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ゲーミングPCのグラフィックボード(GPU)の選び方は? 型番の読み方や性能比較方法も紹介【ゲーミングPCの基礎知識】

ゲーミングPCを構成するパーツのなかで、GPUがとくに重要とされている。GPUはグラフィックの品質やフレームレートなどに影響し、PCゲームをプレイするにあたって重要なパーツの1つだ。

この記事では、GPUの役割やグラフィックボードとの違い、各メーカーごとの特徴などについてご紹介する。

GPUの役割とグラフィックボードとの違い

ゲーミングPCを購入するにあたり、GPUがどのような役割を果たすのか知る必要がある。また、GPUはグラフィックボードの別名で同じものと思われがちだが全くの別物だ。

ここではGPUの役割とグラフィックボードとの違いについてご紹介する。

GPUの役割

GPUは、正式名称を「Graphics Processing Unit」といい、その名のとおり画像や3Dグラフィックの処理を行うパーツだ。

CPUがPCの処理全般を担当するのに対して、GPUは画像処理に特化しており、ゲーミングPCを選ぶにあたり特に重要なパーツとされている。

GPUとグラフィックボードの違い

GPUは半導体チップであり、グラフィックボードを構成するパーツの1つだ。グラフィックボードは、「ビデオカード」や「グラフィックカード」などとも呼ばれているが、基本的には同じものを指す。

ユーザーの多くが製品として目にしているのは、おそらくグラフィックボードだろう。核となるGPUや冷却を行うファン、モニターに接続するためのインターフェースなどで構成されている。


主なGPUメーカーの特徴

GPUメーカーは、NVIDIAとAMDが2大メーカーとして君臨している。ここでは、主なGPUメーカーの特徴をご紹介する。

NVIDIA(エヌビディア)

NVIDIAは1993年にアメリカで設立された半導体メーカーで、GPU業界の最大手として知られている。ゲーミングPCではお馴染みの「GeForce」シリーズの開発を行っており、多くのゲーミングPCで採用されるGPUブランドだ。

最近では、ディープラーニングなどの分野でもNVIDIAのテクノロジーが活用されている。

AMD(エーエムディー)

AMDは、正式名称を「Advanced Micro Devices」というアメリカの半導体メーカーだ。設立は1969年で、Radeonシリーズの開発を行っており、NVIDIA社のGeForceシリーズに劣らない性能を持っている。

もともとはインテルのCPUの生産を行っていたが、カナダのATIを買収してからGPUの開発・販売も行うようになっていく。現在は世界トップのインテルに次ぐシェア数を誇る。

Intel(インテル)

1968年創業の老舗半導体メーカーであるインテルもGPUチップを開発しているメーカーのひとつ。以前はIntel名義でのグラフィックボードも手がけていたが、性能面で折り合わず販売は中止となった。

その後CPU内蔵チップとして「Iris」などのGPUを開発・製造してきたが、2021年に約20年ぶりとなるグラフィックボード「DG1」を発表。そして「Intel Arc」という新シリーズをリリースした。


グラフィックボードメーカーの特徴

グラフィックボードを生産するメーカーは数多く存在し、同じモデルであってもメーカーによって特徴や値段、見た目などが大きく異なる。先ほどご紹介した主要GPUメーカー2社が半導体チップを開発し、それをもとにメーカーがグラフィックボードの生産を行っている。

ここでは、Alienwareシリーズでも搭載可能なデュアルファンタイプのグラフィックボードの生産を行うメーカーと、代表的な製品を紹介しよう。

ASUS(エイスース)


グラフィックボードメーカーのなかでもトップクラスの知名度と信頼性を誇るのが台湾のASUSだ。デザインと性能が高く評価されており、その分やや高めの値段設定となっている。

ASUS DUAL-RTX3070-O8G
https://www.asus.com/jp/Motherboards-Components/Graphics-Cards/Dual/DUAL-RTX3070-O8G/

MSI(エムエスアイ)


MSI(MicroStar International)は、PCパーツやゲーミングノートPCなどで人気のあるメーカーの1つだ。グラフィックボードでは静音性と冷却性能に優れており、デザインにも特徴のある製品が多いことで知られている。

GeForce RTX™ 3070 VENTUS 2X OC
https://jp.msi.com/Graphics-Card/GeForce-RTX-3070-VENTUS-2X-OC

玄人志向(くろうとしこう)/GALAKURO(ガラクロ)



玄人志向は日本のグラフィックボードメーカーで、サングラスを掛けた男性のロゴが特徴的だ。ゲーミングブランドは「GALAKURO」という名称で、価格が安い製品が多く、なるべくコストを抑えたいという方におすすめできる。

GALAKURO NVIDIA GEFORCE RTX 3070 Ti 搭載 PCI-Express グラフィックボード
https://www.kuroutoshikou.com/product/graphics_bord/nvidia/gk-rtx3070ti-e8gb_white/

GIGABYTE(ギガバイト)


GIGABYTEは台湾のPCパーツメーカーで、他社と比較して価格が安いことが特徴だ。「AORUS」というブランド名を持つ製品には「WATERFORCE」という水冷技術が採用されているグラフィックボードも存在するので、気になる方はぜひチェックしてみてほしい。

AORUS GeForce RTX™ 3080 XTREME WATERFORCE 10G (rev. 2.0) rev. 1.0
https://www.gigabyte.com/jp/Graphics-Card/GV-N3080AORUSX-W-10GD-rev-20#kf

ZOTAC(ゾタック)


ZOTACは香港のグラフィックボードメーカー。他社と比較して小型な商品が多く、非常に省スペースな点が特徴だ。性能に対して価格も安くなっているのでコストパフォーマンスも非常に良い。

ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge OC LHR
https://www.zotac.com/jp/product/graphics_card/zotac-gaming-geforce-rtx-3070-twin-edge-oc-lhr

ELSA(エルザ)


ドイツELSA AG社と日本のテクノロジー・ジョイント株式会社の合弁により誕生したELSA。その後日本側が100%子会社となり、国内ではエルザジャパンとして販売を行っている。GPUだけでなくサーバーやワークステーション、VRゴーグルなど多岐にわたる商材を扱う。2連ファンのグラフィックボードについては、RTX3060まで発売中。

ELSA GeForce RTX 3060 Ti ERAZOR LHR
https://www.elsa-jp.co.jp/products/detail/geforce-rtx-3060-ti-erazor-lhr/

型番の読み方


GPUの型番からは大まかな性能を読み取ることができる。NVIDIAなら「NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti」、AMDなら「AMD Radeon RX 6900 XT」、Intelなら「Intel Arc A770」が型番にあたる。

クラスやシリーズなどに分類して紹介しているが、決まった呼び名は存在しないため参考程度に見てほしい。


ブランド

ブランド名は、NVIDIAなら「GeForce」や「Quadro」、AMDなら「Radeon」、Intelなら「Arc」にあたる。

クラス

クラスは、NVIDIAなら「RTX」、AMDなら「RX」、Intelなら「A」にあたる。

他にも、NVIDIAは「GTX」とその下位モデルである「GT」、が、AMDは「R9」といったクラスが存在する。

シリーズ

シリーズは、NVIDIAなら「30」、AMDなら「6」、Intelなら「700」の部分にあたる。

数字の大きいものほど最新のGPUであり、NVIDIAは「30」シリーズ、AMDは少し異なり「6000」シリーズ、Intelは「A700」シリーズと呼ばれることが多い。

モデル

モデルは、NVIDIAなら「80Ti」、AMDなら「900XT」、Intelなら「70」にあたり、同じシリーズにおいてこの数字が大きいほど性能が高い。

NVIDIAの「Ti」とは「Titanium」の略で、この文字が付いたモデルは無印のものと比べて性能が向上している。ただし、「RTX 3060Ti」の後に発売された「RTX 3060」のように、必ずしも「Ti」の付くモデルが最新・強化版ではない点には注意が必要だ。

マイニング性能を制限した「LHR」モデルとは

ビットコインの高騰などによるマイニング需要の増加により、一時グラフィックボードが品薄状態となったことがある。これを受けてメーカーは、ゲーマーが購入しやすくするためにハッシュレートを制限した「LHR」モデルを販売した。

「LHR」とは「Lite Hash Rate」の略称で、意図的に仮想通貨のマイニングなどに使用した際だけパフォーマンスが低下するようにチューニングされている。

気になるのはゲームへの影響だが、「LHR」モデルはグラフィック品質やフレームレートへの影響は一切ないとのこと。なので、純粋にゲームを楽しみたいなら「LHR」モデルでまったく問題ない。

性能比較表を利用してメーカーを超えたGPUの比較が可能

同じメーカーのGPUは型番をチェックすることで大まかな性能を比較できるが、異なるGPUメーカーとなると判断が難しいだろう。

そこで役に立つのが、ベンチマークソフトメーカーが公開している性能比較表。これらを利用することで簡単に比較が可能だ。

↑「UL Benchmarks GPU」で検索

UL Benchmarksは「3DMark」というベンチマークソフトを提供しており、公式サイトでは性能比較表を公開している。

こちらの性能比較表は最新のGPUにも対応しているので、とくにおすすめだ。

GPUの選び方

スペックはわかっても、実際にプレイするとなると気になるところも出てくる。そこでここからは、GPUを選ぶ際にチェックしたい要素をご紹介する。

プレイしたいゲームのシステム要件をチェック

GPUを選ぶ際は、システム要件を必ずチェックしておきたい。性能が不足している場合、フレームレートが低下し動作が不安定となり、起動すらしない可能性もある。

公式サイトにはシステム要件や必要動作環境などが記載されているので、ぜひ参考にしてほしい。

価格

価格についても押さえておきたいポイントだ。最新のグラフィックボードほど価格も高くなるため、予算と相談する必要がある。メーカーが異なってもチップ自体の性能は変わらない。

接続端子

接続端子についても確認しておきたい。複数のモニターを使用したい場合は、使用するモニターの数だけ対応した端子が必要となる。「DisplayPort」や「HDMI」などさまざまな種類が存在しているため、接続方法をチェックしよう。

冷却性能

GPUへの負荷が大きくなると熱が発生し、性能が低下するおそれがある。そこで冷却性能が重要だ。一般的なファンを利用したものや水冷式などが存在するので、最適なものを選択したい。過去には2枚のGPUを組み合わせた「SLI」モデルや、水冷モデルも存在していたが、現在のAlienwareはオーソドックスなファンタイプしかない。

消費電力

高性能なグラフィックボードほど消費電力も高くなる傾向にある。電源容量が少ない場合にはPCが起動しないこともあるため、電源ユニットを確認して出力不足にならないようにしたい。特に、より高性能なグラフィックボードに換装したい時には、より電源が必要になることも多いため、配慮したい。

AlienwareシリーズはNVIDIAとAMDのGPUを搭載

現行のAlienwareシリーズのゲーミングPCは主に、NVIDIA社のGPUを搭載している。いずれも市販品ではなくデルオリジナルのデザインと検証が行われている。

もちろん、CPUやメモリについてもBTO(Build To Order)は可能なので、ぜひチェックしてみてほしい。

まとめ

今回は、ゲーミングPCにおいて重要なGPUの基礎知識や選び方についてご紹介した。

GPUは、型番をチェックすることで大まかな性能を比較でき、性能比較表を調べることでメーカーの異なるGPUでも比較が可能だ。ゲーミングPCを購入する際の参考にしてほしい。

Alienwareシリーズで選択できるGPU一覧(2022年11月現在)

●デスクトップPC
●ノートPC


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