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【PUBG JAPAN SERIES βリーグ】Phase2 Day6:全9試合のサバイバル、ついに閉幕! 勝利に輝いたチームはいったい……
DMM GAMESが主催する『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(以下、『PUBG』)の公式大会「PUBG JAPAN SERIES」(以下、「PJS」)。6月16日から開幕した「βリーグ Phase2」の最終日となる「Day6(Round7~9)」が6月30日に開催された。
6戦が終了したDay5までのリザルトでは、Crest Gaming Xanadu(当時6位)とROX Orcas Blue(当時8位)の2チームが首位のRascal Jesterを3位に後退させ、9位だったZaphkiel Gamingが4位に上昇するなど、3位以下のチームが上位に躍り出る結果となった。
「ドン勝に一番の名誉がある」というルールとポリシーによって定められたドン勝=500ポイントという点数は、これまでにも何度かの逆転劇を生み出してきたが、順位を変動させるチャンスも最終戦の3試合(Round7~9)のみ。“PUBG日本最強”という名誉を手中に収めたチームは果たして……!?
【Round 7】Zoo Gaming / Penguin、怒涛の19キル!
▲試合後のインタビュー「終盤は生き残っている他プレイヤーを倒していきました。キル数の多いドン勝をあまり取ることができなかったので嬉しいです」
▲試合後のインタビュー「USG-Hyster1cJamが別ポジションで撃ち合いをしてくれていたのが良かったです。建物より高所を取りつつ、次に行けるところを目で確認しながら動くことを意識しました」
泣いても笑ってもβリーグ最後の戦いとなったRound9。Round8をドン勝したCrest Gaming Xanaduの快進撃はとどまることを知らないが、トータルリザルトの2位に位置するCrest Gaming Windfallに対し、ドン勝とキル数の合算ポイントでの逆転を狙うのはRascal Jester、Zoo Gaming / Penguin、SunSister Suicider’sだ。
しかし、中盤戦では運命のイタズラか、この3チームによる戦いがパルス際で勃発。銃撃戦の末、Zoo Gaming / Penguinが抜きん出たものの、移動先の建物を陣取っていたZaphkiel Gamingによって殲滅されてしまう……。
そんなZaphkiel Gamingだが、終盤戦では野良連合 Grim Reaperと対峙。野良連合 Grim Reaperの各選手が待機する斜面に向けて、Fairy選手が車両移動で視察し、それに続いてAmyuzuki選手とMelfy選手も攻め込む。しかし、フィールドを幅広く見回していた野良連合 Grim Reaperが射程圏内で次々とダウンを取り、Round9のドン勝を納めた。
▲試合後のインタビュー「Day1でドン勝を取ってから苦しい試合が続いた中で、ランキングのトップは取れなくても、ドン勝でキレイに終わろうと話をしていたので、気持ち的に良かったと思います」
Class1の最終結果。SengokuGamingDestroy、Astro9、CYCLOPS athlete gaming、THE SHABLES、ISG Albatorss Bloom、Gaming Team AEGISの6チームがClass 2に降格。特にTHE SHABLESはPhase1で優勝した実績があるだけに、YouTubeのチャット欄でも惜しむコメントが多く書き込まれていたが、「また戻ってこられるように頑張りたいと思います」と、再起を誓った。
なお、Class2からはDetonatioN Gaming、PNG ADELIAE、PENTAGRAM Acri、Avengers、Naturals北海道、PUBGRU savageの6チームがClass1へ昇格。次期リーグでの下剋上に期待したい。
5090ポイントという大量点を獲得したCrest Gaming Xanaduは堂々たる結果を残して総合優勝。4550ポイントのCrest Gaming Windfallが2位に続き、なんとCrest Gamingによる1-2フィニッシュという結果に。Round 8終了時点では冗談交じりに予想されていたが、まさかの現実となった。
▲PUBG Global Invitational 2018への切符を手にしたCrest Gaming Xanadu(下段)とCrest Gaming Windfall(上段)
試合後のOooDa氏からのインタビューでは「ここまで来られるとは思っていなかったので、頑張ってきて本当に良かったです。Crest Gamingの2チームで『PUBG Global Invitational 2018』に行けるのは本当に最高の結果になったと思うので、ドイツでもドン勝を取れるように頑張ります」(Crest Gaming Xanadu)、「Round 9は最下位で終わってしまったので肝を冷やしていたのですが、ドイツ行きの切符を手に入れることができて嬉しい気持ちでいっぱいです」(Crest Gaming Xanadu)と喜びをかみしめていた。
なお、両チームは7月25日からドイツで開催されるPUBG Corp.主催の世界大会「PUBG Global Invitational 2018」の出場権を獲得。本戦でも見せたチームワークの良さや陣形の取り方で、ぜひ好成績を残してほしい。
OooDa氏(@oooda)
「αリーグでは各チームの戦い方が毎回決まっていたんですが、βリーグになってからは日によって戦い方を変えてきたり、“こういう動きをするんだな”っていうチームの個性が出てきたので、いい意味でも悪い意味でも楽しかったです。前までは自分たちの個性を他チームに押し付けるような……たとえばですが『この地形・建物は俺たちの縄張りだからお前たち絶対近寄るなよ』っていう動きをリーグや練習試合で植え付け、自分たちが戦いやすいようにしていたので、そういったところは選手たちも成長・進化し、本当にプロの戦いになったなと感じました。
実況に関しては『この選手ってどういう動きをするのかな?』と常に手探りでしたが、ポジション取りを真っ先に行うZoo Gaming / PenguinのPlayerJP選手や、撃ち合いに強いSunSister Suicider'sのCrazySam選手といった個性の強いプレイヤーたちが頭角を現してきたことにより、私はそのインパクトを実況で与えられるようになりました。ファンの方々はもちろん、詳しく知らない視聴者の方でも『この選手はこういう特徴があるんだ』とわかってもらえることで、より楽しんで見てもらえるようになったのかなと思います。次回のリーグも実況したいので、皆さま、よろしくお願いします!(笑)」
SHAKA氏(@avashaka)
「αリーグ初期はどのチーム、選手もある程度、十分な物資を手に入れてから安全地帯に向かうというムーブが多く見受けられました。ですが、いろんなチームが出てきたことによって、最低限の防具を身に着けて倍率スコープの有無にかかわらず安全地帯へ向かうチームがいたり、パルスの収縮が始まったときにパルス際で移動することが王道とされていたんですが、βリーグのPhase1では中央付近にめちゃくちゃ集まったという事例もあるので、戦況に応じてどういうムーブで展開していくかっていうことが『PUBG』におけるチームの強さにつながると感じています。ただ、これは“進化”ではなく“動きの違い”だと思っていますね。
次期リーグへの期待について、現段階でかなりのチームの実力が拮抗してきているので、ポイントの開きがなくなってきたんですよね。最近の解説でもキルポイントにも触れているんですが、今後『PUBG』のグローバルルールが決まったとき、そのルールって必ず何かしら変わると思うんです。このまま続くというのはちょっと考えづらいので、大きく変わったルールに適応できるチームとできないチームが出てくると思います。その時代に強くなっていくチームがどこなのか、僕はひとりで想像して楽しんでいるので(笑)、そこが現実になったとき、視聴者の方々にも楽しめるポイントになってくるんじゃないでしょうか」
PJSの次期リーグ開催については後日発表されるとのこと。新たな戦いの幕が上がるまで熱気を高めておこう。
■関連リンク
PUBG JAPAN SERIES
https://pubgleague.dmm.com/
DMM GAMES『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』
http://pubg.dmm.com/
6戦が終了したDay5までのリザルトでは、Crest Gaming Xanadu(当時6位)とROX Orcas Blue(当時8位)の2チームが首位のRascal Jesterを3位に後退させ、9位だったZaphkiel Gamingが4位に上昇するなど、3位以下のチームが上位に躍り出る結果となった。
「ドン勝に一番の名誉がある」というルールとポリシーによって定められたドン勝=500ポイントという点数は、これまでにも何度かの逆転劇を生み出してきたが、順位を変動させるチャンスも最終戦の3試合(Round7~9)のみ。“PUBG日本最強”という名誉を手中に収めたチームは果たして……!?
【Round 7】Zoo Gaming / Penguin、怒涛の19キル!
▲試合後のインタビュー「終盤は生き残っている他プレイヤーを倒していきました。キル数の多いドン勝をあまり取ることができなかったので嬉しいです」
【Round 8】高所を取るという作戦勝ちを果たしたCrest Gaming Xanadu
▲試合後のインタビュー「USG-Hyster1cJamが別ポジションで撃ち合いをしてくれていたのが良かったです。建物より高所を取りつつ、次に行けるところを目で確認しながら動くことを意識しました」
《注目の1戦!》【Round 9】野良連合 Grim Reaper、チームの意地で一矢報いる
泣いても笑ってもβリーグ最後の戦いとなったRound9。Round8をドン勝したCrest Gaming Xanaduの快進撃はとどまることを知らないが、トータルリザルトの2位に位置するCrest Gaming Windfallに対し、ドン勝とキル数の合算ポイントでの逆転を狙うのはRascal Jester、Zoo Gaming / Penguin、SunSister Suicider’sだ。
しかし、中盤戦では運命のイタズラか、この3チームによる戦いがパルス際で勃発。銃撃戦の末、Zoo Gaming / Penguinが抜きん出たものの、移動先の建物を陣取っていたZaphkiel Gamingによって殲滅されてしまう……。
そんなZaphkiel Gamingだが、終盤戦では野良連合 Grim Reaperと対峙。野良連合 Grim Reaperの各選手が待機する斜面に向けて、Fairy選手が車両移動で視察し、それに続いてAmyuzuki選手とMelfy選手も攻め込む。しかし、フィールドを幅広く見回していた野良連合 Grim Reaperが射程圏内で次々とダウンを取り、Round9のドン勝を納めた。
▲試合後のインタビュー「Day1でドン勝を取ってから苦しい試合が続いた中で、ランキングのトップは取れなくても、ドン勝でキレイに終わろうと話をしていたので、気持ち的に良かったと思います」
【Day 6リザルト】Crest Gaming Xanaduのぶっちぎりな快進撃!
Class1の最終結果。SengokuGamingDestroy、Astro9、CYCLOPS athlete gaming、THE SHABLES、ISG Albatorss Bloom、Gaming Team AEGISの6チームがClass 2に降格。特にTHE SHABLESはPhase1で優勝した実績があるだけに、YouTubeのチャット欄でも惜しむコメントが多く書き込まれていたが、「また戻ってこられるように頑張りたいと思います」と、再起を誓った。
なお、Class2からはDetonatioN Gaming、PNG ADELIAE、PENTAGRAM Acri、Avengers、Naturals北海道、PUBGRU savageの6チームがClass1へ昇格。次期リーグでの下剋上に期待したい。
【βリーグ トータルリザルト】「まさか」の予想が事実になった衝撃
5090ポイントという大量点を獲得したCrest Gaming Xanaduは堂々たる結果を残して総合優勝。4550ポイントのCrest Gaming Windfallが2位に続き、なんとCrest Gamingによる1-2フィニッシュという結果に。Round 8終了時点では冗談交じりに予想されていたが、まさかの現実となった。
▲PUBG Global Invitational 2018への切符を手にしたCrest Gaming Xanadu(下段)とCrest Gaming Windfall(上段)
試合後のOooDa氏からのインタビューでは「ここまで来られるとは思っていなかったので、頑張ってきて本当に良かったです。Crest Gamingの2チームで『PUBG Global Invitational 2018』に行けるのは本当に最高の結果になったと思うので、ドイツでもドン勝を取れるように頑張ります」(Crest Gaming Xanadu)、「Round 9は最下位で終わってしまったので肝を冷やしていたのですが、ドイツ行きの切符を手に入れることができて嬉しい気持ちでいっぱいです」(Crest Gaming Xanadu)と喜びをかみしめていた。
なお、両チームは7月25日からドイツで開催されるPUBG Corp.主催の世界大会「PUBG Global Invitational 2018」の出場権を獲得。本戦でも見せたチームワークの良さや陣形の取り方で、ぜひ好成績を残してほしい。
【実況・OooDa氏、解説・SHAKA氏が振り返るβリーグ】
日本国内における『PUBG』のプロリーグ設立を目標に開催された「PJS」だが、2月からのαリーグと5月からのβリーグを通じ、各チームの作戦や選手の動き、クセなどがわかるようになってきた人も少なくないだろう。それはYouTubeやOPENREC.tvでの配信におけるOooDa氏の実況とSHAKA氏の解説が的確であったからにほかならない。各試合を現場で見続けてきたお二人から見て、αリーグからβリーグにかけて大きく変化したと感じられたポイントはどこにあったのだろうか? 次期リーグに寄せる期待と併せて伺った。OooDa氏(@oooda)
「αリーグでは各チームの戦い方が毎回決まっていたんですが、βリーグになってからは日によって戦い方を変えてきたり、“こういう動きをするんだな”っていうチームの個性が出てきたので、いい意味でも悪い意味でも楽しかったです。前までは自分たちの個性を他チームに押し付けるような……たとえばですが『この地形・建物は俺たちの縄張りだからお前たち絶対近寄るなよ』っていう動きをリーグや練習試合で植え付け、自分たちが戦いやすいようにしていたので、そういったところは選手たちも成長・進化し、本当にプロの戦いになったなと感じました。
実況に関しては『この選手ってどういう動きをするのかな?』と常に手探りでしたが、ポジション取りを真っ先に行うZoo Gaming / PenguinのPlayerJP選手や、撃ち合いに強いSunSister Suicider'sのCrazySam選手といった個性の強いプレイヤーたちが頭角を現してきたことにより、私はそのインパクトを実況で与えられるようになりました。ファンの方々はもちろん、詳しく知らない視聴者の方でも『この選手はこういう特徴があるんだ』とわかってもらえることで、より楽しんで見てもらえるようになったのかなと思います。次回のリーグも実況したいので、皆さま、よろしくお願いします!(笑)」
SHAKA氏(@avashaka)
「αリーグ初期はどのチーム、選手もある程度、十分な物資を手に入れてから安全地帯に向かうというムーブが多く見受けられました。ですが、いろんなチームが出てきたことによって、最低限の防具を身に着けて倍率スコープの有無にかかわらず安全地帯へ向かうチームがいたり、パルスの収縮が始まったときにパルス際で移動することが王道とされていたんですが、βリーグのPhase1では中央付近にめちゃくちゃ集まったという事例もあるので、戦況に応じてどういうムーブで展開していくかっていうことが『PUBG』におけるチームの強さにつながると感じています。ただ、これは“進化”ではなく“動きの違い”だと思っていますね。
次期リーグへの期待について、現段階でかなりのチームの実力が拮抗してきているので、ポイントの開きがなくなってきたんですよね。最近の解説でもキルポイントにも触れているんですが、今後『PUBG』のグローバルルールが決まったとき、そのルールって必ず何かしら変わると思うんです。このまま続くというのはちょっと考えづらいので、大きく変わったルールに適応できるチームとできないチームが出てくると思います。その時代に強くなっていくチームがどこなのか、僕はひとりで想像して楽しんでいるので(笑)、そこが現実になったとき、視聴者の方々にも楽しめるポイントになってくるんじゃないでしょうか」
PJSの次期リーグ開催については後日発表されるとのこと。新たな戦いの幕が上がるまで熱気を高めておこう。
■関連リンク
PUBG JAPAN SERIES
https://pubgleague.dmm.com/
DMM GAMES『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』
http://pubg.dmm.com/
【レポート】PUBG JAPAN SERIES βリーグ 2018
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