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40歳で『レインボーシックス シージ』の実況担当に。独学で試行錯誤の連続だった日々【『R6S』キャスター ともぞう氏インタビュー前編】
2015年に発売されたタクティカルシューター『レインボーシックス シージ』(以下、R6S)。2021年で正式サービス開始から6年目を迎える『R6S』は、今もなお競技シーンで一定の盛り上がりを見せている。
2020年より続く新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けてeスポーツプログラムの一部が変更されたものの、2021年度よりNTTドコモが主催する国内リーグ「Rainbow Six Japan League」(以下、RJL)が始動。3月~9月までの半年間に渡り、合計8チームが優勝を目指さんと矛を交えている。
その光景を的確に見据え、コミュニティへわかりやすく伝えているのが、『R6S』の公式キャスター・ともぞう氏だ。
今回はキャスターとして『R6S』シーンに関わる(2018年8月~)ともぞう氏へインタビューを実施。前編ではゲームとの出会いや『R6S』にハマった経緯をはじめ、eスポーツ業界に身を投じた理由、試合を表現する上での実況スタイルについてお届けする。
●40歳で『レインボーシックス シージ』の実況担当に。独学で試行錯誤の連続だった日々【『R6S』キャスター ともぞう氏インタビュー前編】
『ドラクエIII』にハマった少年時代、
――最初にパーソナルな部分から聞かせてください。ご出身はどちらでしょうか?
ともぞう:出身は四国の徳島県です。18歳まで地元にいて、19歳の時に大学進学のため、地元を離れました。東京へ出たのは25歳で、就職のために上京しました。
――就職先は公言されている「株式会社ポケモン」でしょうか?
ともぞう:ポケモンに入ったのは33歳ぐらいのときですね。それこそ『ポケモン GO』(スマートフォン向けアプリ)が出来た年には在籍していたので、当時の盛況ぶりは凄かったです。「これが社会現象なのか」と。現在はフリーランスとして『R6S』公式キャスターの傍ら、昼間はWebマーケティングの仕事などをしています。
――ゲームとの出会いを教えてください。
ともぞう:最初の記憶はファミリーコンピュータ(ファミコン)。どういう経緯で買ってもらえたかは覚えていませんが、小学校1~2年だったと思います。当時はファミコンが大ブームだったし、みんなが持っていて当たり前の時代でした。僕の家が小学校から近かったこともあり、放課後に友だち同士で集まって『スーパーマリオブラザーズ』をやったり、対戦ゲームを遊んだりしていました。
と言っても、ゲームだけをやり込んでいたわけではありません。小・中・高とサッカーが大好きでずっと運動漬けだったので。今の若いプロゲーマーの選手たちと比べると、やはりゲームを触っていた時間は圧倒的に少なかったと思います。
――ゲームは数ある遊びの中のひとつだったのですね。当時ハマった作品は覚えていますか?
ともぞう:一番やっていたのは『ドラゴンクエストIII』です。あの作品は僕らの世代では一番カルチャーショックを受けたタイトルなんじゃないかな。ファミコンのハードスペックを引き出した感じもありますし、『ドラクエI』『ドラクエII』よりも前の話というストーリー設定も奥深さがある。本当にレベル99になるまで死ぬほどやりましたし、最も多感な時期に受けた影響という意味では『ドラクエIII』がパッと思い浮かびます。
逆に大人になってから一番ハマったのは、やっぱり『R6S』ですね。
ともぞう:じつはユービーアイソフトさんから出ていた『フォーオナー』がキッカケでした。ソフトを購入した際にフリーウィークエンド(週末限定で特定タイトルが無料で遊べるキャンペーン)のチラシがあり、そのチラシで初めて『R6S』という作品名を知りました。
『フォーオナー』のテクニックを学ぶために「2BRO.」(ゲーム実況グループ)さんの動画を見ていたのですが、弟者さんと兄者さんが『R6S』を熱心にプレイしていて、「めちゃくちゃ面白そうだし、無料だったらやってみよう」と奮起してPlayStation 4版をプレイしました。
――それまでにFPSのプレイ経験はありましたか?
ともぞう:家庭用ゲーム機(CS)で『コール オブ デューティ』(CoD)シリーズを少し触った程度ですね。ユービーアイソフトさんのゲームだと『アサシン クリード』シリーズ辺りしかプレイしていなかったし、『レインボーシックス ベガス』(R6S以前の過去シリーズ)も接点が無かったんですよ。
今は『CoD』や『Apex Legends』も遊んだりしますけど、ドハマりしたのは『R6S』です。
――ともぞうさんから見た『R6S』の魅力を聞かせてください。
2020年より続く新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けてeスポーツプログラムの一部が変更されたものの、2021年度よりNTTドコモが主催する国内リーグ「Rainbow Six Japan League」(以下、RJL)が始動。3月~9月までの半年間に渡り、合計8チームが優勝を目指さんと矛を交えている。
その光景を的確に見据え、コミュニティへわかりやすく伝えているのが、『R6S』の公式キャスター・ともぞう氏だ。
今回はキャスターとして『R6S』シーンに関わる(2018年8月~)ともぞう氏へインタビューを実施。前編ではゲームとの出会いや『R6S』にハマった経緯をはじめ、eスポーツ業界に身を投じた理由、試合を表現する上での実況スタイルについてお届けする。
●40歳で『レインボーシックス シージ』の実況担当に。独学で試行錯誤の連続だった日々【『R6S』キャスター ともぞう氏インタビュー前編】
『ドラクエIII』にハマった少年時代、
『R6S』にのめり込んだ大人時代
――最初にパーソナルな部分から聞かせてください。ご出身はどちらでしょうか?ともぞう:出身は四国の徳島県です。18歳まで地元にいて、19歳の時に大学進学のため、地元を離れました。東京へ出たのは25歳で、就職のために上京しました。
――就職先は公言されている「株式会社ポケモン」でしょうか?
ともぞう:ポケモンに入ったのは33歳ぐらいのときですね。それこそ『ポケモン GO』(スマートフォン向けアプリ)が出来た年には在籍していたので、当時の盛況ぶりは凄かったです。「これが社会現象なのか」と。現在はフリーランスとして『R6S』公式キャスターの傍ら、昼間はWebマーケティングの仕事などをしています。
――ゲームとの出会いを教えてください。
ともぞう:最初の記憶はファミリーコンピュータ(ファミコン)。どういう経緯で買ってもらえたかは覚えていませんが、小学校1~2年だったと思います。当時はファミコンが大ブームだったし、みんなが持っていて当たり前の時代でした。僕の家が小学校から近かったこともあり、放課後に友だち同士で集まって『スーパーマリオブラザーズ』をやったり、対戦ゲームを遊んだりしていました。
と言っても、ゲームだけをやり込んでいたわけではありません。小・中・高とサッカーが大好きでずっと運動漬けだったので。今の若いプロゲーマーの選手たちと比べると、やはりゲームを触っていた時間は圧倒的に少なかったと思います。
――ゲームは数ある遊びの中のひとつだったのですね。当時ハマった作品は覚えていますか?
ともぞう:一番やっていたのは『ドラゴンクエストIII』です。あの作品は僕らの世代では一番カルチャーショックを受けたタイトルなんじゃないかな。ファミコンのハードスペックを引き出した感じもありますし、『ドラクエI』『ドラクエII』よりも前の話というストーリー設定も奥深さがある。本当にレベル99になるまで死ぬほどやりましたし、最も多感な時期に受けた影響という意味では『ドラクエIII』がパッと思い浮かびます。
逆に大人になってから一番ハマったのは、やっぱり『R6S』ですね。
『R6S』の魅力はシンプルな”ジャンケン構造”
――『R6S』との出会いを教えてください。ともぞう:じつはユービーアイソフトさんから出ていた『フォーオナー』がキッカケでした。ソフトを購入した際にフリーウィークエンド(週末限定で特定タイトルが無料で遊べるキャンペーン)のチラシがあり、そのチラシで初めて『R6S』という作品名を知りました。
『フォーオナー』のテクニックを学ぶために「2BRO.」(ゲーム実況グループ)さんの動画を見ていたのですが、弟者さんと兄者さんが『R6S』を熱心にプレイしていて、「めちゃくちゃ面白そうだし、無料だったらやってみよう」と奮起してPlayStation 4版をプレイしました。
――それまでにFPSのプレイ経験はありましたか?
ともぞう:家庭用ゲーム機(CS)で『コール オブ デューティ』(CoD)シリーズを少し触った程度ですね。ユービーアイソフトさんのゲームだと『アサシン クリード』シリーズ辺りしかプレイしていなかったし、『レインボーシックス ベガス』(R6S以前の過去シリーズ)も接点が無かったんですよ。
今は『CoD』や『Apex Legends』も遊んだりしますけど、ドハマりしたのは『R6S』です。
――ともぞうさんから見た『R6S』の魅力を聞かせてください。
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