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【プロゲーマーShuto選手インタビュー】ウメハラさんやときどさんを乗り越えて一番を目指したい【後編】

目次
  1. 「あんまん」改め「Shuto」誕生
  2. 苦労を共にする若手同士の世代感覚

AXIZ所属の『ストリートファイターV』(以下『ストV』)プレイヤー、Shuto(しゅうと)選手。弱冠21歳でありながら、ここ1年で一気にその存在感を大きくした注目株の選手だ。

前編では格闘ゲームを始めたキッカケ、初めてプロチームに所属してからの話を語ってもらったが、後編では今年から所属となったAXIZのことや「ふ〜ど ガイア」の一員として大活躍した「ストリートファイターリーグ」について、さらに今後どのような活躍を目指しているのかを伺った。

「あんまん」改め「Shuto」誕生

ーー2018年度いっぱいでSCARZとの契約が満了となり、2019年度に入ってからは今のAXIZからスポンサードを受けることになります。プレイヤーネームも、それまで使っていた「あんまん」から、本名のアルファベット表記である「Shuto」(しゅうと)に変更しましたね。

Shuto:はい、SCARZ Youthのプロジェクトが終わった後もプロとして活動したいと思っていたので、AXIZがプレイヤーを募集したときに自分から手を挙げました。


ーー新規にゲーミングチームを立ち上げようというAXIZさんが、まだ21歳でこれから実績を挙げて行こうという自分を選んでくれたのは、嬉しかったんじゃないですか?

Shuto:いやぁ……見る目ありましたよね(と、照れ笑い)。

ーーさすがですね。「ストリートファイターリーグ」などでもShuto選手のそういうところ、いつも楽しませてもらってます(笑)。

Shuto:本当のところを言うと、選んでくれたのはすごくありがたかったですね。所属が決まった後に、他のプレイヤーさんから「じつはあのとき、俺も受けてたんだよ」って聞いたりするんです。皆さん強い人たちなので、自分に近い実力の人たちがいっぱいいた中で自分を取ってくれたっていうのは本当に嬉しかったです。

ーー今も昼間は大学に通われてるんですよね?

Shuto:3年でだいたい単位は取り終わっているんで。今は少なめにしていますね。就職活動するべきなのか、プロゲーマー一本に集中すべきなのかは……ちょっとまだ決断してはいないんですけど、たぶん僕の性格だと、練習時間を減らして他の仕事をして……という道は選べないと思います。

ーー最強を目指しつつも、生活していかなきゃいけないですしね。現在はバイトとかもせず生活自体はできている感じですか。

Shuto:去年は一時期やっていたんですけど、朝バイトして、午前中授業行って、午後から練習場ってことに疲れちゃって。やってやれないことはないんですけど、練習で集中力が落ちるとそれは無駄な時間なので。

ーーでは、今はバイトもやめてやりくりしてる感じですか。

Shuto:最近はイベント出演の仕事なども入ったりしているので、生活はできています。去年は大学の講義も忙しくてお金もなかったので、体もすっごく痩せちゃって。でも、ついにプロ環境での充実した練習ができるようになったんだから、ここで踏ん張らないと、という意識があったので、なんとか乗り切れました。


苦労を共にする若手同士の世代感覚

ーーShuto選手と同じような苦労をしてる同年代は、今はちょっと少ないのかな?

Shuto:そうですね、カワノが同い年なくらいかな。

ーー『ストV』などの格ゲーで活躍している若手プレイヤーって、「俺たちで先輩たちの壁に挑戦していこうぜ!」みたいな仲間意識などはあるんでしょうか?

Shuto:それはありますね。さっきお話しした、僕が対戦会に行き始めたころには、もう若手グループの輪が完成してはいたんです。むしろ若手グループのほうが連帯意識も強くて、最初は年上の人たちのほうが話しかけやすかったくらいです(笑)。

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