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無料PCゲームでeスポーツをはじめよう! バトロワFPS『フォートナイト』編
「eスポーツ元年」と呼ばれて数年ほど経つが、2018年はまさに元年にふさわしい一年だった。各ゲームメーカーは大会やイベントに積極的な協力姿勢を示し、プロゲーマーがドキュメンタリーやバラエティといったテレビ番組に出演することも多くなり、ニュースや新聞でも「eスポーツとは?」という文面が躍っていた。
そして2018年の新語・流行語大賞のトップ10に「eスポーツ」がノミネートされるなど、ゲーマーだけではなく世間からの注目度も高い一年だったように思う。
しかし、単に「eスポーツ」といっても、タイトルによってジャンルや対戦人数は大きく変わり、その中には基本プレイ無料のゲームも多数存在している。
この企画は、eスポーツのゲームの中でもとくに無料で遊べるものをピックアップし、まったく遊んだことのない人に向けに、始め方と魅力をお伝えしていく、というものだ。
今回は、2018年に爆発的ヒットを記録した『フォートナイト』を紹介しよう。
ゲーム内ストアで販売されているコスチュームやパラシュートを課金で購入できる要素はあるものの、これらは純粋に見た目を変えられるのみで、プレイを有利にするものではない。これについては、日本語版のプロデューサーを務めるロブ・グレイ氏が「お金をかけて強くなったらゲームとして面白くない」と、フェアなゲームシステムであることをメディアのインタビューや発表会などで述べている。
北アメリカとヨーロッパでは、賞金総額約10億円を掲げた公式トーナメント「Fortnite's Summer Skirmish」「Fortnite's Fall Skirmish」を実施し、12月には「Winter Royaleトーナメント」が開催された。また、2019年後半には約100億円もの賞金総額を用意した「Fortnite World Cup」の開催もアナウンスされており、世界的にもまだまだ目が離せない様相を見せている。
日本国内でもこの盛り上がりに追いつくべく、SCARZなどプロゲーミングチームが『フォートナイト』部門を設立するなど、世界への足がかりをつけようとしている。また、TwitchストリーマーやYouTuberによるゲーム実況が盛んに行われていることから、25組の実況配信者を招いた「フレンドリーマッチ」もオンライン上で開催された。
タイトル画面から「バトルロイヤル」を選択するとすぐさまゲームスタート! ……というわけではなく、ゲームモードやキャラクターのコスチュームを変更できるロビー画面に移行する。なお、早期アクセスできる有料コンテンツとして販売されている「世界を救え」は、2018年内に無料プレイのローンチをアナウンスしていたが、延期されることが開発状況にて明かされている。
バトルロイヤルモードの基本的な仕様は、ひとりで戦う「ソロ」、ふたりで戦う「デュオ」、4人で1チームを組む「スクワッド」となっている。他にも、50対50で戦い合うものや、先に相手チームのプレイヤー100人を倒すといった「チーム対抗イベント」が期間限定で開催されることもあるので、単に生き残りをかけて戦うゲームだけではないという幅広さも魅力のひとつとなっている。また、エイムや建築の上達に活かせる練習モードの「プレイグラウンド」も用意されているので、はじめのうちはそちらで、実戦に備えてトレーニングを積むこともできる。
ロビーにあるアイテムショップでは、ゲーム内通貨の「V-BUCKS」を使用し、キャラクターの見た目を変えられるコスチュームや、感情を表現できるユニークなエモート(ダンス)、空用のグライダーや、建築に必要な素材を集める際に使用するツルハシを購入できる。「V-BUCKS」はAmazonアカウントやPayPalで課金する以外にも、「椅子を破壊する」「ピストルで他プレイヤーにダメージを与える」といったゲーム内のミッションをクリアすることで入手可能だ。
先述のとおり、コスチュームの購入によってプレイヤーの攻撃力や防御力が高くなるといったステータスの変化は一切ないが、自分なりのカッコいい・かわいいキャラクターを作り上げていくことも『フォートナイト』の楽しみ方のひとつになっている。
ゲームモードとコスチュームを選択したら、いよいよプレイ開始! 100人と戦い合う舞台の孤島に出発しよう。最近では家庭用ハードとのクロスプレイの恩恵もあってか、早ければ1分もせずにマッチングが完了し、ストレスなくスタートすることができる。
バトルロイヤルモードの基本的なルールや立ち回りは、武器や回復アイテム、そして建築に必要な素材を集めながら、時間経過と共に縮小するストームに巻き込まれないように動きつつ、時には他プレイヤーと銃撃戦を経て、最後のひとりまで生き残って「ビクトリーロイヤル」の称号を得るのが目的となっている。他プレイヤーをどんどん排除するも良し、最低限の装備だけを整えて終盤まで身をひそめるも良し……必勝法はなく、プレイヤーの数だけ戦い方があるのが面白いのだ。
住宅地や工業地帯、森林地帯に砂漠といったさまざまなエリアが用意されているが、「どのエリアに降りるのか=生存率の高さ」につながっている。
たとえばマップ中央にある「ティルテッドタワー」は、武器や弾薬といったアイテムが豊富にあるため、序盤から装備を整えるプレイヤーたちにとって屈指の激戦区となっており、初心者がうかつに足を踏み入れるにはかなり危険だ。
とはいえ、最初からおっかなびっくりに動いてばかりだとアイテムを十分に収集することができないため、まずはクリエイティブモードでいろんなエリアを見て回りながら、安全かつ自分が好きなのエリアを見つけてみるのが始めの一歩。
丸腰のままではいられないので、相手にダメージを与えられるピストルやグレネードといった武器を手に入れることが何よりも大事。武器は主に、建物の中にポツンと配置されていたり、エリアの各所にある「宝箱」を見つけるほか、後述する「建築用素材」を使って自動販売機で購入する。それ以外にも、「他プレイヤーを倒して奪う」こともできる。
近距離で大ダメージを与えられる「ショットガン」、中距離での威嚇に適している「アサルトライフル」「サブマシンガン」は、序盤のうちからぜひとも抑えておきたい武器。なかには遠距離用の「スナイパーライフル」や「ロケットランチャー」といった強力なものもあるので、入手した際はどんどん活用していこう。
撃ち合いが苦手な人は、他プレイヤーを見つけてもすぐには銃撃戦を仕掛けないようにしよう。相手の動きに隙が生じた際に「これなら勝てそう」と自信を持って勝負を挑めるようになるまで無理は禁物だ。
また、他プレイヤー同士の銃撃戦を陰から見守りつつ、どちらか一方が遺品を漁っている最中を襲撃するというのも立派な攻略手段のひとつだ。
『フォートナイト』最大の特徴は、壁、床、階段、屋根といったオブジェクトをその場で作れる「建築要素」だ。
主な建築用途は、防壁用のバリケードを建てたり、階段を使って高所に移動することが主となる。建築にはマップ中にある木や岩、自動車や建物をツルハシでガンガンと壊し、木材、石材、金属といった「素材」を集める必要がある。
また、素材は武器と同じように「宝箱」の中に入っていたり、他プレイヤーを倒して入手することもできるので、自身が「動く宝箱」にならないようにうまく立ち回ろう。
ただし、オブジェクトの建築は「自分がそこにいる(いた)」ことを表してしまい、「ここなら誰も来ないだろう」と思って油断していると、こっそり後をつけていた他プレイヤーに倒されてしまうケースも多々ある。逆に「オブジェクトがある=誰かがいる(いた)」というパターンもあるので、常に警戒を怠らないように。
上級者ともなると、対峙した際の立ち回りは次から次へと壁や階段を建てながら上に避難していく「建築合戦」に発展。驚異的な建築スピードと正確なエイミングが織り交じった白熱した試合が、試合や動画配信などで多くの視聴者を魅了している。
代表的な本気バトルの模様は、先日開催された「Winter Royaleトーナメント」の決勝戦でも見ることができるので、ぜひチェックしてみてほしい。
ALIENWARE ZONEでも2018年4月にゲーム内容や立ち回りをご紹介したとおり、まずは他プレイヤーを見つけても闇雲に勝負を仕掛けず、バレないうちにその場から退くなど、無理のない動きをとろう。
ストームの収縮が始まる中盤以降は他プレイヤーとエンカウントする割合も高くなり、逃げに徹するのも難しくなるため、銃撃戦や建築に相応のテクニックが必要になってくる。始めのうちは50~40位で倒されて悔しい思いをすることも多いが、「次はもっと積極的に動いてみよう」「やっぱり身を潜めながら相手の動きを探ろう」と試行錯誤することでゲームプレイは確実に上達し、それを自分で実感できるようになると、モチベーションの向上にも繋がっていく。
残りプレイヤーが10~20名に減った終盤戦では、ロケットランチャーやスナイパーライフルの銃声があちこちから聞こえ、櫓の建築と崩壊があちこちで見られるようになる。櫓に籠城していても、他プレイヤーが階下から壊そうとしたり、または乗っ取ろうとしてくるケースもあるため、対処が遅れないようにすべく、視界と聴覚も研ぎ澄ませておきたい。手持ちの武器やテクニックに自信がある場合は、破壊者となって他プレイヤーの櫓を壊したり、櫓ごと略奪するといった攻めの姿勢をとっていこう。
おさらいすると、序盤は無理な動きをせずに武器と建築素材を収集しつつ、中盤からは建築を応用して立ち回り、終盤では一気に攻めのプレイをとっていくのが無難かつオススメの方針だ。
また、『フォートナイト』はバージョンアップのたびにシステムやマップに大きな変化が加えられている。
シーズン6からは新要素として、ショッピングカートとATK(オールテレインカート)といった乗り物(ビークル)が追加された。といっても、徒歩で移動するよりちょっとだけ速いだけだったり、身を挺して乗るものばかりなので防御性はないに等しかったりと、ユニークな調整になっているのがミソだ。
また、現在提供されているシーズン7からは、上空からの攻撃が可能な飛行機の「X-4ストームウイング」が登場。こうした新しい要素がバトルロイヤルに追加されることは、無限大の可能性がまだまだ秘められていることを表しているのだろう。
基本無料プレイであるという最大の魅力に加え、YouTuberやTwitchストリーマーによる実況配信やTwitterでの口コミで爆発的に認知され、2018年夏からはアイドルグループ「TOKIO」を起用したプロモーション活動を展開するという盛り上がりを見せた『フォートナイト』。
2019年後半に開催される「Fortnite World Cup」に向けて、シーンの熱量を冷ますことなく、どのような火を灯していくのだろうか? プレイを続けながら、今後も注目していきたい。
1. 公式サイトのページ右上にある「ダウンロード」をクリック 2. プレイするプラットフォームの選択画面に飛ぶので、PC/MACをクリック
3. EPIC GAMESアカウント作成またはサインアップ
4. 「Epic Games Launcher」のダウンロードとインストール
5. 「Epic Games Launcher」の起動と『フォートナイト』のインストール
■ゲーム情報
タイトル:フォートナイト
開発元:Epic Games(エピックゲームズ)
対応機種・システム:Windows、Mac、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One(海外のみ)、iOS、Android(β版)
課金方式:Amazonアカウント、PayPal
URL:https://www.epicgames.com/fortnite/ja/home
そして2018年の新語・流行語大賞のトップ10に「eスポーツ」がノミネートされるなど、ゲーマーだけではなく世間からの注目度も高い一年だったように思う。
しかし、単に「eスポーツ」といっても、タイトルによってジャンルや対戦人数は大きく変わり、その中には基本プレイ無料のゲームも多数存在している。
この企画は、eスポーツのゲームの中でもとくに無料で遊べるものをピックアップし、まったく遊んだことのない人に向けに、始め方と魅力をお伝えしていく、というものだ。
今回は、2018年に爆発的ヒットを記録した『フォートナイト』を紹介しよう。
『フォートナイト』とは?
さまざまなタイトルで採用されたゲームエンジン「Unreal Engine4」を開発したゲームメーカー・Epic Gamesが、2017年にリリースした本作。ハスクと呼ばれるゾンビのような生物から身を守るため、バリケート用の壁をその場で建築しながら、アサルトライフルやショットガンといった銃火器で次々とハスクを撃破するPvEの「世界を救え」モードを主軸に、建築要素を対人戦に活かしたバトルロイヤルモードをアップデートで追加したことにより、面白さの真価をさらに発揮。最後のひとりになるまで生き残るというシンプルなルールと、家庭用ゲーム機とのクロスプレイ実装、そして最大の強みである「無料プレイ」により、多くのプレイヤーを虜にした。ゲーム内ストアで販売されているコスチュームやパラシュートを課金で購入できる要素はあるものの、これらは純粋に見た目を変えられるのみで、プレイを有利にするものではない。これについては、日本語版のプロデューサーを務めるロブ・グレイ氏が「お金をかけて強くなったらゲームとして面白くない」と、フェアなゲームシステムであることをメディアのインタビューや発表会などで述べている。
北アメリカとヨーロッパでは、賞金総額約10億円を掲げた公式トーナメント「Fortnite's Summer Skirmish」「Fortnite's Fall Skirmish」を実施し、12月には「Winter Royaleトーナメント」が開催された。また、2019年後半には約100億円もの賞金総額を用意した「Fortnite World Cup」の開催もアナウンスされており、世界的にもまだまだ目が離せない様相を見せている。
日本国内でもこの盛り上がりに追いつくべく、SCARZなどプロゲーミングチームが『フォートナイト』部門を設立するなど、世界への足がかりをつけようとしている。また、TwitchストリーマーやYouTuberによるゲーム実況が盛んに行われていることから、25組の実況配信者を招いた「フレンドリーマッチ」もオンライン上で開催された。
プレイ開始までの手順とロビー画面について
タイトル画面から「バトルロイヤル」を選択するとすぐさまゲームスタート! ……というわけではなく、ゲームモードやキャラクターのコスチュームを変更できるロビー画面に移行する。なお、早期アクセスできる有料コンテンツとして販売されている「世界を救え」は、2018年内に無料プレイのローンチをアナウンスしていたが、延期されることが開発状況にて明かされている。
バトルロイヤルモードの基本的な仕様は、ひとりで戦う「ソロ」、ふたりで戦う「デュオ」、4人で1チームを組む「スクワッド」となっている。他にも、50対50で戦い合うものや、先に相手チームのプレイヤー100人を倒すといった「チーム対抗イベント」が期間限定で開催されることもあるので、単に生き残りをかけて戦うゲームだけではないという幅広さも魅力のひとつとなっている。また、エイムや建築の上達に活かせる練習モードの「プレイグラウンド」も用意されているので、はじめのうちはそちらで、実戦に備えてトレーニングを積むこともできる。
▲シーズン7からは、ダメージ設定やアイテム所持数を変更したり、マップ上にオブジェクトを自由に配置できるカスタムマッチの「クリエイティブ」が追加された。自分で考案したルールやマップを舞台にフレンドと楽しもう!
ロビーにあるアイテムショップでは、ゲーム内通貨の「V-BUCKS」を使用し、キャラクターの見た目を変えられるコスチュームや、感情を表現できるユニークなエモート(ダンス)、空用のグライダーや、建築に必要な素材を集める際に使用するツルハシを購入できる。「V-BUCKS」はAmazonアカウントやPayPalで課金する以外にも、「椅子を破壊する」「ピストルで他プレイヤーにダメージを与える」といったゲーム内のミッションをクリアすることで入手可能だ。
先述のとおり、コスチュームの購入によってプレイヤーの攻撃力や防御力が高くなるといったステータスの変化は一切ないが、自分なりのカッコいい・かわいいキャラクターを作り上げていくことも『フォートナイト』の楽しみ方のひとつになっている。
▲アイテムはいつでも同じものが買えるわけではなく、だいたい一日ごとにラインナップが変更される。「これこそは!」と思う1アイテムを見つけたら、すぐに購入しよう
▲もともとはコスチュームとして販売されていた「ピンクのクマちゃん」。ホラーとキュートが入り混じった奇妙なデザインは存在感が抜群で、アメリカではトイ・フィギュア化されるなど、すっかり『フォートナイト』の象徴とも呼べる存在に
ゲームモードとコスチュームを選択したら、いよいよプレイ開始! 100人と戦い合う舞台の孤島に出発しよう。最近では家庭用ハードとのクロスプレイの恩恵もあってか、早ければ1分もせずにマッチングが完了し、ストレスなくスタートすることができる。
『フォートナイト』のここが面白い!
バトルロイヤルモードの基本的なルールや立ち回りは、武器や回復アイテム、そして建築に必要な素材を集めながら、時間経過と共に縮小するストームに巻き込まれないように動きつつ、時には他プレイヤーと銃撃戦を経て、最後のひとりまで生き残って「ビクトリーロイヤル」の称号を得るのが目的となっている。他プレイヤーをどんどん排除するも良し、最低限の装備だけを整えて終盤まで身をひそめるも良し……必勝法はなく、プレイヤーの数だけ戦い方があるのが面白いのだ。
島のどこからスタートするかは自由
住宅地や工業地帯、森林地帯に砂漠といったさまざまなエリアが用意されているが、「どのエリアに降りるのか=生存率の高さ」につながっている。
たとえばマップ中央にある「ティルテッドタワー」は、武器や弾薬といったアイテムが豊富にあるため、序盤から装備を整えるプレイヤーたちにとって屈指の激戦区となっており、初心者がうかつに足を踏み入れるにはかなり危険だ。
とはいえ、最初からおっかなびっくりに動いてばかりだとアイテムを十分に収集することができないため、まずはクリエイティブモードでいろんなエリアを見て回りながら、安全かつ自分が好きなのエリアを見つけてみるのが始めの一歩。
▲ここが噂の「ティルテッドタワー」。もうすでに何名ものプレイヤーたちがグライダーを広げていることから、いかに危険度が高いかおわかりいただけるだろう
武器はすべて現地調達&奪い合い
丸腰のままではいられないので、相手にダメージを与えられるピストルやグレネードといった武器を手に入れることが何よりも大事。武器は主に、建物の中にポツンと配置されていたり、エリアの各所にある「宝箱」を見つけるほか、後述する「建築用素材」を使って自動販売機で購入する。それ以外にも、「他プレイヤーを倒して奪う」こともできる。
近距離で大ダメージを与えられる「ショットガン」、中距離での威嚇に適している「アサルトライフル」「サブマシンガン」は、序盤のうちからぜひとも抑えておきたい武器。なかには遠距離用の「スナイパーライフル」や「ロケットランチャー」といった強力なものもあるので、入手した際はどんどん活用していこう。
▲ごく稀に登場する「補給ラマ」を見つけた場合はとてもラッキー! 宝箱よりもドッサリとアイテムを収集することができる
撃ち合いが苦手な人は、他プレイヤーを見つけてもすぐには銃撃戦を仕掛けないようにしよう。相手の動きに隙が生じた際に「これなら勝てそう」と自信を持って勝負を挑めるようになるまで無理は禁物だ。
また、他プレイヤー同士の銃撃戦を陰から見守りつつ、どちらか一方が遺品を漁っている最中を襲撃するというのも立派な攻略手段のひとつだ。
モノを壊して集めた素材で「建築」できる
『フォートナイト』最大の特徴は、壁、床、階段、屋根といったオブジェクトをその場で作れる「建築要素」だ。
主な建築用途は、防壁用のバリケードを建てたり、階段を使って高所に移動することが主となる。建築にはマップ中にある木や岩、自動車や建物をツルハシでガンガンと壊し、木材、石材、金属といった「素材」を集める必要がある。
また、素材は武器と同じように「宝箱」の中に入っていたり、他プレイヤーを倒して入手することもできるので、自身が「動く宝箱」にならないようにうまく立ち回ろう。
▲内装・外装含めて建物をまるごと一戸壊せるという豪快さも遊んでいて気持ちがいいポイント。ただし、物を壊している最中に発せられる音や砂埃で他プレイヤーに気づかれることもあるため、油断せず周りにも目を見張っておきたい
▲四方に壁を作って籠城用の簡易バリケードを建てたり……
▲床を作りながら崖から下りたり……
▲索敵に適した高台に向かって階段を作って上ったり……と、自由度の高さと実用性を兼ね備えた建築要素を思いのままに活用できるようになると、面白さの幅がグッと広がる
ただし、オブジェクトの建築は「自分がそこにいる(いた)」ことを表してしまい、「ここなら誰も来ないだろう」と思って油断していると、こっそり後をつけていた他プレイヤーに倒されてしまうケースも多々ある。逆に「オブジェクトがある=誰かがいる(いた)」というパターンもあるので、常に警戒を怠らないように。
▲四方に壁を作ったらその中に階段を配置し、二階・三階と複数階の櫓を建てて、索敵・籠城に活かすというのが代表的な建築の応用テクニック。パパッと作れるようになると、ゲーム中の生存率も高くなる
▲眼の前で高台を建築しているプレイヤーを発見! 襲撃を仕掛けるか、スルーするか、所有しているアイテムや建築素材と相談しながら瞬時に判断するのも重要だ
上級者ともなると、対峙した際の立ち回りは次から次へと壁や階段を建てながら上に避難していく「建築合戦」に発展。驚異的な建築スピードと正確なエイミングが織り交じった白熱した試合が、試合や動画配信などで多くの視聴者を魅了している。
代表的な本気バトルの模様は、先日開催された「Winter Royaleトーナメント」の決勝戦でも見ることができるので、ぜひチェックしてみてほしい。
初心者にオススメの立ち回り
冒頭でも記したように「必勝法はなく、プレイヤーの数だけ戦い方があるのが面白い」というのが『フォートナイト』の魅力だが、ゲームを始めて早々にビクトリーロイヤルが取れるほど容易いものではない。ゲームの展開は1試合あたり15~20分で決着がつくというスピーディなもので、開始からわずか5分で生存プレイヤー数が50人を切っていることも少なくなく、それほど序盤の立ち回りは重要なものとなっている。ALIENWARE ZONEでも2018年4月にゲーム内容や立ち回りをご紹介したとおり、まずは他プレイヤーを見つけても闇雲に勝負を仕掛けず、バレないうちにその場から退くなど、無理のない動きをとろう。
ストームの収縮が始まる中盤以降は他プレイヤーとエンカウントする割合も高くなり、逃げに徹するのも難しくなるため、銃撃戦や建築に相応のテクニックが必要になってくる。始めのうちは50~40位で倒されて悔しい思いをすることも多いが、「次はもっと積極的に動いてみよう」「やっぱり身を潜めながら相手の動きを探ろう」と試行錯誤することでゲームプレイは確実に上達し、それを自分で実感できるようになると、モチベーションの向上にも繋がっていく。
残りプレイヤーが10~20名に減った終盤戦では、ロケットランチャーやスナイパーライフルの銃声があちこちから聞こえ、櫓の建築と崩壊があちこちで見られるようになる。櫓に籠城していても、他プレイヤーが階下から壊そうとしたり、または乗っ取ろうとしてくるケースもあるため、対処が遅れないようにすべく、視界と聴覚も研ぎ澄ませておきたい。手持ちの武器やテクニックに自信がある場合は、破壊者となって他プレイヤーの櫓を壊したり、櫓ごと略奪するといった攻めの姿勢をとっていこう。
おさらいすると、序盤は無理な動きをせずに武器と建築素材を収集しつつ、中盤からは建築を応用して立ち回り、終盤では一気に攻めのプレイをとっていくのが無難かつオススメの方針だ。
▲高台に索敵用の櫓を建てて身を潜めていたところ、下から他プレイヤーがやってきた! 銃撃戦にもつれこむか、建築合戦で逃げ切るか、その結末はいったい?!
また、『フォートナイト』はバージョンアップのたびにシステムやマップに大きな変化が加えられている。
シーズン6からは新要素として、ショッピングカートとATK(オールテレインカート)といった乗り物(ビークル)が追加された。といっても、徒歩で移動するよりちょっとだけ速いだけだったり、身を挺して乗るものばかりなので防御性はないに等しかったりと、ユニークな調整になっているのがミソだ。
また、現在提供されているシーズン7からは、上空からの攻撃が可能な飛行機の「X-4ストームウイング」が登場。こうした新しい要素がバトルロイヤルに追加されることは、無限大の可能性がまだまだ秘められていることを表しているのだろう。
基本無料プレイであるという最大の魅力に加え、YouTuberやTwitchストリーマーによる実況配信やTwitterでの口コミで爆発的に認知され、2018年夏からはアイドルグループ「TOKIO」を起用したプロモーション活動を展開するという盛り上がりを見せた『フォートナイト』。
2019年後半に開催される「Fortnite World Cup」に向けて、シーンの熱量を冷ますことなく、どのような火を灯していくのだろうか? プレイを続けながら、今後も注目していきたい。
おまけ・『フォートナイト』のインストール手順
最後に、プレイまでの道筋について、ソフトのダウンロードからインストール方法まで順に追いながらご紹介しよう。最低・推奨スペックを確認したら、『フォートナイト』公式サイトから「Epic Games Launcher」をダウンロードすることがはじめの一歩。1. 公式サイトのページ右上にある「ダウンロード」をクリック 2. プレイするプラットフォームの選択画面に飛ぶので、PC/MACをクリック
3. EPIC GAMESアカウント作成またはサインアップ
▲国籍と名前、ゲーム中に表示するディスプレイネーム、有効なメールアドレスとパスワードを入力し、「私はサービスの利用規約の内容を理解し同意します」にチェックを忘れずに入れよう。PlayStation Network、Microsoft アカウント、ニンテンドーアカウントのほか、FacebookやGoogle+でもサインアップすることが可能
4. 「Epic Games Launcher」のダウンロードとインストール
▲EPIC GAMESアカウントの作成もしくはサインインをすると「Epic Games Launcher」のインストーラーがダウンロードできるページに移行するので、保存先を選択。ファイル容量は30MB程度なので、あっという間にダウンロード完了
▲保存したインストーラーを起動し、「Epic Games Launcher」のインストール先を指定しよう。セットアップの所要時間は5分から10分ほど
5. 「Epic Games Launcher」の起動と『フォートナイト』のインストール
▲「Epic Games Launcher」のインストールが完了すると、EPIC GAMESアカウントでのサインインを求められるので、先ほど登録した情報を入力しよう
▲サインアップが完了すると「Epic Games Launcher」の基本ページが表示されるため、トップページまたはストアから『フォートナイト』を選び、「無料」と記されている箇所をクリック
▲エンドユーザーライセンスの規約が表示されるので、内容を確認したうえで「エンドユーザーライセンス契約書に同意します」にチェックを入れて同意をクリックすると、『フォートナイト』のインストールが開始される
■ゲーム情報
タイトル:フォートナイト
開発元:Epic Games(エピックゲームズ)
対応機種・システム:Windows、Mac、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One(海外のみ)、iOS、Android(β版)
課金方式:Amazonアカウント、PayPal
URL:https://www.epicgames.com/fortnite/ja/home