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『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020』第10節! トキドフレイム、首位でグランドファイナルへ

11月27日に『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020』(以下、SFL)の最終節となる第10節が配信された。トキドフレイムはウメハラゴールドと引き分け、首位のままグランドファイナル進出を決めた。


『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020』は『ストリートファイターⅤ チャンピオンエディション』を使用して行われるリーグ戦。JeSU発行のプロライセンスを持つ6人のプロゲーマー率いるチーム同士が全10節を戦い、上位3チームがグランドファイナルに進出し優勝チームを決める。1チームは4名で構成されており、うち3名が出場し、1名はサポートメンバーに回る。また、BANルールが採用されており、対戦相手のキャラクターをひとり使用禁止にできるようになっている。

先鋒戦及び中堅戦の勝ち点は1。大将戦の勝ち点は2。勝ち点が多いチームが上位となるが、同点の場合は勝利数、ラウンド獲得数の多いほうが順位は上となる。

第1試合 モモチスプラッシュ VS フードガイア

第1試合は勝ち点13で最下位に沈むモモチスプラッシュと、勝ち点15で4位のフードガイアの対戦となった。


BANされたキャラクターはモモチスプラッシュがハイタニ選手のメインキャラであるララ、フードガイアがどぐら選手とぷげら選手のサブキャラであるセスとなった。

先鋒戦ではハイタニ選手(豪鬼)と、どぐら選手(ベガ)が激突。両者ともにベテランだけあって守りが固く、隙とも言えないわずかな隙に技をねじ込み合う高度な駆け引きが繰り広げられ戦いは、フルセットフルラウンドまでもつれる展開となった。息をのむ削りあいが続いたが、瞬獄殺を2度かわしたどぐら選手が2-1で接戦をものにした。

中堅戦は藤村選手(春麗)とぷげら選手(ポイズン)が対戦。この試合は間合いに勝るぷげら選手が終始優勢を保ち、画面端に追い込まれた際も見事な切り返しを見せて2-0で完勝した。

大将戦には両チームのリーダーであるももち選手(セス)とふ~ど選手(バーディ)が登場。ふ~ど選手はキャラクターの相性を考慮し、メインのR.ミカでもサブのポイズンでもない、第3のキャラであるバーディを選択した。試合は互いに1ゲームずつを取り合った第3ゲーム、まずはももち選手がラウンドを先取し第2ラウンドも体力的に圧倒的に優位に立つが、ここからふ~ど選手が猛反撃を見せ逆転でラウンドを奪うと、続く第3ラウンドもたびたびコマンド投げを決めて優位に立ち、2-1で勝利。チーム成績も4-0として逆転でのグランドファイナル進出へわずかな望みをつないだ。


快勝したフードガイアのリーダー、ふ~ど選手はインタビューを受けて「最後勝てて嬉しかったです! 最強のセスにバーディで勝てたのは大きかったです」と明るく答えていた。

第2試合 ネモオーロラ VS マゴスカーレット

第2試合は勝ち点19で3位と勝ち点1を挙げればグランドファイナル進出が確定するネモオーロラと、勝ち点13で5位のマゴスカーレットの対戦となった。


BANされたキャラクターはネモオーロラがsako選手のメインキャラであるセス、マゴスカーレットがMOV選手のメインキャラ、春麗となった。

先鋒戦はネモオーロラがsako選手(メナト)、マゴスカーレットはMOV選手(E.本田)とBAN対象となった選手同士が対戦した。MOV選手のE.本田は本大会初登場で、意外な選択に会場からは驚きの声が上がった。この試合、序盤はMOV選手が猛攻を見せラウンドを奪うが、sako選手は徐々に対応して熟練のテクニックでペースを奪い返し、安定した戦いぶりを見せて2-0で勝利。

中堅戦はキチパ選手(アビゲイル)と水派選手(コーリン)の対決となった。第1マッチは勝負所でフロストタッチを決めた水派選手が取り1-0とする。ここでキチパ選手はキャラクターをザンギエフに変更するが、水派選手は冷静に対処しスクリューパールドライバーを決めさせず、第2マッチも制して2-0で勝利し、チーム成績を1-1とした。

大将戦ではネモ選手(ユリアン)と、もけ選手(ラシード)が激突。もつれた試合となったが、画面端のラッシュと刺し返しを効果的に決めたもけ選手が勝利し、チーム最終戦を締めくくった。


この日は出場が無かった勝利チームのリーダー、マゴ選手は「とにかく最後有終の美というか、勝ちで終われて良かったです」と、チームメイトの勝利を喜んでいた。

第3試合 トキドフレイム VS ウメハラゴールド

リーグ最終戦となる第3試合は、勝ち点26で首位のトキドフレイムと勝ち点22で2位のウメハラゴールドの対戦となった。両チームは既にグランドファイナルへの進出を決めている。


BANされたキャラクターはトキドフレイムがりゅうせい選手のメインキャラにしてときど選手のサブキャラでもあるユリアン、ウメハラゴールドがまちゃぼー選手のネカリとなった。

先鋒戦はは板橋ザンギエフ選手(ザンギエフ)とナウマン選手(さくら)が参戦、序盤は板橋ザンギエフ選手がペースを握り、第1マッチを先取し続く第2マッチもラウンドを奪い、マッチポイントへ王手をかける。しかしここからナウマン選手が猛反撃を見せ、第2マッチを取り返し勝負は互角の展開に。第3マッチも激しい技の刺し合いと読み合いが繰り広げられたが、最後はナウマン選手が制しまずウメハラゴールドが1-0とする。

中堅戦ではりゅうせい選手(セス)とまちゃぼー選手(豪鬼)が激突した。リーグ戦での勝ち点獲得数はりゅうせい選手が1位、まちゃぼー選手が2位というポイントゲッター同士の対戦となったが、まちゃぼー選手が圧倒的な破壊力でりゅうせい選手を一蹴。ウメハラゴールドが2-0とした。

大将戦は両チームのリーダーである、ときど選手(豪鬼)とウメハラ選手(ガイル)の組み合わせという豪華な対戦となった。互いに1マッチずつを取り合った第3マッチ、ときど選手が徐々にペースをつかむと、最後は見事なジャンプ攻撃からのコンボを決めて勝利。リーグ最終戦を白星で飾った。


リーグ戦を首位で通過したときど選手は「事前準備に一番時間をかけているのはウチなので、グランドファイナルに向けても今まで以上の準備をします。見ていてください」と次の戦いに向けて闘志を燃やしていた。


リーグ戦を終えての最終順位は首位トキドフレイム、2位ウメハラゴールド、3位ネモオーロラ、4位フードガイア、5位マゴスカーレット、6位モモチスプラッシュとなった。
このうち上位3チームがグランドファイナルへと駒を進めた。

以下、進出チームリーダーのコメント

リーグ戦1位通過・トキドフレイムのリーダー、ときど選手
「まだ気は抜けないんですけど、いままでみんなすごい練習をやってきたと思うので、今日くらいは喜びたいなと思います」

リーグ戦2位通過・ウメハラゴールドのリーダー、ウメハラ選手
「より的を絞った練習はしやすくなると思うので、期待しています。みんなに」

リーグ戦3位通過・ネモオーロラのリーダー、ネモ選手
「最後の7節目から10節目まで活躍できなかった人がいるので、グランドファイナルではそれを踏まえてオーダーを出します」


グランドファイナルは1月30日に開催され、配信プラットフォーム『ZAIKO』にて完全生中継される。2月6日にはyoutubeなどで無料配信も行われる予定だ。

ストリートファイターリーグ
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