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【TGS2018】『LoL』出張ステージ「GGTV」&インフルエンサー招待パーティー「PRIME TIME NIGHT」レポート

大盛況だった「東京ゲームショウ2018」(TGS 2018)。ALIENWARE ZONE読者の皆様もゲームしたり、会場からの配信を眺めたり、ゲームしたりと、大いにゲーム漬けの三連休を満喫されたことと思う。『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のイベントがあると聞いた筆者もまた、TGSとその後のスペシャルパーティーで『LoL』漬けになる連休を送ってきた。華やかなステージと、気になる今後の『LoL』国内展開について、さっそくレポートしたい。

TGS2018 『リーグ・オブ・レジェンド』GGTVステージ

今年8月半ばより始動した『LoL』公式番組「GGTV」。配信者からタレント、全くの初心者からベテランまで、さまざまなプレイヤー10名を集めて全5回で『LoL』を遊び楽しむ様子を届けてきたこの番組の第4回が、「TGS 2018」一般公開日のTwitchブースに登場した。

今回行われたのは、出演者らのチーム「ある意味チャレンジャー」と「イグナイト」の初顔合わせだが……その内容はなんと「ジェンガ」!? ステージ上で繰り広げられた熱い戦いの様子は配信アーカイブから確認されたい。

▲ステージプログラム終了後は「ある意味チャレンジャー」チームメンバーによるTwitch配信も。以前の番組で対戦したチーム「Riot Games」へと再び挑む

▲Twitchブースに隣接した「HyperX」ブースでは、北米の『LoL』プロであるSneaky選手・Doublelift選手がフューチャーされていた

インフルエンサー招待パーティー「PRIME TIME NIGHT」

「TGS 2018」の興奮冷めやらぬ中、近くの会場で行われたのが「PRIME TIME NIGHT」――『LoL』運営日本法人ライアットゲームズによる、日本のインフルエンサーを対象とした招待パーティーである。筆者も招待いただき、2時間にわたるスペシャルパーティーに参加してきた。

招待されたインフルエンサーは配信者、プロ選手、コミュニティ大会運営、イラストレーター、コスプレイヤー、ファンサイト運営者など多彩な顔ぶれ。さらにライアットゲームズ関係者としてライアター(社員)らや公式番組出演者も参加しており、『LoL』ファンであるインフルエンサーたちとの交流が大いに行われた。

▲パーティーのMCはeyes氏・Revol氏・katsudion氏の3名という、日本公式リーグ「LJL」ファンからすると豪華さが隠しきれない布陣

▲パーティーの冒頭ではライアットゲームズの社長/CEOである小宮山真司氏が出席者に向けて挨拶。「今ここにいるのは『LoL』を好きな人だけなので、存分に楽しみつながりを作ってほしい」と、インフルエンサー間の交流をうながしていた
 
▲『LoL』チャンピオンが携える武器防具を模した小道具が用意され、参加者らが記念撮影を楽しんだ。奥の黒背景がかかったスペースでは宣伝素材写真撮影が行われ、プロのカメラマンがしっかりとしたポートレート写真を撮ってくれる

▲ステージ横に用意された1v1プレイスペースでは、参加者が『LoL』をプレイ。しかもMCであるキャスターたちがリアルタイムで解説を務めるというぜいたくさ。「Clash」でチームメンバーだったケイン・コスギさんと石井プロが火花をちらした

▲○×クイズ大会。ゲームパラメータから「LJL」関連まで質問はかなりマニアックだが「インフルエンサーなら答えられますよね?」とMCから挑発が飛ぶ。賞品はマグカップなどのグッズで、世界大会プレイインステージ開催スタジオとなるソウルの「LoL PARK」のオープン記念品ボールペンも

すでに発表されていた「リーグ・オブ・レジェンド パートナープログラム」の説明も会場で改めて行われた。動画コンテンツ制作者が申し込み、条件を満たせばコンテンツの先行体験権や視聴者への配布プレゼントなどが入手できる取り組みで、世界中の地域で展開が始まっている。また韓国で開催される今年の世界大会「World Championship 2018」にともなう日本独自イベント「Road to Worlds」の予告動画も先行して公開された。

ライアットゲームズが語る『LoL』コミュニティの今後

このように『LoL』ファン垂涎の楽しいイベントが数多く繰り広げられた「PRIME TIME NIGHT」。参加者への招待連絡のみで、事前の告知なく、関係者以外からはまるで突然開催されたようにも見えたこのイベントだが、ライアットゲームズは何を考えて開催したのだろうか? ライアットゲームズ コミュニティ・プログラム・スペシャリストのLotan氏に、イベント開催の意図や今後の展開についてお聞きした。

――「PRIME TIME NIGHT」のコンセプトをお聞かせください。ライアットゲームズはどういう意図でこのパーティーを開催したのでしょうか?

Lotan氏:今回の「PRIME TIME NIGHT」はLoLのコミュニティで活動しているインフルエンサーの方をお呼びしてこれまでの活動に感謝すると共に、先日発表された「LoLパートナープログラム」を改めて紹介させていただきながら、交流を深める機会を設けさせていただくという趣旨のもとに開催いたいました。

――招待者はどのような基準で選ばれたのでしょうか? コミュニティではアカウントの名誉レベルが関係するとも言われていました。ライアットゲームズが考えるインフルエンサーの基準とはどのようなものなのでしょうか。

Lotan氏:「LoLパートナープログラム」ではストリーマーや動画製作者が対象となっていますが、インフルエンサーは彼らだけに留まらず、イラストレーター、コスプレイヤー、イベントオーガナイザーなど、さまざまな方がいらっしゃいます。今回はそれぞれの分野で特に貢献していただいている方をお呼びしました。名誉レベルは直接的な理由ではありませんが、私たちのゲームにおけるインフルエンサーはゲームプレイ、そして一緒にプレイするプレイヤーに対してポジティブな影響を与えてくれる方が望ましいと考えています。会場やスケジュールなどの都合もあり全てのインフルエンサーをお呼びする事は出来ませんでしたが、好評でしたのでまた別の機会も今後検討したいと思います。

――本格的なプロフィール写真を撮影してもらえる宣材写真撮影は、どのような意図で行われたのでしょうか?

Lotan氏:宣材写真撮影はインフルエンサーのみなさんが活動していくうえで便利に使っていただけるようなしっかりとしたプロフィール写真をご提供したいと考え、今回企画させていただきました。またプロフィール写真を必要とされていない方々にも、普段の写真撮影とは違った体験を楽しんでいただけたと思います。

▲パーティー中はライアットゲームズの社員に気軽に話しかけることもできた。同じ『LoL』を愛するプレイヤーという根っこはインフルエンサーも社員も変わることはない

――パートナープログラム認定インフルエンサーに特典を与える狙いは何でしょうか。

Lotan氏:パートナープログラムの特典は、インフルエンサーのみなさんの様々なコンテンツを支援するツールとして活用いただけると考えています。多くのファンに素晴らしいコンテンツを届け、『LoL』の楽しさを今よりもさらに広げてもらうため、インフルエンサーのみなさんにはご協力賜りたいと思っています。

――パートナープログラムは現在動画配信者のみが対象になっていますが、他のコンテンツクリエイター(イラストやファンサイト運営等)については今後何か期待できるでしょうか?

Lotan氏:はい、日本はストリーマーや動画製作者以外にも様々なコンテンツクリエイターがいらっしゃいます。彼らをサポートするにあたって必ずしもストリーマーの方と同じ形で行うことは最善ではなく、どうすればより彼らのニーズにそった形でサポートできるかを現在検討中です。

――パートナープログラムには北米では7万5000件以上、オセアニアでは300件ほどの応募があったと聞きます。日本での応募状況はいかがでしょうか。

Lotan氏:日本でも500件近い申し込みがありました。これはストリーマーや動画製作者だけでなく様々なジャンルで活動されているクリエイターの方が含まれています。

――インフルエンサーとの取り組みについて、日本地域独自の動きはありえますか?

Lotan氏:もちろんです。日本独自の文化もあると思いますので、それを考慮しつつ、積極的に貢献していきたいと考えております。また、日本サーバーを盛り上げていくために、インフルエンサーのみなさんが日本独自のプロモーションにより積極的に参加しやすくなるような仕組みも作れたらと考えています。

――「PRIME TIME NIGHT」は今後も継続的に開催しますか?

Lotan氏:今回のような規模での実施は年に1~2回かもしれませんが、より小規模な形で継続的に実施していきたいと考えています。

――ライアットゲームズが考える、運営とコミュニティのコミュニケーションの今後について教えてください。

Lotan氏:サーバーの規模を拡大していくためには、コミュニティの方々のご協力は欠かせません。これまでコミュニティのみなさんとは十分なコミュニケーションが取れていたとは言えず、今後はみなさんとの接点を増やし、より積極的にコミュニケーションを取って行きたいと考えています。私たちだけではできないことがたくさんあります。これからもぜひコミュニティのみなさんにご支援いただけるとうれしいです。

▲受付では「PRIME TIME NIGHT」ロゴ入りのキャップとパーカー、缶バッジ、シールを参加者に配っていた。「スーパースター ドレイヴン」が繰り出す斧マイクのシンボルを見かけたらインフルエンサーと思え! 「パルスファイア ツイステッド・フェイト」のスキンコードも配布され、スキンコードをさっそく視聴者プレゼントに使った参加者もいたようだ


2016年3月にサービスを開始し、3年目に突入した『LoL』日本展開。当初のライアットゲームズは、北米サーバーからプレイを継続する古参プレイヤーの目にかなうサービス体制を整えることに注力していたように見えた。しかし今年に入ってからは、公式プロリーグ「LJL」の観客有りオフラインスタジオの整備、新規プレイヤー向け番組の配信といった「ゲームとプレイヤーの距離を近くする」ための施策に力を入れ続けている。

この「PRIME TIME NIGHT」は触媒であり、さまざまな種類のインフルエンサーたちを横断的に結びつけることで、日本国内での『LoL』を多種多様に盛り上げていきたいというライアットゲームズの意気込みを筆者は感じた。今後の『LoL』の盛り上がりに際しては、関わっているインフルエンサーにも注目していきたい。

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■関連リンク
リーグ・オブ・レジェンド
https://jp.leagueoflegends.com/ja/
リーグ・オブ・レジェンド 公式Twitter
https://twitter.com/LoLJPOfficial
RiotGamesJP Twitch配信アーカイブ
https://www.twitch.tv/riotgamesjp/videos/all
GGTV(YouTube録画アーカイブ)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL1Svd0kQh03udglVj9O6hAeCUw5Ezp8Ai
リーグ・オブ・レジェンド パートナープログラム
https://partners.leagueoflegends.com/ja_JP/
2018 World Championship 総合案内
https://jp.lolesports.com/news/2018-worlds-preview
Worlds 2018: MEET THE TEAMS(チーム紹介)
https://jp.leagueoflegends.com/ja/featured/worlds-2018-meet-the-teams
日本限定イベント「Road to Worlds」
https://jp.leagueoflegends.com/ja/page/jp-road-to-worlds-2018
公式観戦プラットフォーム「LoL Esports」
https://watch.na.lolesports.com/

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