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【TGS2018】「PUBG JAPAN SERIES」Season1 Day1&2レポート 開幕戦から波乱が巻き起こるランキング展開に!


日本での『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(以下、『PUBG』)プロリーグ設立を目指し、DMM GAMESがこれまで「αリーグ」「βリーグ」と試験的に開催した「PUBG JAPAN SERIES」(以下、「PJS」)。8月19日に行われた「第二回 PUBG GIRL'S BATTLE」で、PJSが公式プロリーグとなったことを発表し、『PUBG』ファンの期待を大きく膨らませた。

そして9月22日と23日の2日間、記念すべきプロリーグ化の開幕戦が「東京ゲームショウ2018」(TGS2018)のPUBGブースを舞台に幕を開けた。当記事では、1部リーグである「Grade 1」の全20チームが熾烈な戦いを繰り広げたDay 1(Round 1~4)とDay 2(Round 5~8)をレポートにてお届けしよう。

なお、「PJS」のプロリーグ化にあたってルールが変更されており、“最後まで生き残った(ドン勝)したチームこそがもっとも名誉がある”というモットーに加え、国際大会である「PUBG GLOBAL INVITATIONAL」のルールに基づき、キルポイントが5ポイントから15ポイントに引き上げられた。

これにより、ドン勝を取るための堅実な立ち回りだけではなく、積極的なキルムーブという戦略性が増えたため、より白熱した試合展開が見られることにも期待が持てるかたちとなった。

また、これまでの「PJS」では、1試合目にFPP(一人称視点)、2・3試合目はTPP(三人称視点)で進行していたが、今回から孤島マップの「Eragel」と砂漠マップの「Miramar」それぞれでFPPとTPPを2試合ずつ、計4試合に増えたため、各選手にはより高い集中力とモチベーションを求められる方針となった。

【Day 1 Round 1~4】王者の貫禄を見せつけた……と思いきや?!


1試合目(FPP/「Miramar」)は、「PJS」α・βリーグで優勝を収めたCrest Gaming Xanaduが10キルを獲得したうえでドン勝。王者の貫禄を堂々と見せつけ、勢いそのままに連勝への期待も膨らむ中、これまでに多くのモストキル賞を獲得したCrazySam選手率いるSunsister Suicider'sが、2試合目(FPP/「Erangel」)の勝者に輝いた。

3試合目(TPP/「Miramar」)では、Sunsister Suicider'sが終盤戦まで生き残る中、「PJS」βリーグから頭角を現してきたZoo Gaming / Penguinが運を味方につけながら勝利。Day 1の最終戦となる4試合目(TPP/「Eragel」)の終盤戦ではPNG Fairy、PUBGRU Brave、PENTAGRAM Acri、SCARZが入り乱れる展開となったが、3人生存のPNG Fairyに軍配が上がった。

Round 1


SunSister Suicider's、Rascal Jester、Crest Gaming Xanaduの三つ巴で迎えた終盤戦。これまでの大会でも多く見られた組み合わせだけに、「PJS」の開幕戦にふさわしい展開となった

▲チームコメント「最後は3対3という状況になり、落ち着かなきゃいけない場面で味方が1キル取ってからの押し込みをしてくれました。これからもドン勝していくつもりなので応援よろしくお願いします!」

Round 2


▲Rascal JesterとSunsister Suicider'sにPENTAGRAM Reviveが交わるというかたちで迎えた終盤戦。CiNVe選手の経過な立ち回りとエイムが冴える

▲チームコメント「チーム自体の戦術は特に変えていません。キルポイントが15ポイントと大きくなりましたが、無理に取りに行っても順位のポイントが取れなくなってしまうので、戦うところは戦い、戦わないところはできるだけ戦わないという戦術を取っています」

Round 3


▲Zoo Gaming / Penguinに迎え撃たれたSCARZは、その惜しさに思わず笑みを浮かべる一面も

▲チームコメント「普段から敵と戦うムーブをしているので、撃ち合いはどのチームより強いと思います。味方を信じ、自分がやられてもいいという勢いで打ち合いをしてます。キルは取ってたんですが最初は順位が悪く、エンジンがかかってなかったんですけど、明日に向けて最後もドン勝を取れるようにがんばります」

Round 4


▲単身で生き残ったPUBGRU BraveのZ-E-B-R-A選手。スモークグレネードを炊きつつ木に身を潜めるが、3対1という圧倒的状況差には太刀打ちできず……

▲チームコメント「メンバーも最初は緊張していたんですが、試合を通してチーム全体で緊張をほぐすことができました。始まる前に『弱気にならない』ということを約束し、最終戦なので強気になりました」

Day 1リザルト

Round 1でドン勝を獲得し、Round 2~4までコンスタントにトップ8へ入賞、そして総計29キルという戦績を収めたCrest Gaming Xanaduが1位で通過。だが、Sunsister Suicider'sも50ポイント差で食らいついており、続くPNG Fairyも1位獲得の射程圏内に健在した状態でDay 1は閉幕した

【Day 2 Round 5~8】連続ドン勝による圧倒的な大差をつけた第二戦!


前日のRound 3~4で健闘を見せたSCARZが、ついにドン勝を手にしたがRound 5(FPP/「Miramar」)。これを黙って見過ごさなかったのはSunSister Suicider'sだ。

なんとRound 6(FPP/「Erangel」)とRound 7(TPP/「Miramar」)で2連続ドン勝という大快挙と大波乱を見せつけた。そんな中で迎えたRound 8(TPP/「Erangel」)では、Round 1~2とRound 6にてトップ3に入賞していたRascal Jesterが計18キルで勝利を手中に収め、ランキング上位への入賞を目指す猛追をかけた。

Round 5


▲市街地での銃撃戦。DetonatioN GamingがCrest Gaming Xanaduを蹴散らす中、安全地帯内を陣取っていたSCRAZに軍配が上がった

▲チームコメント「Day1ではドン勝が取れそうで取れないというシーンが多かったので、勝てて素直に嬉しいです。リザルトの順位が2位だという思いが強くなると甘えが出ちゃうので、気を引き締めてやっていきたいと思います」

Round 6


野良連合Grim Reaperと一騎打ちを迎えたSunSister Suicider'sだが、スモークを見切って投擲したグレネードが見事にキルへと繋がった

▲チームコメント「Round 4があまりいい結果ではなかったので、ここでドン勝を取れて嬉しいです。しっかりやることをやっておけばドン勝はいけるなと思ってました。治療をしなきゃいけない状況なんだろうなと思い、スモークの中に隠れている確率が高かったので、そこに投げ込むことで崩せるのではないかと考えて詰めました」

Round 7


▲1対3という不利な状況下でも懸命にダウンを決めるPENTAGRAM Acriのtimatin選手だったが、最後は惜しくも蜂の巣に……

▲2連ドン勝という快進撃を見せたSunSister Suicider's。CrazySam選手は「めちゃくちゃ嬉しく、このチームメイトで本当に良かったと思います」と、信頼感と連携力の高さを表した

Round 8


▲PNG Fairyの各選手をダウンから確実にキルしていくRascal Jester。アグレッシブな攻めが功を奏した

▲チームコメント「最後の試合は強気にいこうと決めたのが結果につながったと思うので、これからは焦らず、ミスも少ないようにしながら慎重にいきます」

Round 1~8 リザルト


Day 1での健闘に続き、2連続ドン勝を決めたSunsister Suicider'sがトップに躍り出るという逆転劇となったDay 2。3000超えというスコアを叩き出したことにより、Crest Gaming Xanadu、Rascal Jesterと500ポイント以上の差をつけ、幸先の良いスタートとなった。

しかし、トップ3以下のZoo Gaming / PenguinやV3 FOXもキル数が40を超えていることから、積極的なキルムーブを活かしながらドン勝や上位入賞でのランキングポイントを獲得することで、じわじわと順位を上げられる可能性も十分に残されている。

最終戦となるDay 6(11月10日開催)を迎えるまでの1カ月半、国内トップチームによる残り16試合を一戦一戦、見逃さずに注目していきたい。

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■関連リンク
PUBG JAPAN SERIES
https://pubgleague.dmm.com/
DMM GAMES『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』
http://pubg.dmm.com/

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