がヘッドコーチとして再加入
・Unlimited Potential(中国2部)からCube選手が加入

【期待度:★★】
Spring Seasonにおいて全く存在感のなかったミッドレーンに、Ian選手を補強できたのは大きい。彼がミッドレーンの主導権を渡さず、ボットレーンの負担が軽減することが理想だ。しかし、トップ・ジャングルには未だ不安が残るという状況になっている。

LPL 2019 Summer Season 試合日程&配信情報

「LPL 2019 Summer Season」は、6月1日から8月18日の約2カ月半にわたって開催される。大会形式はシングルラウンドロビン(全チームによる総当たり戦を1回)となっており、各対戦はBo3(2本先取)で争う。基本的に、試合は木曜日を除く週6日行われ、第1対戦が18時から、第2対戦が20時から予定されている(日本時間)。

英語配信については、月・火・土・日曜に行うとアナウンスがあった。ただし、火曜日の試合がないWeek2については、6月5日(水)に振り替えるとのことだ。

開幕戦では、序盤をジャングルが支えて集団戦に持ち込みたい「Dominus Esports」と、強力なレーナーたちから有利を築きたい「EDward Gaming」が激突する。「WCS」の出場権を獲得するのは、いったいどのチームになるのか。激戦必至のLPLから、今シーズンも目が離せそうにない。

■関連リンク
リーグ・オブ・レジェンド
http://jp.leagueoflegends.com/ja/
LPL 公式サイト(中国語)
https://lpl.qq.com
LPL 公式配信チャンネル(英語)
https://www.twitch.tv/lpl
https://www.youtube.com/user/LoLChampSeries
LPL 公式Twitter(英語)
https://twitter.com/lplenglish
LoL Esports VODs and Highlights
https://www.youtube.com/channel/UCzAypSoOFKCZUts3ULtVT_g
LPL 2019 Summer データページ (Leaguepedia、英語)
https://lol.gamepedia.com/LPL/2019_Season/Summer_Season

【特集】『リーグ・オブ・レジェンド』2019夏 海外プロシーン

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