『千里の棋譜』ADVファンならマスト! 将棋ファンでもマスト! いまプレイすべきミステリーアドベンチャーの大傑作【オススメPCゲームレビュー】
Steamや家庭用ゲーム機向けにリリースされた現代将棋ミステリーADV『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』のレビューを、将棋もADVも大好きな元ゲーメスト編集長・石井ぜんじ氏が執筆。その魅力についてたっぷり語る!
フリーライター。ゲーム研究家。アーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」元編集長。著書に『ゲームセンタークロニクル』『石井ぜんじを右に!』、関わった書籍に『セガ・アーケードヒストリー』『シュタインズ・ゲート公式資料集』などがある。ゲーム系電子書籍『VE』主宰。ゲームセンターに通い続けて40年。アクションゲームを中心に、ADV、SRPGなどもたしなむ。
Steamや家庭用ゲーム機向けにリリースされた現代将棋ミステリーADV『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』のレビューを、将棋もADVも大好きな元ゲーメスト編集長・石井ぜんじ氏が執筆。その魅力についてたっぷり語る!
これまでの連載記事でお伝えしたように、1991年の夏、東京・池袋で第1回ゲーメスト杯、全日本ストIIチャンピオンシップが行われた。これは対戦格闘ゲームでは初の、全国規模のゲーム大会である。今思えば、日本のゲーム大会の歴史上、その意義は大きかったように思う。その後、ゲーメスト杯は毎年のように行われ、盛況のうちに終わっている。これに触発されたように、アーケードのゲームメーカーも全国規模のゲーム大会をしばしば行うようになった。90年代に行われたゲーム大会は、対戦格闘ゲームを中心にかなりの数に上る。しかしこれらの
ゲーム研究家、石井ぜんじが日本のeスポーツ前夜について対戦格闘ゲームをメインに語るコラム。第3回は「ゲームを見て楽しむ」という文化について。インターネットが普及する以前の状況とは?
1人用のゲームから対戦格闘ゲームの時代へ 前回説明したように、1980年代はアーケードゲーム、つまりゲームセンターのゲームがゲーム業界の最先端を走っていた。そして当時のアーケードゲームは、シューティングなどの1人で遊ぶゲームが一般的だった。腕自慢のプレイヤーはゲーム雑誌で集計されるハイスコアでその技量を競い、全国のトップを目指し日々研究にいそしんでいた。しかし、そんなゲームセンターの状況を一変させるタイトルが登場する。それが1991年に発売されたカプコンの『ストリートファイターII』(略称:ストII)であ
eスポーツのルーツを探っていくと、80年代にゲームセンターで行われたゲーム大会にたどり着く!? ビデオゲーム研究家・石井ぜんじとともに、eスポーツの原点を探求する。第1回はビデオゲーム草創期から元祖格ゲーの誕生まで。