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【特別企画】「LJL」元コーチ Awakerの「LJL 2019 Summer Split」順位予想&分析
「MSI 2019」を受けての「LJL 2019 Summer Split」を戦う、全8チームのWeek1のスターターメンバーが、6月12日20時から放送されたTwitch番組「LJL 2019 Summer Split Week 0」にて出揃った。
■LJL 2019 Summer Split Week 0(Twitch)
https://www.twitch.tv/videos/437948198##
春と見比べてみると、多くのチームで選手の入れ替えが行われ、どのように変化するのかに注目が集まっている。また、春〜夏にかけてのパッチの変更、新チャンピオンの追加やリワークなどで、ゲーム自体にも手が加えられており、嫌が応にも盛り上がることは必至だ。
そんな混沌とした中で、今回は2018年にV3 Esportsでコーチとしても活躍していたAwaker氏に白羽の矢を立てた。現在の「LJL」を分析できる人物であり、歯に絹着せぬ発言は選手たちもチームもよく知っているがゆえ。元選手・コーチとして長く競技シーンを見てきたからこその視点、そしてAwaker氏独自の戦術理解方法をもとに、「LJL 2019 Summer Split」開幕時のパッチ・各チームの状態を分析、予想していただいた。
読者の皆さんの個人予想と照らし合わせながら、暑い夏の予想を楽しんでいただければ幸いだ。
『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)というゲームの流行や環境・答えはすぐに変化するものなので、これから書くものは「LJL」開始時の現状パッチ(パッチ9.11)における話だ。
現在OP(Over Powered)と言えるチャンピオンたちは、
理由は単純に強いということはもちろん、3つの共通しているポイントがある。
一つ目はフレックスピックであり、いずれのチャンピオンも基本的にミッドとトップ、どちらにも対応が可能である点。
二つ目はこれらのチャンピオンは有利を取ってしまうとその勢いのままゲームを動かせてしまい、いわゆるスノーボールを得意としている点。
三つ目はチームファイト・スプリットプッシュどちらも強力という点だ。それにより、ピックしたことで戦術の幅を狭めることがないどころか、カウンターしづらいのである。
この3つのポイントで、いかにこの6体が強いかということがわかっていただけると思う。
もちろん、それぞれにレーン戦という意味でのカウンターピックは存在するものの、先ほど述べた通りフレックスピックが可能で簡単には防げない、そして育つと止められないというのだから、どのチームも対策を取る必要がある。
Summer Splitにおいても、基本的にはこれらのチャンピオンを取り合う形のバン&ピック(b/p)が主流になるであろう。
となると、気になってくるのがどういった部分でb/pに差が出てくるのか。ここで言うb/pの差というのは、戦術的意味合いが大きい。
そもそもb/pは、自分たちのやりたい戦術のために組み立てるのが基本的な目的であり、その途中で、相手のやりたいことを察知し防ぐといったこともしている。ある程度の定石はあるが、チームカラーの最も出る部分でもあり、『LoL』というゲームの一番最初の心理戦である。
「強いチャンピオンが6体もいたら、2体ずつ取り合う形でそんなに差が出ないんじゃないのか?」と思う方もいるかもしれない。しかし、プロシーンのb/pというのは単純そうに見えるが、もちろんそんなわけはないのだ。
例えば、先ほど並べた6体のチャンピオンたちにも当然向き、不向きがある。集団戦、スプリットプッシュ、レーニング、少数戦、サイドプレッシャー……様々あるそれらを理解し、自分たちの得意な戦術へと組み込むのだが、そこにはプレイヤーのチャンピオン熟練度なども関連してくるのでさらに複雑化していく。なので、チームごとにチャンピオン優先度も変われば用いる戦術も当然変わってくるのだ。
■LJL 2019 Summer Split Week 0(Twitch)
https://www.twitch.tv/videos/437948198##
春と見比べてみると、多くのチームで選手の入れ替えが行われ、どのように変化するのかに注目が集まっている。また、春〜夏にかけてのパッチの変更、新チャンピオンの追加やリワークなどで、ゲーム自体にも手が加えられており、嫌が応にも盛り上がることは必至だ。
そんな混沌とした中で、今回は2018年にV3 Esportsでコーチとしても活躍していたAwaker氏に白羽の矢を立てた。現在の「LJL」を分析できる人物であり、歯に絹着せぬ発言は選手たちもチームもよく知っているがゆえ。元選手・コーチとして長く競技シーンを見てきたからこその視点、そしてAwaker氏独自の戦術理解方法をもとに、「LJL 2019 Summer Split」開幕時のパッチ・各チームの状態を分析、予想していただいた。
読者の皆さんの個人予想と照らし合わせながら、暑い夏の予想を楽しんでいただければ幸いだ。
Awaker プロフィール
2013年頃からチーム活動を開始し、DetonationRabbitFiveを結成。LJLチャレンジャーシリーズへ挑戦しながらLJLの解説等を務める。2015年1月から「LJL」にDetonatioNRabbitFiveのjungleとして参加。その際、初出場ながらリーグ戦績・最終順位ともに2位になる。その後、2016年に7th heavenへ移籍し2017年に選手引退。2017年からコーチとして活動を開始し、DetonatioN FocusMeへ。翌2018年にV3 Eposrtsへ加入し、コーチとして活動していた。
「LJL 2019 Summer Split」の注目チャンピオンとバン&ピック
まず、読者のみなさんに知っておいてもらいたい現在の環境と私なりのメタ分析の話をしよう。『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)というゲームの流行や環境・答えはすぐに変化するものなので、これから書くものは「LJL」開始時の現状パッチ(パッチ9.11)における話だ。
現在OP(Over Powered)と言えるチャンピオンたちは、
- サイラス
- ジェイス
- エイトロックス
- アカリ
- ライズ
- イレリア
理由は単純に強いということはもちろん、3つの共通しているポイントがある。
一つ目はフレックスピックであり、いずれのチャンピオンも基本的にミッドとトップ、どちらにも対応が可能である点。
二つ目はこれらのチャンピオンは有利を取ってしまうとその勢いのままゲームを動かせてしまい、いわゆるスノーボールを得意としている点。
三つ目はチームファイト・スプリットプッシュどちらも強力という点だ。それにより、ピックしたことで戦術の幅を狭めることがないどころか、カウンターしづらいのである。
この3つのポイントで、いかにこの6体が強いかということがわかっていただけると思う。
もちろん、それぞれにレーン戦という意味でのカウンターピックは存在するものの、先ほど述べた通りフレックスピックが可能で簡単には防げない、そして育つと止められないというのだから、どのチームも対策を取る必要がある。
Summer Splitにおいても、基本的にはこれらのチャンピオンを取り合う形のバン&ピック(b/p)が主流になるであろう。
となると、気になってくるのがどういった部分でb/pに差が出てくるのか。ここで言うb/pの差というのは、戦術的意味合いが大きい。
そもそもb/pは、自分たちのやりたい戦術のために組み立てるのが基本的な目的であり、その途中で、相手のやりたいことを察知し防ぐといったこともしている。ある程度の定石はあるが、チームカラーの最も出る部分でもあり、『LoL』というゲームの一番最初の心理戦である。
「強いチャンピオンが6体もいたら、2体ずつ取り合う形でそんなに差が出ないんじゃないのか?」と思う方もいるかもしれない。しかし、プロシーンのb/pというのは単純そうに見えるが、もちろんそんなわけはないのだ。
例えば、先ほど並べた6体のチャンピオンたちにも当然向き、不向きがある。集団戦、スプリットプッシュ、レーニング、少数戦、サイドプレッシャー……様々あるそれらを理解し、自分たちの得意な戦術へと組み込むのだが、そこにはプレイヤーのチャンピオン熟練度なども関連してくるのでさらに複雑化していく。なので、チームごとにチャンピオン優先度も変われば用いる戦術も当然変わってくるのだ。
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