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【2021年対応】無料でガッツリ遊べる「PC版eスポーツタイトル」11選
目次
国内・海外問わず大勢のプレイヤーと観戦者を惹き付けるeスポーツシーン。彼らが夢中になっているのはFPSやMOBA、対戦格闘ゲームにDCG等が主流だが、そうしたeスポーツ向けタイトルの中に無料で遊べる作品が多いことを読者の方々はご存知だろうか。無料と言えどクオリティは確か。実際に数千万~1億人規模のプレイヤー数を誇るeスポーツタイトルも存在している。
そこで本稿では、PC向けに配信中の「無料で遊べるeスポーツタイトル」を11本ピックアップ。MOBA・FPS・デジタルカードゲーム等々、ジャンルごとに各タイトルの大まかなゲーム概要を交えつつ紹介する。すぐにゲームを遊べるよう、ダウンロードリンクも記載しているので、気になったタイトルがあればぜひインストールしてみてはいかがだろうか。
2009年にリリースされて今年で11年目を迎える『League of Legends』は、『LoL』(ロル)の愛称で親しまれる人気eスポーツタイトルだ。ゲームシステムは「MOBA」(マルチオンラインバトルアリーナ)というもので、5名のプレイヤーがチームを組み、相手陣地に構えた本丸(ネクサス)の破壊を目指して戦う。各プレイヤーが操作する「チャンピオン」(キャラクター)は性能や固有スキルが違うため、得意な戦闘シチュエーションも往々に異なる。
全世界のプレイヤー人口は驚きの1億人超え。日本を含む各地域でリーグ制トーナメントも頻繁に開催されており、毎年行われる世界大会「World Championship」(Worlds)では、試合の同時視聴者が数千万人に上ることも珍しくない。平均試合時間も5分~35分ほどと長く、プレイヤーテクニックが如実に反映される競技性の高さが特徴的だ。
『LoL』と並んでMOBAの2大巨頭と言えるのが『Dota2』。2013年にリリースされた本作はタクティクスとプレイヤースキルを最重要視している点は共通ながらも、アイテム移送を担う個人ペット「クーリエ」といった独自要素を随所で実装している。完全無料で遊べるタイトルではあるが、奥深さと戦略性の高さは他のeスポーツタイトルに決して引けを取らない。5名の力をあわせて勝利を求道するうち、「もっと強くなりたい!」と思わせてくれるはずだ。
なかでもプロゲーミングチームが多数参加する世界大会「The International」(TI)は賞金額の大きさが話題の的。2019年度には日本円で総額30億円もの大金が用意され、ゲームメディア以外の報道機関からも注目を集めた。
『Counter-Strike: Global Offensive』(CS:GO)は20年近い歴史を誇る『Counter-Strike』(カウンターストライク)がベースのFPS(ファーストパーソンシューター)。プレイヤーの操るキャラクターは性能差が存在せず、純粋に個々人のエイム力・索敵力・武器選び・チームメイトとの連携力がダイレクトに勝敗へ直結する。爆弾設置を目論む「テロリスト」と爆弾解除を試みる「カウンターテロリスト」に分かれて争う光景からは、無駄な要素を省いた洗練さが光る。FPS好きなら一度遊んでおいて損はないだろう。
既に世界シーンで人気を得ているのはもちろん、国内の競技文化も徐々に隆盛しつつある。一線を退いてなお本作を愛する人々らが一丸となって催した国内リーグ「CSGO JAPAN LEAGUE 宴」はその一例だ。
ライアットゲームズの手掛けた『VALORANT』(ヴァロラント)は5vs5形式で戦うタクティカルシューター。基本ルールは上述の『CS:GO』と同枠だが、「エージェント」と呼ばれる操作キャラクターは性能面ではっきりと差別化されている。デュエリスト・センチネル・イニシエイト・コントローラーと明確にカテゴライズされたロールから1人を選び、敵プレイヤーの殲滅or爆弾設置を目指そう。
リリースから半年とまだ日の浅いタイトルだが、eスポーツシーンにおいて存在感を日増しに強めているのは間違いない。世界規模のトーナメントシリーズ「VALORANT IGNITION」をはじめ、「RAGE VALORANT JAPAN Invitational」や「EDION VALORANT CUP」等々、国内も追随するように公式大会が開かれている。
フィールド内の資材を使ってオブジェクトを創造できる『フォートナイト』。生存をかけて他プレイヤーと争うバトルロイヤル性を軸とし、プレイヤー自らブロックやパネルを生み出して戦況を有利に進めるシステムで話題を集めた作品だ。2人1組の「デュオ」や3人1組の「トリオ」に加え、多人数が入り乱れて戦うチームデスマッチモード、特定のアイテムしか使えないモード等も期間限定で実施される。バトロワゲーの作品数こそ増えたものの、クラフトアクションを内包する本作の盛り上がりは今なお衰えていない。
リリース開始から3年を経てマップを自作可能な新モード「クリエイティブ」が加わったほか、「MARVEL」作品、「トラヴィス・スコット」、「米津玄師」などなど、人気キャラクターや著名アーティスト陣とのコラボレーションも大々的に実施。プレイヤー同士の戦闘とは別にライブプラットフォームとしての側面も併せ持っている。
『Apex Legends』はリリース1週間でプレイヤー人口2500万人をマークした新進気鋭のバトロワゲーム。エレクトロニック・アーツの人気シリーズ『タイタンフォール』と同じ舞台だが、直接の続編ではなくあくまでも対人戦に特化している。フィールドに降り立つ操作キャラクター「レジェンド」の能力は一長一短で、チームメンバー編成の段階から相性の良いレジェンド選択を考える必要あり。ゲームスピードも比較的早く、前線へ立ってガンガン撃ち合いたいプレイヤーの戦闘欲を適度に満たしてくれるだろう。クロスプラットフォーム機能を用いた協力&対戦プレイも可能である。
競技シーンは発展途上にあるものの、大会の数は国内・海外ともに揃いつつある。日本だとプロゲーミングチーム「Crazy raccoon」による「Crazy Raccoon Cup Apex Legends」(CRカップ)が人気を博し、世界規模で見れば「Apex Legends Global Series」の発足も挙げられる。普及率に伴って成長に期待が見込めるタイトルだ。
バトロワブームの火付け役『PLAYERUKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(PUBG)。そのゲームシステムを引き継いでカジュアル化を果たしたのが『PUBG LITE』である。航空機からパラシュートでフィールドに降り立ち、他プレイヤーを排除してドン勝(優勝)を目指す……という点はそのままに、低スペックPCでも満足に遊べるように調整が施されている。Pay-To-Winに繋がるような課金要素はなく、ゲームモードを選んで戦場に降り立ったら、あとは腕を奮って戦うだけ。「とりあえずバトロワゲーがどんなものか試してみたい!」も含め、『PUBG』の世界観にとりあえず触れてみたい方におすすめの1本だ。
ちなみに本家『PUBG』の競技シーンでは新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みて、オフラインイベントに変わる「PUBG CONTINENTAL SERIES」(PCS)がオンライン形式で始動。本大会は賞金総額3億3000万円を超える規模で、世界15カ国から集った121のゲーミングチームが激戦を繰り広げた。
無料で遊べるeスポーツタイトルはFPSやMOBA・バトロワゲーだけではない。2020年で生誕6周年となったデジタルカードゲーム『ハースストーン』は、CPU&どこかのプレイヤーと手軽にカードバトルが行える。30枚のデッキを構築し、呪文・ミニオン・武器といったバリエーション豊富なカードを使い分け、先に相手の体力を全て減らし切ることができれば勝利。Blizzard Entertainment製のRTS(リアルタイムストラテジー)ゲーム『ウォークラフト』を下敷きにしていることもあり、もし同作を遊んだことがあるなら見知ったヒーローやモンスターに出会えるかもしれない。
本作の競技シーンにおいて注目すべきは日本勢の目覚ましい活躍。2020年12月13日から2日間にわたって開かれた「2020年ハースストーン世界選手権」において、5年ぶりの出場となった日本勢からglory選手が見事に優勝。海外勢の強豪を次々にノックアウトし、優勝賞金50万ドル(約5000万円)とチャンピオンの座を手中へ収めた。
国内メーカーのサイゲームスが手掛ける『シャドウバース』も無料プレイ可能なデジタルカードゲーム。プレイヤーは40枚ぴったりに組み上げたデッキとリーダー1名をピックし、互いの体力が無くなるまで攻撃をしかける。攻撃と防御を担うフォロワーは進化させることができ、種類によっては進化時に特殊効果を発揮する場合も。各種カードの特性を活かしたデッキ構成はもちろん、固有スキルを持つリーダーの組み合わせが勝敗のカギを握る。
国産タイトルだけあって『シャドウバース』の競技シーンは中々に活況。優勝賞金と世界大会への出場権が一挙に貰える「RAGE Shadowverse」、そして賞金1億円を越えた最高グレード大会「Shadowverse World Grand Prix」と定期的に大型イベントが実施されている。
『LoL』『VALORANT』とジャンルを股にかけてeスポーツタイトルを送り出しているライアットゲームズは、2020年4月より『レジェンド・オブ・ルーンテラ』を配信開始。上記で取り上げた2つのデジタルカードゲームがそうであるように、本作も『LoL』の登場チャンピオンや舞台をそのままカード内容に反映している。専門用語や舞台背景が設定に組み込まれているのではなく、プレイヤーがチョイスした勢力に応じてデッキの構築プランも大胆に変化。まだ生まれて1年と経っていないが、マルチプラットフォーム向けに着々とユーザー数を伸ばしている模様だ。
競技シーンはオンライン大会を主流に続々と開催。優勝者へ賞金500万円が贈られた「MINDMASTERS2020」をはじめ、1024名による賞金付き大会「シーズントーナメント」がライアットゲームズ主催のもと、12月6日から12月7日まで執り行われた。
サッカーが題材の『ロケットリーグ』は当初買い切り型タイトルとして提供されていたが、2020年9月24日より基本プレイ無料化。ロケットカーを操縦してボールをゴールへねじ込む爽快感を気軽に味わえるようになった。試合人数は3vs3がデフォルト。リアルスポーツをベースとしており、タイムアップまでにより多くシュートを決めたチームが勝利する点はサッカーと同じ。また車体のカスタム要素もあり、ボディ(カラー含む)・ホイール・トッパー・フラッグ・バンパーに加え、ゴールエフェクトや走行時の軌跡も細かくカスタマイズできる。特に予備知識が無くとも観戦するだけで白熱必至のスポーツゲームだ。
発足からシーズン10を越えた「Rocket League Championship Series」(RLCS)を皮切りとし、世界と国内の両方で競技シーンは健在。公式及びコミュニティ主催を問わず、競技大会は定期的に企画されている。並びに現在は「全国高校eスポーツ選手権」(毎日新聞社/全国高等学校eスポーツ連盟共催)の公式タイトルに選ばれ、若年層からも熱い視線が向けられている。
そして上記のタイトル群はいずれもカジュアルに遊べるだけでなく、その気になれば磨いた腕前を公式大会などで披露することもOK。もし少しでも興味が湧くタイトルがあるなら、ぜひ一度手にとって魅力を感じとってみてほしい。
そこで本稿では、PC向けに配信中の「無料で遊べるeスポーツタイトル」を11本ピックアップ。MOBA・FPS・デジタルカードゲーム等々、ジャンルごとに各タイトルの大まかなゲーム概要を交えつつ紹介する。すぐにゲームを遊べるよう、ダウンロードリンクも記載しているので、気になったタイトルがあればぜひインストールしてみてはいかがだろうか。
『League of Legends』(リーグ・オブ・レジェンド)
出典:https://youtu.be/kuTpPWOs_tA- リリース年:2009年
- ジャンル:MOBA
- メーカー:ライアットゲームズ
- ダウンロードURL:https://jp.leagueoflegends.com/ja-jp/
2009年にリリースされて今年で11年目を迎える『League of Legends』は、『LoL』(ロル)の愛称で親しまれる人気eスポーツタイトルだ。ゲームシステムは「MOBA」(マルチオンラインバトルアリーナ)というもので、5名のプレイヤーがチームを組み、相手陣地に構えた本丸(ネクサス)の破壊を目指して戦う。各プレイヤーが操作する「チャンピオン」(キャラクター)は性能や固有スキルが違うため、得意な戦闘シチュエーションも往々に異なる。
全世界のプレイヤー人口は驚きの1億人超え。日本を含む各地域でリーグ制トーナメントも頻繁に開催されており、毎年行われる世界大会「World Championship」(Worlds)では、試合の同時視聴者が数千万人に上ることも珍しくない。平均試合時間も5分~35分ほどと長く、プレイヤーテクニックが如実に反映される競技性の高さが特徴的だ。
『Dota2』(ドータ2)
出典:https://store.steampowered.com/app/570/Dota_2/- リリース年:2013年
- ジャンル:MOBA
- メーカー:Valve
- ダウンロードURL:https://store.steampowered.com/app/570/(Steam)
『LoL』と並んでMOBAの2大巨頭と言えるのが『Dota2』。2013年にリリースされた本作はタクティクスとプレイヤースキルを最重要視している点は共通ながらも、アイテム移送を担う個人ペット「クーリエ」といった独自要素を随所で実装している。完全無料で遊べるタイトルではあるが、奥深さと戦略性の高さは他のeスポーツタイトルに決して引けを取らない。5名の力をあわせて勝利を求道するうち、「もっと強くなりたい!」と思わせてくれるはずだ。
なかでもプロゲーミングチームが多数参加する世界大会「The International」(TI)は賞金額の大きさが話題の的。2019年度には日本円で総額30億円もの大金が用意され、ゲームメディア以外の報道機関からも注目を集めた。
『Counter-Strike: Global Offensive』
出典:https://youtu.be/ybxe9G0hMz4- リリース年:2012年
- ジャンル:FPS
- メーカー:Valve
- ダウンロードURL:https://store.steampowered.com/app/730/CounterStrike_Global_Offensive/?l=japanese
『Counter-Strike: Global Offensive』(CS:GO)は20年近い歴史を誇る『Counter-Strike』(カウンターストライク)がベースのFPS(ファーストパーソンシューター)。プレイヤーの操るキャラクターは性能差が存在せず、純粋に個々人のエイム力・索敵力・武器選び・チームメイトとの連携力がダイレクトに勝敗へ直結する。爆弾設置を目論む「テロリスト」と爆弾解除を試みる「カウンターテロリスト」に分かれて争う光景からは、無駄な要素を省いた洗練さが光る。FPS好きなら一度遊んでおいて損はないだろう。
既に世界シーンで人気を得ているのはもちろん、国内の競技文化も徐々に隆盛しつつある。一線を退いてなお本作を愛する人々らが一丸となって催した国内リーグ「CSGO JAPAN LEAGUE 宴」はその一例だ。
『VALORANT』(ヴァロラント)
出典:https://youtu.be/BW-2DJOx6ys- リリース年:2020年
- ジャンル:タクティカルシューター
- メーカー:ライアットゲームズ
- ダウンロードURL:https://playvalorant.com/ja-jp/
ライアットゲームズの手掛けた『VALORANT』(ヴァロラント)は5vs5形式で戦うタクティカルシューター。基本ルールは上述の『CS:GO』と同枠だが、「エージェント」と呼ばれる操作キャラクターは性能面ではっきりと差別化されている。デュエリスト・センチネル・イニシエイト・コントローラーと明確にカテゴライズされたロールから1人を選び、敵プレイヤーの殲滅or爆弾設置を目指そう。
リリースから半年とまだ日の浅いタイトルだが、eスポーツシーンにおいて存在感を日増しに強めているのは間違いない。世界規模のトーナメントシリーズ「VALORANT IGNITION」をはじめ、「RAGE VALORANT JAPAN Invitational」や「EDION VALORANT CUP」等々、国内も追随するように公式大会が開かれている。
『フォートナイト』
出典:https://youtu.be/q52u2u8SEZ0- リリース年:2017年
- ジャンル:サンドボックス・サバイバルゲーム
- メーカー:Epic Games
- ダウンロードURL:https://www.epicgames.com/fortnite/ja/home
フィールド内の資材を使ってオブジェクトを創造できる『フォートナイト』。生存をかけて他プレイヤーと争うバトルロイヤル性を軸とし、プレイヤー自らブロックやパネルを生み出して戦況を有利に進めるシステムで話題を集めた作品だ。2人1組の「デュオ」や3人1組の「トリオ」に加え、多人数が入り乱れて戦うチームデスマッチモード、特定のアイテムしか使えないモード等も期間限定で実施される。バトロワゲーの作品数こそ増えたものの、クラフトアクションを内包する本作の盛り上がりは今なお衰えていない。
リリース開始から3年を経てマップを自作可能な新モード「クリエイティブ」が加わったほか、「MARVEL」作品、「トラヴィス・スコット」、「米津玄師」などなど、人気キャラクターや著名アーティスト陣とのコラボレーションも大々的に実施。プレイヤー同士の戦闘とは別にライブプラットフォームとしての側面も併せ持っている。
『Apex Legends』(エーペックスレジェンズ)
出典:https://youtu.be/BwKQLghOG20- リリース年:2019年
- ジャンル:バトルロイヤルゲーム
- メーカー: エレクトロニック・アーツ
- ダウンロードURL:https://www.origin.com/jpn/ja-jp/store/apex/apex
『Apex Legends』はリリース1週間でプレイヤー人口2500万人をマークした新進気鋭のバトロワゲーム。エレクトロニック・アーツの人気シリーズ『タイタンフォール』と同じ舞台だが、直接の続編ではなくあくまでも対人戦に特化している。フィールドに降り立つ操作キャラクター「レジェンド」の能力は一長一短で、チームメンバー編成の段階から相性の良いレジェンド選択を考える必要あり。ゲームスピードも比較的早く、前線へ立ってガンガン撃ち合いたいプレイヤーの戦闘欲を適度に満たしてくれるだろう。クロスプラットフォーム機能を用いた協力&対戦プレイも可能である。
競技シーンは発展途上にあるものの、大会の数は国内・海外ともに揃いつつある。日本だとプロゲーミングチーム「Crazy raccoon」による「Crazy Raccoon Cup Apex Legends」(CRカップ)が人気を博し、世界規模で見れば「Apex Legends Global Series」の発足も挙げられる。普及率に伴って成長に期待が見込めるタイトルだ。
『PUBG LITE』
出典:https://youtu.be/ztYEllOfYos- リリース年:2019年
- ジャンル:バトルロイヤルゲーム
- メーカー:PUBG Corporation
- ダウンロードURL:https://lite.pubg.com/ja/(PUBGランチャーのインストール必須)
バトロワブームの火付け役『PLAYERUKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(PUBG)。そのゲームシステムを引き継いでカジュアル化を果たしたのが『PUBG LITE』である。航空機からパラシュートでフィールドに降り立ち、他プレイヤーを排除してドン勝(優勝)を目指す……という点はそのままに、低スペックPCでも満足に遊べるように調整が施されている。Pay-To-Winに繋がるような課金要素はなく、ゲームモードを選んで戦場に降り立ったら、あとは腕を奮って戦うだけ。「とりあえずバトロワゲーがどんなものか試してみたい!」も含め、『PUBG』の世界観にとりあえず触れてみたい方におすすめの1本だ。
ちなみに本家『PUBG』の競技シーンでは新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みて、オフラインイベントに変わる「PUBG CONTINENTAL SERIES」(PCS)がオンライン形式で始動。本大会は賞金総額3億3000万円を超える規模で、世界15カ国から集った121のゲーミングチームが激戦を繰り広げた。
『ハースストーン』
出典:https://youtu.be/6o2_Vhpfk3k- リリース年:2014年
- ジャンル:デジタルカードゲーム
- メーカー:Blizzard Entertainment
- ダウンロードURL:https://playhearthstone.com/ja-jp
無料で遊べるeスポーツタイトルはFPSやMOBA・バトロワゲーだけではない。2020年で生誕6周年となったデジタルカードゲーム『ハースストーン』は、CPU&どこかのプレイヤーと手軽にカードバトルが行える。30枚のデッキを構築し、呪文・ミニオン・武器といったバリエーション豊富なカードを使い分け、先に相手の体力を全て減らし切ることができれば勝利。Blizzard Entertainment製のRTS(リアルタイムストラテジー)ゲーム『ウォークラフト』を下敷きにしていることもあり、もし同作を遊んだことがあるなら見知ったヒーローやモンスターに出会えるかもしれない。
本作の競技シーンにおいて注目すべきは日本勢の目覚ましい活躍。2020年12月13日から2日間にわたって開かれた「2020年ハースストーン世界選手権」において、5年ぶりの出場となった日本勢からglory選手が見事に優勝。海外勢の強豪を次々にノックアウトし、優勝賞金50万ドル(約5000万円)とチャンピオンの座を手中へ収めた。
『シャドウバース』
出典:https://store.steampowered.com/app/453480/Shadowverse_CCG/- リリース年:2016年
- ジャンル:デジタルカードゲーム
- メーカー:Cygames
- ダウンロードURL:https://dmm.shadowverse.jp/(DMM GAMES)・https://store.steampowered.com/app/453480/Shadowverse_CCG/(Steam)
国内メーカーのサイゲームスが手掛ける『シャドウバース』も無料プレイ可能なデジタルカードゲーム。プレイヤーは40枚ぴったりに組み上げたデッキとリーダー1名をピックし、互いの体力が無くなるまで攻撃をしかける。攻撃と防御を担うフォロワーは進化させることができ、種類によっては進化時に特殊効果を発揮する場合も。各種カードの特性を活かしたデッキ構成はもちろん、固有スキルを持つリーダーの組み合わせが勝敗のカギを握る。
国産タイトルだけあって『シャドウバース』の競技シーンは中々に活況。優勝賞金と世界大会への出場権が一挙に貰える「RAGE Shadowverse」、そして賞金1億円を越えた最高グレード大会「Shadowverse World Grand Prix」と定期的に大型イベントが実施されている。
『レジェンド・オブ・ルーンテラ』
出典:https://youtu.be/EPhu00S-gro- リリース年:2020年
- ジャンル:ストラテジーカードゲーム
- メーカー:ライアットゲームズ
- ダウンロードURL:https://playruneterra.com/ja-jp/
『LoL』『VALORANT』とジャンルを股にかけてeスポーツタイトルを送り出しているライアットゲームズは、2020年4月より『レジェンド・オブ・ルーンテラ』を配信開始。上記で取り上げた2つのデジタルカードゲームがそうであるように、本作も『LoL』の登場チャンピオンや舞台をそのままカード内容に反映している。専門用語や舞台背景が設定に組み込まれているのではなく、プレイヤーがチョイスした勢力に応じてデッキの構築プランも大胆に変化。まだ生まれて1年と経っていないが、マルチプラットフォーム向けに着々とユーザー数を伸ばしている模様だ。
競技シーンはオンライン大会を主流に続々と開催。優勝者へ賞金500万円が贈られた「MINDMASTERS2020」をはじめ、1024名による賞金付き大会「シーズントーナメント」がライアットゲームズ主催のもと、12月6日から12月7日まで執り行われた。
『ロケットリーグ』
出典:https://www.epicgames.com/store/ja/product/rocket-league/home- リリース年:2015年
- ジャンル:スポーツゲーム
- メーカー:Psyonix
- ダウンロードURL:https://www.epicgames.com/store/ja/product/rocket-league/home(Epic Games)
サッカーが題材の『ロケットリーグ』は当初買い切り型タイトルとして提供されていたが、2020年9月24日より基本プレイ無料化。ロケットカーを操縦してボールをゴールへねじ込む爽快感を気軽に味わえるようになった。試合人数は3vs3がデフォルト。リアルスポーツをベースとしており、タイムアップまでにより多くシュートを決めたチームが勝利する点はサッカーと同じ。また車体のカスタム要素もあり、ボディ(カラー含む)・ホイール・トッパー・フラッグ・バンパーに加え、ゴールエフェクトや走行時の軌跡も細かくカスタマイズできる。特に予備知識が無くとも観戦するだけで白熱必至のスポーツゲームだ。
発足からシーズン10を越えた「Rocket League Championship Series」(RLCS)を皮切りとし、世界と国内の両方で競技シーンは健在。公式及びコミュニティ主催を問わず、競技大会は定期的に企画されている。並びに現在は「全国高校eスポーツ選手権」(毎日新聞社/全国高等学校eスポーツ連盟共催)の公式タイトルに選ばれ、若年層からも熱い視線が向けられている。
まとめ
以上、PCから即インストール可能な無料eスポーツタイトルを11本ピックアップした。”タダより高いものはない”という言葉が残っている通り、基本プレイ無料タイトルの魅力は何と言っても間口の広さ。気になるタイトルがあればすぐインストールできるし、もし気に入るようであればガッツリやり込むことだってできる。そして上記のタイトル群はいずれもカジュアルに遊べるだけでなく、その気になれば磨いた腕前を公式大会などで披露することもOK。もし少しでも興味が湧くタイトルがあるなら、ぜひ一度手にとって魅力を感じとってみてほしい。