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<『オーバーウォッチ』初心者講座>『OW』の基本【OWpedia寄稿記事】【シブゲーアーカイブ】
※本記事は「SHIBUYA GAME」で掲載された記事のアーカイブです。当時の内容を最大限尊重しておりますが、ALIENWARE ZONEへの表記の統一や、一部の情報を更新している部分もございます。なにとぞご了承ください。(公開日:2018年12月1日/執筆:GamerCoach)
【『オーバーウォッチ』初心者講座】『オーバーウォッチ』の基本
『オーバーウォッチ』(以下、OW)は、他のFPSと違ってMOBA + FPSというジャンルのゲームです。そのため、他のFPSと違って自殺する必要があったり、ultという強いスキルが有ります。今回は他のFPSにはない『OW』の基本について解説していきます。集団戦を基本として考える
『OW』は他のFPSと違って1vs1を何度も繰り返してというタイプのゲームではありません。基本的に6vs6の集団戦を1試合で3~7回ほど起こして、それに勝ったか負けたかで結果が決まるゲームです。そのため、他のFPSゲームと違って、1vs3の状況を神エイムで逆転するというシーンはほとんどありません。ランクマッチでリグループが大事と言われる理由は、6vs6の集団戦を起こす回数を1回でも増やすためです。集団戦の流れは、
- 敵と距離を詰める
- 乱戦
- 残党狩りor撤退
1. 敵と距離を詰める
敵との距離を詰める段階で意識すべきことは、キャラクターのリソースを少しでも残すことです。キャラクターのリソースはハルトのシールドだったりウィンストンのジャンプパックだったり、ルシオのスピードブーストだったりといろいろですね。基本的に、距離を詰める方は攻める側(コントロールなら取り返し側)で守る側は待ち構えていればいいので、移動スキルなどはほとんど使いません。そのため距離を詰めるときにハルトのシールドが1000を切っていると、乱戦になった際に相手のハルトに不利をつけられます。出来る限りシールドやヘルス、スキルを保った状態で乱戦に持ち込みたいです。またこの段階で倒されてしまうとランクマの場合、間違いなく下がらないため、5vs6という非常に不利な状況で当たることになります。詰める段階は死なないことを意識しましょう。
2. 乱戦
乱戦中は普通に当たり合いですね。相手を倒して味方をヒールしましょう。3. 残党狩りor撤退
残党狩りは5vs2など乱戦がほぼ決着がついて人数有利になったときに行います。5vs2になったときに意識するべきことは、中途半端に前に残っている敵を倒して相手のリグループを遅らせてかつこちらのultを貯めることです。特にこの残党狩りが初心者の方に欠けている意識だと思います。残党狩りはめちゃくちゃメリットが大きいので、人数差をみながらガンガン前に詰めましょう。前に詰めるためには全員で前に出て火力差をつけたりルシオのスピードをかけて、スピード差をつけるなど相手を逃がさない方法は色々あります。人数差がついたらとにかく前に詰めましょう。
逆に撤退は集団戦に勝てないと思ったらすぐに行いましょう。2vs5の状況で中途半端に前に出ることは何もメリットがありません。ゆっくりと一人ずつ殺されることは本当に最悪なのでやめましょう。むしろ相手が詰めてきてて逃げられないと思ったら諦めて前に出て殺してもらいましょう。大会などで自殺するシーンは相手にultを貯めさせない、かつリグループを早めるためですね。
「ult」というカード
「ult」(アルティメットスキル)も他のFPSにはない『OW』ならではの要素ですね。ultを使う理由は集団戦に勝つためです。これは非常に重要な考え方です。キルを取るためでもいっぱい蘇生させるためでもサージで敵を6人巻き込むためでもなく集団戦に勝つためにultを使います。
集団戦に勝つためには龍撃剣は相手より先に使って1-3人倒して相手に人数差をつけるべきだしグラビトンサージは二人しか巻き込めないとしてもそれで確実に倒せそうなら使うべきだし攻めultはとにかく人数差をつけるために使いましょう。
キルされる=負けじゃない
『OW』は攻撃することが全てではありません。複数人の相手からフォーカスを浴びて生き残れば、それは「相手を二人抑えている」ということになるし、例えそれで倒されたとしても、十分な時間をかせげれば仕事をしたことになります。キルされても問題ない、むしろ逆に勝ち筋になることすらあるということです。
ゼニヤッタで虹彩をもっていたとしても、あえて使わないという判断もあります。十分に人数差がついていて自分が倒されたとしても、残りの仲間がやってくれそうだと思った場合、ultをセーブするという判断も重要です。
結局6vs6として考えて、自分が死んだとしても味方が仕事をして集団戦に勝てればOKなので、自分を1つのコマとして見るという考えも重要ですね。
俯瞰して局所的な人数差を考える
これは慣れないと難しいんですが、今何人仕事できていて、誰が仕事できていないかという、上から戦いを俯瞰するような視点をもって集団戦を行うことは重要です。例えば、ウィンストンで誰かに突っ込むときに後ろにラインハルトがいたとしましょう。その場合、後ろのラインハルトは前のウィンストンに対してカバーも援護もできません。ルシオもほとんど同様ですね。
そして、突っ込んだ先で何人の相手がカバーに来れるのか? 突っ込んで自分は生きて帰れるのか? 味方のアナの射線は通っていて、突っ込んだ先でヒールはもらえるのか? という、誰が自分に対してアプローチしてきて、どの味方が自分をカバーできるのかという実質的な人数差を頭のなかでイメージしましょう。
ウィンストンで後ろのアナ、ゼニヤッタなどのヒーラーに突っ込む時、相手はほぼ全員がそのウィンストンに対してアプローチできます。逆に味方はソルジャーやアナ、トレーサーなどの、機動力があるか遠距離までアクセスできるヒーローのみが仕事できます。
意思疎通のしにくいランクマッチでは、味方がなんとなくこれをやりたいのかな、と予想して動くことを意識できるようになりたいですね。
初心者の配信で見ていて思うのが、味方をカバーできないタイミングでウィンストン単騎で突っ込んで死ぬシーンを良く見かけます。これはタイミングの問題ですね。味方の位置や敵の交戦具合を見ながら、前のヒーローが仕事していて他の敵がカバーしにくいタイミングで突っ込むこと(=ウィンストンが過度のフォーカスを受けない)ができるようなタイミングを見極めることができればいいです。
まとめ
いろいろ書きましたが、結局は全て、「集団戦に勝つ」という基本的な考えがあって、そのためにどうすべきかということを書いています。そのために最も大事で簡単に実行できることは、リグループのために味方を待つことです。一人で突っ込むのはダメで、味方を待つことが必要なのが『OW』なので、まずはそれを覚えましょう。GamerCoach
https://gamercoach.jp/