HARDWARE PC周辺機器情報をいち早くお届けします!
格ゲーに必須!HORIのアケコン「リアルアーケードPro.V サイレント HAYABUSA」を試してみた!【アケコンレビュー】
前回の「STREET FIGHTER V Arcade FightStick Tounament Edition 2+」(以下TE2+)に引き続き、アーケードコントローラーのレビューをしてみたいと思います。今回は、アーケードコントローラーの老舗であるHORIの「リアルアーケードPro.V サイレント HAYABUSA for PlayStation4/PlayStation3/PC」(以下、HAYABUSA)を使ってみました。かくいう私もPS3時代からアーケードPro.を使っている身なので、興味津々です。
今回お借りしたHAYABUSAは、製品名にサイレントと銘打たれているだけあり、静音設計のアケコンです。深夜に遊んでいると、ゲームの音はヘッドホンなどで対応したとしても、打鍵によって結構な音が発生してしまうものです。仕事柄深夜しか遊べないユーザーもいるので、この静音設計はありがたいです。
HAYABUSAのコンパネ。結構な大きさで、黒とシルバーのカラーリングが渋いです
HAYABUSAは、これまた名前にある通り、PS3とPS4、PCに対応しています。前回のTE2+は基本的にPS3とPS4用だったので、TE2+よりPCへの導入がしやすくなっています。ただ、メーカーの対応OSを確認すると、Windows8.1/8/7/Vistaとなっており、Windows 10には対応がうたわれてませんが、実際に筆者が使用したところ、問題なく使うことができました。
価格はメーカー希望小売価格で1万7800円(税抜)とそこそこの値段です。最上位モデルが3万2800円(税抜)なので、コスト的にはかなり魅力的です。最上位モデルとの違いは、コンパネが開いて、ボタンやレバーの交換が容易にできるメンテナンス性の高さ。まあ普通に使っていればめったに壊れるものではないので、HAYABUSAでも十分な機能です。
ボタンやレバーは、新開発した“ボタンユニット(HAYABUSA)”と“スティックレバーユニット(HAYABUSA)”を使用しています。ボタンは従来品よりも厚みが薄く、戻りも早くて連射に向いています。レバーもVカットハウジングカム構造により、滑らかな操作を実現。ボタンの戻りが早くなったと書きましたが、実際にプレイしてみた結果、多少良い感じに押せているかな?というくらいで、プレイに影響がでるほどでは無いようです。もしかしたら百裂脚が0.03秒くらい早めに出せているかもしれません。
レバーも安定感があり、コマンド入力もしやすくなっています。
ボタンは8つ用意されています。左のふたつがやや下についていて、親指での操作に適した配置になっています。ボタン自体も薄くなっているうえ、戻りが早いので、小気味よく連打ができます
レバーも滑らかに動きます。長さも程よく、いろいろな持ち方をしてもしっくりきます
背面にはケーブルが収納できるようになっています
そして肝心の静音性ですが、こちらは明らかに静かになっているのがわかります。比較対象がない、初めて購入する人にとっては、この音が静かになった感を享受できないかもしれません。しかし夜中に遊んでいても、隣室で寝ている同居人を起こすこともなさそうです。
本体サイズはアケコンとしてはかなり大きめです。それだけ安定感はあるのですが、持ち運びしやすいとは言い難いサイズです。重さも約2.2kgと重めです。安定感と持ち運びやすさはトレードオフになるので仕方ないところです。
テーブルの上でプレイしてみましたが、さすがの安定感でした。静音性だけでなく、レバーやボタン操作も、アーケードマシンのコントローラーと比べても遜色なく使えます。
背面のすべり止めは、四ヶ所のゴム足でまかなっています。テーブルでは問題ないですが、膝置きしてしまうと背面の鉄板が滑りやすくなってしまうこともあります。何か滑り止めを貼り付けたほうが安定すると思われます。
PS3やPS4での利用もできるので、一応そちらの確認もしておきます。SHAREボタンやR3/L3ボタン、PSボタンなどは、本体の右サイドに搭載されています。格闘ゲームでは使用頻度の低いボタン類なので、対戦中に余計なボタンを押さなくて済むようになっています。OPTIONボタンはコンパネ上にあるのですが、少し離れているので押しミスは少なそうです。
また、連射切り替えスイッチやハードウェア切り替えスイッチなども、この右側面に配置されています。
背面には滑り止めのゴム足が四ヶ所あります。膝置きではちょっと滑ってしまいます
右側の側面に、SHAREボタンやPSボタンなどが配置してあります
レバーを方向キーや左右のスティックに切り替えたり、アサインモードに切り替えたり、連射の速度やホールド機能を使ったり、使用するハードの種類を切り替えたりするスイッチも、右側面にあります
連射の切り替えをするTURBOボタンに、左右スティックを押し込むことで操作するL3、R3ボタン、PSボタンも右側面に配置
OPTIONボタンはコンパネ上にあります。うっかり触ってポーズがかからないように、ちょっと離れた位置にあります
さらに右奥の側面にはPS4用のタッチパッドも搭載しています。アケコンでタッチパッドが必要なゲームをプレイすることはあまりないかもしれませんが、PS4対応を謳っている以上、あって然るべき存在かと。
PS4で必要なタッチパッドはケーブルが収納されるケースの横、ちょうど背面となる側面に配置してあります
格闘ゲームをはじめ、シューティングなど、さまざまなアーケードゲームタイトルで遊ぶのに適したコントローラーです。PS4とも兼用できるので、値段以上に利用価値はあります。格闘ゲームを極めるならぜひお試しを。
■関連リンク
ホリ
http://www.hori.jp/
「リアルアーケードPro.V サイレント HAYABUSA for PlayStation4/PlayStation3/PC」製品ページ
http://www.hori.jp/products/p4/p4_rap_vh2/
KEYWORD
MEMBERS ONLY 独自視点の記事やお得なキャンペーン記事など配信
HARDWARE RANKING ハードウェアの人気記事ランキング!
-
PS5で全ゲーム対応!ゲーミングコンバーター「Besavior DS50MAX」発売
-
ゲーミングPCにWindows 11をインストールしてみた。ゲーマーにとってのメリット・デメリットとアップデートすべきタイミングは?【Alienwareマニアックス第4回】
-
「Alienware Command Center」でAlienwareの隠されたパフォーマンスを引き出そう!【Alienwareマニアックス Vol.3】
-
ゲーミングPCの起動ディスクをHDDからM.2 SSDに移行しよう【Alienwareマニアックス Vol.2】
-
ゲーミングPCをコントローラーで遊び尽くそう!【Alienwareマニアックス vol.5】