「ガンダムオンライン統合整備計画 2019年8月」が実施された。その直後にガンダムF91が実装され、またひとつ時代が動いた『機動戦士ガンダムオンライン』。


今回は2019年8月21日に実施された統合整備計画について徹底解説しよう。今回の統合整備計画のポイントは以下のとおり。

• ダウンゲージ大幅増加
• シールドの調整
• バズーカや爆風系武器の調整
• チャージ系ビーム・ライフルの調整
• ショットガン系武器の調整
• スロウ、スタン状態異常武器の仕様変更

機体性能について

機体性能で特に重要なのが、ダウンゲージ大幅増加とシールドの強化だ。

■旧ダウンゲージ 怯み / よろけ（空中ダウン）
レベル1 : 500 / 1000
レベル2 : 600 / 1200
レベル3 : 700 / 1400

■新ダウンゲージ 怯み / よろけ（空中ダウン）
レベル1 : 800 / 1600
レベル2 : 800 / 1700
レベル3 : 800 / 1800

■シールド変更点
シールド重量撤廃。シールドは破壊されても完全に大破することなく修理が可能になった。また、シールドで攻撃を受けた際の被ダウンポイントが増加。今まではダウンゲージレベル1と3で大きな差があった。

新システムで怯みまでのダウンゲージが一律800になり、ダウンゲージレベル1と3の差がほとんどなくなった。被弾率が低い反面、ひるみやよろけやすかったダウンゲージレベル1の機体が大幅強化した。

さらにシールドの重量が撤廃となった。シールドが大破しても修理できるため、シールド持ち機体が大幅に強化されたと言える。また、積載量にかなり余裕ができた機体も多く、積載量ボーナスによってダメージ軽減値15%以上つく機体も出てきた。シールドを持たない機体とシールドを持つ機体の差がかなり広がり、もともとシールドを持たない強襲機や強襲以外のカテゴリーと明暗分かれる調整となったと言えるだろう。

武器性能について

武器性能についての大きな変更点は、下記の5種類。簡単に説明すると、爆風武器、チャージ・ビーム・ライフルの射程が短くなりリロードが増加し、しっかりと当てることでよろけや空中ダウンをさせやすくなった。

• 爆風武器の仕様変更
• チャージ・ビーム・ライフルの仕様変更
• ショットガン系武器の強化
• スロウの仕様変更
• 一部スタン武器の効果時間減少

■持ち替えの発生するバズーカ系爆風武器の仕様が大幅変更
射程が短くなりリロード増加、直撃時に与ダウンポイントが増えるようになった。高ダウンポイントのバズーカは直撃させることができればダウンゲージレベル3も一発でよろけ、空中ダウンを狙える武器となった（被ダウンポイント軽減効果を持つ機体を除く）。

▲ハイパー・バズーカ強襲型タイプ

■チャージ・ビーム・ライフルの仕様変更
バズーカ系武器と同じく射程が短くなり、リロード増加し装填数が減少。また武器のダウンポイントが強化された。全体的にデメリットが目立つものの、フルチャージ時のダウンポイントが大幅に強化された。

▲チャージ・ビーム・ライフル

▲同じチャージ・ビーム・ライフルとついていても機体によって性能が違う場合があるので要注意。これは今回調整のある爆風武器、ショットガン武器にも同様。機体ごとに確認しておこう。

■ショットガン系武器の強化
一部機体の所持するショットガンのダウンポイントが強化。しっかりと当てることでひるみ、よろけを奪いやすくなった。

▲ショットガン

▲ショットガンに関しても機体によって威力や弾数、ダウンポイントの違うものが存在する。必ずチェックしておこう。

■スロウの仕様変更
状態異常スロウの変更点は下記のとおり。

• 旧仕様 : ブーストが使用できなくなる
• 新仕様 : ブーストが仕様できるがブースト速度が大幅に減速する（ブーストを消費する行動は旧仕様と同じく使用できない）

スロウの仕様変更により、ネットガンを当てても離脱されやすくなって決定打として機能しにくくなった。旧仕様と同じく、スロウ中は武者頑駄無の天下無双モジュールやダッシュ格闘は使うことができない。

■スタン状態の効果時間短縮
ウミヘビ系、改良ヒートロッド系が持つ状態異常 : スタンの効果時間が短縮。反面、スタングレネード系の効果時間は延長されている。

▲海ヘビ

▲クロスボーン・ガンダムが持つシザー・アンカーも今回の調整対象

機体性能まとめと特別強化（調整）機体について

ダウンゲージレベル1でシールドを持つ機体が大幅強化された。全体的に怯み、よろけがしにくくなった。また、8月21日のアップデートと9月11日のアップデートで統合整備計画とは別に特別調整された機体がいる。

■地球連邦軍
ユニコーンガンダム3号機 フェネクス
νガンダム
デルタプラス
ガンダムAN-01 トリスタン
ガブスレイ
フルアーマーガンダム
ゼク・アイン(第1種兵装)
ムーンガンダム
量産型νガンダム(フィン・ファンネル装備仕様)
ガンダムTR-1(アドバンスド・ヘイズル)
量産型百式改

■ジオン
ユニコーンガンダム3号機 フェネクス
サザビー
ローゼン・ズール
トーリスリッター
カプール
シルヴァ・バレト・サプレッサー
ゼク・アイン(第3種兵装)
バウ(グレミー・トト専用機)
バルギル(ガンダムヘッド＆サイコプレート搭載型)
R・ジャジャ(トワイライトアクシズ)
バウ(量産型)
ヤクト・ドーガ(ギュネイ機)
アッガイ(サンダーボルト)
ギラ・ズール(エリク機）

対象機体が多いので、今回は特別調整があった機体の中でも特に大きな変化があった機体を両軍数機体ピックアップしようと思う。

地球連邦軍

【ガンダムAN-01 トリスタン】

ビーム・ライフル（高出力）のダウンポイントが900に増え、フルチャージで1800のダウンポイントを与えることができるようになった。
直撃させることでダウンゲージレベル3の機体もよろけ、空中ダウンを奪える。追撃武器の両腕部ガトリングガンも性能が大幅強化され、上位コストも一撃必殺できるチャンスを持ったコスト360機体へと変貌した。

【ガブスレイ】

フィダーイン・ライフルのダウンポイントが1200へ増加し、ダウンゲージを大きく削れるようになった。追撃武器である肩部メガ粒子砲やフェダーイン・ライフル（ブラスト弾）も強化され、全体的なパフォーマンスが向上した。

ジオン

【トーリスリッター】

トーリスリッターの弱点であったアーマーが強化。専用モジュールのHADES（トーリスリッター）時の最高速度が15%にアップし、ダッシュジャンプ時のブースト消費量が15%軽減に上昇した。武器全般にも見直しが入り、中でもマシンキャノンと3点式メガ粒子砲は大きく強化され、射撃性能が大幅に向上。コスト360として高機動と火力を併せ持つ機体となった。

【シルヴァ・バレト・サプレッサー】

ビーム・マグナムが補給可能になり、ダウンポイントが950と上昇。フルチャージでダウンポイント1900と驚異のダウンポイント。直撃させることでダウンゲージレベル3の機体もよろけ、空中ダウンを奪える。さらに、追撃武器であるビーム・ライフルも強化され、一撃必殺のチャンスを持ったコスト340機体となった。

R・ジャジャ(トワイライトアクシズ)

専用モジュールのバリアブルモード（TA）が大幅強化。効果時間が15秒へ伸び、最高速度の上昇が10%アップに向上した。さらに「チャージ武器のチャージ時間を短縮する効果」と「状態異常中の機体にダメージアップする効果」というふたつの効果が追加された。

再使用時間が短くなるバリアブルモード（TA）を使った戦闘が格段に行いやすくなった。チャージ・スタンビーム・ライフルの追撃に有効だったSMP(斉射式)も強化され、全体的にパフォーマンスが大幅に向上したと言える。

まとめ

統合整備計画のような大きなアップデート後はチャンス。爆風武器やチャージ・ビーム・ライフルは直撃させることでコスト下位の機体でも上位コストの機体を倒せるチャンスが生まれた。今まで所持しているものの、なかなか登用しにくかった機体が生まれ変わっていたりする。

特に今回は所持している機体の多い爆風武器とチャージ・ビーム・ライフルが大幅仕様変更した。今回取り上げていない機体でも使用感がだいぶ変わった機体も多い。この機会に最近あまり使っていなかった機体にも目を向けてみると面白い発見があるかもしれない。

私も日夜、新たな発見を求めて色々な機体を試行錯誤している最中だ。この記事が新しい発見のきっかけとなれば幸いだ。

それでは戦場でお会いできることを楽しみにしている。

©創通・サンライズ

■しるび
ゲーム歴20年以上の古株ゲーマー。特に対戦ゲームを好み、中でも『機動戦士ガンダムオンライン』に惚れ込み自分で攻略記事を立ち上げるほど。ブロガー、レビュアー、YouTubeストリーマーとして幅広い顔を持つ。
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