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『レインボーシックス シージ』はなぜタクティカルシューターなのか?【『R6S』観戦のススメ 第1回】

銃火器や爆発物などの装備品を駆使してフィールド内の敵をせん滅するFPSは、いまさら説明することもないほど競技性の高いゲームジャンルで、eSportsの代表的な存在と言ってもいい。ここ数年は『Counter-Strike: Global Offensive』や『PLAYERUKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(以下『PUBG』)が競技FPSシーンの中心となっていたが、急速に注目を浴びているFPSがある。それが『レインボーシックス シージ』(以下『R6S』)だ。

2015年12月10日に発売されたFPS作品で、凶悪なテロリストに立ち向かう特殊部隊の活躍を描いたシリーズ最新作。本ゲーム内のオンラインサービスは、発売から3年が経とうとしている2018年7月現在も多くのユーザーで賑わっており、eSports大会も頻繁に開催されている。チーム戦を主体にしたFPS作品は昨今において特段に珍しいわけではないが、『R6S』は「タクティカルシューター」と公式が名乗っていることもあり、戦術性の高いゲーム内容が大きな魅力だ。ちょっと独特な要素があるため、『PUBG』からFPS/TPSシーンを観るようなったファンは、少し戸惑う部分もあるかもしれない。

本稿では『R6S』のゲームシステムやタクティカルシューターと呼ばれる所以を踏まえながら、他のFPS/TPS作品と異なる部分を、「eSportsとして観戦する」視点で紹介・解説していこう。

▲画像は「銀行」マップの内部。建築物の内部は各マップとも精密に設計されている

『R6S』の観戦ポイント(1):オペレーターの存在


まず、『R6S』のタイトル名にも入っている「シージ」には、「包囲攻撃」や「包囲作戦」、そして「説得」という意味がある。この言葉から読み取れるように、『R6S』は広大なフィールドを自由に動き回るのではなく、あえて「屋内戦」に着目したゲームシステムになっている。

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